アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

久保田万太郎の履歴書 

2019年05月30日 | 


生まれ育った東京・浅草を愛し、
描き続けた小説家、劇作家、俳人の
久保田万太郎(1889~1963年)。
その久保田を〈名前すらも知らなかった〉
イラストレーターが、
久保田の自伝的文章「私の履歴書」などを
 もとに再編集、絵をつけた。
 
久保田万太郎の履歴書
著:久保田万太郎
絵・編:大高郁子 
出版:河出書房新社
発売日:2018年2月22日
定価:2,000円+税
 
久保田万太郎のことが判る本が!
しかもキャワイイイラスト付きで!
っていっても、
劇作家“という事しか知らず…。
どんな作品を書いたのかも知らず…。
おいおい。
 
ホホォ、俳人でもあったんだねぇ。
履歴書だけに、
生まれ、住居、生活、学歴etc
色んなものがてんこ盛りぃい。
しかもイラストがあるもんだから、
雰囲気も手に取る様に判っちゃうヨ。
著名人の名前も次々と出て来るヨ。
 
文学が好きで、芝居が好きで、
色んな人達に囲まれて、
小説戯曲も発表して…。
スランプに陥ったりもして…。
家族や友人の死も重なって…。
演劇に没頭して、教師になって、
お嫁さんをもらって、子供が出来て…。
 
大正12年の関東大震災。
焼け出された後の3年間
家族3人での生活は充実そのもの。
バリバリ書いた!
精神的にも強くなった!
そんな時、盟友が次々とあの世へ…。
芥川龍之介も…。
 
文学に閉じ込められるのが怖くなって、
俗世間へ戻って放送の仕事に。
女遊びもやってみたり…。
そうして妻が自殺…。
親友との絶交…。
なんやかやあって
岸田國士、岩田豊雄
文学座を作った!!
 
なな…なんかスゴイわぁあああ。
両親や子供と仲良く出来ないぃい
58歳で33歳の女性と再婚したぁ。
日本芸術院会員になったぁ。
ドンドン肩書が増えて、
仕事が順調なのに、
家庭はイマイチ不調…。
暗いわ…ぁ。
 
エエ!これって
日経の“私の履歴書”
載ったんだって!!
昭和32年!
そんな昔から存在してたのかぁああ!
 
息子が37歳でこの世を去って…
愛猫も死んで…
愛人宅へ転がり込んで…。
文化勲章を貰ったぁあ。
 
愛人が死亡。
その約5ヶ月後、
握り寿司の赤貝を誤嚥して死亡。
享年73歳。
従三位勲一等に叙される。
 
グワァアアアア!!
人生がまるっと
小説になっちゃうよぉお!! 
 


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