NHK-BShi『華麗なるメトロポリタンオペラ』(4夜連続)
*第1夜:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 ( ワーグナー )
~2009年10月11日(日)午後8時→翌:午前0時34分
*第2夜:歌劇「ボエーム」( プッチーニ )
~2009年10月12日(月)午後10時→翌:午前0時33分
*第3夜:歌劇「マノン・レスコー」( プッチーニ )
~2009年10月13日(火)午後10時→翌:午前0時49分
*第4夜:歌劇「ピーター・グライムズ」 ( ブリテン )
~2009年10月14日(水)午後10時→翌:午前0時56分
<mimifukuから、一言。> *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2010年 3月放送分。 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2010年 2月放送分。 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2008年10月放送分。
3年連続でNHK-BSハイビジョンで放送されるメトロポリタン・オペラ。
・2008年10月:「ロメオとジュリエット」、「ヘンゼルとグレーテル」、「連帯の娘」他
・2007年 6月:「魔笛」、「エフゲニー・オネーゲン」、「清教徒」他
今年も昨年同様に2007年~2008年のシーズンから4曲を紹介。
メトロポリタン・オペラでは近年<ライブ・ビューイング>として企画を敢行。
オペラを衛星生放送で楽しもうとの企画らしいのですが詳細は分かりません。
また松竹では映画館でのロードショーを毎年上映しています。
NHK-BShiで3年連続で放送されるMETオペラ特集番組も、
そうしたメトロポリタン歌劇場の企画作品を録画で紹介。
今年も贅沢なラインナップで贈る4日間。
特にお薦めは初心者向け定番の、
第2夜:「ラ・ボエーム」。
パバロッティとフレーニの名演・名盤が有名ですが、
今回は、
ヴァルガスとゲオルギューの当代人気コンビ。
~アラーニャが見たかったけれど。
演出は作品のためなら予算も度外視?の巨匠:フランコ・ゼッフィレッリ。
面白くない理由がありません。
そして通好みのようで“今回の目玉”が、
第4夜:『ピーター・グライムズ』。
20世紀で最も評価された作曲家の一人:ベンジャミン・ブリテンの傑作オペラ。
テレビの予告編で流れた映像を見てミュージカル?
と思って調べてみたら演出がトニー賞を受賞したジョン・ドイル。
実は初めて聴く曲だけに個人的に期待が高いです。
第1夜:『トリスタンとイゾルデ』は、
強烈なドラマティック・ソプラノが要求されるシンボル的な大曲。
今回イゾルデに挑戦するのは人気の高い:デボラ・ヴォイト。
ラストの絶唱に向かい一気に音楽が進行します。
長時間演じられる大曲は鑑賞する方も猛烈なエネルギーを必要としますが、
ワーグナーの作品の中で最も人気の高い曲のひとつです。
~この曲についてのビルギット・ニルソンは罪作りな歌手だと思います。
~真剣に対峙すると疲れる曲なので前奏曲と最後の30分だけでもご覧ください。
第3夜:『マノン・レスコー』。
この曲もこれまで縁がなく全曲を鑑賞するのは初めて。
プッチーニの悲劇的なメロ・ドラマは奥様向け?
初体験に今からワクワクします。
<放送の記録:ブログ内関連リンク>
*華麗なるメトロポリタン・オペラ:2011年 2月放送分。
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110219
*華麗なるメトロポリタン・オペラ:2010年11月放送分。
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20101119
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100301
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100131
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20080921
~下記、NHKホームページより記事転載。
*第1夜:楽劇「トリスタンとイゾルデ」( ワーグナー )
前半 : 20時00分00秒~21時31分00秒
後半 : 21時33分17秒~翌00時34分00秒
4夜連続でニューヨークのメトロポリタンオペラの舞台を紹介するシリーズ。
第1夜はワーグナーの超大作「トリスタンとイゾルデ」。
毒薬と思い込み媚薬を飲んでしまった二人の
“禁じられた恋”を描いたこの作品は、
ワーグナー作品の中でもトップクラスの人気を誇る。
また同時にタイトルロール2人にかかる負担もまた圧倒的である。
今回もトリスタン役の歌手がキャンセル。
急きょベルリンからロバート・ディーン・スミスを呼んでの上演となった。
イゾルデ役はMETでイゾルデを歌うのはこれが最初となるデボラ・ヴォイト。
またメゾ・ソプラノ歌手のスーザン・グレイアムが幕間でインタビュアーを務め、
歌手の本音やキャスティング事情などめったに知ることのない、
裏方の世界を楽しく紹介してくれる。
トリスタン : ロバート・ディーン・スミス
イゾルデ : デボラ・ヴォイト
国王マルケ : マッティ・サルミネン
クルヴェナール : アイケ・ヴィルム・シュルテ
メロート : スティーヴン・ガートナー
ブランゲーネ : ミシェル・デ・ヤング
ほ か
合 唱 : メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽 : メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指 揮 : ジェームズ・レヴァイン
演出 : ディーター・ドルン
ご案内 : スーザン・グレイアム
*第2夜:歌劇「ボエーム」( プッチーニ )
前半 : 22時00分00秒~23時14分18秒
後半 : 23時16分18秒~翌00時33分00秒
数あるオペラ作品の中でも特に高い人気を誇る「ボエーム」。
今回は、現代最高のオペラ演出家の一人:フランコ・ゼッフィレルリによる、
豪華けんらんの舞台をお楽しみいただく。
ミミ役は人気ソプラノ、アンジェラ・ゲオルギウ。
持ち前の演技力で見る者を引き込む。
ロドルフォを演じるラモン・ヴァルガスの温かい歌唱にも、
ミミへ思いが表現されている。
歌の魅力もさることながら第2幕の舞台転換も圧巻。
観衆が2階建ての大がかりなセットで歌う様は、
メトロポリタン歌劇場ならではのものだろう。
ミミ : アンジェラ・ゲオルギウ
ロドルフォ : ラモン・ヴァルガス
ムゼッタ : アインホア・アルテタ
マルチェルロ : リュドヴィク・テジエ
コルリーネ : オレン・グラドゥス
ショナール : キン・ケルセン
ほ か
バレエ : メトロポリタン歌劇場バレエ
合 唱 : メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽 : メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指 揮 : ニコラ・ルイゾッティ
美術・演出 : フランコ・ゼッフィレルリ
ご案内 : ルネ・フレミング
*第3夜:歌劇「マノン・レスコー」( プッチーニ )
前半 : 22時00分00秒~23時44分08秒
後半 : 23時46分08秒~翌00時49分00秒
イタリアの巨匠プッチーニの歌劇「マノン・レスコー」。
美しいメロディが随所にあふれているこの作品は、
プッチーニの出世作とも言われている。
聴き所は様々だが、
なんといってもファム・ファタールの典型であるマノンを演じる。
カリタ・マッティラの情熱的な表現だろう。
ストーリー展開こそ完成度は高くないものの、
カリタ・マッティラとデ・グリュー役のマルチェルロ・ジョルダーニの、
情熱的な歌が胸を打つ。
ジーナ・ラピンスキーの演出も流刑地アメリカの荒野すら、
美しいと感じさせ見ものである。
マノン・レスコー : カリタ・マッティラ
レスコー : ドゥウェイン・クロフト
騎士レナート・デ・グリュー : マルチェルロ・ジョルダーニ
ジェロンテ・ディ・ラヴォワール : デール・トレーヴィス
エドモンド : ショーン・パニッカー
ほ か
バレエ : メトロポリタン歌劇場バレエ
合 唱 : メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽 : メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指 揮 : ジェームズ・レヴァイン
演出 : ジーナ・ラピンスキー
*第4夜:歌劇「ピーター・グライムズ」 ( ブリテン )
前半 : 22時00分00秒~23時05分25秒
後半 : 23時07分25秒~翌00時56分00秒
イギリスの作曲家:ベンジャミン・ブリテンの傑作オペラ。
イングランド東岸のとある架空の漁村を舞台に、
そこに住む住人と漁師の対立を軸にしながら、
貧困や児童虐待、故意と過失、博愛精神とエゴイズムといった、
抽象的で深刻なテーマを扱った作品。
タイトルロールはかなりの難役だが、
演じるアンソニー・ディーン・グリフィは、
自ら「この役をやるために生まれてきた」と言うほどのはまり役で、
グライムズになりきった熱演を見せている。
幕間にはソプラノ歌手ナタリー・デセイによる出演者へのインタビューのほか、
この作品が生まれるに至った経緯を、
ミニ・ドキュメンタリー形式で振り返る場面もある。
ピーター・グライムズ : アンソニー・ディーン・グリフィ
エレン・オーフォード : パトリシア・ラセット
ボルストロード : アントニー・マイケルズ・ムーア
セドリー夫人 : フェリシティー・パーマー
ネッド・キーン : テディ・タフ・ローズ
スウォロー : ジョン・デル・カルロ
ボブ・ボウルズ : グレッグ・フェダリー
ほ か
合 唱 : メトロポリタン歌劇場合唱団
管弦楽 : メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指 揮 : ドナルド・ランニクルズ
演 出 : ジョン・ドイル
ご案内 : ナタリー・デセイ