悩まない

　悩まない

　私が、小説が嫌いなのは、そういえば、登場人物が、つまらない問題で悩むのに、同意出来ないからであった。そういえば。

　そう思っているのは、私だけではなくて。主人公が全然悩まない、スレイヤーズという（シリーズ）の本がベストセラーになったりする。
　ライトノベルは、読めるのだけれどもなあ。
　多分、登場人物が、下らない（私基準）問題で、悩まないからだと思う。

　例え、私から見て、下らない問題で悩んでいるように見えても。その人（達）にとっては、それが真実の悩みである訳で、と思う。
　同意出来ないけれども。
　
　こういう事を指して、『この世界は、レベル１の人（達）と、レベル９９の人（達）とが、同居している世界』というのだろう、と思う。
　まあ、レベル１の人達にとっては、それが、重要な問題なのだと思う。
　レベル９９の人達には、同意出来なかったとしても。

（続き）
　『姑のせいで、私は、不幸を感じている』という人（達）に対して、どうやって、『その人の価値観で、間違った事は、誰もしていない』と言う事を、納得させるのさ。
　「無理だよ」って思う。

　「どこかに、悪い人がいる訳ではないのです」というのを、どうやったら、『旦那の給料が低い』とか言って、ブログに文句を書いている人（達）に対して、納得させるのさ。
　「無理だよ」って思う。

　「神は全てを含む集合体だから、悪魔の味方さえする」というのを、どうやったら、多数派の人達を納得させられるのか。
　多分、無理だと思うな。

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