民主党が忘れさっているような気がするので、ここで書いておくことにします。
「経済で重要なのは、キャッシュフロー(お金の流れ)である」と。国のキャッシュフロー全体がGDPな訳だけれども。貯金なんか、役に立たないと。みんなが貯金に励むと経済(GDP)が縮小するだけであると。
良く、年金制度が信頼出来ないといって、「その代わりに貯金で賄おう」と主張する人達がいますが。私は、貯金の方が信頼出来ません。「オレオレ詐欺(今は、振り込め詐欺という)に引っ掛かったら、終わりではないか」と。1000万貯金があったら、使ってしまいそうになるが。1000万の年金受給権は、使えないので、安全である。(ちなみに。65歳から80歳まで、月6.6万円の年金をもらえば、1160万円になります)
問題は、キャッシュフローである。だから、最低保証年金制度には、賛成であると。
「そのためには、消費税を上げないといけない(最低、5%とか)」とかいう人がいるが、あげれば、良いではないかと思う。消費税は、比例課税だが、年金は、定額給付なので。経済にとっては、良い制度なので。
大体、今、無年金高齢者が、どうしているのかと言えば。子どもに養ってもらったり、生活保護で賄ったりしているのである。子どもに養ってもらうのは、子どもに貧困の連鎖を押しつけるだけだし。生活保護は結局金は掛かっている訳だから、一緒だし。それに、神(?)の立場からすれば、「過去に過ち(年金を払わないという過ち)があったからと言って、現在不幸になることを当然とするのは、おかしい」という感じではないだろうか、ということで。
ちなみに。私のお勧めは、消費税率+7%で、収入比例税7%である。今、年金は、国民年金の1.4万円の定額納付と、収入に応じた15%(雇用主と被雇用者それぞれ、7.5%)なのだが。これを消費税+7%と、収入比例税7%(3.5%ずつの、雇用者と、被雇用者でも良いが)にしようではないか、ということで。(ついでに、すべての収入に対して、それを掛けるということで。今みたいに、正規社員と、非正規社員とかの区別なしに、ということで)
消費税で、年金をすべて賄うことの欠点は、国内で稼いで、海外でお金を使う人は、年金にただ乗りではないか、と思えるからである。だから、半分づつぐらいかな、ということで。で、今の年金制度みたいに、収入比例分の、最高限度額(これ以上は、払わなくて良いよという額)を設けないということで。
まあ、そんな所のお話なのでした。
(そしたら、企業の払う税金等の額が減るというのは、重要な問題でないように思われます。スウェーデンなんて、企業等の法人の払う税金の額なんて、タダみたいなものだし。「そんなことばっかり言っていると、企業が海外に逃げてしまうよ」という人もいるでしょうね。別に、それが本当の事かどうかは分からないが)