言語化能力
ここまで、好き勝手な事を書いてきたけれども。ふと、思った事は、「これだけの事を書ける言語化能力って、すごいのでは」ということである。
英会話出来る人は、いくらでもいるけれども。英語で書かれた新聞を読んで、アメリカ経済について、語れる人は、少ない(きわめてまれ)という事実である。
よくいるよね。『私怒っていないから』とか言いながら、怒っている人。
『自由意志、タラレバ娘』で引っかかってくるサイトで、『彼女を自動補充していくモテ男・女たらしどもが「結婚したい!」と思って結婚した相手が、「自分の考えを自分の言葉ではっきり伝えることができる人」だったこと。』と後、『あとどっちも「仕事をきちんとしている」という点も評価しており』と書いてあった。
で、このモテ男は、(そのモテ男が)振った女性の何が気に入らなかったかと言うと、『つきあって、2~3年目ぐらいに会うとイライラし始めた。何に怒っているのか聞いても答えてくれない。後から、言われたのは、「結婚してくれ」と言わないことに怒っていたらしいと。そんなこと言われなきゃ分からないよ』という話を書いていました。
仕事の愚痴を言って。『だから、私の事を養って』と暗に言ってくる人って、うっとうしいですよね。多分。
で、多分、言語化能力のない人もうっとうしい。『何に、怒っているのか、説明してくれ(言語化してくれ)』となる。言語化したら、怒りの、8割か、9割ほどは収まる。自分の思っている事を、文章化していくうちに、怒りの8割か9割ほどは収まると思う。自分が何に対して怒っているかが分かるからだと思う。
ちなみに。“言語化能力”で検索したら。『子供は、親に色々学校の事とか、話すでしょう。それを、親が、うんうんと言って聞いて上げる事で高まる』と書いていました。で、『母子家庭とか、親が不在だとかで、それが出来ない家が増えている』とも書かれていました。
教育って、難しいなあと思う。能力って、目に見える所だけではないのだなあ、と思う。言語化能力って、生きていく上で重要だと思う。同じ事を語るのでも、言い方あるもの。単純な、コミュニケーション、会話力の問題ではなくて。会話力なら、英会話出来る人なんて、いっぱいいる。でも、英語で書かれた文章を読んで、経済の問題に語れる人は、めったにいない。つまり、思った事を言語化して、人に伝えられる人は、滅多にいない、ということだと思う。単なる、会話を出来る人は、多分、いっぱいいるのだろうけれども、と。
自分の思っている事を、(社会的に)主張出来る能力って、大事だと思う。
それが出来る男性は、『(母子家庭には支給されるのに)父子家庭に、手当が支給されないのはおかしい』と主張出来る。それが出来ない女性は、『保育所落ちた日本死ね』とか言って、保育所整備出来ない事の何が問題なのかについて、男性に対して納得のいく説明が出来ない。