一秒後の未来、千年後の未来。

2019-11-06 21:33:49 | Weblog

きっと我々はみんな

一秒につき一秒分だけ進むタイムマシーンであるこの「身体」という精巧なマシーンに乗って

世界という大海原を行く旅人のようなものなのだ。

(つまり我々の実体は”魂”である。)


僕はふと、千年後の未来を思う。

たった百年後ですら、今オトナとして生きてる人は全員この世にいない。

何しろ、今年生まれた赤ちゃんが100歳なのだ、百年後には。

千年後・・・・となると一体、世界はどんな風になっているのであろう。

(えーっと、今年生まれた赤ちゃんは、1000歳だな。)

しかし、今はありえないような気がしたとしても・・・・千年経てば確実に千年後の世界は訪れるのだ。

千年前の人たちは、千年後に世界が実際にあって、そしてその千年後の人間が

さらにその千年後を夢想していることなど、知るよしもない。


エントロピー理論的には世界は悪くなっていっている・・・のだが、

でも実は僕はそう思っていない。

世界は少しずつ、良くなっていっているハズである。

何故かと言うと、

「生命体」というものは、そもそも反エントロピー的な性質を持つから。

我々の存在そのものが、エントロピー的な世界を少しずつ、壊しているのです。


今現在の世界は「反動」みたいな形で

保護主義者とか、歴史修正主義者とか、保守的な差別主義者とかが

勢いよく台頭しているように見えるけど

(一番わかりやすいのは、トランプはオバマに対しての反動的存在だ、ということ)、

こんなのはいっときのこと。

きっと世界はまた、良い方向へむかう、と僕は楽天的に思っている。

ああ、もちろん、間違ったことには間違ってると言わなきゃならないし、

ちゃんと意思表示するために選挙はもちろん、デモとかにだって出掛ける。

そういうことは必要なのだけれど、

そういうことは全部無駄ではない。


僕はそう思います。


それにしても「世界」っていうところは

ものすごく進化しているように見えるけど全然進化していなかったりも、するよね。


前にも言ったけど、

クルマが、未だに化石燃料で走ってるのは驚きだ。

ハイブリッド車は、あるにせよ。あんなの、チャチなオモチャだぜ、過渡期の。

そして原子力は未だに、完全に制御し切れていない。

核廃棄物の問題はまったく解決の糸口すら見えてない。

メルトダウンした原子炉を、廃炉にすら出来てないのだから何をかいわんや。

エネルギー問題は本当に難しい。

こと「エネルギー」となると、あのやっかいな「エントロピー理論」が物を言い出すから。

エントロピーって結局はエネルギーの法則なのだ。


世界を「エネルギー」という観点で見る。そういうのって、徒労、と言うか。

少なくとも僕は嫌いだ、そういうの。

経済効率が世界のすべて・・・・みたいなのって、本当にセンスが悪い。

そうんな風にだけは、生きたくない。


一秒につき一秒分だけ進む、この「身体」というタイムマシーンに乗って我々が

この現世界を旅出来るのは、たった数十年(長くても百年前後)の間だけ・・・・なのであるからして。









この一秒一秒を、もっと大事に生きたい。

心からそう思う。

・・・すぐ忘れっちまうけど。







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