十月に。

2016-10-16 18:11:42 | Weblog

どう頑張ってもどうにもならないことはどうにもならないので

そのことについて

いくら考え続けてもしょうがないのだし、

我々に出来るのはただ

目の前に現れる障害物を、その時々の最善を尽くして乗り越え、

兎に角も兎に角も

前に進むこと、それだけなのだ。


悲しみながら生きることも出来るし

嘆きながら生きることも出来る。

でもある程度振り切っていかないと

泥沼に足を取られるみたいにして、動けなくなってしまう。


我々は「動物」であるので

動けるうちは動くことがとても重要な「テーゼ」なのだ。


動く、動く、動く。


考えるのは後ですればいいし、

今、動かないと逃がしてしまう物事・・・というのはとても多い。

「動いた」結果、逃してしまった、としても

それは、いいのだ。


動くことにこそ意義は、あるのであって、

「結果」ではない。


そんな風に物思う十月という季節、

君に会いに行ったのに君はいないのだ。

承知の上だった、とは言え

虚無感と喪失感と厭世感とエントロピーは

否応が上にも増大する。


ああ、でもね、バイクは直ったんだ。

何事もなかったかのように帰って来たんだよバイクの奴。

それと懐かしいギターも手元に戻ってきた。


離れてゆくのも何かの縁で、

戻って来るのも何かの縁だろう。

我々は何ひとつ「所有」など出来ていないのだ、と思うとき

それでも物欲なんか持てたら素敵だよな。











さよなら。来年、会えたらまた会おう。










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