あなたは、ワタシを、笑えない。
評価:=80点
このキャッチコピーでドキッとさせられた。別に自分が彼女みたいなわけじゃあないんだけどね。何だか人間って怖いものを感じる。そう思いこみっていうか、あまりの勘違いっていうか。
かっては高校で光輝いた時期が忘れられず、いまだにそんな自分を引きずっているというバツイチ女性。都会に出てそれなりの生活をしているわけだが・・・・。一応作家という事らしけど、別に著名作家ではなく実は売れないゴーストライター。
輝かしい一昔前とは違いある意味うらびれた現在である。にも関わららず、自分というものの状況をまったく把握していないと言っていい人物なのだ。
心の友はアルコールと愛犬
40歳前でキティちゃんTシャツに身を包み、飲んだくれている姿は何とも寂しいものさえ感じる。要するに、精神年齢はいまだ10代のままだとは驚き桃の木です。
そんなある日、そんな彼女に元彼バディから赤ちゃんが生まれたとのメール!それを見て衝動的に帰郷するメイビス。なんと彼女は、バディはいまでも運命の相手であり、再会すれば必ず自分のほうを向いてくれると信じていたのだった。
だらしない格好のメイビスが念入りにメークし始め、別人のように変身する姿は何とも凄い
バーで飲んでいるとかっての同級生マット・フリーハウフと遭遇。
バディの気持ちがいまだに自分にあると確信していると話すメイビスに、マットはそれはないと指摘するのだが、、、、。まったくその意見に取り合わないメイビスであった。一体彼女は何を持ってそう確信しているのか?このあたりが10代のままでタイムスリップしているのかもしれない。いつまでもそんな未熟な気持ちでいるということがどうも理解出来ないところも。
アイスに2Lのコーラがぶ飲みなんてまさにアンバランス。ましてや大人の雰囲気バリバリのシャーリーズ・セロンから想像出来ないキャラでありました。
元彼 バディにはあのパトリック・ウィルソン 今は善きパパ。そんな光輝いているわけではないが、地道にしっかり生きているという感じ。
何とかよりを戻そうとあの手この手で彼を口説き落としたいところだが、、、、、。
そんな彼女を心配しているのは、やはり持つべきものは父母。田舎に戻っても自宅に戻らない娘を心配するのは当然だろう。
周囲の故郷の人たちは逆にメイビスを蔑んだり憐れんだりするような目で見ていることにまったく気づかないのも何だか哀れさも感じてならない。結局バディのパーティに招かれたのもある理由があった。それはまさしく彼女の心を傷つけるような哀しいものであった。
結局は招かざる客だったのね。
ダサい仕事で生活をしてその土地の者同士での結婚なんてメイビスにとっては最も嫌悪感のある事だったのだが・・・・。彼らは逆にメイビスの生き方を羨んでいるものはないという事なんですね。
まさに何が幸せなのか?これって価値観の違い?それともメイビス自身に問題あり?
そういう意味ではマット・フリーハウフが一番の助言者だったわけです。
でも私ならこの人と絡みたくはありませんが(笑)
解説(allcinemaより)
「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督&ディアブロ・コディ脚本コンビが、シャーリーズ・セロンを主演に迎え、いつまでも大人になれない身勝手なヒロインを描くコメディ・ドラマ。高校時代の栄光を引きずる自称作家の30代後半バツイチ女性が、久々に戻った故郷で容赦のない現実を突きつけられるさまを、ユーモラスかつ辛らつに綴る。共演はパトリック・ウィルソン、パットン・オズワルト。
いやいや現実を受け入れる勇気、必要ですね。いつまでもいい年のおばさんが栄光のある時代を引きずっていても仕方ないです。
メディア | 映画 |
上映時間 | 94分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(パラマウント) |
初公開年月 | 2012/02/25 |
ジャンル | ドラマ/コメディ |
映倫 | G |
シャーリーズだからこそのキャラだし
相変わらずこの脚本家、好きです。
面白かった♪
なかなかサマになっていましたね。
意外にもこういう役ぴったりしていて、、、。
面白かったです。人間味溢れるところが
なかなかのツボだと思いました。
アタシもあの人はちいとごめんこうむりたいです。。
なかなかこういう視点の物語ってなかったですよね。
わかるけど、これをわかるって言ったらやな女だけど、心のどっかでは、こっそりわかるよ・・って言いたい、みたいな。
あ、やっぱやな女!
いくら堕ちるところまで堕ちても
あの人とは絡みたくないですよね。
それならとことん勘違いな人生の方が
幸せだったかも(笑)
まあそうなると周りに迷惑がかかるから
どうなんでしょうね。
いやあわかるでもいいんじゃないですか?
所詮人間ってそんなところありますよ。