銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

フィルス(2013)★★FILTH

2013-12-27 | 映画:ミニシアター

 この男をお救いください!

英国発★愛と絶望を笑いにする
最高にイカしたクライム・コメディ!!

先週の日曜日、京都みなみ会館で鑑賞。最初このチラシ観た時はラッセル・クロウじゃ?!と思うくらいでしたが、実は何を隠そうあのジェームズ・マカヴォイ君だったのです。まさに凶器のさたのような感じでびっくりしました。そしてこの人、つくづくほんまに凄いわと感心。

甘いマスクは何処に行ってしまったのでしょうか。この表情はじんじょうじゃない。それもそのはず、警察官なのに、ドラッグ中毒にポル○に売○、アルコール、不○ともうダメダメ男なのです。まさかジェームズ君がこんな役をやるなんて、、、、。

そんなジェームズ君演じるブルース・ロバートソンは血気溢れる刑事である。クリスマス時期の街で残忍な日本人留学生殺人事件が起こる。目撃者ゼロという難事件にかりだされることに。いっちよこの事件で手柄をあげて出世したいと目論むのだが、、、、。

そんな彼の素行は最初に述べたようなダメダメ男。危険極まりない。


ドクターロッシからは禁欲生活を薦められてる。なのに、、、完全に無視!


このド派手な女性がブルースの妻。彼女や娘のためにも出世しなければと熱い思いで頑張るんだけど、、、、。

最初は自分を除く同僚や後輩は無能だと余裕の構え。ところがそんな思いとはまったく違う方向に。

 後輩レイ・レノックスにはあのジェイミー・ベルが登場。彼もブルース同様ドラッグ中毒。

 

ブルースの周りは確かに大した同僚、上司がないということには彼に勘違いさせられるかもね。

あらすじ(MOVIEWALKERより)

クリスマスで街中が賑わい始めたある晩、日本人留学生殺人事件が発生。スコットランド警察の血気盛んな刑事ブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、捜査の指揮を任されるが、初動捜査では目撃者はゼロ。彼はこの事件で手柄をあげ、出世したいと目論んでいた。同じ部署にいるのは、妻が浮気中のドギー(ブライアン・マッカーディー)、ゲイであることを隠しているピーター(イーモン・エリオット)、ヤク中の新人刑事レイ(ジェイミー・ベル)、オツムの弱いガス(ゲイリー・ルイス)、男を奴隷にしてしまいそうな超仕事人間のアマンダ(イモージェン・プーツ)、上司で脚本家志望のボブ(ジョン・セッションズ)といった癖のある連中ばかり。この中で有能な奴だけが出世レースを制するが、皆、無能な奴らばかりだから大丈夫、とブルースは余裕だ。そして彼の妻キャロル(ショーナ・マクドナルド)も夫の昇進を強く望んでいた。しかし出世を目論む一方で、ブルースの素行は限りなく最悪であった。人種差別主義者にして、特技は同僚や友人を陥れるための裏工作と残業の不正申告。ポル○・○春・不○・アルコール・コカイン……。担当医ドクターロッシ(ジム・ブロードベント)からは、禁欲生活を薦められるが、お人よしの会計士クリフォード(エディ・マーサン)と知り合い、ポルノ旅行へ出発したブルース。そこで彼はクリフォードの妻バンティ(シャーリー・ヘンダーソン)に、イタズラ電話をかけるのだった。さらに、ブルースを尊敬しているという清楚な子連れ未亡人メアリー(ジョアンヌ・フロガット)とイイ感じになり……。そんな中、捜査を進めるにつれ、ブルースは自分の過去と向き合うことになってしまう。やがて事件が真相に迫るにつれ、ブルースの精神状態は錯乱し、目撃者とされる謎の女の存在が急浮上したとき、衝撃の真実が明らかになる……。

 
エディ・マーサンはお人よしの会計士クリフォード。まさかブルースがクリフォードの妻にいたずら電話をかけているとは全く知らず

とにかくいい加減な男で、やりたい放題とはこの人のことだね。役にはまり込んでいるジェームズ君は強烈としか言いようがない。
びっくりばかりで圧倒されましたが、他の観客からあまり大きな反応もなく、、、、。皆さん唖然とされたのかなあ。

S○Xシーンも満載だし、ゲロ吐くシーンもあったりで、決して綺麗な映画じゃあないけど。面白かった?いやどちらかと言えば、実は悲しい男の物語だったんですね。

唯一ブルースを信頼している女性メアリーと良い雰囲気になるのですが、何故か上手くタイミングが合わず。

結局事件を解決することは出来ず、ブルースには降格という悲劇が待ち受けていたのです。そう思うとなんだか悲しい。妻と娘は何処へ行ってしまったのか?実は、、、、。このことは劇場で観て頂いたらなるほどそうだったのかと思われるでしょう。悲しい男の悲しい生き様ともとれる作品でした。

 

メディア 映画
上映時間 97分
製作国 イギリス
公開情報 劇場公開(アップリンク=パルコ)
初公開年月 2013/11/16
ジャンル コメディ/犯罪
映倫 R18+

解説(allcinemaより)

「トレインスポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュが史上最低の悪徳警官を描いた同名悪漢小説を、「つぐない」「ウォンテッド」のジェームズ・マカヴォイ主演で映画化した衝撃のクライム・コメディ。共演にジェイミー・ベル、イモージェン・プーツ、ジム・ブロードベント。監督はこれが長編2作目のスコットランドの新鋭、ジョン・S・ベアード。

オフィシャル・サイト
http://www.uplink.co.jp/filth/

 

ジェームズ・マカボイ君ファンの方、必見ですよ。是非ご覧あれ!!

 

 

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ペコロスの母に会いに行く(2013)

2013-12-17 | 映画:ミニシアター

 認知症の母みつえとバツイチ・ハゲちゃびんの僕
愛おしくて、
ホロリ切ない
僕らの毎日

先週の日曜日に京都シネマにて鑑賞しました。なかなか書けなくてようやく、パソコンの前に、、、、。私にも年老いた両親がいるので、他人事とは思えない話でした。ただ今のところ認知症はないんですけど。色々日々起こるので大変だなあと実感。主人公ゆういちのようにもう少し前向きにならないといけないなとこの作品を観て思いました。

赤木春恵さん、なんでも最高齢の主人公らしいですね。テレビでインタビューを受けておられましたね。それにしても流石大女優だけあって上手い!認知症役凄く自然な演技で良かったです。


毎日息子の帰りを待つ姿何ともいとおしいです。危うく息子の車にひかれそうになるんですが・・・。

対する息子役の岩松了も老いる母を優しく見守るのがナイス!!ひとつ、ひとつの場面を見ながら、教えられましたね。私も見習わないといけませんね。

母の昔が映し出されたりして、苦労したことが走馬灯のように甦りながら物語は進んでいきます。ただ仏壇に飾られた主人の写真はちょっと違和感あったな。主人役には加瀬亮なんだけど、ちょいと老けたようになっているのだけれど、不自然でした。

 
若き頃の母には原田貴和子。これはまあ良いとして、、、。なんぼ考えてもそのまま加瀬亮が老け役やるのはちょいとおかしい。

  
原田知世ちゃんは友情出演でおさななじみ役で登場。  このスリーショットがたまらんかった!3人の共通点ははげです(笑)

母もはげ頭を見せないと息子と分からないのが面白い。

あらすじ(allcinemaより)

離婚して子連れで長崎に戻ってきた売れない漫画家のゆういち。母のみつえは、夫に先立たれて以来、認知症が進行していた。そんな男やもめで認知症の母を世話するのは簡単なことではなかった。ケアマネージャーの勧めもあり、ゆういちは悩んだ末にみつえを介護施設へ預けることに。個性豊かな面々とグループホームで暮らし始めたみつえにせっせと会いに行くゆういち。一方、次第に若かりし過去の時代へと記憶を遡っていくみつえだったが…

 


 
ゆういちの息子まさき役には大和田健介。大和田伸也の息子さんらしい。

他にも往年の俳優や漫才の大御所なども登場!良く観ればかなり豪華キャストでありました。

解説(allcinemaより)

長崎在住の漫画家・岡野雄一の同名エッセイ漫画を岩松了と赤木春恵の主演で映画化したハートフル・ドラマ。認知症の母とバツイチの息子の何気なくも心温まる日常を、ユーモアとペーソスを織り交ぜ、優しく綴る。共演は原田貴和子、加瀬亮、竹中直人。監督は「白い犬とワルツを」「ニワトリはハダシだ」の森崎東。

メディア 映画
上映時間 113分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(東風)
初公開年月 2013/11/16
ジャンル ドラマ/コメディ
映倫

G

 
 
 
オフィシャル・サイト
http://pecoross.jp/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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銅版画工房のカレンダー展2014の作品&交流パーティ☆★

2013-12-08 | 銅版画関連

銅版画工房のカレンダー展2014の作品たち

 

ENNENFACTORYの作品紹介

                
   岸中先生の作品                        N・Iさんの作品            

  
M・Sさんの作品                           K・Mさんの作品

   
Y・Nさんの作品             A・Kさんの作品


    私の作品 

昨年以上に交流パーティも盛り上がりました。作品の出来ばえも良かったとか・・・・・。さてさて来年はどうなる事でしょう。

 

作品展は来週土曜日までです。是非お出かけ下さい!

 

 

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キャプテン・フィリップス(2013)**CAPTAIN PHILLIPS

2013-12-06 | 映画:シネコン

 「生きて還る――」 勇気だけが彼の希望となった。

実はこの作品、観ようかどうか迷っていた作品。あのポール・グリーングラス監督ものなので少々期待もあったのだが、、、。タイトルでなんとなくもうひとつピンとこなかったのだ。

ところがブログ仲間の悠雅さんがとても良い感想を述べておられたので、これは観ないと思い急遽観ることにした。おかげさまでスルーせず良かったと感謝!

ということで、レディスデイの水曜日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。実は観るまで知らなかったのだけど、なんと実話ベースらしく。トム・ハンクスが演じたフィリップス船長は実在されている。今も仕事されているとか。

キャプテン・フィリップスというタイトルっていかにもヒーローものかと思いがちだが、まったく違った。フィリップ船長が海賊に拘束されるという実に怖い物語で、、、、。

皆さん、海賊というとパイレーツオブカリビアンを思い出してしまうが、そんな生易しいものではない。海のテロリストとでも言おうか。いつどのようにされるか、、、、もうもう死を覚悟しなければならないようなそんな緊迫した情景が次々と見せられる。

まさに実録ものの話なのである。主人公フィリップスを演じるトム・ハンクス以外はまったく知らない俳優さん。それだけに場面がリアルとでも言おうか。そのトムもなかなかの演技で拉致された恐怖心をまざまざ感じさせてくれる。最初は乗り組み員たちのために犠牲となり格好良いのだが、時間が経つにつれ、極度なストレス状態となる。その心理描写がとても上手くて、、、。さすがトム・ハンクスだなあと観ている私たちをうならせてくれるのだ。最近はちょいとご無沙汰だったトム。久しぶりにやっぱりこの人は凄い役者だと思わせてくれた。

もちろん映画を監督したポール・グリーングラスの素晴らしさにも脱帽である。

あらすじ(Moviewalkerより)ネタばれ含みます。未見の方読まないで下さい。

2009年3月28日。マークス海運に勤務するリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、マークス・アラバマ号の船長としてオマーンからケニアへ援助物資を運搬するため、妻アンドレア(キャサリン・キーナー)や2人の子どもたちとともに暮らす米国バーモント州の自宅を出発。到着したオマーンのサラーサ港では、ベテラン船長らしく手際よく出航準備を進めてゆく。乗組員は20名。マークス・アラバマ号は予定通りケニアのモンバサ港へ向けて出航するが、海賊の活動が激化する航路上で、2隻のモーターボートの追跡に気付いたフィリップスは警戒を指示。

ドバイの英国海運オペレーションとの交信を傍受した海賊も、一度は引き返した。翌4月7日。再び追跡を始めた海賊がハシゴを使ってアラバマ号へ侵入。大混乱の中、乗組員の大半は訓練通り機関室へ身を隠す。

   

 

海賊は4人。英語堪能なリーダー格のムセ(バーカット・アブディ)に、血気盛んなナジェ(ファイサル・アメッド)とエルミ(マハット・M・アリ)、そして、まだ少年の面影を残すビラル(バーカッド・アブディラマン)だった。連行されたフィリップスからの“金庫に保管した3万ドルの現金を提供する”という提案にムセは満足せず、ビラルとフィリップスを伴って他の乗組員を探し始める。ガラス片を床にばら撒く、電源を止めるなどの時間稼ぎによって、機関室に隠れた乗組員たちが命を辛うじて繋ぎ止めると、やがて事態が急転。隠れていた乗組員たちがムセの捕獲に成功したのだ。これにより、海賊たちは現金3万ドルを受け取ってアラバマ号の救命艇でソマリアへ向かうことを決断。しかし、救命艇の発進直前、フィリップスが人質に取られてしまう。船会社との交渉によって、身代金を手に入れようというのだ。その頃、事件を知った米軍も救出に動き始めていた。一瞬の隙を狙って進行する救出作戦。全世界が固唾を飲んで見守るその結末とは……?

 

映画とはいえ、やはりこういう作品を観るとこちらもドキドキハラハラ感がわいてきます。ましてや実際にこんなふうなことがあったというだけで身近ではないにしろやっぱり怖いの何もでもない。フィリップスの最後の家族への手紙を書いていたあの表情に真に迫るものを感じました。一体どんな気持ちだったんだろうかと、、、。いやあトムさん、流石にリアルで感動したよ!!

 解説(allcinemaより)

「ボーン・アルティメイタム」「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス監督がトム・ハンクスを主演に迎えて放つ衝撃の実録サスペンス。2009年にソマリア沖で海賊の襲撃に遭い人質に取られた後、アメリカ海軍特殊部隊“SEALs”によって辛くも救出されたアメリカ船籍マースク・アラバマ号の船長リチャード・フィリップス氏の回顧録『キャプテンの責務』をリアルかつ緊張感あふれる筆致で映画化。共演はソマリア出身で14歳の時に家族と共に米国に移住したバーカッド・アブディ。これが俳優デビューとなる。

 

 

メディア 映画
上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2013/11/29
ジャンル サスペンス
映倫

G

 

 

オフィシャル・サイト
http://www.captainphillipsmovie.com/site/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.captainphillips.jp/
 
 
 
 
Comments (4)
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