銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

メタルヘッド(2010)◆◇HESHER

2011-08-30 | 映画:ミニシアター

  ←(20点)ということで80点です。

京都みなみ会館にて鑑賞。

今回からちょっと点数をつけてみました。あくまでも好みの作品かどうかで点数つけます。

 

ついに観ましたよ!ようやく京都で公開されました。ジョセフ君がいかれた野郎で登場です。

原題はジョセフ君演じる男の名前がヘッシャ―がタイトルとなっている。それじゃ邦題のメタルヘッドって?

直訳すると、メタルが金属でヘッドは頭だから、金属頭となる。でもこれは違うよね。やっぱり、ヘビメタ好きのことを指しているようですね。

さてジョセフ君がこんなクレイジーな男を演じるとは考えてもいなかったのですが、スクリーンで異様にはじける彼の姿は意外にもハマっているように思えました。

車を運転しながら、聴く音楽はもちろんヘビメタロック。そのリズムに合わせて体を揺さぶる姿におぉ~凄いじゃない!と思わず拍手したくなる。ハンドル切り間違えるんじゃないと心配してしまう。

発する言葉も下ネタばかり。わ~!何じゃこりゃって。正体不明の男、ヘッシャ―がある日突然、親子の前に現れるのです。生きる望みを失った親子に彼は、一体何をもたらすのか?

 
爽やかなイメージのジョセフ君が、、、、、。ロン毛で半裸体姿

変われば変わるもんだ。体には変なイラストのタトゥー。ちょっと笑っちゃいます。最初はびっくりしたけど、だんだん違和感感じなくなる。こんなジョセフ君もOKかも。

いかれた野郎が登場しますが、お話は結構シリアス。家族の再生物語です!

あらすじ

自動車事故で母を失い、心に大きな傷を負った13歳の少年TJ(デヴィン・ブロシュー)と、妻の死から立ち直れないその父親ポール(レイン・ウィルソン)。そして、人生を見失い、スーパーのレジ係として働く女性ニコール(ナタリー・ポートマン)。彼らの前に突然、長髪で半裸の謎の男ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が現れる。TJの祖母の家に勝手に住みついたヘッシャーは、大音響でヘヴィメタルを流しながら、下品で乱暴な言動によって様々なトラブルを起こす。だが、過激でパワフルな彼のバイタリティは、暗く沈んでいた者たちを勇気づける。それによって、彼らはもう一度前を向き、新たな人生を歩み始める……。

息子TJと父ポールは、祖母マデリンの家で暮らしている。妻は亡くなったようだが、そのあたりは説明されていない。しかし話が進むにつれ、そういう事だったのだと分かる。

そうなんです!事故でか?壊れた赤い車がレッカーされ、TJの自宅から運ばれて行くのだが、廃車にした父に対してJTは怒りをぶつける。なるほど、そうなのか。母は事故で亡くなったんだと・・・・。

突然の死は息子には受け入れられなかったんでしょうね。父も同じ、妻の死をどうしたら受け止められるのか?生きる力を失ったという感じです。

そんな親子の前に現れたのは優しい天使ではなく、かなりむさくるしい男、ヘッシャー。救世主にしては、何か怪しい感じ。親子を助けるどころか、他人の家に土足で踏み込み、勝手に住み着く。テレビのチャンネルが少ないと言って、電信柱によじ登り、チャンネルを増やしたり、、、、。AVチャンネルまでゲット。 遠慮もなく食事を取る。


禁煙だと言われてもお構いなし。

 TJがいじめられても助けようとせず。。。。。

そうそう忘れていた、ナタリー・ポートマン。宣伝を見ていると結構彼女、出番多そうな感じだったんだけど、意外にも少なかった。

彼女はスーパーのキャッシャー、ニコール、TJがディーラ―の息子ダスティンにいじめられているのを見て助けてくれる。

  

 ニコ―ルはTJを車で送ってくれる。実は彼女も、TJ親子同様、何をやっても上手くいかず、孤独に人生をさまよっていた。
いやあナタリー、この役もかなりハマっています。流石だなと思いました。どんな役もこなせる素晴らしい女優さんですね。

TJが落書きしたということで、ディーラーの息子ダスティンは容赦なく仕返しをします。

実はね。TJが落書きしたのではなく、あのヘッシャ―がやったことだった。すべてTJのせいになっていた。濡れ衣でえらい目に・・・。可哀想に・・・・。

 愛の鞭?TJに強くなって欲しいというヘッシャ―の思いなのだが、TJには通じないようだ。

一方、TJにとってニコールはとても心強い存在となる。その気持ちはやがて淡い恋心に、、、、。

ヘッシャ―が現れたことで、沈んでいたTJの家族は次第に元気を取り戻すことになるんだけど。TJにはあの赤い車を取り戻すことに気持ちが動いていた。さて車の行先は?

ところで今回一番心なごんだのはTJのばあちゃん、マデリンの存在。この人がとてもナイス♪いかれ野郎ヘッシャ―を外見で判断せず、受け入れるその姿勢が素晴らしい。意図的なものはない。純粋に彼と心通わせるところがとても感動しました。

きっとヘッシャーもばあちゃんとの関わりを一番大事にしたに違いない。散歩を一緒に!というばあちゃんの希望がかなえられず悔んだことだろう。

マデリンばあちゃん、本当に素敵でした。

  

 


ニコールがTJに謝るこのシーン。素直な思いで接するニコールにウルウルきました。

メタルヘッド      

 メタルヘッド(英語)

解説(goo映画より)

ハリウッド期待の新鋭、スペンサー・サッサー監督の記念すべき長編デビューとなるインディーズ・ドラマ。主演は「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、共演に本作の製作にも名を連ねるナタリー・ポートマン

 父ポールにはレイン・ウィルソン。スーパー!にも登場。


レイン・ウィルソン、何処となくジャック・ブラックに似ているような気がする。

メディア 映画
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(フェイス・トゥ・フェイス=ポニーキャニオン)
初公開年月 2011/06/25
ジャンル ドラマ

 

 

 

Comments (2)
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メカニック(2011)■□THE MECHANIC

2011-08-28 | 映画:シネコン

  この男、完璧

Tジョイ京都にて鑑賞。通院の帰り、京都駅まで足をのばしました。

大好きなジェイソンの久々のアクション作品です。そういえば、6月には「ロシアンルーレット」で彼を観たけど、彼らしいキャラではなく、ちょっとがっかりだったので、、、、。本作に期待度大で行きました。

リメイクだったんですね。しかもオリジナル版は今から約40年ほど前、主演はマンダムのCMでお馴染のチャールズ・ブロンソン。オリジナル版はどんな感じなんでしょうね。

キビキビとした行動でそつなく暗殺。まるで事故で亡くなったように見せかける殺し屋、アーサー。この素早く、機械のように動くことから、メカニックというそうで、、、、まさにジェイソンにうってつけなキャラです。今回もスタントを全てこなしているんでしょうね。

すがすがしいほどのアクションに拍手大体の結末は予想どおりですが、それでもジェイソンの機敏な動きに惚れ惚れするんですよ。

そしてそんなジェイソンのライバル?のような・・・・。存在であり、片腕として登場するのが、ベン・フォスター演じるスティーブ・マッケンナ。


アーサーの仲間だった亡きハリの息子。

 

アーサーと スティーブ、決して気心が知れているわけでもないのだが、何故か殺しのためのパートナーとして一心同体のような関係になっていきます。

常に警戒をしているアーサー。その通り、いつ誰に裏切られるかもしれません。だから常に相手の行動を必要に以上に見据えているようです。まあこんな裏稼業ですから、当たり前ですよね。

まあそれにしても凄いの一言です。不死身なんじゃない?と思うくらいジェイソン演じるアーサーは強い。スティーブンが何処まで彼に近づけるかが見ものでもあります。

 
フットワークが軽い!飛ぶわ、撃つわ。

仕事を重ねるうちに、真の友情でも芽生えるのかと思いきや、そうではない。手を組みながらも、お互いにけん制しているし、隙あらば・・・。
と考えているスティーブンの心の内も見えたり。

 数を重ねるうちに、スティーブンの力も磨かれる。

 

雇い主サンダ―ソンはアーサーがスティーブンを勝手に雇ったことに不満そうだった。しかしアーサーは彼の腕を見込んで一緒にミッションをこなしていく。

 

実はスティーブンの父ハリ―は、アーサーの手にかかり・・・・。亡くなってしまったわけですが。これも雇い主サンダ―ソンが下したミッション。その指示に従わなければならなかったという経緯があるわけで・・・・。

メカニックとしては、あくまでも感情を無視しなければならないという非常に辛い立場。ハリ―への友情があったアーサーにはとても辛いミッションだったんですね。

せめての罪滅ぼしということで、息子スティーブンを自分の手元に置いて育てたのでしょう。そんな気持ちの溢れるアーサーに対して、スティーブンは父を殺した奴という目でしか見ていなかった。

時期を見計らい、自らの手でアーサーをやってしまう機会を狙っていました。

複雑な人間模様、騙されるか?それとも騙すか。誰も信用することはできない闇社会のドロドロ関係。そんな驚くような展開ではありませんが、、、、さてアーサーはスティーブンの手にかかり、お陀仏となるのか?

まあ大体想像はつくと思います。ジェイソン・ステイサム&ベン・フォスターに加え、ドナルド・サザーランドにトニー・ゴールドウィンが脇を固める。そんなに派手なキャスト陣ではありませんが、まあそこそこ楽しめるアクションものです。


ジェイソンと絡む美女サラ役にはミニ・アンデン。あまり華はないけど。

あらすじ(goo映画より)ネタばれ含みます。

南米コロンビアの麻薬王が自宅のプールで暗殺、だが事件は事故死と判断された。闇の犯罪組織に雇われ、殺人の痕跡をいっさい残さない暗殺者、アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)の犯行であった。常に慎重を期し、米ニューオリンズの沼地の奥にある隠れ家を誰に知らせることもない。クラブで知り合った美女サラ(ミニ・アンデン)との関係もその場限りで、誰とも組まずに孤独を受け入れる男。そんなアーサーの元に闇組織の雇い主サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)から新たなミッションが下される。アーサーの親友であり、この仕事を始めるきっかけを作ってくれた恩人ハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)の暗殺。サンダーソンによれば、ハリーは組織を裏切って他の暗殺部隊を壊滅させたという。アーサーは葛藤を抱えながらも、プロとしてこの仕事を引き受ける。車椅子生活をおくるハリーを抹殺するのは、友人を騙すことに対する苦悩を除けば、たやすいことだった。ハリーの葬儀に出席したアーサーは、ハリーの息子・スティーブ(ベン・フォスター)と再会。父を殺したヤツに復讐したい、そして父がアーサーに教えたことを自分も教わりたいというスティーブ。アーサーは罪悪感も手伝い、彼を助手に迎え、暗殺のテクニックすべてを叩きこもうとするのだった。最初の仕事こそ手際が悪かったが、スティーブはメキメキと腕を上げていく。勝手に助手を雇ったことがサンダーソンには面白くないが、アーサーは使えるヤツだと説得する。次なるターゲットは自称“救世主”のカリスマ的な金満宗教家。二人は標的が滞在するホテルに手際よく潜入。だがスティーブのちょっとしたミスから、派手な銃撃戦は避けられなくなる。この頃から、何かが確実に狂い始めていた。死んだはずの男の突然の出現、ハリー暗殺ミッションの意外なからくり、そして父を殺したかもしれないアーサーに対するスティーブの疑念。誰を信じ、誰を敵とみなすべきか。混沌とした状況下、アーサーの命を懸けた戦いが始まろうとしていた……。

 

メディア 映画
上映時間 93分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2011/08/13
ジャンル アクション/サスペンス
映倫 R15+

 確かにアーサー、完璧でした。

 

何も考えず、格好良いジェイソンのアクションにただひたすら浸れました。

オフィシャル・サイト
http://mechanic-movie.jp/
オフィシャル・サイト
http://www.themechanicmovie.com/ (英語)

 

 

 

 

 

Comments (8)
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水曜日のエミリア☆LOVE AND OTHER IMPOSSIBLE PURSUITS

2011-08-25 | 映画:ミニシアター

憂鬱な水曜日・・・・。

京都シネマで鑑賞。

まあ憂鬱になるのはいたしかない。だって略奪愛ですから、試練といえば試練じゃあないんでしょうね。っていうのが素直な感想です。

だからジャックの息子が心開かないのは当たり前。さてエミリアさん、そんな試練をどうして乗り越えて、ウィリアムと絆を作ることが出来るのか?

主演は今年「ブラック・スワン」でアカデミー賞主演女優賞を見事ゲットした、ナタリー・ポートマン嬢。本作は「ブラック・スワン」より前に作られた作品だそうです。

このほかにナタリー出演作品「メタル・ヘッド」も公開。本当にナタリーのyearのようです。

「ブラック・スワン」とは違い、内容は地味でシンプル。不倫の末、略奪愛で結ばれたエミリアがジャックと先妻の間に生まれた息子 ウィリアムとの毎週水曜日に過ごす日常をリアルに描かれています。

息子ウィリアム、これがまたなかなかの子ども!理屈ぽくって可愛くないんですよ。顔は可愛いんですけど(笑)まあ自分の母から父を奪ったという憎しみもかなりあるんでしょうね。

その上、エミリアと父ジャックの間に生まれた娘イザベルが突然死して、その心の傷に病んでいるエミリアに追い撃ちをかけるような事をグサっと言うんですからね。

切れるエミリアの言葉を逆手に取り、ジャックに甘えるウィリアムはなかなかのもの。そういえば、実母キャロリンもエミリアに言いたいこと言いまくり(笑)そういうところは息子も同格なのかもしれないですね。

エミリアはそんな2人を相手に大変です。


しかしエミリア、そんな弊害にも負けず、ウィリアムと真っ向から向き合います。このあたりは凄いわ。

受けて立つ?いやいやそうではないんでしょうが。まあエミリアなりにウィリアムと距離を近づけたい気持ちなっでしょうね。

切れたり、叫んだりとエミリア。寄り添いたいという本当にピュアな気持ちだったんだと思います。そして何よりジャックとの間にもうけた幼い命が絶たれたこと。これは本当に辛いと。。。。

そのあたりのナタリーの演技も素晴らしいものでした。流石ナタリーです。

そしてウィリアム役のチャーリー・ターハンも実にこういう微妙な設定の子ども心を見事に演じているのでびっくりです。あくまでも冷静で子どもぽくない子どもを上手く演じていました。彼は「君がくれた未来」の子役ちゃんだったですね。

あらすじ(MovieWalkerより)

新人弁護士のエミリア(ナタリー・ポートマン)は、毎週水曜日が来るのが少し憂鬱だった。その理由は、8歳になる夫ジャック(スコット・コーエン)の息子ウィリアム(チャーリー・タハン)。ウィリアムはジャックと前妻キャロリン(リサ・クドロー)の間の子どもで、別れた両親の家を行き来しており、毎週水曜日になると泊まりに来る。学校まで彼を迎えに行くのがエミリアの役目なのだが、両親の離婚の原因であるエミリアには、決して打ち解けようとしないのだ。さらには、小児科のエリート医師であるキャロリンが、育児のあれこれを事細かに指示してくることにもプレッシャーを感じていた。そして、ジャックが帰宅すれば、あれこれと彼女の行動に対するウィリアムの告げ口が始まる。ジャックは、エミリアが新人弁護士として勤め始めた事務所の上司だった。妻子あるジャックと恋に落ちたエミリアはやがて妊娠。ジャックの離婚成立を待って再婚したものの、“イザベル”と名付けた赤ん坊は生後3日で突然、亡くなってしまった。それ以後、エミリアの人生は、次から次へとトラブル続き。彼女を悩ませる問題は、ウィリアムやキャロリンに関することばかりではなかった。離婚した両親が復縁すると知って、エミリアは長年浮気を続けた父にも、そんな父を許す母にも、怒りをぶつけてしまう。あれほど愛し合っていたはずのジャックとも心は離れていくばかり。幸せな未来を見失ったエミリアは、イザベルの死にまつわる“ある秘密”をジャックに告白してしまう。傷ついた心を抱え、家を出るエミリア。ある日、独りで生きていくことを決意したエミリアに、1本の電話が。それは全く予期しない意外な人人物からの呼び出しだった……。

 
前妻キャロリン、ぶち切れ!それはウィリアムのお受験問題から・・・・。

まあこのキャロリンも言いたい放題でしたが。本作の辛いスパイス役ってところですね。

 
エミリアはウィリアムと心から繋がることが出来るのか?

作品紹介(goo映画より)

ゴールデングローブ賞、アカデミー主演女優賞に輝いた『ブラック・スワン』の鬼気迫る演技から一転、ナタリー・ポートマンが、不倫相手と略奪婚をするも様々な苦難にさいなまれ、それでも新たな道を歩き始める女性を描く感動作。今作では製作総指揮も務め、愛と人生に迷うヒロインを等身大で演じたナタリーの魅力が満載だ。監督は『偶然の恋人』のドン・ルース。エミリアと再婚するジャックに扮するのは「グレイズ・アナトミー」「CSI:科学捜査班」などの人気TVシリーズで活躍するスコット・コーエン、夫の連れ子ウィリアムを演じる『アイ・アム・レジェンド』のチャーリー・ターハンなど、旬の配役にも注目だ。

ということで今回は記事短めです。なかなかこれ良かったです。

  それでも、人生は愛おしい。

 

メディア 映画
上映時間 102分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(日活)
初公開年月 2011/07/02
ジャンル ドラマ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://wed-emilia.jp/

 

 

 

 

 

 

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ムカデ人間(2009)○●◎THE HUMAN CENTIPEDE (FIRST SEQUENCE)

2011-08-22 | 映画:ミニシアター

つ・な・げ・て・み・た・い。

京都みなみ会館にて、最終日に鑑賞しました。

それにしてもこれ凄い・・・・。ありえないような話、っていうかこういう発想に驚きです。


ウィキぺデイアによると、、、、。

 

あまりにも奇想天外で下劣すぎる内容であるため、当初日本ではDVDのみ発売予定であったそうです。しかしネット上で話題を呼び、予想外に人気が上がってしまい、日本でも劇場公開することが決定したんだとか。

その名も通り、ムカデ人間のお話。

マッドサイエンティストによって、見ず知らずの人間がその実験台にさせられ、ムカデ人間させられるという非常な話なんです。あまりにも酷過ぎ・・・・。その上結構リアルで、観ている方も思わず目をそむけてしまいます。


このおじさんがマッドサイエンティストことヨーゼフ・ハイター博士。(ディーター・ラーザー
この顔つきがいかにもそんな感じ。

つなげてみたいというのは、頭の中の空想しちゃうけど。まさかそれを実践するというのは何とも空恐ろしい話。 

しかもそういう話が映画化というのも本当に凄い。監督はトム・シックスという人でオランダ出身の方。

  

観始めはそんなに驚かなかったんですが・・・・。2人のアメリカ女性がハイタ―博士の自宅訪問する辺りから、不気味な雰囲気に。大体どうなるのかという予想はつきますが。

しかし実際の場面に入ると、こちらまで彼女たちと同じように震撼状態に陥ります。手や足を拘束され、まったく身動きが取れない辛さと恐怖は、とても観ている私もゾッとしちゃいます。

 

逃げ切れるんじゃない?と一瞬希望も持ちましたが、、、、。結局は彼のなすままって事になる。

 

実際メスを入れてというシーンはあることはあるのですが、ほんの僅か。何が怖くて気持ち悪いのか?その辺がわからないんです。

ハイタ―博士のキャラ? いやそれともムカデ人間にさせられた3人の男女の様子?

3人の苦しみな表情に動きかな?キャストに日本人北村昭博さんっていう俳優さんも参加。この人もムカデ人間にさせられるんだけど。この人がまた面白い。

関西弁で叫ぶんですが、これがまた何とも言えず。でもこの人が、いっそうこの状態の恐ろしさをひきたてているように思います。もちろん2人のアメリカ人女性は喋れない辛さがとてもリアルですし。

 
こんな風に包帯なんかで核心的な部分は見えないけど。やはりこれって異常な姿ですものね。

それとハイタ―博士のムカデ人間製作論を聞くだけで想像してしまうところかな?彼の狂気的なキャラが考える構想だけでも凄く怖さやグロさを実感できるんだなあと。

もちろん映像もなかなかのものです。

 
逃げようとするジェニーに対し、阻止しょうとするハイタ―博士の執念。このバトルも壮絶。


頬を切りさかれて、その上 カツローのお尻に接続されるなんて・・・。
便をもよおしたカツロ―は申し訳ないと謝っていたけど。一体どんな気分なの?考えただけでもオェ~
恐怖だけでなく、生理的にもえぐい。

絶対絶命な状況に陥る3人・・・。苦しみ、哀しみ、憎悪等。

何とか脱出したいというそれだけの思いで、最後の力を振り絞る姿。観ていてしんどくなります。

 そんな時、救いの神が現れる!

 
2人の警官。しかしハイタ―博士、この2人もムカデ人間の実験にしようと企むが。


恐るべしハイタ―!

 
転んでもただでは起きない。

あらすじ(MovieWalkerより) 途中詳しく書かれているので、見たい方反転にして読んで下さい。ネタばれも含みます。

ドイツ郊外。NYからやってきた二人の若く美しいアメリカ人女性、リンジー(アシュリー・C・ウィリアムス)とジェニー(アシュリン・イェニー)はレンタカーでヨーロッパ各地を旅行していた。だがある夜、彼女たちは道に迷い、タイヤがパンクして森の中で孤立してしまう。携帯電話も電波圏外で繋がらず、二人は歩いて助けを求めることにする。雷鳴が轟き、雨が降り出す中、二人はようやく一軒の大きな家の灯りを発見。その家には引退した外科医のヨゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)が一人で住んでいた。博士は二人をリビングへ通すと、電話をかけるふりをしながらグラスの水に睡眠薬を混入、何の疑いも無くその水を飲んだジェニーとリンジーは意識を失ってしまう。二人は、博士自ら拉致してきた日本人男性カツロー(北村昭博)と共に、地下室に並べられた患者用のベッドに拘束される。博士は、自分がシャム双生児の分離手術のエキスパートとして知られる外科医で、半年前に三匹の犬の口と肛門を結合させ一つの生命体に変えることに成功、今回それを人間で行うという。A体、B体、C体の3つの人体の、ヒザの皿のじん帯を切除して四つん這いにさせ、A体の肛門とすべての歯を抜いたB体の口唇、同じくB体の肛門とC体の口唇を縫合して一体化させ、養分はAが口から摂取し、Bを通過してCの肛門から排泄させるというおぞましい手術、博士はそれを“ムカデ人間 第一シークエンス”と呼ぶのだった。やがて手術が始まり、遂に博士念願の“ムカデ人間”は誕生した。カツローを頭に、ジェニー、リンジーと繋がれた三人は、自らの異常な姿に泣きわめくが、博士はその姿を見て「美しい」と感涙にむせぶのだった。博士は“ムカデ人間”を従順なペットにすべく調教を開始、だがカツローはことあるごとに博士に反抗し、人間の尊厳だけは失わず、常に脱走と逆襲の好機を狙っていた。そんな中、刑事を追い払い、一安心して地下室に戻ってきた博士を“ムカデ人間”が手術用のメスで急襲、博士が気絶した隙に彼らは最後の力を振り絞って屋敷からの脱出を試みる……。

 この人は結合できないということで殺されてしまいます。

解説(allcinemaより)

 そのあまりにも悪趣味かつ不謹慎なテーマが各地で物議を醸し、世界中のホラー・ファンの間で大きな話題となったオランダ発の怪作ホラー。常軌を逸した欲望にとりつかれ禁断の人体実験に手を染める変態マッドサイエンティストの餌食となってしまった3人の男女の戦慄の運命をグロテスクな描写満載で描く。主演は「魔王」のディーター・ラーザー。また、犠牲者の一人としてTV「HEROES/ヒーローズ」にも出演の日本人俳優、北村昭博が登場。
 
ジェニー (アシュリン・イェニー)                  リンジー(アシュリー・C・ウィリアムズ)
鑑賞当日、ちょっと体調今一つ。その上この作品鑑賞だったので、正直気分が悪くなりました(笑)
  手をつないで鑑賞したら、割引してもらえるそうですが、21日で上映終了しました。
メディア 映画
上映時間 90分
製作国 オランダ/イギリス
公開情報 劇場公開(トランスフォーマー)
初公開年月 2011/07/02
ジャンル ホラー
映倫 R15+
オフィシャル・サイト

 

 

 

 

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ツリ―・オブ・ライフ(2011)■□THE TREE OF LIFE

2011-08-20 | 映画:シネコン

 

 

父さん、あの頃の僕は
あなたが嫌いだった…

8月16日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。

2011年のカンヌ国際映画祭でみごとパルム・ドールに輝いた、あのテレンス・マリック監督作品です。テレンス・マリック作品は「シン・レッド・ライン」だけ鑑賞しています。

テレンス・マリック監督といえば、過去に4作品含め本作と僅か5作品という寡作の映画監督であり、また「作品がすべてを代弁する」ことを旨とするため、アカデミー賞授賞式や各種映画祭には出席しない。謎ぽい監督さんで有名??
全ての作品が高評価というのも凄い!

さて本作ですが。。。。。

う~んこれはちょっと一般受けしないかもしれません。ストーリーを理解するというより、心で感じるというふうな作品だと感じました。そして映像美もでしょうね。

生命の誕生に絶滅、そして進化・・・・。そのことが繰り返される母なる地球。

ドキュメンタリータッチの映像に驚きです。

あらすじ

 ショーン・ペン。テレンス・マリック作品は「シンレッド・ライン」に続き2度目の出演。

ジャック・オブライエン(ショーン・ペン)は実業家として成功していたが、人生の岐路に立つ。そして深い喪失感のなか、少年時代を回想する。1950年代半ばの中央テキサスの小さな田舎町で、幸せな結婚生活を送るオブライエン夫妻とジャック、2人の弟たち。一見平穏に見える家庭だったが、ジャックにとって心安らぐ場ではなかった。社会的な成功と富を求める父(ブラッド・ピット)は、力こそがすべてだと考える厳格な男で、母(ジェシカ・チャステイン)は自然を愛で、慈愛に満ちた心で子供たちを包み込む優しい女だった。11歳のジャックはそんな両親の狭間で2つに引き裂かれ、葛藤していた。父に反感を抱きながら、父に似た成功への渇望や力への衝動を感じ、暗黒の淵に囚われそうになるジャック。そんな彼を光のさす場所にとどめたのはなんだったのか、数十年の時間を経て思いを巡らすとき、すべてを乗り越えつながり続ける家族の姿に、過去から未来へと受け継がれる生命の連鎖を見出す。

 男が人生で成功するには「力」が必要だ!と教える。

“母さんは甘すぎる。善良な人間は利用される。音楽家の夢を捨てた父さんのようになるな。”と・・・・・。

父と息子の確執は何処の家庭でもありがちな話です。そんな題材をマリックワールド的に描いたが本作。

多くは語られず、それぞれの登場人物の表情などで何となくわかる。映像もその一つですね。全般を通して美しいです。まるで詩のような感じ。

  

   
オブライエン夫人にはジェシカ・チャスティン。今回初めて本作で知った女優さん。
次回のテレンス・マリック監督作にも出演するそうです。という事は意外にも監督作品、早く観れそうですね。
ブラビの短髪というのも新鮮ですね。これ良いです。


次男R.L役のララミー・エップラー、可愛い男の子だったね。個人的に好みでした♪

製作秘話

2007年10月、ビル・ポーラッドはリバー・ロード・エンターテインメントを通してのプロジェクト実行計画を発表し、ショーン・ペンヒース・レジャーへの主演交渉がされた。2007年12月、レジャーの代役としてブラッド・ピットへ交渉中であり、ペンは脇役として留まると報じられた。

ヒースが出ていたら、どんな風だったのかな?

 
3人の息子役にはオーディションで選ばれたそうですが、初出演とは思えないくらい素晴らしい演技でした。

あんなに威厳があって強かった父も、会社の倒産(だったか?)弱音を吐いたシーンにはちょっとほっとしましたね。ジャックの目にはどう映ったのかしら・・・。

とにかく映像が美しい!それだけでも観る価値はありました。

そしてラスト、全ての登場人物がここに集まる。救いと希望が今まさに訪れようとしているのか?

解説(allcinemaより)

「天国の日々」「ニュー・ワールド」の名匠テレンス・マリック監督が、1950年代のアメリカに暮らすある家族の物語を、圧倒的なヴィジュアルと共に、壮大かつ根源的な視点から描き出すヒューマン・ドラマ。主演は「イングロリアス・バスターズ」のブラッド・ピット、共演に「ミルク」のショーン・ペンとハリウッド期待の実力派ジェシカ・チャステイン。2011年のカンヌ国際映画祭でみごとパルム・ドールに輝いた。

メディア 映画
上映時間 138分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2011/08/12
ジャンル ドラマ
映倫 G

   

 

 

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モールス(2010)◆LET ME IN

2011-08-16 | 映画:シネコン

   最も切なくて、最も怖ろしい、イノセントスリラー

お盆の最中の15日、レイトショーで鑑賞して来ました。久しぶりの映画館です。最初はお客さん、少なかったんですが、上映間近になるとドンドンお客さんが増えて来ました。暑い日中を避けて観ようと思う方も多いですね。しかも1200円ですから、お得です。

さて本作のオリジナル版「ぼくのエリ、200歳の少女」は昨年鑑賞済み。リメイク版が製作されたことは知っていましたが、なかなか公開されるまで時間ありましたね。

ようやく鑑賞することが出来ました!オリジナル版の男の子はオスカーという名前でしたが、アメリカリメイク版の少年はオーウェン。そしてエリはアビーという名前です。

ほぼオリジナル版に忠実に作られていました。だから展開は大体分かります。どちらかといえば、リメイク版の方がわかりやすいかもしれませんね。

ただ冒頭はあのようなシーンで始まるところは、オリジナル版とは違うところです。アビーの父親らしき人がいきなり亡くなってしまうというもので。このシーンがこの後、何故こんな事になったのかがわかるんです。そんな導入部分で始まるリメイク版。

リメイク版企画はオリジナル版公開される2007年の中ごろに持ち上がり、2008年にハマー・フィルムズが英語リメイク権を獲得したそうです。当初はオリジナル版の監督が打診されたとのこと。しかし監督は断ったので、マット・リーヴスが選ばれた。

   
オーウェンには「ザ・ロード」のコディ・スミット=マクフィー君。 そしてアビーには今が旬のクロエ・グレース・モレッツちゃん。

2人とも実力派子役で注目株です。オリジナル版の2人も素晴らしかったけど。彼らも流石です!

クロエちゃん、「キック・アス」のヒットガールではとても強靭的なパワフル少女だったけど、一転して影のある吸血少女に。


真冬なのに、素足でいるアビーと出会うオーウェン少年

アビーですが、意外にも正体を自らオーウェンに何度も明かします。

「私は女の子じゃない」とアビー・・・・。でも男の子でもない?

オリジナル版はそうじゃなかったですね。
このあたりは観ている方にはとてもわかりやすいかも・・・。

 父親らしき男トーマスにはリチャード・ジェンキンス。「扉をたたく人」でアカデミー賞主演男優賞に選ばれた実力派の俳優さん。


オリジナル版ではあまり人物像がはっきり描かれていなかったけど、リメイク版ではそこそこ詳しく?でもないかな。私の勝手な観方ですが。
そしてもう一つ気がついたのは、トーマスとアビーの生活の実態もオリジナル版より、詳しく描かれているんですよね。

そしてオーウェンの目線で描かれているところも・・・・。

なんて2作品を観ていると色々違いを発見できますね。

アビーが人を襲う場面はオリジナル版のエリよりリアルかな?そしてトーマスとの会話でのあの声も独特。顔の変化も凄い。特にあの目が怖かった。

ただ身体全体から血が滴るのはオリジナル版のエリの方が凄かったと思います。特に目から涙の代わりに血が滴る場面はどう表現したらいいでしょうか。その辺はオリジナル版のエリがおぞましかったように感じましたが・・・・。

 アメリカとスウェーデンというお国柄の違いや作り手で、原作の雰囲気は変わっていきます。オリジナル版はあまり説明的ではなく、全体にぼんやりした作風だったなあと思いました。わかりやすいということではリメイク版かもしれません。

 
警官役にはイライアス・コティーズ。ちなみにイライアスさん意外に見た目より若いんです(爆)実は私より・・・。
フォースカインドやキラー・インサイド・ミーに出演している。

 


この場面もオリジナル版と同じです。あぁ~犠牲なっちゃう可哀想なおじさん。


アビーに背中を押され、勇気を持ってやり返すオーウェンだったが、、、。その後えらいことに。
こいつらかなり知能犯でもあります。
オーウェンは彼らに女の子だと言われいじめの対象だった。

  

あらすじ(goo映画より)

雪に閉ざされた田舎町。12歳のオーウェン(コディ・スミット=マクフィー)は学校でいじめられていたが、二人きりで暮らす精神的に不安定な母親に相談できずにいた。彼の唯一の楽しみは、自分の部屋から望遠鏡で他の部屋を覗き見すること。ある夜、望遠鏡を覗いていた彼は、雪の中を裸足で歩く隣に越してきた少女を見る。雪の夜、オーウェンが中庭で一人遊んでいると、あの少女が現れ、夜の中庭で何度か会ううちに段々と二人はうちとけていく。彼女は、12歳くらいだが自分の誕生日を知らず、ルービックキューブが得意で、アビー(クロエ・グレース・モレッツ)という名であった。彼女に惹かれていくオーウェンは、アビーの部屋から聞こえてくる荒々しいどなり声に心を痛めていた。ある日、オーウェンはモールス信号のメモをアビーに渡し、壁越しに話そうと伝える。自分を心配してくれたオーウェンがいじめられていることを察したアビーは「やり返すのよ。私が守ってあげるから」と言う。二人は自分の部屋から壁越しにモールス信号で二人だけの合図を送りあうようになり絆を深めていく。アビーを守りたいと変わっていくオーウェンは、いじめっ子に仕返ししたことに興奮し、アビーに血の誓いを交わそうと指を切る。すると今まで笑顔だったアビーが血を見た途端に様子が急変、「消えろ」と言って走り去る……。時を同じくして、この小さな町で残酷な連続猟奇殺人が起こり始めた。生きたまま首を切り裂かれ血を全て抜き取られた少年、トンネルで惨殺された男性……。そんな中、車の事故で容疑者と思われる男が病院に搬送されたが、彼は頭から硫酸を被っていて刑事と話もできない。そしてその男は手がかりとなるメモを残し病室から転落死してしまう。だが、血液が抜かれたジャックという男の死体が湖から発見されたことで事件は進展。彼の自宅を調べていると、近隣の女性が最近、首を噛み切られ病院に搬送された後、病室が発火して死んだらしいことが判明する。この団地に何かがある。刑事は団地へ乗り込み、ドアの前で拳銃を構えるが、家の中からは応答はない。ドアの向こうで息を殺していたのはオーウェンだった……。

 

 
アビーの全てを受け入れるオーウェンのとてもピュアな気持ちはとても微笑ましい。

メディア 映画
上映時間 116分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月 2011/08/05
ジャンル ホラー/ドラマ
映倫 R15+

  

解説(goo映画より)

スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」を「クローバーフィールド/HAKAISHA」のマット・リーヴス監督がハリウッド版として映画化。連続猟奇殺人と、幼い男女のピュアな初恋の行方を描く。出演は「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ、「ザ・ロード」のコディ・スミット=マクフィー。

好みとしてはオリジナル版ですが、リメイク版の良さもありましたね。こちらはかなり有名な子役さんたちですが。。。。。

 

 

 

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カ―ズ2(2011)☆★CARS 2 2D吹き替え版

2011-08-13 | 映画:シネコン

 彼らの“友情”が“世界”を救う!

MOVX京都にて8月2日鑑賞

またまた体調不良に見舞われ・・・。楽しみにしていた、「ツリ―・オブ・ライフ」に「モールス」を観に行けてません。 関西ブロガーオフ会が開催されるということで参加予定でしたが、これも欠席(涙)

ということで自宅で休養中です。「カーズ2」、実は先週鑑賞済みだったのを思いだしました。覚えているかな?とりあえず観たんだから、うろ覚えながら記事を書くことにしました。

前作は2006年に公開されたんですね。5年も経っていたんだ。前作は仕事で利用者さんと鑑賞しました。

さて前作とはちょっと雰囲気が違います。前作はライトニング・マックィーンが主役だったんですが、今回は錆だらけのレッカー車のメ―タ―が主役。

  

メーター思い出しましたよ!!

普通は格好良いキャラの車が主役という設定がありがちですが・・・・・。メ―タ―が主役というのはなかなか面白いですよね。

格好悪いけど、このメ―タ―の何ともお人よしなキャラが何ともいえません。

 

さて今回、最初のレースの舞台に日本が選ばれ、日本の車も登場します。 日本の街並をメーターやマックインが走ります。

 
ヘアスタイルを見ると日本の芸者さんなのかな?

あらすじ(ウィキぺディアさんより)

ピストン・カップで大活躍したマックィーンはラジエーター・スプリングスでつかの間の休息を過ごしていたが、その最中「ワールド・グランプリ」への参加を招待される。最初は参加に躊躇していたマックィーンであったが、イタリア代表のF1、フランチェスコの挑戦や、友人のメーターやガールフレンドのサリーの促しもあり、参加を決意する。メーターもレースに同行することにしたが、このことが後に彼を重大な役割へと巻き込むことになる。

「ワールドグランプリ」はバイオ燃料「アリノール」の有用性を伝えるイベントとして、この燃料を開発したアリノール社のCEOマイルズ・アクセルロッド卿により企画されたものであったが、真の目的は違うものであった。レース中、アリノールを使う車が次々と原因不明の事故を起こす。このことに以前から疑念を抱いていた英国のスパイ、フィン・マックミサイルが危険を冒しながらも秘密裏に調査を進める中、ワールドグランプリは世界中を転戦して行く...

冒頭にフィン・マックミサイルがアリノ―ル社の機密基地を偵察する場面が出て来ます。アニメですが、なかなかお話の展開の序盤ともいえる導入部分が上手く出来ていて、ナイスではないでしょうか?

 
彼が英国のスパイ フィン・マックミサイル          ホリー・シフトウェルはマックミサイルのサポート役

同行したメーターは中盤彼らとともに行動することになります。 

というのも、ワールド・グランプリの開催中に何らかの陰謀が画策されていると信じ、世界を周って開催されるレースの周辺を密かに嗅ぎまわっていた時、東京でメーターをアメリカのスパイと思い協力を求められるわけです。

 
そして右の車がザンダップ教授。頭が切れる車だが、今回の、「ワールド・グランプリ」を妨害しようと計画していた。


メーターがトイレで遭遇する悪い奴ら。いかにも悪そうな表情

東京→フランスそしてイタリア→イギリスと舞台が変わって行きます。それぞれの地で色々な車が登場!はっきりいって覚えられません(汗)

 


そしてマックイーンのライバル イタリアのフランチェスコ・ベルヌーイ


マックイーンのガールフレンド サリ―も健在。

 
メーターのボディには危険な仕掛けが!!

ヤバいです~~。マックイーンはメーターを助けるべく奮闘しますが・・・・。

凝ったあらすじなので、それなりに楽しめます。

そして何といってもこれ!カ―ズ本編の前に「トイ・ストーリートゥ―ンハワイアン・バケーション」が上映。このシリーズのスピン・オフ作品となるそうです。

「トイ・ストーリー3」のその後の物語で、舞台はオモチャたちの新たなオーナーとなったボニーの寝室。バービーをハワイ旅行の手配をしくじってしまったケンを見かねたオモチャたちは、2人のためにとびきりの「ハワイの休日」を演出しようと大興奮。果たして、夢の演出を実現させることができるのか?

メディア 映画 Anime
上映時間 113分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2011/07/30
ジャンル アドベンチャー

 

  

オフィシャル・サイト
http://disney.go.com/cars/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.disney.co.jp/cars/

 

 

 

 

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アンチクライスト(2009)▲▽ANTICHRIST

2011-08-09 | 映画:ミニシアター

 ようやく京都にやって来た!

京都シネマにて鑑賞。何と1日1回のみの上映。

過激な描写があるということで、心して観ないといけないのではと臨んだのですが・・・・。意外にもそんなことははまったく感じさせず。

暴力的シーンがあるものの、映像美の美しさでそんなものは吹き飛ばされてしまいました。

夫婦のミスで、幼い命が散ってしまう。妻は自責の念に駆られ、失意へと堕ちる。やがて自傷や他傷をくり返すことに・・・・。

泣いても悔やんでも息子は生き返ることはない。失意からの脱却をしないと、自らの救いはないのだろうけど。そんな簡単なものじゃないか。

  

息子ニックの死は妻の生きる力まで失わせてしまう。傍らで何とか立ち直らせたいと必死に支える夫。実はわかっていたはずの妻のことも意外にも知らないことが結構あったようで。

見えなかった妻の本当の部分?それとも息子の死によって、彼女は狂気化したのか?その辺は謎のようである。

時に夫に哀願したり、憎しみや怒りをぶつける妻の姿。理性と狂気の狭間とも見える。とにかく精神状態は落ち着くことはなく、不安定な状況だ。

妻と夫のSexシーンは限りなく映し出される。妻が夫に求めるというかたちで何度もある。息子の死の引き金になったのも、2人が愛し合っている最中。これってそのことがトラウマだからなのかしら?

 

 リアルな表現ではあるけれど、そんなに嫌悪感を感じる描写ではないと思う。ただ妻が夫のあの部分を削ぎ落すシーンは思わずのけぞりました。ぼかしを入れ少し抑えたようですが、それって逆のようにも感じるんだけどね。

 ストーリーは6つのセクションに分かれている。その中でもプロローグの部分が特に好きでした。劇中に流れる音楽はオペラ「リナルド」第二幕アリア(アルミレ―ナ):私を泣かせてください

この音楽に合わせての映像が一番良かった!息子ニックが堕ちていく姿がスローモーションで映しだされるのもとても印象的でした。
モノクロだというのも良い。

あらすじ(goo映画より)

愛し合っている最中に、息子がマンションの窓から転落し亡くなってしまった夫婦。妻(シャルロット・ゲンズブール)は葬儀の最中に気を失ってから、一ヶ月近い入院を余儀なくされる。深い悲しみと自責の念から次第に神経を病んでいく妻。セラピストの夫(ウィレム・デフォー)は自ら妻を治療しようと、病院を強引に退院させ自宅に連れて帰る。催眠療法から、妻の恐怖は彼らが「エデン」と呼ぶ森の中の山小屋からきていると判断した夫は、救いを求めて楽園であるはずのエデンにふたりで向かう。夫は心理療法によって妻の恐怖を取り除こうと努力するが、エデンの周りの自然の現象は彼らに恐怖を与え、それも影響してか妻の精神状態は更に悪化していく。現代のアダムとイブが、愛憎渦巻く葛藤の果てにたどりついた驚愕の結末とは……。

新作を出す度、物議を醸し出すラース・フォン・トリアー監督。実はこの作品の台本を書く前、監督自身、うつ病に悩まされていたそうです。仕事が出来なくなったそうです。リハビリとして書いたのが本作の台本。つまりこの台本は監督にとってセラピーみたいなものだったらしい。

 エデンの周りの自然現象、特に印象的で私もちょっと怖いなあと思ったのは屋根にあたるあの多くのドングリでした。人によって落とされているんじゃない?と思うくらいあの音が凄かった。

 

だんだん妻の狂気の沙汰は激しくなっていく。もう夫の手に負えなくなるようで、、、、。妻の暴力に耐えられなくなる姿にちょっと同情的な気持ちを持ってしまいましたね。とはいえ、妻の苦しみもわからないことはないのですが。


カラスに鹿にきつね・・・・。

おぞましい動物たちの姿も、インパクトあり。

結末がああなるとは、、、、。ラストの群像、これも最高でしたね。

出品されたカンヌ映画祭でごうごうたる非難を浴びたこの映画だそうですが、主演のシャルロット・ゲンズブールは主演女優賞を受賞。理性と狂気を非常に上手く演じたということで、受賞は納得ですよね。

メディア 映画
上映時間 104分
製作国 デンマーク/ドイツ/フランス/スウェーデン/イタリア/ポーランド
公開情報 劇場公開(キングレコード=iae)
初公開年月 2011/02/26
ジャンル ドラマ/サスペンス
映倫 R18+

解説(goo映画より)

息子を事故で失った夫婦の悲しみと苦悩を、「奇跡の海」のラース・フォン・トリアー監督が美しく、かつ残酷に描いたエロティック・サイコスリラー。出演は、本作で第62回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した「アイム・ノット・ゼア」のシャルロット・ゲンズブール、「デイブレイカー」のウィレム・デフォー。

オフィシャル・サイト
http://www.antichrist.jp/

 

 

 

 

 

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光のほうへ(2010)◆◇SUBMARINO

2011-08-07 | 映画:ミニシアター

 いま渇望の底から手をのばし、かすかな愛にふれる。

引き続き北欧作品。京都シネマにて鑑賞しました。

福祉が最も充実している北欧、その一つがデンマーク。そんなイメージなのに、えぇ~こんなに悲惨な生活を送っている人たちがいるとは知りませんでした。もちろんフィクションなのだろうけど、、、、、。イメージだけで決めつけちゃあいけないなと実感しました。

闇の部分が描かれた作品。

原作はデンマーク出身の若手作家 ヨナス・T・べグトソンの小説「SUBMARINO」を元にデンマークのトマス・ヴィンターベア監督が映画化。

「SUBMARINO」とは、水の中に無理やり頭を沈められるという拷問の事を言うらしい。邦題の「光のほうへ」とは正反対で物凄い重さを感じます。タイトル一つで随分違いますね。

さて実際デンマークには約5000人のホームレスがいるといわれているそうです。そしてそのうちアルコールや薬物の問題を抱えていたり、刑務所から出所したばかりで住むところがないケースが大部分を占めるようです。

 


だからこの作品に描かれているのは、まさに今のデンマーク事情なのかもしれません。


登場する兄弟はそんな厳しいデンマークで、悲惨の状況で必死に生きている人たち。

幼少期から、2人はアルコール依存症の母親と暮らしていたが、愛される事も無く・・・・。唯一心を癒すものは幼い弟。育児放棄した母に代わって愛情を注ぐのだった。

タバコをふかしながら、盗んだミルクを与えるニックの姿が印象的だ。名前がない弟に電話帳からやみくもに名前を選ぶ。そして洗礼のまねごと。

ところが弟はある日突然あっけなく死んでしまう。

ここから時は経ち、成人した2人のスポットがあてられる。


兄のニック。

幼少時期のニックよりも骨太な雰囲気。ちょっとイメージが変わります。

交際していたアナと別れ、自暴自棄になって人を殴り、最近まで刑務所に入っていた。現在は臨時宿泊施設で暮らしながら、酒と肉体を鍛えることで時間を埋めている。

施設の設備も良さそうです。金まわりもそんなに悪くない感じ。贅沢な事を望まなければ、これは良いんじゃないでしょうかね。
でもこの生活にどっぷり浸かって、いつまでもこんな浮草暮らしは良いものか?なんて思いますけどね。

  イヴァンは精神的な病に見舞われているような感じがしましたが。
そういう設定ではないのか?性的欲望の強い人物でもありました。

 ある日、アナの兄イヴァン(モーテン・ローセ)と街で偶然再会する。イヴァンはニックを、今は結婚して子供もいるアナのところへ案内する。アナと目が合うと、ニックは逃げるように立ち去る。
その夜、ニックはイヴァンに、アナが自分たちの子供を妊娠したが中絶し、そのままいなくなったことを打ち明ける。

 一方ニックの弟は妻を交通事故で亡くし、幼い息子マーティンをひとりで育てていた。ある日、息子をちゃんと育てられないなら引き離すとソーシャルワーカーに言われると、生活保護を断ってその場を飛び出す。

しかし彼は家に着くと息子をリビングに残して、バスルームで慣れた手つきでクスリを打つのだった。


生活保護を受けている親子の部屋は意外にも小奇麗、そんな切羽詰まった感じはしません・・・。

さてお互い辛い過去を封印するために関わらずに生きてきた兄弟は、母親の死をきっかけに教会で再会します。兄は母親の遺産を弟に譲ろうとするが、弟は慌てて、もうクスリはやっていないと答える。兄はマーティンが心配だと告げ、2人は別れる……。

  
思いがけない遺産!大金を得るニックの弟は、その金を元に仕事を始める。福祉局の援助を受けず、自力で稼ぐという姿勢は素晴らしいけど、、、、。
選んだ道が間違っている。大金を稼げるという甘い考えは、結局自分の首を絞めることになる。

息子を愛する気持ちがあるなら、真っ当な道を選ぶべきなのだろうが。。。。母に及んだアルコール依存症と同じく意思の弱さを象徴しているようにも見える。

 
そうそう弟には具体的な名前はつけられていないんです。それが気になるので、ずっとチェックしていたんだけど、「ニックの弟」もしくは「マーティンの父」という風に呼ばれていた。

 ニックが心配していたようにマーティンの行く末に暗い影が、、、、。

デンマークの充実した福祉政策は確かに素晴らしい。でも現実はその政策と裏腹に5000人ものホームレス化って?どうなんだろう。先にも述べたが、刑務所から出所しても手厚い待遇を受けられる制度や生活保護を受けていても、幼稚園に通えたり、快適な住まいでの生活保障制度・・・。これらは果たして本当に地に落ちた人たちにとって、本当に必要な政策なのか?という疑問。

 ラスト近くで兄弟はまた出会いますが、何と獄中での再会。心残りな会話のやり取りの末にこれで会う事もなく終わります。

邦題のタイトル通り、光のほうへ行けるのかしら?

作品紹介(goo映画より)

愛された記憶もなく、また、愛情を注いだはずの幼い命を守り切れなかった経験が、少年だった兄弟にどれだけ深い傷を負わせたことか。登場人物は誰もが絶望の淵に沈み、そこから這い上がることを夢みながらもがき苦しんでいる。愛する術を知らない無防備な人々の苦悩の中に再生への希望を描いた本作は、デンマークの作家ヨナス・T・ベングトソンの小説「SUBMARINO」を、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞の『セレブレーション』や、銃で平和を唱える若者を描いた『DEAR WENDY ディア・ウェンディ』のトマス・ヴィンターベア監督が映画化。デンマーク・アカデミー賞では弟役のペーター・プラウボーが助演男優賞に輝いたのをはじめ5部門を制している。

 

メディア 映画
上映時間 114分
製作国 デンマーク
公開情報 劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月 2011/06/04
ジャンル ドラマ

 

オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/hikari/
                                           
                                                                
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4月の涙(2009)☆★KASKY

2011-08-04 | 映画:ミニシアター

 男はただ愛することを選んだ。 女は信念と愛の狭間で揺れていた。

京都シネマにて鑑賞。

ようやくちょっと気持ちや身体が戻ったような感じがしたので、早速京都シネマへ出かけることにしました。そして観たのがこの作品。う~ん病み上がりの私にはちょっとこれは辛いなあ。

もう少し気持ち的に晴れやかなら良いが、、、、、。

さて邦題は4月の涙ですが。原題『KASKY』はカスキュと読み、フィンランド語で“命令”とか“掟”という意味だそうです。

サムリ・バウラモ演じるアーロは兵士。兵士は命令や規律を守るとこから。そういった意味も含んでいるとのこと。 (アク・ロウヒミエス監督の話)

フィランド内戦を背景に敵同士で出会った男女のラブストーリーということで、どんな悲恋なのか?と興味もあり観て来ました。ところが想像していたようなものではありませんでした。

驚くような三角関係・・・・。

まさか中盤、こんな筋書きになっていくとは。

あらすじ

フィンランド内戦末期の1918年4月、赤衛軍の女兵士のリーダー・ミーナ(ピヒラ・ビータラ)と仲間たちは、白衛軍の兵士たちに捕らえられる。ミーナの戦友マルッタは、自分が死んだら息子を迎えに行ってほしいとミーナに頼む。女兵士たちは乱暴された後、逃亡兵として射殺される。ミーナは辛くも助かるが、白衛軍の准士官アーロ(サムリ・ヴァウラモ)に見つかる。しかしアーロは他の兵士と違い公平な裁判にかけるため、ミーナをエーミル判事(エーロ・アホ)のいる裁判所へ連れていく。しかし2人の乗った船は、孤島に遭難してしまう。衰弱したミーナをアーロが看病するうち、2人の間に変化が訪れる。


そりゃこういう雰囲気ですから、自然の流れでお互い好意を持つのは当たり前ですよね。




エーミル判事の元に来ると、ミーナは身柄を拘束されてしまう。エーミルは、黙秘を続けるミーナの名前や素性を力ずくで聞き出そうとし、アーロに彼女は有罪だと吐き捨てる。自分の部隊に戻ることになったアーロは、正直に話せば無罪になるとミーナに話す。

ア―ロは裁判所のエーミル判事は戦前から人文主義者として名高く、彼なら捕虜に公正で寛大な処置を下してくれるという期待度の高い判事のはずが、、、、?

実は戦争が生み出した恐ろしいモンスターチックな人物だったのだ(爆)

ミーナはアーロに、マルッタの息子エイノの消息を確かめるよう頼む。エーミルは、その様子を覗き見ていた。アーロはエイノを訪ねるが、家の主人に追い返される。エイノはアーロの後をつけ、一緒に連れて行くようせがむ。

 エイノとア―ロ

アーロはエイノを孤児院に送り、迎えに行くと約束する。エーミルは、遭難したときの出来事をミーナに問い詰める。ミーナは答えず、エーミルを誘惑するが拒まれる。
エ―ミル判事はミ―ナに興味がないのか?しかしア―ロとミ―ナの無人島でのことが気になるらしく、そのことを執拗にも聞きただす。何故に?
この時点ではまったく気づかず、、、、ところが思いがけない展開になる。それは以下の通り。

白軍の准士官アーロと赤軍の女性捕虜ミーナのラブストーリーは舞台が裁判所に移ってエーミル判事が登場すると、途端に彼が物語の全体を占めるという展開なのです。予想もつかない話に本当に驚きましたね。

この先ちょっとネタばれになりますので、知りたい方、観たい方は反転してご覧下さい。

アーロは戻ってくるが、ミーナに面会することを禁じられ、エーミルの妻ベーアと一晩をともにするよう仕組まれる。しかしそれと引き換えに、ミーナの裁判権を得る。アーロはミーナに、マルッタだと名乗れば釈放されると伝えるが、ミーナは自分の名前を貫き、死刑を宣告される。自由にしてほしいと言うミーナのために、アーロは同○愛者のエーミルに自らを売る。

翌日、拳銃を持ったアーロは、ミーナを連れて旅立つ。しかし、そこに白衛軍が迫って来る。アーロはミーナの拘束を解き、逃がそうとするが、ミーナは一緒にと訴える。

ラストも壮絶といえば壮絶かな?でも最後の最後はちょっと救われるかも。散りゆく男たち・・・・。(ちょっとネタばれです!)

ア―ロは自分を犠牲にしてまでミ―ナを最後まで守ろうとする健気さが何とも言えず心打たれた。

そしてミ―ナは女の武器を使って何とか生き延びようとする強さに圧巻だ。その信念が彼女を最後まで生かしたのかもしれないね。

ところでア―ロ役のサムリ・ヴァウラモさんですが、何と先日鑑賞したジョージ・クル―ニ―主演の「ラスト・ターゲット」にも出演していたことが分かりました。
その写真がこれです。↓

        これ素顔のサムリ
ジョージ・クル―ニ―を殺害しようとするスナイパー役だったんですね。

  ミ―ナ役のピヒラ・ビータラ。
彼女は、「レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー」に出演しているらしい。

作品紹介(goo映画より)

第一次世界大戦時、ロシア革命の影響を受けて、「フィンランド内戦」が起きた。当初優勢だった赤軍だが、4月6日の最大の戦闘で破れたあと、1ヶ月あまりで壊滅してしまった。その理由は、多くが農民や労働者で、熟練した兵士たちがいなかったからだと。そうした事を踏まえて本作を観ると、准士官のアーロは教養もある中流階級出身、女兵士のミーナは農民出身と、身分違いの関係である事がわかる。本作が風変わりなのは、この若い男女2人の心境の変化(恋愛感情)というメインの物語を軸に、中盤から判事のエーミルが大きく関わっていく。

まさにこの中盤の展開が見どころ!

メディア 映画
上映時間 114分
製作国 フィンランド/ドイツ/ギリシャ
公開情報 劇場公開(アルシネテラン)
初公開年月 2011/05/07
ジャンル ドラマ/ロマンス/戦争
映倫 R15+

 

オフィシャル・サイト
http://www.alcine-terran.com/namida/

 

 

 

 

 

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