MOVX京都にて鑑賞。
評価:→70点
2008年に公開されたフランスのスリラー映画『すべて彼女のために』を、「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス監督がリメイク。
主演は「ロビンフッド」のラッセル・クロウ。
リ―アム・ニ―ソンも出ているということで、ちょっと楽しみだったのですが、ほんの僅かのみの出演でがっくり
ポール・ハギス監督の作品、気がついたら意外にもたくさん観ていた私。どれもなかなかの秀作ですが・・・。
「すべて彼女のために」ではダイアン・クルーガ―が主人公の妻役だったそうです。ちなみにオリジナル版は未見。
ラッセル・クロウは大学教授ジョン・ブレナンの役。相変わらずメタボなボディ。
妻ララ・ブレナンには、エリザベス・バンクス。
この人、映画「ブッシュ」でブッシュの妻ローラ・ブッシュの役をした女優さんだったとは、、、、。びっくりです。そういやメイクで限りなくブッシュ夫人に似ていたので、まったくわかりません。
あらすじ(goo映画より) ネタばれしています。ご覧になっていない方は読まないで下さいね!
ある朝、愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていた大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)の家に警察が突入、殺人の容疑で妻のララ(エリザベス・バンクス)が逮捕されてしまう。ララは上司殺害の疑いをかけられたのだ。
それから3年。ジョンは一人で息子を育てながら、妻の無実を証明するため懸命に奔走していた。だが、裁判では彼女に不利な証拠が提出され、覆ることなく遂に殺人罪は確定。
弁護士からも無罪を主張するのは難しいと言われる。
絶望し、獄中で自殺未遂を起こした妻をみてジョンはある決断を下す。何とそれは、ララを刑務所から脱獄させるというとんでもない計画!
ジョンは彼女の身の潔白をはらすために証拠を見つけるというような行動はまったくなく、ひたすら彼女を奪うということに固執。
その手段のためネットで調べた、元脱獄囚のデイモン・ペニントンに会う。
元脱獄囚 デイモンにリ―アム・ニ―ソン。脱獄のスペシャリストに教えを請う。
マイ地図を作製して綿密に計画を練る。
前半はあまりテンポなく、良く観ていないと分からない部分もあったり。
裁判の場面なんかもないし、妻の事件の内容にもそこまでふれてはいません。
要するにそういう場面は関係なく、夫ジョンがいかに脱獄計画を練り上げて、どういう風にララを脱出を考え、逃亡するかということがこの映画のメインはそこでした。
最初の方とラストで殺人事件の場面がスローモションで映し出されるから、明らかにララではないことが明白なのもこれでわかる。
後この計画のために、ジョン自らの手を汚すというのも、愛する妻を救うがための一途なジョンの怖いまでの執念。まあこんなことは現実にあり得ないだろうけど・・・・。いやもしかしたら、あったりして。
蓄えていたお金もだんだん減っていく。偽造パスポート、飛行機のチケットを取るために、怪しい闇グループから高額な料金を提示され、ただそれもララを助けるためにと。危険承知での行動はハラハラドキドキ。ここまでするジョンの姿が何ともいえません。
大学教授には見えない。銃さばきもなかなか!
さて後半。ここからは、スピードアップします。
いよいよ決行する時が、、、、。
元脱獄囚デイモン・ペニントンの言葉、「脱獄より逃げ続ける事の方が困難」と言ったけど、まさしくそのとおりの展開。後半はマジ凄い。橋の閉鎖、高速道路の検問、鉄道の駅での見張りも。。。。。
警察も俊敏に指名手配のチラシや大人2人、子供一人などの情報を流すも、ジョンの方も途中で老夫婦を乗せ情報を惑わすといったなかなかのやり口だ。おぉ~やるじゃんなんて感心しました(笑)
途中息子を動物園へ迎えに行くという事態となるが、時間が迫ることで逃亡の妨げになると言うことで息子を置いていくということになりますが。。。。。
あら息子を迎えに行っている?何処でどう変わったの??ちょっとこのあたりでガクン状態でした。そして空港での搭乗口、問題のチラシは運よく搭乗口を通り過ぎた時に、、、、。
ここまで書けば、もうラストは分かりますよね。
解説(goo映画より)
無実の罪で投獄された妻を救うため、命懸けの脱獄計画に挑む男の姿を描く「告発のとき」のポール・ハギス監督作。出演は「ロビン・フッド」のラッセル・クロウ、「やさしい嘘と贈り物」のエリザベス・バンクス、「ボーダー」のブライアン・デネヒー、「24アワー・パーティ・ピープル」のレニー・ジェームズ、「トロン:レガシー」のオリヴィア・ワイルド。
オリヴィア・ワイルド、もっと重要な人物かと思ったら、単にジョンの息子の遊び相手のお母さんでした。
メディア | 映画 |
上映時間 | 134分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2011/09/23 |
ジャンル | サスペンス/犯罪/ドラマ |
映倫 | G |
それにしても長いですね。2時間14分はちょっと疲れました。
公式ウェブサイト(英語)
公式ウェブサイト(日本語)
原作はあのタイトさが好きだったので。
とはいえさすがに見せますね。
ラストを知らなければもっとハラハラできたかもしれません。
リーアム・ニーソンがワンシーンだけの出演で重みを見せます。
主人公の父役はちょっと久々のブライアン・デネヒー。
70歳を越えた様でさすがにちょっと老けたかな。
ある種不条理なラストはいかにもハギス監督らしいと思いました。
オリジナルともども私の評価は高いです。
元もそうですが、ラストはあれからどうなるのかと思います。
私もシングルマザーは、重要な役柄だと思ってみてた^_^;
夫の執念は凄かったね~、、
ラッセル・クロウだからサマになる!
そうですか。ちょっとオリジナル版も
観たくなりました。
やはり比べてみると良くわかりますよね。
ポール・ハギス、やっぱり凄いんだ。
リ―アム・ニ―ソン、出番少なめでしたが。
あれ以上出るとダメかも(笑)
きささんもオリジナル版、観られたんですね。
どちらも高評価なんだ!
オリジナル版、気になります。
そうシングルマザーにオリビア・ワイルドが
起用されていたので、これは何かあると
思っていたら何も無くがっくりでした。
ラッセル・クロウは見た目もやることも
凄いですよね。
こちらに来る日、決まったんですね
お知らせお待ちしています♪
後半はまぁノレたけど、前半のダレダレがちょっと退屈でした
2時間超えは相当面白くないと長過ぎって感じちゃいます
2時間以上はよほどテンポ良くないと
しんどいです。
おっしゃるように、前半はダメでしたが、
後半はハラハラドキドキで面白かった
です。
上京の際は宜しくお願いします!
お会いできるの楽しみにしています。
オリヴィア・ワイルドは逃亡に一役買うのかと
思いましたよね。
私はララがやったのでは、と疑ってました。。。
監督にしてやられたっ、と後で思いましたよ(笑)。
そうそうオリビア・ワイルドは重要な役どころ
かと思ったら。肩透し喰らいました。
あの雰囲気だとララかな?と思わせるところは
かなり上手く見せましたよね。
ポール・ハギスさん、流石!