銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

7つの贈り物◇◆SEVEN POUNDS

2009-03-22 | 映画:シネコン

 あなたなら、受け取れますか?

彼は【ある計画】を進めていた。
7人の他人を選ぶ。
そして、彼らの人生を変える。
何のために──?

近年ではジャンルを問わず出演作がメガヒットを放つ、アメリカを代表する「ドル箱俳優」の1人だそうです。“アイ・アム・レジェンド”、“幸せのちから”、“ハンコック”すべて観ましたね。そういえばどれも良かったな・・・・・・。

そんなウィル・スミスの最新作が「7つの贈り物」。ようやく鑑賞しました。前売りチケットは購入せず・・・・。実は予告編観たけれど、あんまりインパクトなかった。なもんで、事前に購入する気になれなかった。そんなことで1000円ディーに鑑賞しようと思っていた作品です。MOVX京都は20日がMOVXディーということで1000円、このときを逃してはならないと夕方鑑賞致しました。

ところが、しっかり鑑賞するものの、いまひとつストーリーが把握出来ず(汗)7人の人に贈り物をする主人公ベン・トーマスという男のお話だというのは分かるのだが。何故?彼がこういうことを始めたのか?が初めはまったく観ていてもちんぷんかん?ベンは納税滞納者の調査をする職員を装い、贈り物を贈るリストを作成する。病院で入院している少年のため、自ら骨髄液を取ってもらい提供する。その他視覚障害のエズラ(ウディ・ハレルソン)にも・・・・。彼に最終贈ったものはラストで分かることになるが。DVを受けている女性には家をプレゼント。そしてベンのリストの中で、エミリー(ロザリオ・ドーソン)という重い心臓病を患い、余命幾ばくもないという女性との出会いがある。この出会いがベンの計画に大きな影響を与えるということで、お話はその女性と運命的な出会いが軸となってストーリーが展開していく。贈り物をするという理由もなかなか理解出来ず?そのわけは、お話の途中フラッシュバックのように現れる。良く観ていないと分からないような感じだが。物語の進行で徐々に謎が解かれていく。


二人はいつしか愛し合うようになる。

親友ベン(バリー・ペッパー)には、この贈り物計画の全貌が知らされているという内容だが、彼の出番も少なくベンとの絡みもあまりないので、重要な人物にも思えない。またベンの弟が、彼に執拗に追いかける理由もラスト近くになって解明されるというもの。全体に中途半端な構成のようで、このお話の核心部分が少し弱いように思えた。ベンが起した事故によって、7人の人が亡くなった。その罪を償うために、自分の身を削って、7人の人たちに命を賭けた贈り物を贈るというお話は感動的だが、その感動に繋がるには少し弱いなあと思った。


視覚障害を持つエズラ
役のウディ・ハレルソンはあの「ノーカントリー」で殺し屋を演じた方です。何処かで見たなあ?と思っていたらあの方だった。

 素顔のウディ、そういえば、「今宵フィッジェラルド劇場で」にも出演していた。

 バリー・ペッパー メルアキデス・エストラーダの3度の埋葬が印象深いですね。いい役者さんですよね。


エミリー役はロザリオ・ドーソン、私が印象的なのは、タランティーノ監督の「デスプルーフinグラインドハウス」(07)で演じたアバナシー。

ベンは愛するエミリーの命を助けるため、自分の命と引き換えの贈り物となります。人間はここまでやれるのかな?

そしてエズラの目を治したのも、ベンの命がけの贈り物でした。

ラストは結構感動ものでしたが・・・・・。でも何かちょっと入りこめるところまでの作品じゃなかった。

 

ウィル・スミスが「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督と再びタッグを組んだ感動のヒューマン・ドラマ。辛い過去を背負い心に傷を抱えた男が、ある計画を実行するために見知らぬ7人を選び、彼らの人生を変える贈り物を捧げようとするミステリアスな動向とその真意が明らかとなっていくさまを綴る。
 過去のある事件によって心に傷を抱えながら生きる男ベン・トーマス。彼は7人の名前が記されたリストをもとに、ある計画を実行しようとしていた。それは、7人がある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうというもの。その7人は互いに何の関係もない他人同士だが、ベンにとっては彼らでなければならない理由があった。またこの計画の目的や、贈り物の中身が何であるか、ベン以外には彼の親友が唯一知るのみ。こうして、ベンは7人それぞれに近づき、彼らの人生を調べ始める。だがやがて、リストの中の一人で余命幾ばくもない女性エミリーとの出会いが、ベンの計画に大きな影響をもたらせていく…。 (all cinemaより抜粋)

メディア 映画
上映時間 123分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2009/02/21
ジャンル ドラマ

オフィシャル・サイト
http://www.sevenpounds.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/sevenpounds/


 

 

 

 

Comments (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オーストラリア◇AUSTRALIA | TOP | 悲夢★SAD DREAM »
最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございました (KGR)
2009-03-22 15:15:07
ほぼ同感ですね。
罪悪感からの贖罪。
7人の命を奪った見返りに、
自分の身を削って7人を助ける。
話としてはわかりますが、やり方は疑問。

もっと別のやり方があったろうし、
もっと多くの人の力になれたかもしれない。

そもそも被害者やその遺族には
何の関わりもない人を助けて
罪の意識が軽くなるんでしょうか。
まず! (sakurai)
2009-03-22 20:24:42
自分の命を粗末にする前に、することがあるだろ!と突っ込みたくなりました。
なんかつぼが違いましたね。
ウッディ・ハレルソンは、だいぶ薄くなってきてるはずなのですが、妙にいっぱいあった髪の毛に違和感ありあり。
真新しい・・・けど (メビウス)
2009-03-23 18:49:09
mezzotintさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

サスペンス風に進んでいく感動作っていうのは結構真新しいなと観て思っていましたが、観終わって自分も確かに一通りの感動は覚えたものの、それでも涙が流れなかったのはやっぱりベンの行動や贈り物を贈る基準みたいなものが曖昧だったからかもしれません。
ベンの過去も断続的なフラッシュバック多用よりも、エミリーに電話で物語を聞かせるな感じか、回想風にした方が個人的には良かったかもです。
こんばんはー。 (★しんぽん★)
2009-03-24 00:42:26
TBありがとうございますー。
ロザリオ・ドーソンが自分はとっても魅力的に感じました、この作品。
世間の評価は低めみたいですねー。自分はそんなに嫌いではないんですけどねー。。。

ameblo.jp/snapshots/

post a comment

Recent Entries | 映画:シネコン