外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

海外旅行を終えて、無事に帰国しました~

2023-07-25 19:03:24 | 海外旅行

 

 

約1か月半に渡る長旅を終え、先日ついに帰国した。

 

日本で廃人のような暮らしを続け、気力も体力もなくてへなへな状態だったのに、暑い時期に暑い地域(中東)に敢えて出かけたので、まさか無事に帰れるとは思わなかったぜ…

 

今回訪れた国はトルコ、イラク(クルド人自治区のみ)、イラン、フランス(パリとその近郊のみ)。当初はイタリアにも寄る予定だったが、日程と費用等の関係で厳しくなり、結局行くのを諦めた。まさかの「イタリア飛ばし」である。(新幹線のぞみの「名古屋飛ばし」に匹敵) 

 

フランスもどうしようか迷ったが、結局予定通り行くことにした。でも、ヨーロッパは物価が高いから(しかも円安)、今後はなかなか行けないかもしれない。っていうか、仕事を探さないとな…

 

 

すでに帰国したわけだが、前回と前々回に引き続き、今回もとりあえず旅の写真を適当に選んで載せるに留め、次回から旅行記を再開することにする。去年の旅行記ですけどね…

 

ちなみに、今回の写真は全てパリで撮ったものだ(ホントよ)。パリは最高気温が30度に達することなく、毎日涼しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事に帰ってきたはいいが、今度は日本の猛暑に脅かされている。試しにエアコンを消して寝てみて、午後14時頃に起きたら、室温が35度でコワかった…

 

日本よりもさらに気温が高く、しかもエアコンが普及していない地域(イタリアとか)で暮らしている人も多いと思うが、皆さんお体に気を付けて、無事に夏を乗り切っていただきたい。

 

 

では、今後ともよろしくお願いいたします~

 

 

(終わり)

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引き続き旅行中です~(まだ生きてます)

2023-07-04 18:23:39 | 海外旅行

 

 

前回「現在海外旅行中です」ということで、取り急ぎ写真だけ適当に選んで載せた。今もまだ旅先なので、引き続き写真だけで失礼する。ちなみに、今回の写真は全てイランで撮ったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅も後半に入り、山場を越えて(=私にとって難易度の高い国をクリアして)終わりが見えてきた状態だ。暑さが厳しくなる時期だし、年も年だし、元々体力がないので、スローモーションの低空飛行で行こうと思う。皆さまもお体に気を付けて、夏を乗り越えてくださいませ~

 

帰国してもきっと暑さでへなへなだと思うが、なるべく早く旅日記を書きたいものである。去年のやつの続きを…

 

 

(終わり)

 

 

 

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現在海外旅行中です

2023-06-17 14:22:26 | 海外旅行

 

 

去年の旅行記が全然終わっていないのに、2023年も海外旅行に出かけてしまった。しかも、前回より長めの…

 

出国は今から1週間余り前で、行先は中東・欧州方面。詳しいことは、また帰国してからゆっくり(ものすごくゆっくり…)書くつもりなので、よろしくお願いします~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、皆様も楽しい日々をお過ごしくださいませ。

 

こんな更新ペースのブログですが、今後ともよろしくお願いいたします~

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2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(4)~カタール航空/ドーハ・ローマ編~

2022-08-19 17:43:24 | 海外旅行

 

 

乗り継ぎのドーハ・ハマド国際空港に着いたのは、早朝の4時半頃だった。ローマ行きは8時45分発なので、待ち時間は4時間余り。

 

成田からの12時間に及ぶフライトの疲れに、例のブラジル人女性からのサプライズプレゼント(前回の記事の後半参照)への動揺が加わり、歩くのが億劫なほど体が重かったが、ドーハの空港に来たからにはあの巨大な黄色いクマに挨拶しないわけにはいかないと考え、さっさと手荷物検査を済まして、クマ広場(仮名)に向かうことにした。

 

私は極度の方向音痴で、自力で行こうとすると必ず迷う自信があったので、通りがかりの空港係員に道を聞いてから行った。ドーハの空港係員は無愛想なしかめっ面をしていて、ぶっきらぼうな対応をする人が大半だ。私が道を聞いた人も、ちゃんと教えてはくれたが、丁寧な態度とは言い難かった。おかげで、「ああ、外国に来たんだなあ」と実感することができたわけだが、カタールはこの冬にワールドカップを主催するのに(11月21日開幕)、空港での客への対応がこれで大丈夫なのかと、ちょっと心配になる。余計なお世話かもしれないが。

 

クマ広場到着

 

 

この黄色いクマのところは撮影スポットで、自撮りする人や記念写真を撮る家族などが常にいる。周囲にベンチでも配置したら良さそうなものだが、この広場にはベンチは一切ない。ベンチ飲みを防ぐためかな(違う)

 

私はこのクマ(ちなみに熊はアラビア語でدُبّドゥッブ)を見るたびに、「なぜ彼(彼女?)は電気スタンドに突き刺さってるんだろう」と考えずにはいられない。

 

後ろに回って見たら、その突き刺りっぷりが良くわかる。

ご丁寧にコードまである。

 

 

クマ広場へのお参りを済ませた後は、搭乗ゲートの近くに移動して、並んでいるベンチに座ってゲートが開くのを待った。この空港では無料のWi-Fiが使えたので(搭乗券のQRコードをスマホに読み取らせるか、Eチケットの予約番号を入力する)、家族や友人にメッセージしたり、SNSを眺めたりしていたら、まもなく搭乗ゲートが開く時間になった。

 

成田の時と同様、カタール航空の搭乗の段取りは悪かったが、なぜか予定通りに出発した。8時45分にドーハを出発してローマには13時55分に着く予定なので、約6時間のフライトだ。(時差1時間、ドーハの方が進んでいる)

 

12時間のフライト、4時間の待ち時間を経て、さらに6時間のフライトということは、ほぼ丸1日かかる計算になる。私、体弱いのに…ああ、やっぱり欧州系の航空会社の飛行機に乗れる身分になりたい。できればビジネスに…

 

機内では大体寝ていたので、隣にどういう人が座っていたかは覚えてない。

 

機内食は最初に1回、そして着陸前に軽食のサンドイッチが出た。サンドイッチはパスし、食事の方はポテトグラタンを選んだ。(ビーフのマッシュポテト添えとの選択)

 

味はまあまあ。カタール航空の機内食には、「まあこの位のものを出しといたら文句ないやろ」という企業の姿勢を感じる(気のせいかな)。飲み物は、赤白両方のワインとシェリーにした。白ワインも赤と同様オーストラリア産で、なかなか美味しかった。シェリーは元々好きではないので(なんで飲んだんや)、味についてはよくわからない。

 

軽食サービスが終わって間もなく、機体は着陸態勢に入った。

 

着陸した瞬間、イタリア人界隈からいつものように拍手が起こったが、音が小さめで、「ブラーヴォ!」という賛辞も飛ばなかった。それほど上手な着陸でもなかったし、そもそもイタリア人の乗客が少なかったのだ。

 

とにかく、無事にローマにたどり着くことができたわけだ。空港からはテルミニ駅まで列車で移動し、それからホテル探しを開始する予定だった。途中で行き倒れなければだが…

 

 

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

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2022年イタリア・ヨルダン・トルコ周遊記(3)~カタール航空/成田・ドーハ編~

2022-08-16 19:15:10 | 海外旅行

 

 

カタール航空の成田発ドーハ行きの機内は、1席おきに座るようになっていたが、座れるところは大体埋まっていた。思っていたより人が多い。海外旅行する人が急増していた時期なのだ。ハワイ行きのツアーなどは満員御礼だとニュースでやっていた。

 

私の席は、窓寄りに並んだ3席の通路側だった。私は長時間のフライトでは通路側に座ることにしている。もちろん心置きなく酒を飲み、気兼ねなくトイレに行くためだ。窓側には欧米人らしき髪の短い小柄な女性が座っていた。50代後半~60代前半くらいに見える、物静かな人だ。私も席について手荷物を前の座席の下に置き、シートベルトを締める。空港にたどり着くだけで疲れていたものの、久しぶりの飛行機なので、やはり「わ~い」と声を上げたくなるような、たのしい気分になった。

 

 

クッションのアラビア語の文は英語の「Be inspired」の直訳

 

 

今回の旅では、カタール航空のドーハ経由の成田・ローマ往復チケットを購入し、ローマを足掛かりに他の国・都市に移動することにした。成田・イスタンブール往復も考えたが、ローマの方が安かったのだ。

 

日本から欧州に飛ぶ場合、欧州系の航空会社を利用した方がむろん所要時間が短くて楽なのだが、中東系の航空会社の方がずっと安いので、私のような貧乏旅行者はそちらを選ぶことになる。

 

中東系の航空会社ではアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空(ドバイ経由)とエティハド航空(アブダビ経由)、そしてカタール航空の3社が候補に挙がるが、私はカタール国営の衛星テレビであるアルジャジーラを日常的に視聴しているため、カタールを身近に感じると同時に、カタール封鎖をした側だったUAEのダークサイドに詳しくなり、UAEという国に深い不信感を抱くようになっていた。サービスや機内食はエミレーツの方がいいのだろうが、UAEはなるべく通りたくない。

 

そういった経済的・政治的な理由で、今回はカタール航空一択だった。カタール航空はコロナ禍を考慮して、キャンセルや変更が無料で何度でも出来るキャンペーンを展開していたので、悪くない選択だったと思う。また、この時期に欧州系の航空会社でチケットを購入した人が直前にキャンセルされたという話をよく耳にしたが、中東系ではそういう話は聞かなかった。

 

成田を22時40分頃に出発し、ドーハに4時25分に着く予定だった。時差が6時間なので(日本の方が進んでいる)、約12時間のフライトだ。その間、マスク着用が義務付けられていた。途中で息苦しくなるかと思ったが、立体的なマスクを用意したせいか、案外大丈夫だった。機内食を食べている時や、酒を飲んでる間(長い)はずっと外してたしな…

 

靴下や耳栓などが入ったアメニティーバッグの他に、今回はマスク・消毒用ジェル・ゴム手袋が入った衛生キットが配られた。

 

こういうやつ

 

 

マスクは水色っぽいダサいやつで、手袋も水を通しやすくてあまり役に立たない代物だったが、ジェルは便利だった。

 

カタール航空で楽しみなのは、機内エンターテイメントだ(私だけ?)。アルジャジーラのニュース中継は見られないが(なぜなんだ、カタール?!)、番組録画は多少見られるのだ。今回は「المسافر」(ムサーフィル=旅人)という旅番組のオランダ編があった。この番組は見事なフスハー(標準語)を操るアラブ人男性の「旅人」が世界各国に出かけて様々な体験をするという内容なのだが、彼はオランダ編では農家のトラクターに乗ったり、レストランの厨房で肉を焼いたりしていた。私は「そんな旅人おるかい」などとツッコミを入れながら、3回分のシリーズを全て観た。

 

これは「ムサーフィル」のイスタンブールの回

 

 

旅番組の他にも、アラブ世界の女性が抱える問題を当事者たちが出演して語り合う趣旨の番組(「ビカスル・ター」بكسر التاء 訳しにくいが、「女性の沈黙を破る」という意味合いのタイトル)の録画があった。強制失踪がテーマの回で、シリア・エジプト・イエメンで当局によって家族の男性が連れ去られて消息不明になった女性や弁護士、生還した男性らが出演し、自分たちの経験を語るという内容だった。こういう濃い内容の番組をあえて機内エンタメに入れてしまうカタール航空。

 

 

司会のレバノン人の女性キャスターがかわいい

 

 

 

機内食は2回出た。夕食と朝食だ。夕食にはチキンカツ丼、朝食にはスクランブルエッグのハッシュポテト添えをそれぞれ選んだ。

 

 

夕食のチキンカツ丼。当然豚肉は出ない。

 

 

味はまあ普通。カツはふやけていたが、蕎麦サラダはオリーブオイルが効いていて美味しかった。デザートは食べていないのでわからないが、見た通りの味だと思う。赤ワインはオーストラリア産で意外に美味しかった。キリンビールも飲んだ。夜中にはラムをもらいに行ったが、なかったので代わりにシェリーを飲んだ。

 

 

朝食

 

 

スクランブルエッグは原型を留めておらず、ポテトも味が薄かったが、不味いというほどではなかった。っていうか、食べすぎた…

 

 

私の1つ向こうに座っていた女性は、客室乗務員さんの早口の英語が全く聞き取れないようで、機内食を選ぶのに毎回苦労していた(乗務員さんが)。朝食の時、乗務員さんがスマホの自動翻訳を使おうとして、何語が出来るかと何回か尋ねたら、女性は「ポルトガル語と日本語」と答えた。え、日本語が出来るんだ…

 

私が「日本語が出来るんですか?」と日本語で尋ねたら、女性は「はい。あ、日本人ですか?」と聞き返してきた。何人だと思われてたんだろう…とにかく、日本語が出来るならと、私が通訳を買って出て、メニュー選びを手伝ってあげた。私の英語も彼女の日本語もかなり怪しくて、けっこう時間がかかったが、乗務員さんにも彼女にも大変感謝された。

 

食後、着陸までの短い時間にお喋りしたところ、彼女は(非日系)ブラジル人で、出稼ぎのための来日して長年働いていたが、お母さんの介護のため、ドーハ経由で母国に戻るところだった。

 

飛行機が着陸態勢に入る少し前、彼女はトイレに立って、しばらくしてから戻ってきた時、私に封筒を差し出して、「これ、後でお読みになって下さい」と言った。

 

言われた通り、その場では封筒を開けずにバッグに仕舞い、着陸後に彼女と別れてから取り出して開けたら、中にはこんなものが入っていた。

 

 

 

 

エホバの証人のパンフレットの切り抜き…

 

 

 

 

想像の斜め上を行く展開というのは、こういうことを指すのだと思った。

 

 

 

(続く)

 

 

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