マキペディア(発行人・牧野紀之)

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2011年の給与

2012年04月11日 | カ行
01、自治体職員の年収

 兵庫県芦屋市の職員給与が年収758万円(推計)で1位。日経が総務省の発表した数字で推計した。手当が月15万5000円、ボーナスが年間169万円と多いのが原因。

 上場企業は社員の平均年収の開示が義務付けられている。自治体では開示している所は少ない。大阪市のように、局長級、課長級、係長級と分けて発表している所は例外。

 いわゆるラスパイレス指数は手当とボーナスを含んでおらず、実体とかい離している。
 (日経、2012年04月11日。磯道真の記事の要旨)

02、NHK職員の年間報酬

 3月下旬の衆院総務委員会では、NHK職員の年間報酬がサラリーマンの平均年収の4倍、約1780万円に上ることが問題視された。(日刊ゲンダイ、2012年4月6日)

03、フリーター

 35~44歳の高年齢フリーターが50万人を突破した。(SPA)

04、感想

 給与はかつて鹿児島県阿久根市で市長の竹原さんが発表したような形で、即ち個人名だけは伏せて、決算に基づいて(第1条件)、全職員(全社員)について(第2条件)、年収(給与、諸手当、時間外手当、期末・勤勉手当毎の数字と共に)と共済費(保険などの会社負担分)の総額を(第3条件)、分かりやすい一覧表にして(第4条件)、発表するべきだと思います。

 阿久根市の発表でも非正規職員は除外されていたようですが、本当は非正規職員も含めるべきです。又、教員(正規、非正規)は県の担当だからか、発表されませんでしたが、教員の給与も同じように発表するべきです。教員の給与こそ問題です。

 退職金も年金もそのような形で発表するべきでしょう。「元校長の年金は事務次官のそれより多い」ということが問題視されたことがあったはずです。校長の年収は、みな、1000万円を超えている事を皆さんはご存知ですか。

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