すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【ラ・リーガ 22/23 第32節】久保、股抜きのダメ押しゴールでMVP 〜オサスナ 0-2 レアル・ソシエダ

2023-04-29 08:07:43 | その他の欧州サッカー
シーズン日本人最多得点記録を「7」に伸ばす

 レアル・ソシエダは28日、第32節でオサスナと対戦した。試合は久保建英の股抜きシュートでソシエダが2-0の勝利を収めた。

 ソシエダは前節からローテーションを敢行、久保を温存し途中出場させた。スタメンはソシエダの中盤にはダビド・シルバ、スビメンディ、ミケル・メリーノ。前線にはアリ・チョー、カルロス・フェルナンデス、バレネチェアを配した。

 試合はいきなり立ち上がりの6分、シルバのスルーパスに抜け出したFWバレネチェアがクロスを入れると、オサスナGKセルヒオ・エレーラに当たったボールがゴールに吸い込まれ、オウンゴールでソシエダが先制する。

 そしてソシエダは後半の頭からオヤルサバルを起用、久保は1-0でリードした63分にアレクサンダー・セルロートとともに投入され、右サイドに置かれた。

 すると63分、自陣でのスローインを久保がフリックすると、受けたセルロートが右サイドを食い破る。左足のアウトサイドでクロスを入れたが、合わせたオヤルサバルのシュートはGKエレーラに防がれた。

 続く71分にはメリーノがスルーパスを出し、反応したオヤルサバルが左からアーリークロスを入れ、セルロートがシュートしたが惜しくも外れた。

 そして試合終盤の90分。大団円だ。セルロートがうまいポストプレーでボールを右へ。メリーノがペナルティエリア右へボールを送ると、ここで久保が左足をひと振り。敵守備者の股を抜くシュートをニアに叩き込む。ソシエダにとっては大きな追加点。試合は2-0で終了した。

 これで久保は今季ラ・リーガ で7ゴール目としMVPを受け、シーズン日本人最多得点記録をひとつ伸ばした。

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【第2次森保ジャパン】日本代表選手は「誰が選ぶ」のか?

2023-04-28 11:43:11 | サッカー日本代表
スコットランドのメディアがまた反感

 スコットランドのメディアが、このところ再び日本代表の森保一監督にネガティヴな反応を示している。

 というのも目下、森保監督は欧州視察中で、欧州チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、ブンデスリーガやらスイスリーグを視察したり、日本代表ゆかりの選手たちと現地で会ったりしているからだ。

 ところが森保監督は、古橋や旗手らが所属するセルティックのゲームや練習には訪れていない。で、「なぜモリヤスはスコットランドに来ないのか?」と彼らが否定的な感情をもつのも無理はない。

 だが忘れないでほしいのは、日本代表選手を選ぶのはあくまで「森保監督だ」ということだ。

 確かに森保監督が古橋や旗手を選ばないことを説明する際に「リーグのレベル」という言葉を使ったのは明らかにまずかった。

 だが、それとこれとは別の話だ。

 もし森保監督がいまでも古橋や旗手を選ぶ気がまったくないのなら、ヨーロッパ視察期間が1か月しかない中、わざわざ「お付き合い」で時間を取ってセルティックのゲームを見に行く、というのも筋が通らない。

 いや確かにスコットランドのメディアは不愉快だろう。

 だがそれは仕方ないのだ。

 申し訳ありません、スコットランドのみなさん。

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【FA杯準決勝 コラム】サッカーの歴史を見る思いがした 〜ブライトン0(PK6-7)0マンU

2023-04-24 08:51:17 | その他の欧州サッカー
古色蒼然としていたマンU

 FA杯の準決勝が23日に行われ、ブライトンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。試合は0-0のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦でマンUが勝った。

 なんだかサッカーの歴史を見るような思いがした。

 ブライトンは相変わらず敵をからかって誘い込むようなビルドアップをし、相手を食いつかせてから組み立てているのには笑った。

 そんな個性的なビルドアップや精緻なサイドチェンジ、鋭い縦パス、カウンターなど、ボールの動かし方やハメ方はブライトンの方に見るべきものがあった。ブライトンはサイドに開いてパスをよく呼び込んでいた。

 それに対しマンUは個がバラバラに戦っている感じで統制が取れてない。個々の局面での「個の戦い」はあっても、流れの中での展開がない。「たぶんカウンターのチームなんだろうな」と感じさせる程度で、チームのゲームモデルが見えてこない。ただプレイしているだけの感じだった。

 マンUは個の強さなどに見るべきものはあったが、「どんなサッカーをやりたいのか?」が感じられない。チームとしてはコンセプトも含め、戦術的にブライトンの方がよく出来上がっていた。

 マンUはまるで100年前のチームがタイムマシンに乗って現れて、「個」で戦っているようなクラシックな感じ。古色蒼然としていた。「サッカー歴史博物館」を見る、という意味では、確かに見るべきものはあった試合だといえるだろう。

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【J1 第9節】鹿島が2点を取ってシャットアウト勝ち 〜新潟 0-2 鹿島

2023-04-23 16:23:41 | Jリーグ
往年の「強い鹿島」が復活した

 アルビレックス新潟はJ1第9節で23日、鹿島アントラーズをホームに迎えて対戦した。新潟GKのミスもあり、連敗が続く鹿島が前半に立て続けに2点を先取。守っては4-4の堅いブロックを敷き、最後は5バックに変えて2点を守り切った。ついに鹿島が連敗から脱出した。

 今日の新潟はスタイルを若干、変えている。いつものショートパスだけでなく、状況に応じてミドルレンジのボールやピンチの時の大きなクリアも使うようになった。これは大きな変化である。それ以外はいつもの、グラウンダーの強くて速いパスを2タッチ以内で繋ぐサッカーだ。

 そんな前半3分。鹿島の右からの大きなクロスに、新潟GK小島亨介が判断を誤り飛び出してしまい、バンザイしてしまって裏から鈴木優磨にヘディングシュートを決められる。優秀な小島とすれば珍しいミスだ。

 新潟は片方のSBが上がり、残りの3人がスライドして3バックでビルドアップしている。ただし今日はバックパスが多い。鹿島の守備時4-4の堅いディフェンスに手を焼いている。

 鹿島は攻められるとディフェンディング・サードまでベタ引きして守備している。そのブロックの手前で新潟がパスを繋ぐ時間が増えた。鹿島は先制点を取った分、早くもそれを守ろうとして受けに回るメンタリティになっている。

 新潟は早めに点を取り、鹿島のそんな「安心なメンタル」を破壊したい。鹿島は失点すれば、「また負けるのでは?」というネガティヴな心理状態になるはずだ。逆に言えば鹿島は自分たちが早く2点目を取りたい。

 勝負は「次の得点はどちらが取るのか?」にかかっている。

波に乗る鹿島が2点目を取る

 そして前半26分、鹿島が待望の2点目を取る。これは大きかった。

 安西幸輝が垣田裕暉にパス。受けた垣田は鈴木へ落とす。鈴木は前へ浮き球を送り、これに応じた垣田が左足で押し込んだ。この2点目で新潟は鹿島に自信をつけさせてしまった。新潟としては、連敗している鹿島を心理的に不安定な状態に置いておきたかっただろうが。

 このあと新潟は鹿島のブロック守備にとことん手を焼き、前半を無得点で過ごしてしまった。ボールスピードが遅いのも、今日の彼らの欠点だ。

 新潟のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが小島亨介。最終ラインは右から新井直人、舞行龍ジェームズ、トーマス・デン、田上大地。

 CMFは島田譲と高宇洋。2列目は右から太田修介、伊藤涼太郎、三戸舜介。ワントップは谷口海斗だ。

鹿島、最後は5バックで勝ち切る

 2点を先制して意気上がる鹿島は、後半に入っても守備時のプレッシングが非常にいい。選手間で適切な距離を保ち、水を得た魚のように新潟に圧をかけている。

 いまや鹿島の4-4の堅いブロックは、新潟の前に堅城の如くそびえ立っている。新潟はそのブロックの前でただボールを足元で回し、いたずらに時間を消費するだけだ。鹿島に往年のしぶとさが蘇りつつある。

 さて鹿島の最後の交代はCB昌子源を投入し、5バックにして石橋を叩いて渡る、というものだった。鹿島は目算通り、2-0で見事にシャットアウト勝ちした。

 連敗というのはメンタルの問題が大きい。この1勝は鹿島の大きな転機になり、負けが続いていた彼らは不死鳥の如く蘇るだろう。鹿島の復活でリーグにさらに活気が出て、また勢力地図が新しく変わることになりそうだ。

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【J1 第9節】横浜FMが3点取り返し意地の逆転勝ち 〜神戸 2-3 横浜FM

2023-04-23 04:47:27 | Jリーグ
切り替えの速い緊張感ある展開だった

 横浜F・マリノスはJ1第9節で22日、ヴィッセル神戸と対戦した。神戸は先に2点を取ってリードしたが、横浜FMが3点取り返して逆転勝ちした。切り替えの速い緊迫感のある展開だった。

 神戸は横浜FMのビルドアップを、終始ハイプレスで潰しにかかった。このビルドアップをめぐる両者の構図が、本ゲームをよく象徴していた。

 例えば神戸はハイプレスだけでなく、中盤のプレスもいい。サイドチェンジも効いている。序盤はそんな神戸の良さばかりが出た。さすが神戸は首位を張るチームだけに、メンタルが充実していて非常にいい。

 横浜FMは神戸のハイプレスをどうかわしてビルドアップするか? が大きなポイントだ。またそれだけでなくフィールド全域で神戸のプレッシングを受け、横浜FMはパスが定まらない。そして結局、GKにボールを下げてロングボールを蹴るハメになる。横浜FMのパスはことごとく神戸の守備網に引っかかっていた。

 横浜FMのフォーメーションは4-2-1-3。スタメンはGKが一森純。最終ラインは右から山根陸、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也。

 CMFは喜田拓也と渡辺皓太。トップ下はマルコス・ジュニオール。最前線は右から水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベルだ。

神戸の汰木康也が先制ゴール

 神戸の先制点は前半19分だった。DF本多勇喜が自陣から、横浜FMの最終ラインの裏のスペースへとロングボールを入れる。横浜FMの右SB山根が先にボールに触り、GKの一森へバックパスしたが意図が合わず、ボールは無人のゴールへ向かう。

 このボールに神戸の汰木康也が先に追いつき、ゴールに流し込んだ。これで神戸が横浜FMのミスから大きな先取点を取った。

 続く前半28分。横浜FMの右サイドへ攻め入った汰木がフリーになり、彼がクロスを入れて大迫勇也のヘッドで2点目を取る。

 こうして前半の序盤は神戸が首位の貫禄を見せたが、前半の中盤以降に横浜FMが盛り返す。

 まず前半33分だ。横浜FMの永戸が敵陣中央の水沼にパスを出す。受けた水沼がアンデルソン・ロペスに縦パスを入れ、ロペスがペナルティエリア中央に抜け出す。彼は左足でシュートを叩き込んだ。横浜FM、反撃の狼煙だ。

 そして前半47分、横浜FMの水沼が右のポケットから落としのパスを入れ、受けた渡辺がワンタッチで振り抜きゴール左上スミに流し込んだ。これで2点目。同点だ。

 ただし横浜FMは以前とくらべ、レベルが落ちたなと感じさせる。前は圧倒的な力があったが、今の彼らはちょっとしたミス、雑な判断が所々でよく目に付く。

後半37分に横浜FMが逆転弾を放つ

 続く後半の立ち上がり。今度は神戸が横浜FMのビルドアップをハイプレスで打ち砕いた。そしてボールを持った武藤が右サイドからフリーでクロスを入れ、中央の大迫がワンタッチでシュートを決めた。

 かに思えたが、オフサイドでノーゴールになる。それにしてもハーフタイムを挟んでいるのに、横浜FMのマスカット監督は神戸のハイプレス対策を何も仕込んでないのだろうか?

 横浜FMはプレスを受けて狭いゾーンに押し込まれ、そこでショートパスを何本も繋いでしまい、ボールを奪われそうになる。本当は大きくサイドチェンジしたいのだが……。

 かくて後半37分。そんな横浜FMが意地を見せた。

 途中出場した横浜FMのヤン・マテウスが左サイドからクロスを入れ、アンデルソン・ロペスがヘディングシュートをゴール左に決めた。これで3-2。逆転だ。そして試合はこのまま横浜FMの逆転勝利で終わった。
 
 それにしても横浜FMは、神戸の核弾頭・大迫勇也をフリーにしすぎた。マークが致命的にゆるかった。また敵のビルドアップを阻害してくる神戸の常套手段であるハイプレスに対し、なんの対策も用意してなかった。

 横浜FMが苦戦したのは、そうしたスカウティングの甘さも大きかったような印象だった。

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【J1 第8節】浦和、退場者続出の激闘を制す 〜浦和レッズ 4-1 コンサドーレ札幌

2023-04-22 08:21:08 | Jリーグ
両者、前半から激しく競り合う

 J1第8節が行われ、埼玉スタジアム2002で浦和レッズとコンサドーレ札幌が対戦した。両者、前半から激しく競り合い、前後半に双方1人づつ退場者を出す展開になる、最後は浦和が攻勢を強め、4-1で勝利を収めた。

 前半34分、速攻から興梠が鋭いドリブル突破を見せ、防ごうとした札幌の中村桐耶が一発レッド。退場になる。その後、両者とも激しい鍔迫り合いで前半が続いたが、双方、無得点。勝負は後半に持ち越された。

 浦和のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが西川周作、最終ラインは右から明本考浩、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、荻原拓也。

 CMFは岩尾憲と伊藤敦樹。2列目は右から大久保智明、小泉佳穂、関根貴大だ。

1人多い浦和が攻勢に出て圧倒する

 後半、立ち上がりから1人少ない札幌は5バックを敷いてくる。そのため浦和陣はスペースだらけでガラガラだ。どうしても浦和がボールを保持する展開になる。

 だが、それでも札幌は攻撃の姿勢を崩さず、少ない人数を前に走らせロングボールを入れてくる。そして局面によっては、1人を自陣に残して残り全員を敵陣に送り込んでいる。大胆な攻めだ。

 他方、浦和のチャンスになると、札幌は8人がペナルティエリアに入って守備している。壮絶な展開である。

 すると後半23分。浦和のアレクサンダー・ショルツが敵陣の浅い位置でボールを奪い、右サイドの関根にボールを預けて脱兎の如くゴール前に走り込む。これに関根がグラウンダーのクロスを送り、ショルツはニアでうまく左足のインサイドでゴールに流し込んだ。浦和、待望の先制点だ。

 だが後半31分。浦和の途中出場ホセカンテが札幌GKク・ソンユンにファウルで一発退場。これで試合は10人対10人になった。続く後半38分。興梠のシュートに札幌の青木亮太の腕が当たりハンドでPK。興梠がゴール左に落ち着いて決める。浦和、2点目だ。

 そして後半43分。札幌の菅大輝がペナルティエリアの手前でこぼれ球を拾い、ドリブルをスタート。ペナルティエリアの左からシュートを打つと、相手DFに当たったボールがゴールに入り、1点を返す。

 また後半50分には札幌のオウンゴールで浦和が1点追加。続く後半53分には、浦和のFK。キッカーは途中出場の馬渡和彰だ。右足で曲がるボールを送り、マリウス・ホイブラーテンがヘディングでゴール左に流し込んだ。浦和、4点目だ。

 かくて両者、退場者を出し壮絶な死闘となった。札幌もよく粘ったが、最後は浦和が試合を制した。

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【J1】新潟MF、伊藤涼太郎を日本代表に

2023-04-20 05:00:00 | Jリーグ
圧倒的な決定力だ

 アルビレックス新潟でトップ下を務める伊藤涼太郎ほど決定力、得点力のあるトップ下は日本で見たことがない。現在、J1リーグ第8節終了時点で5ゴールを上げトップタイである。

 ぜひ彼を日本代表で見てみたい。

 伊藤はプレースピードが非常に速く、バネがある。また、ひときわ強くて速いボールを蹴れる。しかも思ったところにボールを運ぶ、コントロール力にも目を見張るものがある。

 もちろん人を使うプレーもできるし、自身がフィニッシャーにもなれる。トップ下が本職だが、おそらく偽9番もできるだろう。

 例えばJ1リーグ第8節のアビスパ福岡戦で、彼はハットトリックを達成している。しかも単なるハットトリックではなく、どのシュートも本当に際どいところを狙ったものばかりだった。

アディショナルタイムに2ゴールを叩き込む

 例えば後半2分、新潟は左サイドの敵陣深くでFKを得た。キッカーは伊藤だ。彼は相手チームの壁が割れたわずかな箇所を狙いすまし、右足で直接ゴールを狙った。

 まるでリモートコントロールされたかのようなコースにシュートが飛ぶ。見る者をうっとりさせる美しい軌道を描き、シュートはゴール左へ。ボールは左ポストをわずかにかすめてネットに収まった。ギリギリだ。

 続く後半48分(アディショナルタイム)。伊藤は味方からの縦パスを受けた。そののち味方とワンツーをかましてボールを受け、ペナルティエリア手前で右足を振る。グラウンダーのシュートがゴール左スミに決まり、リードされていたチームはこれで同点に追いついた。

 最後は、時間切れまぎわの後半50分だ。味方がシュートし敵DFにブロックされたボールのこぼれに鋭く反応し、伊藤は右足を振り抜いた。ゴール左に鋭い弾丸シュートを叩き込む。新潟は後半だけで2点差をひっくり返し、逆転勝利を確定させた。

 こんなハットトリックを日本代表で見られるとしたら……あなたはいったいどうします?

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【J1 第8節】名古屋の鮮やかなカウンターが川崎を切り裂く 〜川崎 1-2 名古屋

2023-04-19 07:19:25 | Jリーグ
縦に速い名古屋の攻め

 J1第8節で、川崎フロンターレ対名古屋グランパスのゲームが等々力陸上競技場で行われた。試合は名古屋が鋭いカウンターで2点を先行する展開。川崎もボールをよく動かして1点返したが、反撃もそこまでだった。これで名古屋は勝ち点17とし、勝ち点2差で首位ヴィッセル神戸を追う2位となった。

 名古屋の十八番は、縦に速い攻めだ。キックオフから縦へ、縦へ、とボールを差し込んでいく。ロングボールが主役の攻撃だ。そこにグラウンダーのパスも織り混ぜて行く。

 一方、川崎は対照的に、グラウンダーのショートパスを繋いで行く。典型的なポゼッションサッカーだ。

 すると前半9分。名古屋はロープレスからCMFの米本拓司がパスカットし、前縦にいたシャドーの永井謙佑の目前のスペースへ速いスルーパスを入れる。

 永井は並走していたFWキャスパー・ユンカーにワンタッチではたき、ユンカーはワントラップしてから左足でゴール左へ流し込んだ。川崎の守備者4人は完全に振り切られていた。文字通り、縦に速いカウンターだった。

 川崎は密集地帯で盛んにゆったりショートパスを繋ぐが、ボールを引っかけられて奪われる。もっと速いボールスピードが必要ではないか? 川崎はショートパスを繋ぐ際にボールが止まりそうな緩いパスを入れている。もっと機敏なボールスピードが欲しい。

 続く前半16分には、川崎のファウルからの速いリスタートのボールが中央の永井に渡る。

 右サイドのスペースを縦に爆走したMF森下龍矢がその永井からボールを受け、カットインして右足を振り抜くが、ボールはゴールの枠の上を超えてしまう。素早いポジティブ・トランジションからの速いカウンターだった。

 やはり名古屋は縦に速いカウンターが持ち味だ。その意味では川崎は、ネガティブ・トランジションに気をつける必要がある。

 そして名古屋は前半47分にも、マテウスがFKからゴールを決めて2点リードする。

 名古屋のフォーメーションは3-4-2-1だ。スタメンはGKがランゲラック。3バックは右から野上結貴、中谷進之介、藤井陽也。中盤は右から内田宅哉、稲垣祥、米本拓司、森下龍矢。2シャドーはマテウス・カストロと永井謙佑。ワントップはキャスパー・ユンカーだ。

川崎はゆったりポゼッションするが……

 川崎はゆったりしたポゼッションが特徴だが、緩急も必要だ。速いカウンターが有効な局面では、切り替えを早くして俊敏に攻めたい。その意味では対照的な名古屋の攻めが鋭く感じる。

 川崎の左SB山根視来は1列上がり中に絞って偽SB化し、ハーフスペースを上下動している。インナーラップが得意な選手だが、その意味では自分の武器を生かしている。守備時でも、かなり高いゾーンまでカバーする。

 川崎はニアゾーンを活用した攻めなど工夫しているが、なかなか結実しない。

 そんな後半11分だった。センターレーンで川崎のFW家長昭博が縦パスを入れると、受けたMF橘田健人がフリック。ボールはMF脇坂泰斗からFW宮代大聖へと渡り、宮代がゴール左に流し込んだ。1-2だ。

 このあと川崎はボールをよく動かして攻めるが、ボールを受け渡してプレイしているゾーンがいかにも狭い。もっと大きな展開も絡めて攻めればどうなのだろう?

 そしてタイムアップ。試合は名古屋の勝利に終わった。

 この日の川崎のポゼッション率は67%と名古屋を大きく上回ったが、「いかに有効なボールの動かし方をしているか?」という意味では効率的だった名古屋に軍配が上がった。

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【J1 第8節】横浜FMのビルドアップを打ち砕く湘南のハイプレス

2023-04-18 09:49:59 | Jリーグ
湘南が用意してきた「マリノス対策」とは?

 湘南ベルマーレと横浜F・マリノスは15日、レモンガススタジアム平塚で対戦した。

 マリノスがビルドアップから緻密な攻めを目指せば、ベルマーレは大胆なハイプレスでそれを打ち砕くーー。ベルマーレがマリノスの良さを消そうとすれば、マリノスは「自分たちのサッカー」で堂々受けて立つ。勝負はヒートアップ。拮抗した白熱の試合は両者譲らず、後半に1点づつを取り合い引き分けで幕を閉じた。

 ピッチの状態が悪い雨の日のゲームだ。それでもマリノスはGKがロングボールを入れず、必ずGKからグラウンダーのショートパスでビルドアップしようとする。立ち上がり、このマリノスのビルドアップに対し、ベルマーレは激しいハイプレスで応じる。前の選手がプレスに行けば、二の矢、三の矢で選手が続く。

 そんな前半6分すぎ。マリノスが反撃する。水沼が右からクロスを入れ、マルコス・ジュニオールがシュートを放つ。が、惜しくもボールはバーを叩く。そのリバウンドをエウベルが拾い、ロペスが詰めたがGKがキャッチした。

 一方、ベルマーレはFW町野修斗にクサビのボールを入れて展開し、数人の選手がパス交換しながら前進する。いい勝負だ。

  横浜FMのフォーメーションは4-2-1-3。スタメンはGKが一森純。最終ラインは右から山根陸、畠中槙之輔、角田涼太朗、永根陸。CMFは喜田拓也、渡辺皓太。トップ下はマルコス・ジュニオール。3トップは右から水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベルだ。

 一方、湘南のフォーメーションは3-1-4-2。町野と阿部浩之の2トップが売り物である。

町野のポストプレイが効いている

 前半のベルマーレはマリノスのビルドアップに盛んにハイプレスをかけ、ボールを刈り取りカウンターを放った。彼らはしっかりシュートまで行っている。その回数は2度、3度と増え、マリノスの守備陣に圧力をかけ始めた。町野のポストプレイも効いている。

 マリノスはベルマーレのハイプレスに苦しみ、CBは横パスを回すがボールを前へ引き出せない、という「日本代表病」に陥っている。プレスをかけるベルマーレのFW町野と阿部はマリノスのCMF喜田と渡辺を背中で消し、ビルドアップのボールをサイドに追い込む。

 するとベルマーレの右WB石原広教がすごい勢いで縦に走り、ボールを刈り取る作業をする。こんな調子でベルマーレはずっとマリノス陣内で攻撃を繰り返す。彼らはボールをスルスルと縦に繋いで攻め立てる。だが惜しむらくはゴールにまで至らない。

 一方、ボールを奪ったマリノスは、すぐさま速い縦パスを入れてカウンターをかける。このあと前半はたがいに何度もシュートシーンがあった。だが両GKの好プレイで両者無得点のまま後半に突入した。

マリノスが敵陣に押し込み始める

 後半もマリノスのビルドアップをめぐり攻防が見られたが、彼らは徐々にベルマーレのハイプレスをかいくぐるようになった。マリノスがビルドアップからスーッと攻め込むと、ベルマーレはリトリートしてミドルブロックを構える。これで組織的守備をする。

 後半12分、マリノスはマルコス・ジュニオールに代え、トップ下に西村拓真を投入してきた。西村は日本代表にも選ばれたアグレッシブな選手である。

 次第にベルマーレにミスが目立ち始め、マリノスが敵陣に押し込むシーンが目立つようになった。マリノスが盛んにポゼッションし、ベルマーレを攻め立てる。

 すると後半20分。水沼が敵のバックパスをカットし、ツータッチで前方にいたアンデルソン・ロペスに渡す。ロペスはワントラップすると右足で左のポストを叩く強烈なシュートを叩き込んだ。先制だ。それにしてもベルマーレの選手は、なぜあんな敵が密集した危険なゾーンでバックパスをしたのか? 判断ミスだろう。

 ところが後半36分。今度はベルマーレの杉岡大暉が左サイドからクロスを入れ、ニアの山田直輝が頭でかすり、最後は鈴木章斗が右足でゴールに流し込んだ。同点だ。そしてこのあと程なくタイムアップになった。

 この試合、マリノスの前線にはいつもの破壊力がやや足りなかったが、そのぶんベルマーレの洗練されたパスワークと「ビルドアップ対策」を堪能できた。FW町野のポストプレイも凄みを増している。彼らは前節FC東京戦での善戦で何かをつかんだのではないか? 最後は引き分けに終わったが何本もシュートが飛び交い、非常に見どころのある試合だった。

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【J1 第8節】伊藤、劇的なハットトリックで新潟が逆転勝ち 〜新潟 3-2 福岡

2023-04-16 05:00:25 | Jリーグ
対策された新潟のパスサッカー

 アルビレックス新潟は15日、J1第8節でアビスパ福岡と対戦した。

 福岡が準備してきた「対策」の前に新潟は封じられ、試合は2点を先制される苦しい展開になる。しかし後半、新潟は「対策の対策」を講じて見事に巻き返す。伊藤涼太郎の劇的なハットトリックで逆転勝ちした。

 新潟は、福岡に戦い方を完全に研究されていた。

 新潟はほとんどグラウンダーのパスしか使わない。そこでその新潟の攻撃を防ぐため、福岡はコンパクトな陣形でゾーンを圧縮したプレッシング・サッカーを仕掛けてきた。

 そのため立ち上がりから新潟は福岡の分厚いプレス守備にあい、最終ラインからボールを引き出せない。ビルドアップできない。明らかにグラウンダーのショートパスしか使わない戦い方を研究されている。

 福岡は3〜4人が新潟ボールを囲んで圧をかけてくる。そのため新潟は詰まってその狭いエリアから抜け出せない。

 前半15分、新潟のペナルティエリア内で足を引っかけ福岡がPKを得る。キッカーの紺野和也はゴール左スミに冷静に決めた。福岡が1点先行。これが運命の試合の始まりだったーー。

 新潟のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが小島亨介。最終ラインは右から藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、トーマス・デン、堀米悠斗。

 CMFは秋山裕紀と高宇洋。二列目は右からダニーロ・ゴメス、伊藤涼太郎、太田修介。ワントップは鈴木孝司だ。

新潟が戦術修正、後半に盛り返す

 福岡は新潟のボールサイドへ人数をかけ、スペースを圧縮してくる。これでグラウンダーのショートパスを繋ぐ新潟はかなり窮屈になった。

 福岡の新潟対策は万全だった。新潟は強くて速いボールを2タッチ以内で繋ぐこれまでのやり方では、研究されてなかなか勝てなくなるのではないか? 今日の新潟はボールスピードが遅いのも気になる点だった。

 こうして前半はゲームのほとんどが新潟サイドで展開された。福岡は圧倒的に敵陣へ押し込み、新潟は福岡陣内にほとんど入れない。新潟は長いボールを1本入れれば抜け出せるのだが……それはやらない。グラウンダーのショートパスを繋ぐのがチームの頑ななポリシーなのだ。

 続く前半32分。福岡が右CKからクロスを入れ、小田逸稀が舞行龍ジェームズと競り合い、ヘディングシュートを決めた。これで福岡が2点を先行した。

 そして後半。新潟が戦い方を修正し、持ち直してきた。前半とくらべパスの通りがかなり良くなり、やっと「呼吸」ができるようになってきた。

 さて後半2分。新潟がFKを得る。キッカーの伊藤涼太郎はゴール左にきれいに決めた。新潟が1-2と盛り返す。さあショーの始まりだ。

 かくて試合はアディショナルタイムに突入した。後半48分。新潟の伊藤が谷口とワンツーをかましてボールを受け、ペナルティエリア手前から右足でド派手な同点弾を叩き込む。

 続く土俵際の後半51分。またも伊藤がペナルティエリア内でこぼれ球を拾い、ゴール左に鋭い弾丸シュートを決める。これで伊藤はハットトリック達成。新潟は鮮やかな逆転勝利を飾った。

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【J1 戦術分析】なぜヴィッセル神戸は強いのか?

2023-04-15 11:35:25 | Jリーグ
浮き球を駆使した「大きなサッカー」をする

  ヴィッセル神戸はFW大迫勇也やFW武藤嘉紀、MF山口蛍、DF酒井高徳など、酸いも甘いも嚙み分けた経験豊富な選手が軸。そのため勝負の勘所をわきまえたサッカーをする。

 例えば敵のビルドアップを打ち砕くハイプレスや、攻守をひっくり返すカウンタープレス、敵の速攻に対応する素早いネガティブ・トランジションなど、「負けないサッカー」をするための知力にあふれている。

 彼らは第7節を終えて5勝1分1敗の堂々の首位。得点12、失点がたった「2」しかない堅い守備力をベースに、ロングボールやハイクロスなどの長い浮き球を駆使した「大きなサッカー」をする。

大迫の超絶的なポストプレイが軸だ

 彼らは(日本人が大好きな)バックパスをほとんどしないのが特徴だ。ベクトルが常に「前」を向いている。例えばサッカー選手はなぜバックパスをするのか? それは「ボールをずっと失わず、少しでもボールに触ってポゼッションしたい」という欲望があるからだ。

 だがポゼッション率にこだわらない神戸の選手はそうではなく、常に前を見て縦に速い攻めをする。1度やり切ればそれでワンクールが終わり。すぐ切り替えて次の攻めへとシフトチェンジする。こういうめまぐるしいトランジションの積み重ねが90分間続く。

 まずビルドアップは対角のロングボールを駆使したダイレクトなやり方だ。これは陣地回復の意味もある。長いボールを入れ、前で競り合ってマイボールにできれば、より敵ゴールに近い位置で攻撃を開始できる、という計算だ。

 また前線の大迫にクサビのボールを入れ、そこから展開する形も有力だ。特に今季の大迫は絶好調で、ふつうじゃない超絶的なポストプレイを繰り返している。前線で時間を作れる彼は、味方が動き出しするための「間」を提供してくれる。

 この大迫に加え、左WGの汰木康也と右WG武藤による3トップは爆発的な破壊力がある。汰木は突破力がありよくチャンスメイクし、武藤は献身的な運動量があり得点も取れる。彼らの連携でゴールが生まれる確率は高い。

カウンタープレスで即時奪回を狙う

 次にフィニッシュは、敵がディフェンディング・サードでブロック守備を敷いているときには、かなりの確率でサイドから放射状のハイクロスを入れる。これで仮に前線でボールを失ったとしても、リトリートせずカウンタープレスでボールの即時奪回を狙う。

 またポゼッション型のチームとの対戦では、敵のビルドアップを打ち砕くためボールを保持する相手の最終ラインにハイプレスをかける。まずミドルプレスから始め、大迫がプレスのスイッチを入れて全体がハイプレスに移行することが多い。

 このほか中盤でボールを失い敵の攻撃に切り替わったときには、逆に素早いリトリートからミドル~ロープレスの組織的守備をする。彼らは帰陣が非常に速い。

 この「リトリートするのか? あるいはその場でプレスをかけるのか?」の見極めが速く、頭脳的だ。選手が守備の原則を熟知している。なるほど守備が堅いわけだ。

 また全体にグラウンダーのボールより、ミドル~ロングレンジの浮き球を使う比率が高い。おそらくプレス回避を考えてのことだ。

 こんなふうにベテランの経験から編み出される神戸の戦術は、すべてが緻密に計算されている。その精巧さが7試合戦って「2点」しか失点がないチームを作っているといえるだろう。

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【ラ・リーガ 22/23】久保のシーズン日本人最多得点記録はどこまで伸ばせるか?

2023-04-14 05:10:55 | その他の欧州サッカー
8日のヘタフェ戦で「6ゴール」の記録を作る

 レアル・ソシエダのMF久保建英は、8日のヘタフェ戦で今季6ゴール目を上げた。

 これにより2017-18シーズンにMF乾貴士(当時エイバル)が記録した5得点を上回り、日本人のシーズン最多記録を作った。

 だが、この記録は久保にとっては単なる「通過点」でしかない。

 では久保による記録はどこまで伸びるのだろうか?

 おそらく自身のプレイスタイルに合ったソシエダにいる限り、記録は更新される可能性がある。

 もちろん今後、他のビッグクラブへ移籍した場合でもスタメン争いに勝ち、そのときまた新たに記録を伸ばす可能性は大いにある。

 そう考えれば今回の「6ゴール」という記録は、本当に単なる通過点でしかない。

 いったい久保はこの記録をどこまで伸ばすのだろうか?

 久保の今後に期待したい。

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【J1リーグ】湘南の「ムービング・フットボール」が面白い

2023-04-12 08:55:29 | サッカー日本代表
圧倒的な運動量でかき回す

 湘南のサッカーが面白い。

 マイボールにするや、味方にパスが出る。すると、そのボールの回りでFW町野修斗やFW阿部浩之、MFタリクら3~4人の選手がダーッといっせいに全力で走り出す。

 するとそれらの選手の間でポン、ポン、ポンとワンタッチ、ツータッチで次々にパスが繋がる。必然的に「3人目の動き」も生まれる。

 人とボールがよく動く、この爆発的なムービング・フットボールで敵陣をかき乱し、マークをはずし、相手ゴールに鋭く迫るーー。

 湘南ベルマーレのサッカーは、そんなスピーディーな迫力のあるサッカーだ。

鋭い「コレクティブ・カウンター」も見物だ

 また、特にすごいのはカウンターのシーンである。

 例えば敵のコーナーキックの場面。自ゴールのすぐそばで湘南の選手がボールを奪うや、3~4人の選手が同時に爆発的な全力疾走で自ゴール前から敵ゴール前まで走り抜く。

 その間、選手たちは走りながら、少ないタッチ数で次々にショートパスを繋ぎ、集団で見事なコレクティブ・カウンターを発動する。

 ボールの動きが目まぐるしく、もうピッチから目が離せなくなる。

 これであっという間に90分がたってしまう。退屈などとはまったく無縁な、エキサイティングなサッカーである。

 実際、点の取り合いになり2-2で引き分けた第7節のFC東京vs湘南戦はそんな息もつかせぬ展開だった。

 FC東京も力強いカウンターで対抗し、両者拮抗。勝負はつかなかったがサッカーの醍醐味をおいしく堪能できた。

 湘南ベルマーレ、おすすめです。

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【ラ・リーガ 22/23 第28節】久保が1Gで日本人シーズン最多得点を飾る 〜レアル・ソシエダ 2-0 ヘタフェ

2023-04-10 08:56:40 | その他の欧州サッカー
ソシエダが圧倒的に試合を支配する

 ラ・リーガ第28節、レアル・ソシエダ対ヘタフェが現地時間8日にエスタディオ・アエノタで行われ、ホームのソシエダが2-0で勝利した。60分に久保建英が今季リーグ戦6ゴール目を決めている。これにより日本人シーズン最多得点記録を作った。

 ソシエダのフォーメーションは4-3-1-2。2トップに久保とミケル・オヤルサバル、トップ下にダビド・シルバを置くシステムだ。

 ソシエダは圧倒的に試合を支配し、ポゼッションした。40分にブライス・メンデスがシュートするが果たせず。また44分にはPKを獲得。ミケル・オヤルサバルが打ったシュートはGKに止められてしまう。

 だが前半のアディショナルタイムに味方のスルーパスに反応したブライス・メンデスが、ワントラップしてシュート。GKが弾いたところをオヤルサバルが押し込んだ。先制点だ。

60分に久保が待望のゴールをゲット

 52分にはダビド・シルバが中央をドリブルし、右にいたブライス・メンデスにパス。メンデスは右に開いた久保に渡す。久保はマーカーを前にドリブルしながらゴールに向かい、左足でシュートを放つが左にそれた。

 また59分にはダビド・シルバが巧みなドリブルで中央を切り裂き、ロングシュートを放つがGKに止められる。

 そして60分。ソシエダは鮮やかなパスワークで左サイドを蹂躙すると、最後はオヤルサバルからミケル・メリーノにボールが渡る。メリーノは左足でゴール前の久保にパス。久保はこれに左足で合わせ、GKの逆を突いて決めた。

 ピッチには久保のゴールを祝福する歓喜の輪がドッと広がった。

 これによりソシエダは2-0で堂々の勝利を収めた。

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【J1 第7節】首位・神戸と新潟が緊迫した白兵戦を展開する

2023-04-09 17:14:41 | Jリーグ
追加タイムに神戸がゴールしたがオフサイドに

 J1リーグの第7節が行われ、ノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸とアルビレックス新潟が対戦した。

 試合は両チーム無得点のまま90分が過ぎ、アディショナルタイムに神戸のジェアン・パトリッキがこぼれ球を持ち込みゴールしたが、オフサイド。結果、緊迫した白兵戦は引き分けに終わった。

 前半は新潟がボールを握って敵陣に押し込んだ。ポゼッション率は約6割。だがゴールするには至らない。彼らは強くて速いグラウンダーのパスを2タッチ以内でリズミカルに繋ぐいつものサッカーだ。

 一方、神戸は最終ラインがボールを持つとロングボールを放り込むのが常套手段。前線でそれを競り合いマイボールにできれば、より敵ゴールに近い位置で攻撃を開始できる、という勘定だ。

 また神戸は高い位置から相手ボールにプレスをかける。固い守備をベースに、少ないチャンスを確実にモノにするサッカーである。

 神戸はロングボールによる攻めか、前線の大迫勇也にクサビのボールを入れてから展開する形だ。そのため新潟はCBのトーマス・デンが大迫をほぼマンマークしている。逆に新潟ボールになると、神戸は帰陣が非常に速い。ネガティブ・トランジションがいい。守備はミドルプレスで安定している。

 神戸はその大迫と元日本代表FWの武藤嘉紀、またスペインの至宝アンドレス・イニエスタが売り物だ。一方、新潟はトップ下の伊藤涼太郎を中心にしたチームである。

新潟のバックパスにプレスをかける神戸

 新潟のアキレス腱はバックパスだ。安易にバックパスすると、神戸はサーッと敵陣に押し上げ圧をかけて圧迫する。

 結果、新潟は自陣の狭いスペースでリスキーなグラウンダーのショートパスを繋いでしまい、それをかっさらわれて失点し負けたのが第5節の浦和レッズ戦だった。

 新潟のGK小島亨介は足元が非常にいい。中長距離のボールでも、かなりの精度で思った位置に運べる。それだけでなくボールの高さも調節でき、低くて速いボールも狙った場所に蹴れる。イメージとしては浦和レッズのGK西川周作に近い。

 さて新潟がポゼッションした前半が終わり、後半に入ると今度は神戸が選手交代を機に攻撃の機会を増やしてきた。前半とは形勢逆転だ。

 そして両者無得点のまま後半50分。

 大迫が浮き球を競ってこぼれたボールを途中出場のジェアン・パトリッキが運び、新潟のGK小島と1対1に。パトリッキは落ち着いてシュートを決めたが、なんと判定はオフサイド。ゴールは取り消された。そしてタイムアップ。

 新潟にとっては神に感謝、神戸には呪わしいオフサイドだった。こうして試合は0-0のまま引き分けで終わり、両者、勝ち点1づつを得た。

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