すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

なぜ小沢氏や太郎は泉さんの政権構想に反応しないのか?

2024-01-07 16:25:27 | 政治経済
「裏で動く」とかやってる場合じゃないだろう?

 前兵庫県明石市長の泉房穂氏が、自民党政権を倒す新しい政権構想を呼びかけた

 だが以前から「政権交代」を強く訴えてきた立憲民主党の小沢一郎さんや、れいわ新選組の山本太郎はなぜ泉さんの動きに呼応しないのか?

 そのほかにも立憲民主党には、山本太郎を支持する若い勢力が数十人単位で存在する。なぜ彼らはこれをきっかけに脱党し決起しないのか?

 いや彼らは政治家だから、示し合わせて『裏で』動くんだ、といえばそうなんだろう。

 だけど『表で』彼らがめいめい大声を上げ、次々に怒涛のように泉さんの動きに乗って大きな塊になって行く姿を国民に見せることの意味は大きい。

 彼らが表で次々に呼応し、その勢力がみるみる膨れ上がって行く凄まじい姿を国民に見せることにより、それを見た国民は初めて「よし、次の選挙へ行こう!」という気になるんじゃないのか?

 だったら反自民勢力は表で堂々と「泉さんの政権構想に賛成だ!」という大きな声を上げるべきだ。

 いったい、なぜ彼らは黙っているのか?

 私には考えられない。

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泉房穂氏が「消費税0%」を掲げて政権交代をぶち上げた

2024-01-05 14:18:48 | 政治経済
医療と教育の無償化も大きな柱に

 1月5日(本日)07時。前兵庫県明石市長で、退任後も積極的に政治的発言を続ける泉房穂氏が時事通信社のインタビューを受け、次の衆院選で政権交代を目指す構想をぶち上げた。

 それによれば泉氏は、国民の負担減を掲げる「救民内閣」構想を示し、新しい政治勢力を結集して次の衆院選で政権交代を目指すという。

 泉氏によれば次期衆院選については、(1)消費税の軽減税率を5年間の「期間限定」で0%に引き下げる、(2)医療、教育費を無償にするーーことを柱にした「救民内閣」構想を掲げ、与野党双方から賛同者を募る。

 泉氏ら「国民の味方」と、自民党など「国民負担増を強いる古い勢力」との一騎打ちの構図を作り出そうと絵を描いている。

 ただ自身が出馬する可能性については、「私は役者でなくシナリオライター。脚本を書き、キャスティングをしたい」と否定している。

 出典・引用『国民負担減の「救民内閣」を 次期衆院選、政権交代目指す―泉・前明石市長インタビュー』(時事ドットコムニュース)

※以上、インタビュー関連はここまで。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『国民の味方』対『国民の敵』の戦いに持ち込め

 さあ泉房穂氏が政権交代を主張し、政権構想をぶち上げた。掲げた政策は「消費税の5年間限定0%化」と「医療と教育費の無償化」だけだ。

 非常に論点を絞っており、野党の諸勢力が乗りやすい仕様になっている。肝心な「お題目」の時点で意見が割れてまとまれないのでは意味がない。

 その点では、より政権交代をめざす勢力を糾合しやすい陣立てだ。さすが泉氏、そのへんはわかってらっしゃる。ポイントが高い。

 さて野党勢力は、この呼びかけに応じるのか?(もし応じなければ必ずや国民から永遠に見離されるだろう)。

もう左右対立の時代じゃない、上下対立の時代だ

 もはや「左右の対立」などと言う時代じゃない。右も左も糾合すべきだ。

 現代は、財力のある「上級国民」か? それとも貧しい「下級階層」か? そんな上下対立の時代である。いったい野党は上と下、どっちの味方なのか? そういうことだ。

 それゆえ立憲その他の所属議員らが「これでは衆院選に生き残れない」と判断し、脱党して泉さんの「救国政権」構想を支持し、そこに駆けつけ、衆院選に向けた新しい政治勢力を作ることが期待される。

 個人的には、そもそもれいわ新選組などは「流動化する組織のいち過程にすぎない」と考えている。この組織が存続するなどとは夢にも思っていない。ゆえに「れいわ新選組」丸ごと、泉さんの「救国政権」に融合すべきだろう。

 そして共産党との連携も必要だ。

首相候補は(客観的に言って)山本太郎しかいない

 そしてこの政権構想では、いったい誰を「仮の首相」に担ぐのか? もし泉さんがやってくれればそれでいいが、ご自身はやんわり否定されている。

 そして以前、泉氏は政治ジャーナリスト・鮫島浩氏によるインタビューのなかで「山本太郎がいいのでは?」と聞かれ、「政治経験がないからなぁ」と答えていた。

 だが強いリーダーシップを振るえ、かつ経済政策に明るく、自民党政権による緊縮政策で落ち込む一方の今の日本の窮状を救えるのは山本太郎しかいない。

 泉さんが「彼は経験に乏しい」というのは、まったく私も同意だ。その通りだと思う。太郎はまだ「人間力」さえ備わっていない。その意味だけに限定すれば、器が小さい。(だが別の面では器が非常に大きい)

 くわえて大問題は、いずれも個性とアクが強く自分を絶対に譲らない泉氏と山本太郎が、果たしてぶつからずにやっていけるのかどうか? だ。これについては実に心もとない。

 だがそれでも現状、首相候補は「山本太郎しかいない」のは客観的事実だろう。

 それ以外にタマがない。

 さてこれでもし政権交代が起こらなければ、今度こそ日本は終了だ。シャットダウンである。1度だけでいいから、みんな今度こそ選挙に行ってほしい。

【参考記事】

自公政権に対抗し「野党再編」を自ら仕掛ける宣言だ』(鮫島タイムス)

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「緊縮財政」に洗脳されてる人は自分で自分の「洗脳」を解け

2024-01-05 11:52:12 | 政治経済
10年前は私も見事に「洗脳」されていた

 2009年に自分自身で書いた以下の記事をひさしぶりに読み、「ああ、自分は財務省と自民党政権にすっかり洗脳されていたんだなぁ」と実感する。

民主党はマニフェストを国民投票にかけろ』(2009年12月14日付)

 上記の記事のなかで私は、以下のように書いている。

「鳩山首相は財源がない今の状況下、民主党が掲げた今回の(カネのかかる)マニフェストをあなたは実現してほしいと思うか?」と国民投票にかけてみればいい」

 とか、

 その国民投票で「『マニフェストはいったん押入れにしまっておき、今は財政規律を優先させろ』てな結果が出ればだれも文句はいわないだろう」

 などと書いているのだ。

 つまり当時の私は財務省を頂点とする官僚機構や自民党政権にすっかり洗脳され、「財源がない」「財政規律を優先させろ」てな主張をしている。

 いま自分が10年以上前に書いた上記の記事を読み、「ああ、オレは騙されていたなぁ。というより『自分の頭で考えることができてなかった』『恥ずかしい』」と実感する。

 なんと上記の記事のなかで私は「財源がない」という財務省の洗脳にすっかり騙され、恐ろしいことに「緊縮財政路線」を説いているではないか?

国民よ「財源がない」「財政規律が必要だ」てな洗脳から脱出せよ

 たぶん当時の私と同様に、長く続いた自民党政権と財務省にすっかり洗脳され、「財源がない」「緊縮財政が必要だ」と思ってる人はまだまだ今でもいるんじゃないか?

 特におそらく立憲民主党の支持者にかなり多いはずだ。

 ちなみに私がその洗脳から解かれたのは、山本太郎によってだった。「財源がない」「緊縮財政が必要だ」なんて完全な嘘っぱちだと気づいた。(あるいは山本太郎を知ったのが先じゃなく、このページの最下段に上げた本を読んだのが先だったかもしれないが)

 かつて私が掛かったのと同じ洗脳状態にある国民は、いまも多いんじゃないだろうか?

 ならば、まず国民が掛かった洗脳を解く必要がある。

洗脳から自分で脱出するにはこの本を読め

 日本は「財源がない」なんてことはない。また「緊縮財政が必要だ」などというのは、カネ(予算)を使いたくない財務省の騙しのテクニックにすぎない。

 こうした自分自身が掛かった洗脳を解くには、れいわ新選組のYouTubeチャンネルを見るのがいちばん手っ取り早い。

 だがもし抵抗がある人は、ぜひ騙されたと思って以下の本を1冊だけお読みいただきたい。表紙に「目からウロコが落ちる」と書かれているが、まさにその通りだ。

 この本には、基本的な経済のメカニズムと積極財政の仕組みが(どんなバカにもわかるように)とても明快かつ簡便に書かれている。私でさえ理解できたのだから何をかいわんや。おすすめだ。

目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』(中野剛志・著/KKベストセラーズ)

 この本を読むか、あるいは、れいわ新選組のYouTubeを見て、かつて自分が掛かった洗脳をまず自分自身で解こう。

 話はそれからだ。

 政権交代は「その向こう側」にしか存在しない。

そのほか積極財政で参考になるYouTubeは?

 なお、このほか積極財政を唱える人物のYouTubeチャンネルには、以下のようなものがある。

安藤裕チャンネルひろしの視点

三橋TV

週刊クライテリオン 藤井聡のあるがままラジオ

風花未来チャンネル

 ちなみに積極財政を唱える人は保守系の人が多いが、このさい政治的な左右の問題なんて関係ない。

 まず必要なのは適切な経済政策だ。

 さあ自分で洗脳から脱出しよう。

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山本太郎に全部まかせてみろ

2024-01-04 22:27:52 | 政治経済
大地震でハイパーインフレが起きる可能性も

 石川県能登地方で地震が起きた。だが案の定、自民党政権はなにもしない。

 山本太郎によれば、近く南海トラフ大地震などの大災害によってハイパーインフレが起きる可能性もあるという。

 つまり「お金が紙切れになる」ってことだ。

 これは積極財政に反対する人間たちがさかんに言い立てる「積極財政でハイパーインフレが起きるぞ」って話じゃない。大地震の案件だ。

 それを防ぐためには、大地震で壊滅するだろう生産拠点などの「地域の核」のバックアップを、あらかじめ別の地域に作っておく必要がある。

 たとえば首都直下地震や南海トラフ大地震、千島海溝・日本海溝地震など、今後30年以内に80パーセントの確率で日本に起こると予測されている巨大地震がいくつも存在する。

 もう猶予は、あと30年はない。

 いまからすぐそれら地域のバックアップを、別の地域に作っておくべきだ。

 自民党政権には、そんな先見の明のある政治家はいない。大局に立ち、先手を打っていま必要な施策をズバズバ打つ器量のある人間は自民党政権なんかにゃ1人もいない。

 未来図の絵を描けるヤツは、自民党政権には皆無なのだ。あそこにあるのは「いま、自分の利益だけ」だ。

 もう騙されたと思って、一度、れいわ新選組の山本太郎にまかせてみよう。

 そうすれば彼は得意の経済政策を始め、驚くような施策を次々に打って見せるだろう。そのとき国民は初めて「ああ、山本太郎にまかせてよかった」と認知するだろう。

 だから騙されたと思って、一度だけ政権交代を起こしてみようじゃないか?

 国民のみなさん、よ。

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【政権交代】野党は清濁併せ飲む勢いでまとまるべきだ

2023-12-19 09:46:52 | 政治経済
たとえ「消費税減税しない」が条件だとしても

 自民党と立憲民主党の支持率が、同じ10%台になり拮抗してきている。こうなればめざすは政権交代だ。野党は掲げやすい政策を旗印にしてまとまるべきだ。

 野党が合同で唱える政策は、一例だが「マイナ保険証廃止」なら国民の支持は得られる。あるいは「一回、自民党政権を終わらせよう」でもいい。野党がよりまとまりやすい公約にすればいい。

 一方、れいわ新選組は第一に「積極財政」を野党統一目標にすべく尽力したい。だがもし万一、それが否定されたとしても、ぜったい山本太郎は政権交代に乗るべきだ。

 自民党に自浄能力などない。ゆえにまずは政権交代しない限り、政治改革はできない。何も始まらない。ならば太郎は煮え湯を飲む覚悟で臨むべきだ。

政権交代と消費税減税、どちらが重いか?

 まず、いちばん数が多い野党は立憲民主党だ。

 その立憲が党内構造や財務省寄りの体質から消費税減税にどうしても舵を切れないなら、そして例えば「消費税減税しないこと」が条件でならウチはまとまれる、と彼らがいうなら、それでもれいわ新選組を始め野党各党は乗るべきだ。なぜなら政権交代がまず必須だから、である。

 山本太郎はその冷徹な現実を直視し、「消費税減税しない」がたとえ条件でもYESと言うべきだろう。政権交代と消費税減税、どちらが重いか? カンタンな話だ。

 山本太郎はこのさい、それくらいの覚悟で政権交代に賭けたい。そのかわり野党側は山本太郎を大将に立てて戦うべきだろう。泉健太がトップではとうてい票は取れない。

 れいわの支持者は、まず自分たちが「いちばん飲みにくい政策は何か?」を考え、それをも能動的に飲み込む勢いで政権交代に臨むべきだ。

 野党各党が「政権交代の実現」では目標が同じなのに、それ以外の各論で揉めてまとまれないのでは愚の骨頂だ。もちろん「消費税減税しない」を飲め、は極論である。消費税減税が実現するなら、そのほうがいいに決まっている。要は、それくらいの気概と覚悟がなければ野党をひとつにまとめることなどできない、ということだ。

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いま山本太郎は何をすべきか?

2023-12-15 16:30:25 | 政治経済
自民「裏金問題」は投票率を上げるチャンスだ

 何十年も前から続く政治とカネの問題。「こんな政治はもう終わりにしてほしい」という国民の切実な願いが、投票所へと足を運ばせる。

 それによって投票率が上がり、ゆえに政権交代が起きる。この手順を踏む以外に方法はない。いまの投票率では政権交代は起きようがないのだから当然だ。

 ならばれいわ新選組の山本太郎は、この流れを起こすにはいま自分は何をすべきか? だけを考えて行動すべきだ。

 もちろん「正しい経済政策をやりたい」「積極財政だ」というあなたの強い想いはわかる。だが、いま政治的に流れをつかむにはそこが焦点じゃない。それ(正しい経済政策)は、政権を取ってからやるべきことだ。

 いまはまず、政権を取ること。そのためには何をすべきか? この自民党の裏金問題発覚という流れを生かし、自分は何をやるべきか? 山本太郎は、そこに集中してほしい。

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「れいわ新選組、だからダメなんだよ」

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れいわ新選組、だからダメなんだよ

2023-12-14 21:11:57 | 政治経済
今日のこの日をどう生かすのか?

 自民党安倍派のキックバック裏金疑惑で、もう一色の世の中である。

 かくて12月13日、臨時国会が閉会した。

「さあ東京地検特捜部が議員自身の一斉捜査に入るぞ。今日にも逮捕か?」という今日のこの日、「れいわ新選組はどんな動画を流してるんだろう?」と思ってYouTubeの当該チャンネルを観た。

 すると12月8日の山本太郎の国会質疑の様子をただ流しているだけだった。

 唖然とした。

 いったい何を考えているのか?

「いま世間は安倍派の裏ガネ疑惑一辺倒だ。そんなわかりやすい安倍派叩きの流れには、俺は死んでも乗らないぞ」という、つまらない山本太郎の意地の張りようが透けて見える。

 だかられいわは、ダメなんだよ。

 政治は「機を見るに敏」だ。

 例えばここで白バックの映像のなか、山本太郎が大きな身振り手振りで、

「国民のみなさん。こんな政治でいいんですか? 今こそ政権交代が必要なんじゃないですか?」

 と熱弁し、国民に直接訴えかける映像を撮り下ろして流せばどうか?

 それは必ずや人々の胸を打つだろう。で、政治の大きなうねりを作る。

 それをやらないれいわ新選組には、「だからダメなんだよ」と声を大にして言いたい。

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「いま山本太郎は何をすべきか?」

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【政治】小沢氏は「マイナ保険証」廃止を公約に政権交代せよ

2023-07-01 06:00:50 | 政治経済
総理は泉房穂、副総理には山本太郎を

 小沢一郎氏らは「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げ、立民衆院議員(97人)の半数以上を占める53人の署名を集めた。その後も増えている。

 この動きを政権交代にもっていくべきだ。

 最大公約は「マイナンバー保険証の廃止」だ。マイナンバーカードの返納が相次ぐ中、この公約なら120%、国民大多数の賛同を得られる。新規で立てる候補者も続々、当選するだろう。

 なんせ世論調査では、国民の70%がマイナ保険証に反対しているのだから。

 基本戦略は小泉純一郎式の「郵政選挙」と同じく、マイナ保険証廃止の「シングル・イシュー戦略」(1つの争点)選挙にし、そのぶん広く賛同を募りたい。だが必要なら、補足的に積極財政や少子高齢化対策、社会保障、食糧自給などの政策も挙げる。

選挙を棄権する有権者の50%もこぞって選挙に行く

 総理大臣にはカリスマ・泉房穂氏を掲げる。積極財政や少子高齢化対策に八面六臂の活躍をするだろう。副総理は山本太郎氏だ。もちろん事前にそれぞれ話を通しておく。

 立憲民主党の泉健太や野田佳彦、枝野幸男、安住淳ら「自民・財務省と通じているメンバー」は除き、広く立民議員に参加を呼び掛ける。

 またれいわ新選組と共産党、社民党も糾合する。ひとまずこれらのグループをひと単位とし、その他、外部にも協力を呼び掛ける。

 いま「マイナ保険証の廃止」を公約に掲げれば、絶対に政権が取れる。保証しよう。これまで選挙を棄権していた有権者の残り50%も、こぞって選挙に行くだろう。

 つまり浮動票も大いに期待できる。

 小沢氏には、この「最後の戦い」をぜひ期待したい。

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政権交代が起きない日本というシステム──自民と民主の「新・55年体制」が始まる

投票率の増えた分はほとんどが政権交代への期待票になる』(デイリー新潮)

立民 小沢一郎氏中心の新グループ「一清会」発足』(NHK)

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【政治】れいわ新選組、参院ローテーション制の「正体」

2023-01-20 03:41:35 | 政治経済
1人が1年務め辞表を出す行為をくり返す

 うつ病で休養していたれいわ新選組の参議院議員、水道橋博士氏が16日に辞職した。

 同党は比例選出の博士の後任を「ローテーション制にする」と発表しているーー。

 政治に疎い人ならそう聞いても、「ああ。そうなのか」くらいに思うだけだろう。

 そういう人向けにこのローテーション制なるものをわかりやすく説明しよう。れいわ新選組の5人の人間が5年半の任期中、それぞれ1年づつ議員を務めては自分で辞表を出すのだ。で、得票順で繰り上げ当選した次の同僚は、以下、同じやり方で議席を順繰りに同僚に引き継いで行く、という仕組みである。

 どうだろうか? 

「ローテーション制にする」とだけ聞けば、「代わりばんこでやるんだろうな」ぐらいにしか感じられない。

 だが「1人が1年間、議員を務めては辞表を出す行為をくり返す」と聞けば、だれしもギョッとするんじゃないだろうか?

 つまりこのローテーション制なるものは制度の盲点を巧みに突いており、5人の人間が意図的に1つの議席を「共有する」ものなのだ。

 しかもれいわ新選組は明らかに、「めいめいが辞表を出す」という点を「ローテーション制」などと巧妙にボカしている。それによって明らかに批判を免れようとしているわけだ。

 おまけに繰り上げ当選で5年半の任期をもらえるはずだった大島九州男氏は、おもしろいはずがない。こういう山本太郎の独断、専横によって、党には徐々に亀裂が入って行くーー。

 ハッキリ明言するが、私はれいわ新選組の「支持者」である。

 だがそんな私でさえ、ぶっちゃけ今回の件には違和感を覚えずにはいられない。

「次の選挙では、れいわに入れるのをやめようかな?」と思っているくらいだ。

 どう考えてもれいわは「辞表を出して同僚に引き継ぐ」ことをあいまいにし、説明してないとしか思えないからだ。

「有権者はバカだから気づかないだろう」と考えているとしか思えない。

他党とメディアから批判殺到。だが……

 それくらいだから他党やメディアは、いっせいにこの「ロ-テーション制」を批判している。

 だがなぜかどのメディアも、「辞表を出して同僚に引き継ぐ」という点を明示して説明していない。

「そこを書かなくてどうするんだ?」という感じだが、つまりそれを書かずにスルーするほど「当たり前のこと」であり、であるがゆえに「政治に疎い人」にはピンとこない、といううまい仕掛けになっている。

 ホレボレするほど巧妙だ。

 いかにも山本太郎の「才能」を感じさせる。

 だが同時に自分の才能を「こんな形」でしか使えない人間に投票するのはもうやめよう、と感じさせるに十分である。

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立憲の泉健太・新代表はいったい何をやるのか?

2021-12-01 09:25:40 | 政治経済
方向性がまったく見えない立憲民主党の代表戦

 各候補がだれも自分の志向する政治的な方向性を言わない。「国民のための政治をやる」とか「ボトムアップの政治を」などと、候補みんながあいまいで抽象的な文言に終始するーー。

 そんな消化不良な代表戦だった。

 例えば泉健太氏は前回、枝野幸男氏と戦った代表選では、「コロナ禍のなか、インフレ率が2%になるまで消費税減税する」などと、明確な方向性を示していた。

 だが今回、彼は積極財政の「せ」の字も言わなかった。

 まったく何をやりたいのかがわからない。

 一方、小川淳也氏にしても、「消費税を思い切って増税して北欧型の福祉国家を作る」と宣言したのだろうか?

 まだこの両氏はこの程度までは事前に「やりたいこと」がわかっていた。だがその他の両氏に至っては、まったく何をやりたいのかがわからなかった。

まんべんなく票を取るため八方美人になる

 あんまりとんがった政策をぶち上げてしまうと、多くの人からまんべんなく票が取れない。だから焦点はわざとボカしておこうーー。

 そんな意図があるのかもしれない。

 だから連合との距離感について誰も語りたがらないし、野党共闘にも言及しない。

 だがそういうレベルの人は、「自分は日本をどんな国にしたいのか?」ではなく、「ただ党の代表になりたい人」なのだ。単に役職を得て、出世したい人である。

 そんな小物ばかりが4人集まり、いったい何を決めようというのか?

 自分はこういう国にしたい。だから税制や財政政策はこうやって行くーー。

 自分は人権が最優先だから、こういう施策で人権を守るこんな国にしたいーー。

 国には予算がない。だから自己責任で国に頼らず、新自由主義的な国にしたいーー。

 候補者がこうして具体的な国家像を提示して初めて、代表戦が成立すると思うのだがどうだろうか?

 そういう意味では自民党の総裁選のほうがよほど各候補のカラーが出ていた。彼らは自分の政策を具体的に語っていた。

 いや、もちろん泉健太・新代表がこれからリーダーシップを発揮して、明確な方向性を打ち出すのかもしれないが……ひそかにそれに期待しておこう。

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【政治経済】与党と野党が一体化する大政翼賛化が進む日本

2021-11-08 06:26:43 | 政治経済
維新と国民が改憲めざし連携

 衆院選で大きく議席を伸ばした維新。

 その日本維新の会と国民民主党が密接な関係になりそうだ。

 というのも維新と国民の幹部らが4日夜に東京都内で会談し、国会審議などを通じて憲法改正について建設的な議論を行うことで一致したのだ。

 会談は国民民主党が呼びかけ、日本維新の会からは片山共同代表と馬場幹事長ら。国民民主党からは玉木代表や前原元外務大臣らが出席した。

 一方、7日のフジテレビの番組では、国民の玉木雄一郎代表と維新の吉村洋文副代表が、憲法審査会などで憲法改正論議の促進をめざす考えで一致した

 両党は9日にも、双方の幹事長、国対委員長会談を開催する予定だ。

小川氏の立民も参加か?

 維新と国民が共同行動を取れば相応に大きな動きになる。

 そこに加えてさらに気になるのが立憲民主党の代表選だ。人気や勢いから行って当選するのは十中八九、小川淳也氏だろう。ド緊縮で増税派、世間知らずのどうしようもなく遅れた政治家だ。

 その小川氏は「維新とも話をする必要がある」と言っており、風雲急を告げる情勢になってきた。その言動からして小川氏は、「維新は自民よりヤバい政党だ」という認識はなさそう(少しは勉強してほしい)。

 となると維新と国民が改憲で一体化し、そこに小川立民までが加わるとなれば大勢力になる。

 しかも維新は自民党の補完勢力だから、やがては自民と維新が固着化するのは必定。となれば維新から国民、小川立民までを加えた一大大政翼賛会になる可能性すらある。

 いよいよ海外移住を考えたほうがいいかもしれない。

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【衆院選】NHKは「逆・椿事件」をやめて公正に報道せよ

2021-10-29 07:03:56 | 政治経済
衆院選を大きく報道しないNHK

 日本の民主主義にとっていちばん重要な衆院選まで、あと4日と迫った2021年10月27日のNHKニュース7。

 衆院選はとうとうこの番組の「主なニュース」の上位6本から消えて格落ちの扱いになった。

 投票まであと4日しかないのだから、連日トップ扱いして有権者の関心を引き、投票率アップに貢献してはどうなのか?

 そうして国民全体の民度を上げ、よりよい国にして行くのもメディアの役割なのではないか?

 だが一方、NHKは、先日の自民党総裁選のときには連日トップ扱いして煽りに煽った。

 おかげで国民の関心は高まり、猫も杓子も総裁選一色になった。

 公共放送として、あまりにも報道姿勢に落差がありすぎはしないか?

日本では有権者のたった20%が政治を動かす

 うがった見方をすれば政権選択選挙である衆院選は少なめに報道して国民の目から隠す。

 そうして投票日は有権者に家で寝ていてもらい、投票率が低いほど有利になる自民党をNHKはアシストしているように映る。

 日本の衆院選では岩盤層といわれる全体の20%(自公支持層)が必ず選挙に行き、他方、有権者の50%(無党派層)が投票を棄権する。

 結果、日本では国民全体のたった20%の意志で政治=世の中が動いている。

 NHKの衆院選報道はこの社会構造を悪用し、明らかに自公政権の延命に手を貸している。

自民党政権を陥れた1993年の「椿事件」

 ここで思い出されるのは、1993年に起こったテレビ朝日による「椿事件」である。

 同年6月の衆議院解散後、7月18日に第40回衆院選挙が行われ、与党自民党が過半数を割った。

 そして非自民からなる細川連立政権が誕生したきっかけになった事件だ。

 自民党はこのとき、結党以来初めて野党に転落した。

 この椿事件では、当時、テレビ朝日の取締役報道局長だった椿貞良が「小沢一郎氏を追及する必要はない。今は自民党政権の延命を阻止し、とにかく反自民の連立政権を成立させるための報道をしよう」という方針で局内をまとめた。

 この衆院選では自民党の梶山静六幹事長、佐藤孝行総務会長が並んでニヤリとどす黒く笑うツーショットをアップで報道し視聴者に「悪代官」の印象を与え、自民党のイメージを奈落の底に落とした。

 そして自民党は負けた。

 むろんNHKの問題とはレベルがちがうが、「恣意性をもち、一方の方向へ世論を誘導する目的で報道が行われる」という意味では同じである。

「メディアは恣意的で悪質な世論操作を行ってはいけない」というのが「椿事件」当時の大きな教訓ではなかったか?

 その意味ではNHKニュース7の報道姿勢は、正当性を問われるべきではないか?

報道人は「青雲の志」を思い出せ

 思えば1993年の「椿事件」の時代は、メディアのなかではまだ反権力の「朝日系」が強かった。

 それに対し安倍晋三が激しく抵抗し、各メディアのトップに寿司を食わせて懐柔した成れの果てが今日の姿だ。メディア・コントロールである。

 メディアが報道すべきことを放送せず、それどころか意図的に政権党を利する番組構成を行うーー。

 本当にこのままでいいのだろうか?

 メディア各社で報道に携わる者は、自分が大志を抱いて入社したころの「青雲の志」をぜひ思い出してほしい。

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【衆院選】日本人の「民度」が問われる選挙だ

2021-10-26 09:22:01 | 政治経済
参院静岡補選での野党勝利は参院選を占うか?

 衆院選の行方を占う意味で注目された参議院静岡補選は、立憲民主党と国民民主党が推薦した山崎真之輔氏が自民党などの候補者を破り、初当選を果たした。

 山崎氏は選挙戦で「岸田内閣は安倍・菅政権を総括してない」と批判、アベノミクスを完全否定していた。

 無所属の元県議会議員である山崎氏は、立民、国民の支持者のほか、無党派層からも幅広く支持を集めて初当選したと見られている。

 岸田総理が2度も応援に入った選挙で、野党側が勝った意味は大きい。明らかに安倍~岸田政権に対する「No」が突き付けられた結果だと言える。

 さて、では問題の衆院選の行方はどうなるのだろうか?

自公政権は疑惑のデパートだ

 いま国民の間には、安倍政権から菅政権、岸田政権へと続く自公政権に対する怒りのマグマが溜まりに溜まっている。

 なにしろ成立したばかりの岸田政権にせよ、背後で安倍・麻生がリモートコントロールする傀儡政権であることは明らかだ。

 はたして国民は、都市再生機構(UR)金権疑惑の甘利幹事長を受け入れるのか?

 菅政権時代の新型コロナ「自宅放置」政策を許容するのか?

 コロナ禍のさなか、東京五輪を強行した自公政権を許すのか?

 森友・加計・桜を見る会問題をよしとするのか?

 森友学園の公文書改竄案件で自殺した近財職員赤木俊夫さんの事件を見て見ぬふりするのか?

 2019年参院選における広島の河井夫妻をめぐる「1億5000万円問題」を見逃すのか?

 今度の選挙は、真の意味で日本人の「民度」が問われている。これらの不祥事に怒りの一票を投じないなら、その国はもはや終わっているといえるだろう。

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【衆院選】安倍晋三の振付師ぶりが見える自民党公約

2021-10-17 06:00:32 | 政治経済
岸田氏の目玉公約がごっそり落ちた

 自民党の衆院選公約は、岸田文雄氏が総裁選で公約した内容とかけ離れている。目玉公約がごっそり落ちた。

 例えば岸田氏は総裁選で「令和版所得倍増」や「金融所得課税の強化」、「子育て世帯の住居費・教育費を支援」などの経済政策で「分配」を謳い、「健康危機管理庁の設置」で新型コロナ対策を訴えていた。

 衆院選向けには、これら岸田カラーの公約がごっそり脱落した。

 その代わり「核融合開発の推進」や「敵基地攻撃能力の保有」、「防衛費を2倍に」などのタカ派色の強い公約が加えられ、まるで高市氏の公約なのではないか? と思わせるような柱が躍る。

 いや、おそらくこれらは高市氏というより安倍晋三の差し金だ。

「令和版所得倍増」などの柱を削ったのも安倍だろう。

 その意味では岸田政権は、完全な「安倍リモートコントロール」政権といえる。

 国民はこうした兆候をよく見て投票先を決めてほしい。

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【衆院選】岸田文雄は国民をナメ切っている

2021-10-06 08:03:43 | 政治経済
疑惑のメンツが主要ポストを総取り

 新首相にめでたく就任した岸田文雄は、国民をナメ切っている。

「有権者の50%は選挙に行かないバカだから、政治のニュースなんか見ないだろう」

 そうタカをくくっている。で、都市再生機構(UR)金権疑惑の、あの甘利明を幹事長に据えた。

 甘利には口利きのための現金として100万円、当時の秘書も500万円を受け取った疑惑がある。

「国民の50%は選挙に行かないバカだから、政治のニュースなんか見ないだろう」

 岸田首相はすっかりそう油断し、安倍晋三のイチの子分の高市早苗を政調会長に置いた。

 そして麻生太郎の義弟である鈴木俊一に、財務大臣を継がせた。

 それだけでなく安倍晋三のイチの子分で、あの加計学園問題がある萩生田紘一を経産相に就けた。

 国民をこんなバカにした話があるだろうか?

勝手に選挙を早くする

 しかも岸田首相は衆議院選挙について、今月14日に衆議院を解散し、衆院選を19日公示、31日投開票の日程で行うという。

 つまり野党共闘の候補者一本化が間に合わないよう、わざと日程を早くした。

 おまけにこれには、(1)新型コロナの第6波が来るまでの間にさっさとやりたい、かつ(2)岸田政権にボロが出ないうちに選挙を終えてしまおう、という狙いがある。

 こんなふうに岸田首相はすべてを「自分の都合」だけで決めている。なぜなら、

「国民の50%は選挙に行かないバカだから、政治のニュースなんか見ないだろう」

 と、タカをくくっているからだ。

PB黒字化目標の破棄はしないのか?

 もちろん話はこれだけじゃない。

 岸田首相は「新自由主義からの転換」を謳い、「令和版所得倍増」を公言している。

 ならば、まずプライマリーバランス(PB)黒字化目標の破棄を高らかに宣言し、消費税を減税すると同時に数百兆円規模の大胆な財政出動をする必要がある。

 岸田首相にそんな覚悟があるのだろうか? あるわけがない。

 要するに岸田首相は、

「国民の50%は選挙に行かないバカだから、政治のニュースなんか見ないだろう」

 と、国民をナメ切っているのだ。

 こんなんで来る衆院選で自民党に投票する、あるいは選挙を棄権するなんてありえない。

 衆院選で岸田政権を完膚なきまでに叩き潰してやろうじゃないか。

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