すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1】新潟MF、伊藤涼太郎を日本代表に

2023-04-20 05:00:00 | Jリーグ
圧倒的な決定力だ

 アルビレックス新潟でトップ下を務める伊藤涼太郎ほど決定力、得点力のあるトップ下は日本で見たことがない。現在、J1リーグ第8節終了時点で5ゴールを上げトップタイである。

 ぜひ彼を日本代表で見てみたい。

 伊藤はプレースピードが非常に速く、バネがある。また、ひときわ強くて速いボールを蹴れる。しかも思ったところにボールを運ぶ、コントロール力にも目を見張るものがある。

 もちろん人を使うプレーもできるし、自身がフィニッシャーにもなれる。トップ下が本職だが、おそらく偽9番もできるだろう。

 例えばJ1リーグ第8節のアビスパ福岡戦で、彼はハットトリックを達成している。しかも単なるハットトリックではなく、どのシュートも本当に際どいところを狙ったものばかりだった。

アディショナルタイムに2ゴールを叩き込む

 例えば後半2分、新潟は左サイドの敵陣深くでFKを得た。キッカーは伊藤だ。彼は相手チームの壁が割れたわずかな箇所を狙いすまし、右足で直接ゴールを狙った。

 まるでリモートコントロールされたかのようなコースにシュートが飛ぶ。見る者をうっとりさせる美しい軌道を描き、シュートはゴール左へ。ボールは左ポストをわずかにかすめてネットに収まった。ギリギリだ。

 続く後半48分(アディショナルタイム)。伊藤は味方からの縦パスを受けた。そののち味方とワンツーをかましてボールを受け、ペナルティエリア手前で右足を振る。グラウンダーのシュートがゴール左スミに決まり、リードされていたチームはこれで同点に追いついた。

 最後は、時間切れまぎわの後半50分だ。味方がシュートし敵DFにブロックされたボールのこぼれに鋭く反応し、伊藤は右足を振り抜いた。ゴール左に鋭い弾丸シュートを叩き込む。新潟は後半だけで2点差をひっくり返し、逆転勝利を確定させた。

 こんなハットトリックを日本代表で見られるとしたら……あなたはいったいどうします?

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