まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

先生の教え (その2) ・ 手は洗わなくていい

2010-11-26 12:41:09 | 教育のエチカ
小学校5、6年生のときの担任のF先生の教えです。

この先生からはいろいろなことを学んだのですが、

「先生の教え (その1)」 からの流れでトイレネタでいきましょう。

ある日どういう文脈だか忘れましたが、

F先生が 「オシッコしたあと手を洗ったりする必要はない」 と言い出したのです。

みんなは 「エーッ、きたな~い」 と大ブーイングです。

それに対してF先生は、「君たちのチンコは汚いのか?

先生のは毎日お風呂でちゃんと洗ってるからキレイだぞ」 と反論します。

私たちは 「でもオシッコしたんだから汚いよ」 と主張しますが、

先生は 「オシッコが手についちゃったりしたら洗わなきゃいけないけど、

手でオチンチンをちゃんと持ってすればそんなことになったりはしないだろう。

チンコだけ触っているならチンコはキレイなんだから、手を洗う必要はないんだ」 と言い張り、

こんなたとえ話をしました。

「手で顔を触ったからといって手を洗ったりはしないだろう。

オチンチンは服の中にしまわれているから顔よりもキレイなはずなんだから、

オチンチンを触ったからといっていちいち手を洗う必要はないんだ。」

子どもの頃ってオチンチンは汚いというふうに思い込んでいるというか、

そう教育されていましたから、F先生のこのロジックに納得した子はいなかったと思いますが、

その後、私はときどきこの話を思い出して、手を洗うべきか洗わないべきか悩むことがあります。

小学校の先生というのは子どもたちに衛生面の指導もしなければならないはずですが、

F先生はなぜあんなことを主張していたのでしょうか?

当時ホームルームで 「○○君が~~していました」 とかチクるのが流行っていて、

誰かが手を洗わなかった子のことを弾劾したりしたのでしょうか。

あるいは先生自身が洗わずに出てきたのを見咎められたりしたのでしょうか。

とにかく、女子からの反応はすこぶる悪かったですが、

私としては子どもの常識に揺さぶりをかけられて、一生心に残る師の教えとなりました。

そうかあ、チンコはキレイなんだあ。

たしかにあんな形しているけどただの皮膚なんだから、キレイかもしれないよなあ。
コメント (5)
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