まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

プレートテクトニクス理論

2010-11-05 17:26:12 | 教育のエチカ
最近お笑いネタに走っているような気がしますが、
ついでにもう一つ 「テストで書いた変な答え」 コミュからシュールなネタをご紹介します。
これはたんに投稿された記事だけでなく、それをめぐるコメントのやりとりが面白かったです。


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ある子が、関門海峡に橋1本、トンネル4本あるって話が出てきた瞬間、
悟ったような顔をしたんです。
なるほど、九州の親戚が本州に来る際の手段が、ずっと謎だったらしく、
めちゃくちゃすっきりしたそうなんですが、そこからがヒドい

「あれ、九州って浮いてなかったの??」

橋はともかく、トンネルは、当然浮島には掘れません。
そこで初めて、島は大地がつながっているということを知ったそうです。
ま、それは中学生だったんですが、後日高校生にこの話が出てきたら、その子も

「え?四国って浮いてるんじゃないですか??」

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仮にこの投稿主をAさんとしておきましょう。
これに対してBさんからのコメントがアップされました。
1回だけAさんが回答してあげたあと、
別のCさんがAさんに代わって答えてあげていました。


<BさんからAさんへ>

え、四国とか九州って島じゃなかったんですか?



<AさんからBさんへ>

もちろん、島ですよ。
で、もちろん、島は浮いてないでしょ??



<BさんからAさんへ>


浮いてないのですか??



<CさんからBさんへ>

浮いてないですよ
イメージとしては山になっているところに水が張ってあって、
水から頭を出してる部分が島です



<BさんからCさんへ>

ありがとうございます。
一つの大陸が割れて拡がっていった、って聞いた気がして、
繋がってないと思ってました



中学生や高校生で、島を浮いていると考える子がいても驚くにはあたらないのかもしれませんが、
Bさんは20代半ばくらいの成人の方ですので、そういう人が、
「浮いてないのですか??」 と完全に信じ切っていたようなのがビックリしました。
しかし、その根拠はプレートテクトニクス理論 (いわゆる大陸移動説) なわけですから、
子どもの頃の誤解が科学的知識によって強化されてしまっていたことになります。
だとすると、この 「浮島理論」 を信じている人は他にもけっこういるのかもしれません。
皆さんはいかがでしょうか?
将来、社会科 (特に地理) や理科 (特に地学) の教員を目指している人には、
子どもたちがこういう 「素朴理論」 をすでにもっているということを知った上で、
それをどうやって正しい知識へと転換してあげるのかということを考えてほしいと思います。
うん、今日はちょっと真面目な話にまとまったな。
コメント (2)
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