まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

福大附属小学校公開授業研究会

2010-11-18 07:24:38 | 教育のエチカ
昨日は附属小学校の公開授業研究会でした。
6月にも2日間にわたって大々的に公開授業をやりましたが、
秋の公開は教科ごとに日をずらして、それぞれ1日ずつの分散開催です。
社会科担当の先生たち3名は、それぞれみごとな授業を展開して、
お集まりいただいた先生方から高い評価を頂戴しておりました。
3名のうち2名は今年附属に赴任されたばかり、
もう1名もまだ2年目というフレッシュな面々ですが、
今どきの小学校の先生にしては珍しく、3人とも社会科が大好きで、
子どもたちにも社会科を大好きになってもらいたいという熱い情熱をもって、
授業づくりに励んでいらっしゃいますし、
なによりも1人で全てを抱え込んで悩むのではなく、
互いに助け合ってそれぞれの授業を作りあうということをされていますので、
近年失われてしまった教師の同僚性を感じられて、とても逞しく思えました。

ところで、今回はものすごい久々の体験をしてしまいました。
昼食に学校給食をいただくことができたのです。
小学校でも中学校でも春の公開では豪勢な仕出し弁当が出されます。
秋の公開に来たのは初めてだったのですが、
秋は生徒たちが食べているのと同じ給食を出してもらえるのですね。
これです。



テーブルには 「きゅうしょく ひとくちメモ」 という紙が置かれていて、
今日のメニューの詳しい説明が書かれていました。
「しょっきのおきかた」 もちゃんと図で示されています。
これが食育というものなんですね。
メインディッシュは 〈名古屋のみそカツ〉 と 〈かぶのサラダゆずこしょうドレッシング〉 です。



〈かぶのサラダゆずこしょうドレッシング〉
「かぶは、春と秋の2回旬があります。今日はかぶのサラダを作りました。
 ドレッシングに、2年生の花壇になっていた巨大ゆず 「オニユズ」 を使わせてもらいました。
 1本の木に、大きなゆずがたくさん実っていました。
 朝とって使ったので、とても新鮮で、ゆずのいい香りがしました。味わって食べてください。」

〈名古屋のみそカツ〉
「名古屋の郷土料理
 豚カツに、八丁みそ、だし汁、砂糖を加えて作った独特のタレをかけたものです。
 福島では 「豚カツ」 というと、しょうゆ味、ソース味を思い浮かべます。福島とはひと味違う食文化を味わいましょう。」

みそカツは年に2回ほど出される、子どもたちの大好物だそうです。
サラダのほうは私が小学生の頃は絶対に食べられなかっただろうと思いますが (ひどい偏食でした)、
自分たちが面倒みているゆずが使われているんだよという情報は、
野菜嫌いの子どもたちに少しでも、じゃあ食べてみようかなと思わせる、
きっかけぐらいにはなるんじゃないかなと思います。
図書室で給食をいただいたのですが、
図書室にはこんなものが飾ってありました。



遠目に見て、子どもが作った図工の作品かと思っていたのですが、
近づいてよく見てみたら本物でした。
たしかに巨大です。
コーヒーカップと比べてこれくらい↓。



「すましじる」 についてはひとくちメモに何も書かれていませんでしたが、
こちらにもゆずが使われているようで、いい香りがしていました。
とても具だくさんで、「すましじる」 というよりは 「けんちん汁」 という感じです。



ごはんは食べている最中は気づきませんでしたが、
「しょっきのおきかた」 の図によれば、「むぎごはん」 だったようです。
とても健康的なメニューですね。
いずれも大人の味わいで、これらを美味しく食すことのできる小学生というのは、
末恐ろしいと思いました。
私も大人になってやっと野菜類を美味しいと思えるようになりましたが、
しかし申しわけないことに、かぶのサラダの中にちらっと見えているキュウリは、
(写真に写っているのはほんの一切れっぽく見えますが、
 実際にはけっこうな量が入っていました
全部撤去せざるをえませんでした。
子どもたちと一緒に食べるという趣向でなかったことを心から感謝しました。
でも、それを除けばどれもたいへん美味しく頂戴しました。
ごちそうさまでしたっ
コメント
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