マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

ロール寿司 ・新 (5)太巻き寿司

2014年03月29日 | シラチャー ジャスミンホテル
いよいよ3月も残すところ2日となり、もう直ぐ4月がスタートするが4月には学校の新学期が始まるし、また社会人として会社務めをスタートする新人くん達にとっては嬉しさと不安で胸がいっぱいなのではないかと思う。

タイもこのシーズンは日本に帰国する人達と新しく赴任される方々の入れ替えの時期でもあり、日本に帰国される方、また任期が残っている家族もお父さん一人を残して春休みで日本に一時帰国しているのか、お店も日本人のお客様が少なくなっている。

特にランチタイムはうちの店の場合にはシラチャー市内から離れていることもあり、商業ビル内のテナントのようにフリー客がブラッと入ってくることはないので、ジャスミンホテルをサービスアパートのように長期契約して滞在している家族のお母さん達が使ってくれる場合が多い。

もちろん平日のランチタイムはお父さんは仕事に行って、子供達は学校に行っているのだろう。

土曜日、日曜日はランチタイムでも家族連れのお客様が多いのだが、さすがにこの時期の平日のランチタイムはお客さんが少ない日が多い。

タイの小学校も今は春休みの時期のようで、イサンというタイの東北地方の田舎から出稼ぎに来ているうちの調理スタッフ(Nipat)のところにも親戚の子供が遊びに来ている。

シラチャーも田舎なので、ここに来ても面白くないのではないか?と思うのだがイサンはもっと田舎なのだそうだ。

でもやっぱり(Nipat)のアパートで1日中テレビを見ているのも飽きてしまうのか、たまにうちの店にやってくる。

先日は(Nipat)とパタヤまで海水浴に行ったのか、デジタルカメラを貸してあげたが、海水浴も一度行けばいいらしい。(男2人での海水浴では子供とはいえ飽きてしまうだろう。)

そんな時に自分がバンサレーで大きな魚を釣って帰ったこともあり(Nipat)から釣りに連れて行って欲しいと頼まれた。

先週末に釣りに行ったばかりでどうしようかと思ったが、朝早く出て夕方の仕込み時間までに戻ればいいし、ちょうどランチタイムにはお客さんが少ない時期でもあり陸釣りに出かけることにした。

釣りに行く場所は最初は「ジンダ筏」が思い浮かんだが週末しかやっていないとのと、3人以上なら平日でも予約を受けてくれるが一人700バーツ(約2,100円)で、釣れる魚も小魚くん達ばかりなので今回はシーチャン島の堤防で釣りをすることにした。

いつものように朝8時のロィ島からの乗合船でシーチャン島に向かい、約50分でシーチャン島に到着だ。

そして、今回の釣り場となる堤防だが、シーチャン島の直ぐ近くにある堤防で、「シーチャンパレスホテル」の真ん前にある堤防だ。

赤い丸のところが「シーチャンパレスホテル」

そして、堤防の先には大きな海が広がっている。


今回、ここで釣りをするにあたって実は釣果の方はあまり期待できなかった。

実際、前に2度ここで魚釣りをした時にも、50メートル程沖の方に向かって投げれば(投げ釣り)、たまに白ギスなどが釣れるが堤防の真下には小魚が多く餌ばかり取られてほとんど釣りにならなかったのだ。

そこで、今回は「コマセ」を持って行き、それで魚を集めて釣ってみることにした。

コマセの作り方は以前も説明した「海老の頭+パン粉」で、これは効果が期待できそうだ。

まずは、海老の頭に20%位加水してミキサーに掛ける。

ボウル等の入れ物に移しパン粉を混ぜる。

お菓子のクリームの絞り袋に入れる。

口をしっかり閉じる。


こうしておけば先をハサミで切って絞りながら入れれば手も汚れない。

そして釣り針にも「海老のむき身を小さく切ったもの」を付ければ必ず魚が喰らいつくだろう。

そして、準備も整いコマセ袋にコマセを入れて海中にするすると仕掛けを下して行く。

するとどうだろう、ガガガーと仕掛けが魚に海底の方に持って行かれる.

そして仕掛けを上げると何と針の数だけ魚が掛かっている。


また堤防釣りとしては割と大きなサイズの魚も連れる。


大物かなと思うと引きの強い河豚が2匹も同時に掛かっている。


そして、いつもは投げ釣りで50メール位は仕掛けを遠くに投げなければ釣れない「白ギス」も堤防の真下で釣れるではないか。
そして、4時間程でクーラーBOXが一杯の魚となり納竿しシラチャーに戻ることにした。

まさか「コマセ」がこんなに効果があるとは自分でも思っていなかったので、ビックリしたが今度はぜひ、船釣りでも試してみようと思う。。。

さて、また話が長くなってしまったので話を本題に移そう。

これまで海外から逆輸入された「ロール寿司」の作り方を何回か紹介したが、今回はたぶん皆さんも節分の時には何故か食べている「太巻き寿司」の作り方を紹介しよう。

「太巻き寿司」というと大阪が発祥の寿司と思っている方が多いと思うが実は千葉県の代表的な郷土料理で、今から200年以上も前からあるという。

ご存じのように千葉県は海苔の産地でもあり、また、お米の名産地としても知られている。

また、豊かな海産物にも恵まれていることもあり、地元の農民がお祝いの宴の料理として考えられたとされているが、酢飯を使ったのも鮮度保持のことを考えてからではないかと思う。

また、太巻き寿司は切り口が金太郎飴のようで華やかで、宴席にももってこいの料理だ。

ところで、節分の時に食べる「恵方巻き」だが「太巻き」との違いは何?聞かれることがあるが、簡単に言うと節分の時に食べる「太巻き」のことを「恵方巻き」と言う。

基本的には海苔1枚全部を使って太く巻いた物が「太巻き寿司」で、それより小さな物を中巻、そして海苔半分を使った物を細巻と呼ぶ場合が多い。

そして、節分の夜に恵方(吉の方角)を向いて願い事をしながら「太巻き寿司」をまるかじりすると願い事が叶うと言われている。

ちなみに中に入れる具材も七福神由来の干瓢や椎茸、でんぶ)などを入れるが、特に決まりはなく、また、最近では太巻きでは食べきれない人が多いのかスーパーなどでは中巻や細巻も「恵方巻き」として売られているのを見かけるが、それでご利益が半分になるとは思えないので、1年に一度家族だんらんで巻き寿司を食べるのもいいだろう。
それでは早速、「太巻き寿司」を作ってみよう。

■太巻き寿司の作り方

1)白身魚を蒸して「すり鉢」であたる。(今回はスズキを使用)


2)砂糖、味醂と少量の塩を加えて混ぜ合わせ、食紅も少量加える。


3)綺麗な薄い桜色にする、(あまり濃い色にならないように気を付ける)


4)鍋に湯をはり加熱して温め、その上に3)が入ったボウルを乗せる。


5)泡立て器などでほぐしながらゆっくり火を通していく。


6)全体をかき混ぜながら加熱し、ダマにならないようにする。


7)小さな「そぼろ状」(おぼろ)になるまで加熱して火を止め冷ます。


8)太巻き寿司の具材を用意する。

今回は「桜でんぶ」「玉子」「キューリ」「カニカマ」「味付け干瓢」「椎茸のうま煮」「ウナギの蒲焼、」「白ゴマ」を用意した。

9)海苔の上にシャリを置く。


10)シャリを上の方に広げていく。


11)シャリを下の方に広げていく。


12)シャリの厚さを均一にする。


13)シャリの上に「白ゴマ」を振る。


14)「桜でんぶ」(おぼろ)を敷く。


15)「キューリ」を置く。


16)「玉子を並べる。


17)「カニカマ」を並べる。


18)「味付け干瓢」を並べる。


19)温めた「ウナギの蒲焼」を並べる。


20)端からしっかりと巻き始める。


21)しっかりと押さえながら巻く。


22)全体を締め付けながら中の具がばらけないように巻く。


23)形を整える。


24)端を押さえて形を整える。


25)反対側も同じようにする。


26)巻き終わったら、真ん中に包丁を入れて切る。


27)更に2本になったロールの真ん中を切る。


28)ここで4本になったロールの真ん中を切る。


29)最初に半分に切った時の片側がこれで4貫になる。


30)反対側も同じように4貫に切って、1本を8貫に切る。


31)皿に盛り付ける。


32)ワサビとガリを添える。


33)完成写真。


さて、次回だが「サーモンスキンロール」の作り方を紹介しよう。

サーモンの皮は捨ててしまっている店も多いと思うが、鶏の皮と同じで魚も皮が旨い。

捨てるのはもったいないし、こういう材料を上手に使うのが料理人の腕の見せ所だと思う。

また、ちなみに「鶏の皮」で「ハタ」が釣れるらしい。

本当なのだろうか???





ロール寿司 ・新 (4)スパイダーロール

2014年03月28日 | シラチャー ジャスミンホテル
1年が経つのは本当に早いもので、タイに来てから「IRON CHEF Thailand」には2回出場したが、前回の「キハダマグロ対決」からちょうど1年経った今月の初旬に、また「IRON CHEF Thailand」に出て欲しいとの電話が番組のスタッフから掛かってきた。

前回の「キハダマグロ対決」で優勝していることもあり、どうしようかと考えていたところ今回は料理対決ではなく約50㎏の「キハダマグロ」を解体して欲しいとのことだった。

日本で言えば「マグロの解体ショー」をやって欲しいと言うことになるだろう。

マグロ1本を切るのはたいしたことではなので、番組の収録日を聞いたところ何と3日後の日曜日の午後3時までにスタジオに来て欲しいとのことだった。

あまりに急な話だが日曜日はうちの店のスタッフも全員が店に出てくるので、今のメンバーなら大丈夫なので引き受けることにした。

ただし、一つだけ条件を付けさせてもらった。

それは『マグロの解体に際して制限時間を設けないで欲しい』というお願いだった。

実はこの番組に最初に出た時には当日になって本番の収録が始まってから司会者が『いつもは何分位でマグロを切りますか?』と振ってくるので、『15分位です。』と応えたところ、『では、今日は何分で切りますか?』と言うのでとっさに『8分で切ります。』と応えてしまった。

その時は何とか7分50秒でマグロを解体することができたからよかったものの、今回も同じように、もっと早く切れと言われても、本番の撮影中という雰囲気の中で今回も落ち着いて切れるかどうか分からず、もし指でも切ってしまったらそれこそ笑い者になってしまうだろう。

この条件を番組側にのんでもらい、日曜日にジャスミンホテルが用意してくれた車で、1年ぶりにキッチンスタジオがあるバンコクのラムカンヘンと向かった。

日曜日ということもあり、バンコクの交通渋滞(今はデモもあり本当に最悪)にもつかまらずスタジオには予定通り午後の3時に到着したものの、前の収録が2回分(2週分)あるらしく、結局、自分の出番は6時半過ぎのスタートとなった。


いつものように赤いカーテンのところからスタジオの中央で待つ司会者へと歩いて行くというパターンで本番の収録が始まったが、ここでまた予期せぬ事体となる。

今回はマグロを切るのに「制限時間」を設けないという話だったのが、司会者から『今回は前回のマグロ解体時間の記録は破れますか?』と振ってくるではないか。

また、後から運ばれてきたマグロを見て、一瞬凍りついてしまった。

50㎏と聞いていたマグロだが、実際はもっと大きくて80㎏近くはあるだろう。

今日、スタジオに持ってきた包丁は家庭用の包丁のような小さなサイズで、50㎏位のマグロなら何とか切れるかと言う大きさだ。

小さなマグロを切るのに大きな包丁を振り回すのもカッコが悪いと思い、あえて小さな包丁を持ってきたのが裏目に出てしまったようだ。

そして、その小さな包丁を使ってのマグロの解体がスタートした。


ここから後はネタばらしになってしまい、番組のスタッフから怒られてしまうので書けないが、興味のある方は、ぜひ、ご笑覧いただきたいと思う。

放映日:4月9日(水曜日)IRON CHEF Thailand
放映時間:pm 11:00~ CCTV Channel 7

さて、何回かロール寿司の作り方を紹介しているが、ロール寿司の作り方を詳しく紹介しているブログが少ないのか、ロール寿司の作り方の紹介を初めてから、このブログのアクセス数がかなり増えているので、楽しみに見てくれている人もいるのだろう。

そこで今回はちょっと風変りな「スパイダーロール」の作り方を紹介しよう。

アメリカから日本に逆輸入された「ロール寿司」には「キャタピラロール」(芋虫ロール)やドラゴンロールのように、とても食べ物に付ける名前とは思えない物が多いが、この「スパイダーロール」は何と「蜘蛛ロール」というネーミングだ。

「ソフトシェルクラブ」という脱皮直後の皮まで柔らかくて食べられる蟹を揚げて、それを蜘蛛に見立てて巻くロール寿司だが、ソフトシェルクラブの足をロール寿司の両端からはみ出るように巻くのがポイントで、さらにマヨネーズなどで皿に蜘蛛の巣を描いてからその上に盛り付けると見た目も楽しい一品となり、子供達も大喜びとなるが小さな子供の中には『本当に蜘蛛を食べるの?』と泣き出す子もいたりして笑を誘う。

タイに住んでいることもあり、蜘蛛の巣を描くソースには「マヨネーズ」以外にはマヨネーズと相性のいい「甜麺醤」と更にタイの「スイートチリソース」も加えてみたが、このソースが絶品なので試してみて欲しい。

「スイートチリソース」も「甜麺醤」もかなり甘いので、甘過ぎると感じたら「タバスコ」をソースを混ぜ合わせる時に2~3滴加えるのもいいし、さっぱりとした味のソースにしたければ「レモンの絞り汁」を少量加えるといいだろう。

それでは早速、作ってみよう。

◆スパイダーロールの作り方

1)ソフトシェルクラブに下味を付ける。(生姜の絞り汁・酒)


2)小麦粉をまぶす。


3)油で揚げる


4)余分な油を切る。


5)海苔の上にシャリを置く。


6)シャリを上の方に広げる。


7)シャリを下の方に広げる。


8)シャリの厚みを均一にする。


9)白ゴマを振る。


10)海苔の面を上にして縦に置く。


11)ソフトシェルクラブの唐揚げを並べる。


12)とびっこを敷く。


13)アボカドを並べる。


14)キューリを並べる。


15)両サイドからソフトシェルクラブの爪が出るようにする。


16)端から巻く。


17)具材がはみ出さないように巻いていく。


18)端を止める時にはしっかり押さえる。


19)上からもしっかり押さえる。


20)形を整える。


21)端の方から包丁で切る。


22)反対側の端も同じように切る。


23)真ん中を切る。


24)もう一度「巻きす」を被せて形を整える。


25)ボウルにマヨネーズを入れる。


26)スイートチリソースを加える。


27)甜麺醤を加える。


28)よく混ぜ合わせる。


29)ソースを容器に移す。


30)ソースで皿に3重~4重の円を書く。


31)竹串などの先を使って、ソースを「蜘蛛の巣」のように描く。


32)皿に盛る。


33)完成写真。


尚、前回のブログでは「バンサレー」で釣ってきた魚の料理写真をアップしてなかったので、ここで紹介することにしよう。

まずは、「プラー・チョンタレー」(スギ)で、日本では「南カンパチ」や「黒カンパチ」とも呼ばれていて回転寿司で「カンパチ」として回っていることも多い魚だが、実際に刺身や寿司にしても美味しい魚でタイでは高級魚とされている。

まずは丁寧に3枚におろす。


柵にしたものを刺身に切っていく。


スギ刺身の完成写真。


頭や骨は「トムヤムスープ」にしてみたが骨から出汁が出てとても美味しい。

料理名はトムヤム(スープ)キーマオ(酔っ払い)プラーチョンタレー(スギ)だ。


イトヒキアジは半分は蒸してみることにした。
チョムガーン(イトヒキアジ)、ヌン(蒸す)、ブワイ(甘い梅)で、「チョムガーン・ヌン・ブワイ」と、ちょっと長ったらしい料理名だ。


もう半分はチョムガーン・ヤム・タカイで、タカイというタイの野菜が入っている。
ヤム(サラダ)なのでサラダ感覚の惣菜といったところだが、どの料理も魚が今日釣ってきたばかりでとびきり新鮮ということもありかなり旨いと思う。

タイ料理の方は今回は作り方を紹介しなかったが興味のある人がいたらコメントを送ってもらえれば作り方を詳しく紹介しようと思う。

さて先週末に釣りに行ってきたばかりだが、大きな魚を始めて釣ったこともあり、また釣りに行きたくてうずうずしている。

タイでは仲間何人かと釣り船をチャーターすれば日本の5分の1位の金額で沖釣りを楽しむことができるし、少し沖に出れば大きな魚がゴロゴロいる。

また、朝早く起きることもあり釣りを始めてからお酒もほとんど飲まないようになった。

「一生幸せになりたければ釣りを覚えなさい。」

たとえ何も釣れなくても海に釣りに行くだけで幸せな気分になってくる。。。



バンサレー沖での船釣り(2)イカの泳がせ釣りに挑戦してみた。

2014年03月25日 | シラチャー ジャスミンホテル
皆さん、ご無沙汰しています。

タイの反政府派によるデモは今月は大きな動きもないようでタイ政府からの「非常事態宣言」も解除されたが、今月の29日にはまた大きなデモが計画されているようで、まだまだ収束とはならないようだ。

3月8日に今住んでいるシラチャーから乗合船で50分程のシーチャン島の直ぐ手前のカム・ヤーイという船着き場から小船に乗り込み6名でシーチャン島周りの海で釣りをしたが釣果の方はさっぱりだった。

そんなこともあり、また釣りに行きたくてうずうずしていたところにまた「mokoley」のバンサレー定期船釣りツアーのお誘いがあった。

前回(先月)は赤い魚ばかり多く釣れたが、このツアーの場合には朝の8時に乗船して釣り場(漁場)に着くのが9時半頃、そして3度から4度は釣り場を移動して昼飯をはさんで2時半には納竿となる。

そうすると実際に釣りをしている時間は僅かしかなく物足りなさを感じていた。

わざわざ車で1時間位掛けてバンサレーまで行かなくてはならないし、また、前の晩からバンサレーのホテルに泊まるのはいくら船宿(安ホテル)とはいえ無駄なような気もする。

これならシーチャン島周りでの船釣りの方がお手軽だし、釣れる魚も大差はないだろう。

そういうこともあり今回のお誘いをもらった時には断わろうという気持ちが半分以上あった。

たとえば、このツアーに参加した第一回目に見た「イカの泳がせ釣り」等で大物を狙うのならいいが、そうでなければわざわざバンサレーまで行くのはどうかなと迷っていた。

そして、参加、不参加の返事ができないまま、ツアー決行日(3月22日)が近づいてきた頃にツアー担当の草間さんから電話があった。

そして、その内容はとても興味深いものだった。

『今回は日本に帰国される家族の方がいて、もうタイにはなかなか来られないと思うのでタイを離れる前にイカ釣りをしたいと言っています。前日の夜にイカを釣ってからの釣りになりますが参加されますか?』とのことだった。

この言葉と聞いたとたんに、第一回目のツアーの時に見た「イカの泳がせ釣り」での大きなサイズのクイーンフィッシュのことが頭にパッと浮かび、自分から『是非、是非、参加させて下さい。』と携帯を持ちながらたぶん何度も頭を下げていただろう。

でも電話を切ってから、それからが大変だった。

何せ「イカの泳がせ釣り」で大物釣りなどしたことはなく、仕掛けの作り方など何も分からないのだ。

そこで、まずは3月8日のシーチャン島の釣りに誘ってくれた「momoさん」からいろいろと教えてもらうことにした。

下が「momoさん」のブログだがバンサレーでの「イカの泳がせ釣り」の経験も豊富だ。

http://momo8875.blog.fc2.com/blog-category-5.html

それと、仕掛け作りは「RJ」さんの仕掛けも参考にした。

http://islandfishbite.blogspot.com/search/label/%E9%87%A3%E3%82%8A%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E5%B3%B6

また、「momoさん」や「RJさん」の釣り仲間からもアドバイスをもらって、なんとか自前での「イカの泳がせ釣り」の仕掛けも完成した。

ただし、「イカの泳がせ釣り」にはもう一つ大きな問題があって、餌となる「イカ」(バンサレーの釣りの場合にはケンサキイカ)を自分で釣らなければならない。

その「イカ」の釣り方も分からないという情けなさで、「momoさん」や「RJさん」そして「釣り仲間」の皆さんにはきっと呆れられる程何度もメールを送り質問をしたが皆さんとても親切で、真夜中に実際に仕掛けを作って写真を送ってくれたりして「感謝」「感謝」の気持ちで一杯だ。

そして、ツアー当日の店のアイドルタイムにはイカ釣り用の仕掛け「鉛スッテ」も地元の小さな釣り具店で購入し準備万端となった。


しかし、ここでまた一つ大きな問題が起こることになる。

バンサレーからは夜の10時に船が出る予定なので、夜の8時半頃にジャスミンホテルを出れば余裕で出船時間に間に合うと踏んでいた。

シラチャーの場合には、土曜、日曜日はお客様の来店時間が早く、夕方5時半頃からお客様が入り始めて帰られるのも早く、8時半には一通り料理が出ることが多い。

しかし今回は出発が土曜日ではなく金曜日ということもあり、お店は予約もかなり入っていた。

そして夜の8時半にはついに店内は満席状態となった。次から次に来るオーダー伝票を大きな声で呼び上げながら、スタッフの『ハイ』という声を確認しどんどん料理を作る。

しかし、予定の出発時間の8時半になってもまだまだ出ていない料理がたくさんあり、一通り料理が出た頃には既に9時をまわっていた。

『ヤバイな、間に合うかな?」と大急ぎでホテルの車に乗り込み、運転手に『レオレオノーイ』(急いで)と激を飛ばして、もちろん車も飛ばしてバンサレーに向かったが、金曜日ということもありバンコクから車で来るお客さん達もバンコクの交通渋滞に巻き込まれてバンサレーにはほぼ同時刻の到着となった。

そして夜の10時を少し過ぎてしまったが、船は快調なエンジン音とともに沖へと向かった。

ここからは写真を交えながら話をしよう。

まず、イカを釣る場所までの移動時間に夕食を食べる。
(草間さんの手造りカレーだったが家庭的な味でとても美味しかった。)


イカを釣る場所に到着してイカを釣り始めるが、イカ釣りの仕掛けは釣り糸の先に下の図のような「鉛スッテ」と呼ばれる漁具を取り付けるだけの簡単なものだ。


そして、下の図のように「シャクリ」ながら、イカに針を抱かせて釣り上げるシンプルな釣り方で、船の「集魚灯」に集まってきたイカを釣る。


しかし、この「鉛スッテ」の大きさや色の違いなどで釣果に差が出ることもあるらしく、どの色の「鉛スッテ」がいのかアドバイスをもらっていたのでまずは「オレンジ」で試してみることにする。

すると、いとも簡単に1パイ目のイカをゲットすることができた。

この分ならどんどん釣れるのではないかと思い写真を撮らなかったのが残念で、その後はまったく釣れず、他のお客さんも同じ状況のようでイカ釣りに飽きてしまった人は早々と寝床に付いてしまうほどだった。

餌のイカが無いと翌日の釣りができないのではないかと心配になってきた頃になって、船頭さんが船の側面にイカをすくう為の大きなネットの用意を始めた。


このネットは夜中の1時頃には準備ができていたようだが、なかなかイカが取れないようだ。

どうやってこのネットでイカをすくうのかも分からないが、夜中の2時頃になってやっとイカの群れを見つけたのか一度イカを集める「集魚灯」を消してか再び点灯してネットを下におろす。

しかし、水(海の中)では、イカも小魚(サッパ)も同じように見えるのか、イカはまったく入らず、サッパばかりという状況だった。


次のイカの群れを待っているのか、なかなかネットをおろすこともなく、その間には皆で「渡り蟹」を小さなタモですくったりしていた。


その後、夜中の4時頃までに2度ネットを下すがイカはさっぱり入らなかった。

イカは結局、釣りでも釣れず、ネットですくうこともできなかったので、しかたなくサビキ釣りでもしようと思ったが向かい側の陸は砂浜なので海底も砂浜ではないかと思い大型のキス狙いの仕掛けに海老のむき身を付けて下すが、釣れたのは「ウミケムシ」1匹だけという最悪の状況だった。

(この「ウミケムシ」は体毛のような針が指に刺さるのと、また、毒もあるらしい。)

このウミケムシの写真を撮っていた夜中の4時過ぎになって船が動き出し沖へと向かう。

1時間程船を走らせて沖に出たところで船頭さんが竿を1本持って船尾の方に来た。

どうやら「イカの流し釣り」をやるらしく水深は54メートルとのことだ。

自分も「イカの流し釣り」を始めるチャンスだと思い、用意して持ってきた「イカの流し釣り」用の仕掛け2種類(ワイヤーとナイロン)の両方を見せたところ、夜はバラクーダが多いのでワイヤーの方がいいとのことで、ワイヤー仕掛けを用意した。

ちなみに「イカの泳がせ釣り」とは下の図のように活きたイカを泳がせながら大物の魚を釣る方法だが活きたイカが入手できなかったので、餌用の死んだイカでの釣りがスタートした。


しかし、活きたイカでないのが原因かまったくあたりもなく、日の出が近くなってきた。


すっかり辺りも明るくなってきて、7時半頃に「イカの泳がせ釣り」からサビキ釣り(潮の流れが速いのでコマセは使わずサビキ針にイカの切り身を付ける)に変更しようかとも考えたが、せっかく「イカの泳がせ釣り」をしに来たのだし水深が54メートルもあるのでもう少し粘ってみることにした。

ただ仕掛けはワイヤーからナイロンに変更することにした。

そして新しいイカ(死んでいるイカ)を付け仕掛けを下して置き竿にして10分位した時だった。

リールがギギギーという音を立てて、どんどん糸が海中に引き込まれていく。

竿を手に持ちリールを巻き始めたが、なかなかうまく巻けずに更に糸が出て行く。

ドラグを少しづつ締めながら態勢を立て直して少しづつ糸を巻いて行くがリールが小さいせいもあってかなかなか魚が見えてこない。

バレてしまわないことを祈りながら糸を巻いていると、側に船頭がフックを持ってやってきて「プラ・チョンタレー」だと言って、この魚を船に取り上げてくれた。


こうして、念願の「イカの泳がせ釣り」で初めて釣った魚は「プラ・チョンタレー」となった。

この魚は日本では「スギ」と呼ばれて、別名「黒かんぱち」や「ミナミカンパチ」とも呼ばれ、日本の回転寿司はカンパチと言えばこの魚が使われていることも多く、刺身で食べてもとても美味しい魚だ。

その後、雨が降り始めたこともあり、船は雨から逃げるように場所を何度も変更するが波が高くなり、まるで波がうねっているかのようだった。

そんな中、何度か死んだイカを付けた「イカの泳がせ釣り仕掛け」を下すが足だけを食べられてしまう。

これは小魚が死んだイカの足だけを食べているようで、大物に食われたのではないらしい。

天候も悪く今日はもうダメかなと思い、大きく揺れる船の中で新たに死んだイカを付けて仕掛けを下す途中に「ググー」というあたりがきた。これもかなりおおきな引きだ。

そして、船に取り込んだのは大きな「イトヒキアジ」だった。


今回、「イカの泳がせ釣り」の初挑戦で活きたイカも無く、また、悪天候の中での釣りだったが、たくさんの方々のアドバイスがなければとてもこの釣りは無理だったと思う。

皆さんに心より感謝の気持ちを伝えたい。。。
















ロール寿司 ・新 (3)カリフォルニアロール

2014年03月11日 | シラチャー ジャスミンホテル
ここシラチャーに来て半年以上が過ぎたが、シラチャーに来たばかりの頃は『なんという田舎に来てしまったんだろう』という印象だった。

ただし、店にはまだまともなスタッフも居なかったので休みを取ることもままならず、あっという間に時間が過ぎていったという感じだ。

最近ではようやくスタッフの教育も進み、また、バンコクの日本料理店で働いていた若いタイ人コックが3名うちの店に入ってくれたので、自分も最近は土曜、日曜日でもランチタイムは休みが取れるようになってきた。

また、ちょっと問題が多かった40歳過ぎのタイ人コックには給料を2倍支払い先月末で辞めてもらった。(今は若いスタッフが多くなりキッチンもホールもだいぶ活気づいてきたと思う。)

お店がOPENしたばかりの頃は人手不足だったこともあり40歳過ぎの調理スタッフを2名(いずれも日本料理店での経験あり)を採用したのだが、一人は前の店(タイ人経営の日本料理店)でシェフをしていたらしく、自ら体を動かすことが少なく他の若いスタッフに指図をするだけで自分では勉強しようという意欲もなく、どんどん若いスタッフに追い抜かれていく。これでは高い給料を支払う意味もないので先月末で辞めてもらった。)

もう一人はアル中で、まじめに仕事はするのだがいつも酒臭くて、話をしてもろれつが回らないような状況だった。(彼は酒のことをホテルのマネージャーに注意されたのが不満なのか、急に消息不明になった。)

タイの場合、コックは学歴が無くても高収入を得ることができる職種で、また、最近では日本料理店が異常に増えている為に完全な売り手市場になっているが、うちの店では今後は30歳以上のタイ人コックの採用は控えようと思っている。

しかし、こういう連中を見ていると、日本の昔のガラの悪い板前を思い出してしまう。

こういう言い方はよくないのかも知れないが、日本も昔はガラの悪い板前が多かったと思う。たいてい大酒飲みか博打好きか又は両方で、他の職業に付けない人がしかたなく板前をやっているという感じを受けたものだ。もちろん真面目な板前も多かったのだろうが、店のアイドルタイムには白衣を着たままパチンコ店や競馬の場外馬券売り場にたむろする板前をよく見かけたものだ。

それが、テレビ番組の「料理の鉄人」等で料理人のイメージが向上して行き、また、フランス等で修業していたコックがこぞって日本に帰国してシェフとして活躍したこともあって、日本における料理人のイメージが良くなったのではないかと思う。

実際、自分が若い時にはまだ「徒弟制度」が活きていて、たちの悪い先輩も多かったが今ではそういう板前は少なくなったようだ。

さて、先週の土曜日に「momoさん」にシーチャン島での船釣りに釣れて行ってもらったことを前回のブログでも書いたが、本当に「あたり」(餌食い)も少なく散々な釣果だった。

アパートに帰ってからもいろいろ考えてみたのだが、サビキ仕掛けの針も大き過ぎた訳ではなく、また、餌も「海老のむき身」「イカの短冊切り」「サンマの切り身」と変えてみたが、どの餌にも反応は鈍かった。

特に「イカの短冊切り」のちょん掛けは最悪で20分も餌がそのまま針に付いているような状況だった。

そこで、次回は「コマセ籠」を使ってみようと思う。

そして、仕掛けは下図のようなものがいいのではないかと考えている。


または「オモリ」を下にしないと下図のようになるだろう。


「コマセ籠」は、それぞれの仕掛け用に下の写真の「コマセ籠」をバンコクのエカマエ12の「タックルベリー」という日系の釣り具店で購入済だ。


そして肝心の「コマセ籠」の中に入れる「コマセ」だがまずは「海老の頭」にその重量の20%程の水を加えてミキサーに掛ける。


海老の頭がペースト状になったらパン粉を加える。


お菓子用のクリームの絞り袋を用意する。


お玉などで袋の中に入れる。


しっかりと口を閉じて冷凍保存しておく。


こうすればいつでも釣りに行く時に持って行けるし、「サビキ籠」に入れる時にも手が汚れることもないだろう。

ただし問題が一つあって、誰かが誘ってくれないと船釣りに行けないことだ。

タイには日本のように「乗り合い船」というのは無く、船はチャーターしなければならないのだが、費用は小さな船をチャーターしても日本の乗り合い船の一人分位と安い。

でも、釣りを始めたばかりで一人で船をチャーターするというのはとても不安に感じる。

最近は船釣りでも「ルアーで釣り」をしている人達が多いようだが、シラチャー付近で船釣りをしている人がいたら是非お声を掛けていただきたい。(よろしく!)

さて、また話が長くなってしまったが、今回は「カリフォルニアロール」の作り方を紹介しよう。

「ロール寿司」とはアメリカから日本に逆輸入された「巻き寿司」だが、今から50年以上も前にロサンゼルスの日本人の板前が居る寿司屋が、海苔が苦手だったり生魚が食べられないアメリカ人の為に考案したと言われている。

自分も30年以上も前にニューヨークに暫く居たことがあるが当時は寿司を食べるアメリカ人は「ヤッピー」と呼ばれる「エリートサラリーマン」位で、それも本当に寿司が好きで食べているというより、かっこを付ける為のように思えてならなかった。

今では「寿司」はアメリカのちょっとしたスーパーマーケットには必ず置いてあり、子供からお年寄りまで本当に寿司の味を楽しんでいるようだ。

また現在では風変りなロール寿司も多くなったが、ロール寿司の中心には「アボカド」や「カニカマ」が入っているものが多く、この「カリフォルニアロール」はロール寿司の基本のような物なのでしっかり覚えてもらいたいと思う。

実際にこのロール寿司の外側にサーモンを巻いたり中にクリームチーズを入れたりした、いろいろなバリエーションのロール寿司もある。

尚、ヨーロッパやロシアではロール寿司の中の具と遺一緒にマヨネーズを入れたり上から掛けたりするが、アメリカ人は何故がマヨネーズは苦手のようでアメリカではマヨネーズを入れない場合が多い。

フランスやベルギーではポテトフライ(フリッツ)にもマヨネーズを付けて食べるが、アメリカ映画ではよくその事を茶化した場面が出てきて楽しいものだ。

実際にベルギーのマクドナルドでは裏メニューで、ポテトフライを注文して「マヨネーズ」を頼むとちゃんと用意してあったりして各国それぞれの食文化というのは面白い。

今回は「マヨネーズ」を少し加えたがコクが出るのでお好みで入れて食べてみるといいだろう。

さて、それではカリフォルニア・ロール (California Roll)を作ってみよう。

◆カリフォルニアロールの作り方

1)海苔の上にシャリを置く。


2)シャリを広げる。


3)シャリの厚さを均一にする。


4)とびっこをまんべんなくまぶす。


5)海苔の面を上にする。


6)マヨネーズを敷く。


7)カニカマを斜めに半分に切る。


8)アボカドを並べる。


9)カニカマを並べる。


10)キューリを並べる。


11)玉子を並べる。


12)端から巻く。


13)しっかり押さえながら巻く。


14)中の具がバラけないように巻く。


15)しっかり押さえて形を整える。


16)端を押さえて形を整える。


17)反対側も同じようにする。


18)真ん中を包丁で切る。


19)2本を平行に並べる。


20)更に3つに切り分ける。


21)1本を6貫に切る。


22)皿に盛りガリとワサビを添える。


23)完成写真。


さて、次回はちょっと風変わりなロール寿司を紹介することにしよう。

それから、「釣り餌」のことだが居酒屋の「定番おつまみ」の「川海老の唐揚げ」に使う「川海老の生冷凍」でも海の船釣りで魚は釣れるのだろうか?

刺身用の「甘海老」では釣れそうな気がするが、「川海老」となると???

とても興味をそそられる・・・

ロール寿司 ・新 (2)ドラゴンロール

2014年03月09日 | シラチャー ジャスミンホテル
今回は「ドラゴンロール」の作り方を紹介するが、アメリカの寿司店だと前回紹介したアボカドを外側に巻くロール寿司を「ドラゴンロール」と呼んでいる店もあるが、うちの店では「キャタピラロール」(いも虫ロール)もあるので、ウナギのスライスを外側に巻いた物を「ドラゴンロール」としている。

アボカドの緑色がドラゴンに見えないことはないが、アボカドを外側に巻くとドラゴンというより「いも虫」そっくりになり、ウナギを外側に巻いた方はなんとなく威圧感があって怖い感じになり、この方がドラゴンっぽくなるのではないかと思う。

さて、ロール寿司のリニューアルに多くの時間を取られていたが、なんとかやり繰りして2月23日(日)に「mokoley」のバンサレー定期船釣りツアーにまた参加させてもらった。

このツアーの参加者はバンコクからの方が多いので、夕方のバンコクの車の渋滞に巻き込まれないように早めに納竿となる。

バンサレーからシラチャーは車で30分~40分程と近く、遅くてもお店に夕方の6時までには入れるので、お店のことを心配せずに釣りを楽しむことができる。

ちなみに前回の2月23日(日)にはイトヨリや赤い魚よく釣れた。


針の数だけ食ってくる時も何度かあった。


お店に持ち帰り、ハタは刺身にしてあとはフライしてうちの店のスタッフ達と食べた。
(小さな魚は船の昼飯用に提供)


次回は3月22日(土)とのことだが、現在、メンバーが3名しか集まってないようで、8名がこの船釣りツアー最少催行人数のようなので、興味のある方は下記に連絡するといいだろう。

もし、このツアーが催行されるようであれば自分も参加したいと思っている。

http://www.mokoley.com/jp/index/teiki_umi.html

連絡先:​草間さん 081-826-2061

Mokoley Co., Ltd.
21-24 (Block B RCA) Soi Soonvijai-Rama 9
Rama 9 Rd. Bangkapi Huay Kwang Bangkok 10310 Thailand
Tel : (662) 203-1831-1833
Fax : (662) 203-1834
Email : kusama@mokoley.com
Web site : www.mokoley.com

尚、「バンサレーでの釣りのこと」をインターネットで検索していて知り合った「momoさん」に先週の土曜日(3月8日)にシーチャン島の船釣りに誘っていただいた。

6名で船をチャーターしての釣りだったが釣果はいまいちだった。

自分の携帯電話(EXPERIA)が故障の為、バンコクで修理中だったので写真が撮れなかったが、それ以上に散々な釣果となった。当たりがほとんどなくお魚くん達は居ないのかお腹がいっぱいだったのだろう。

こういう日には「コマセ」を撒いて魚を集めるのもよいのではないかと思う。

実は、今、お店の冷凍庫に「海老の頭」をたくさん保管してある。

うちの店の天麩羅などの海老は冷凍は使わずに、生の新鮮な海老を漁師から直接仕入れているが天麩羅では頭を使わないので頭がたくさん残る。

それを冷凍してあるのだが、これをミキサーにかけてパン粉を混ぜて「まき餌」を作ってみようと思う。

以前、トンロー12の「タックルベリー」という日系の釣り具店で「コマセ籠」も購入してきたのでそれを使うチャンスだ。

早速、今日にでも自家製「コマセ」を作ってみようと思う。

「ニンニク」や「味の素」を加えると更によいという話もあるが、あまり凝ると「甜麺醤」なんかも入れたくなりそうなので今回は「パン粉」だけにしておこう。

でも、肝心の釣り仲間が居ないので、シーチャン島で船釣りをしている人がいたら、是非お声を掛けていただきたいと思う。(欠員が出た時にはよろしくお願いします。)

さて、また話が長くなってしまったが本題の「ドラゴンロール」を作ってみよう。

◆ドラゴンロールの作り方

1)アボカドの皮を剥く。


2)アボカドをくし形に切り抜く。


3)キューリを細く切る。


4)海苔の上にシャリを置く。


5)シャリを広げる。


6)シャリの厚さを均一にする。


7)海苔の面を上にする。


8)カニカマに何斜めに包丁を入れて2つに切る。


9)海苔の上にアボカドを並べる。


10)海苔の上にカニカマを並べる。


11)海苔の上にキューリを並べる。


12)端から巻く。


13)しっかり押さえて形を整える。


14)両端の形も整える。


15)ウナギをスライスしていく。


16)ウナギは一匹の半分を使用する。


17)皿に並べる。


18)レンジで温める。


19)ウナギのスライスを端から並べていく。


20)上からラップを被せる。


21)巻きすで押さえてラップを密着させる。


22)包丁で切る。(8貫になるように)


23)もう一度、巻きすでしっかり形を整える。


24)ラップを取り外す。


25)皿に盛る。


26)上からうなぎのタレ(ツメ)を掛ける。


27)ガリとワサビを添えて白ゴマを振る。


28)ウナギのスライスの重なった部分に1㎝幅の海苔を巻いて、イクラやタコの吸盤などを目に見たてて完成。


さて、次回は「カリフォルニアロール」の作り方を紹介しよう。

海外から逆輸入のロール寿司は「カリフォルニアロール」から始まったとの話もあり、ロール寿司の基本になると思う。

また、簡単に作れるので家でつくって家族皆で食べるのもいのではないかと思う。







ロール寿司 ・新 (1) キャタピラ(いも虫)ロール

2014年03月01日 | シラチャー ジャスミンホテル
早いもので今年も今日から3月となった。

3月はタイの日本企業で働く駐在員で帰国をされる方々と、また新規でタイに駐在される方々の入れ替えの時期でもあるが、長くタイに駐在した日本人の家族の中には日本に帰りたくないと思う人達も多いのではないかと思う。

一年中温暖な気候と、食べ物などの物価の安さ、そして「微笑の国」と呼ばれるタイ人の国民性もあり、タイは日本人にも住みやすい国ではないかと思う。

さて、ここ1か月以上「ロール寿司」の商品の見直し(リニューアル)と新商品の導入に多くの時間が掛かってブログの更新もあまりできなかったが、それも一息ついたので幾つかのロール寿司の作り方を紹介することにしよう。

前回のブログにも書いたが、今回の「ロール寿司」の商品の見直し(リニューアル)と新商品の導入では、1)ポーションを小さくすることと、2)なるべく醤油とワサビで食べてもらうようにすることとした。

アメリカから逆輸入された「ボルケーノロール」のような、太巻き寿司を天ぷらにしてから切って火山のように積んで、上から甘いソースをたっぷり掛けるようなロール寿司はタイ人にも日本人にも好まれないようだ。

まず第一回目は「キャタピラロール」を紹介するが、キャタピラとは英語で「いも虫」の意味で、食べ物の名前にはふさわしくないような気もするが、アボガドの緑色が鮮やかなので愛嬌のある「いも虫」になるように作ってホ欲しい。

◆「キャタピラロール」の作り方

(中の具材を巻く)
①海苔(半分、ウナギの蒲焼き(1㎝幅に切る)、キューリ(細く切る)を用意する。


②巻きすの上に海苔を置き、寿司シャリを乗せる。


③寿司シャリを指先で下に広げる。


④寿司シャリを指先で上に広げる。


⑤全体の厚みを均一にする。


⑥海苔が上になるようにひっくり返す。


⑦ウナギの蒲焼を海苔の上に乗せる。


⑧キューリを海苔の上に置乗せる。


⑨端から巻き始める。


⑩しっかり巻いていく。


⑪巻きすで上から押さえる。


⑫巻きすを外して下の面を上にもってくる。


⑬もう一度上から巻きすを乗せる。


⑭しっかり押さえつけて形を整える。


(アボカドのスライスを乗せる)
①アボカドの皮をむく。


②アボカドを薄くスライスする。


③端からアボカドのスライスを並べていく。


④端までアボカドのスライスを並べる。


⑤巻きすを被せて上からしっかり押さえる。


⑥巻きすを外す。


⑦さらに巻きすを被せて左右を整える。


⑧左右を整えたらもう一度上からしっかり押さえる。


(キャタビラロールをカットする)
①まず最初にロールの真ん中を包丁で切る。


②さらに片側の中央に包丁を入れて切る。


③これで片側が4貫に切れている。


④反対側も同じように切る。


⑤これで1本のロール寿司が8貫に切れている。


(盛り付け)
①皿を用意して盛り付ける。


②アボカドの上に「ウナギのツメだれ」を掛ける。


③ワサビとガリを皿に添え、上から「白ゴマ」を振る。


④イクラを目に見たてて完成


さて、次回は「ドラゴンロール」の作り方を紹介することにするが、このロール寿司にも「うなぎ」を使用する。

今度は「うなぎ」を外側に巻いて「ドラゴン」に見立てるが、海外から逆輸入されたロール寿司にはユニークが名前が多く、それも「ロール寿司」人気の一つではないかと思う。