マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

バラクーダの呪縛(C・モッドの船で45本)

2016年03月01日 | ゆかいな釣り仲間
毎月恒例となったバンサレー沖での一泊二日の釣行だが、今月は2月28日~29日の日程で出撃した。

船はいつものキャプテン・モッドの船だが我々の釣りのグループ(ゆかいな釣り仲間)のバンコク組(現役組)は会社の仕事があるので土曜・日曜しか船に乗れない為、当初は27日~28日の土曜・日曜で予約を入れていた。

しかし、モッドから一か月位前に連絡があり2月28日~29日ならOKとのことでしかたなくこの日程に変更した。
(バンコク組の皆さん、なかなか土曜・日曜で予約が取れずにすみません。)

そして釣行が近づいてきた一週間程前からC・モッドに釣行の確認の電話を掛けてもいつも携帯の電話を切ってあるしLINEにメールを送っても返事が来ない。

いよいよ釣行の2日位前になって、天気は良いもののかなり強風が吹いている。

もしかしたらバンサレー港からサタヒップ港に変更になるかも?とか段々と心配になってくる。

しかし相変わらずモッドに電話を掛けても繋がらない、そして前日には心配が不安になってくる。

そうするともう悪い方向にしか考えられなくなってくるし、当日、一緒に釣行に行くメンバーにも出港場所の連絡をしなければならない。

そこで、もしモッドの船に乗れないことを考えてサメサンの他の船(前に乗ったことがある)のキャプテンに電話を掛けて、もしバンサレーの船に乗れなかった場合には船を出してくれることをお願いしたところ快諾してくれてやっと少し不安が解消されるような有様だった。

さて、そして28日の釣行当日、朝の10時にやっとモッドからLINEで連絡が入ったが、そのメッセージは「OK」という二文字だけだった。

その後、直ぐに一緒に行く釣行のメンバーに連絡を入れていつものように午後の4時半にバンサレーのお寺の駐車場で集合ということでこの釣行が確定した。

今回のメンバーはパタヤから斎藤さんと黒滝まこっちゃん、バンコクから笠島さん、そしてシラチャーから秋本さんと角南の合計5名だが須藤さんは急用が入り釣りには参加できくなってしまい残念だ。

そして、いきなりだが下の写真が今回の釣果だ。



結果から言うと「夜のイカ釣り」はかなり渋かった。

船が2回網を入れて「餌用のイカ」は150ハイ位確保してくれたが、イカのサイズは大きいイカで人差し指位、小さなイカでは小指程しかなく餌木や鉛スッテの方が大きいのではイカはなかなか乗らないようだ。

夜の9時過ぎにはもう寝床に入った人もいたが、自分は中型のアオリイカが一パイ釣れたこともあっ粘ってみたものの夜の11時には諦めて寝床に入った。

次の日の朝まずめは場所が良くないのか何も魚が喰ってこないので、さすがにキャプテンもこの場所を諦めて他の場所にポイントを移す。

そして朝の10時頃になって時合いに突入したのか笠島さんが大きなチョンガーム(イトヒキアジ)を釣り上げ、そしてそれに続けて斎藤さん、黒滝さん、秋本さんもイトヒキアジ、ピア、ハタ等を釣り上げた。

しかし、自分の竿には何も喰ってこない。それも釣り座は「トモ」という絶好のポジションだ。

そして時間ばかりが過ぎて行き、何も釣れない時間がだらだらと流れて行く。

昼飯を食べてからも状況は変わらず、キャプテンもしかたなく船を移動させることになった。

しかし、最近のキャプテン・モッドはなかなか船を動かさない。ここに居れば魚が来ると言うので彼の言葉を信じて待っていても2時間も3時間も大きな魚は何も釣れないという事が多い。

ベテランのキャプテンなので彼を信じたいとは思うが、今年の1月にモッドの船に乗れず、代わりに乗った船のキャプテンは何も魚が喰ってこないと20分位でどんどんポイントを移動してくれてそこそこの釣果となった。

そして、船が向かったポイントは今まで行ったことのないポイントでサタヒップの沖だった。

昨年の12月のモッドの船でも「バラクーダ祭り」になったが、今回の「バラクーダ祭り」はもっとすさまじいものだった。



釣れた「バラクーダ」の数は皆の合計で45本。そのうち18本は角南が釣ったものだ。

しかし、最近の自分の釣果だがまるで「バラクーダ」に取り憑かれてしまったのではないかと思うほど、バラクーダばかり釣っている。

去年ならば同じ時期に20㎏以上の「プラ・チョンタレー」や45㎝以上の「ハタ」を釣っていたのに、いったいどうなっているのか自分でもサッパリ分からない。

釣りの仲間は最近では自分のことを『バラクーダの名人』から『バラクーダのレジェンド』そしていよいよ『バラクーダの神様』と呼ぶようになってきた。

このバラクーダの呪縛から早く抜け出しだいものだ。

さて、下が今回の宴会の写真だ。



釣りには一緒に行けなかった須藤さん、名田さん、藤原さんも宴会に参加してくれて、いつものようにとても楽しい一夜となった。

大きなサイズの「イトヒキアジ」は「塩釜焼き」にして、今回の竿頭の笠島さんに木製のハンマーで「鏡開き」していただいたが、「イトヒキアジ」はこの食べ方が一番ではないかと思う程本当に美味かった。

さて、3月は27日~28日の予定でバンサレーではなくサメサンに出撃する予定だ。

船もキャプテン・モッドではなく、もっとおじいちゃんだが名船頭だ。

お願いはただ一つだけ。

『バラクーダの居ないところに連れてって。。。』
















シーチャン島周辺で「マテアジ」大爆釣!

2016年02月24日 | ゆかいな釣り仲間
昨年の9月にアジがたくさん釣れた日があったが、それ以来シーチャン島周辺では渋い釣果の日が多く、特に今年は正月から気温の低い日が続いたこともあってか、水温も低く魚の活性も上がらない日が続いていた。

うちの店には週末には幾つもの釣りのグループが釣った魚を持ち込み、それを我々が調理して召し上がっていただくが、そのお客様の釣り場はシーチャン島周辺であったり、バンサレーやサメサン、サタヒップであったり、または家族連れでジンダ筏だったりと様々だ。

それらお客様の持って来られた魚を見るだけで、どの漁場で今どんな魚が釣れているのかが分かるのだが、最近ではバンサレーなどのドテラ流し(船をアンカーせずに流して広域を狙う)で「ハタ」が多く釣れている以外はどの漁場でも爆釣というのは見られなかった。

そんな訳で、今回、親友のY氏から釣りのお誘いの電話を受けた時にもあまり乗り気ではなかった。

しかし、今月は2月9日にシーチャン島周辺で渋い釣りをして以来、約2週間空いていて、そろそろ釣りの禁断症状が出ていたので『ハイよろこんで♪』と参加することになった。

今回のメンバーはY氏とお友達が2名、そして自分の合計4名の予定だったがY氏のお友達2名が急遽来られないことになり、結局、Y氏と自分の2名でいつものキャプテン・Wの船に乗り込んだ。

少人数ならキャプテン・Tの小型船でも良いのだが、ここのところ風の強い日が多く海が荒れて波が高いことが多いので小型船ではきついのでキャプテン・Wの大型船にしたのだが、今回は2名なのでY氏が船の前方に、そして自分がトモでゆったりと最初のポイントに向かった。

まず最初にサビキ仕掛けを下したポイントは「カム・ヤーイ」からパイプラインの方向に進んで15分程の小島の近くだ。

この場所では以前に何度もクイーンフイッシュやピアなどの大物が釣れている。

また、弓角で表層のマブタやマテアジも釣れる絶好のポイントだ。

しかし、今回はサビキ仕掛けを下しても何の反応もない。

何か餌取りの小魚は居るようでサビキ仕掛けの一番下の針の餌は取られるがアタリ(引き)が弱くて仕掛を回収してから餌を取られたことが分かるような有りさまだった。

キャプテン・Wもこの場所には魚が居ないと見切ったのか20分程でこの場所を離れて、いつもの南端のポイントに移動した。

約30分程走っていつものポイントに到着して、早速、サビキ仕掛けをそろそろと下す。

しかし、いつまで経っても何も喰ってこない。餌取りの小魚も居ないようで針に餌がそのままいつまでも付いているような状況だ。

キャプテンは頭を抱えていつもの「ちょっと移動」を繰り返すが、どこも同じような状況だった。

『今日もダメかな?』そんな思いでキャプテンの『IDO』(移動)とう掛け声で仕掛けを回収して、キャプテンが次に向かったのは朝一で何も釣れなかった小島だった。時間は既に午前11:30になっていた。

『何でこの場所に戻って来たのかな?今日はもうだめかな?』と思いながらサビキ仕掛けを下すといきなり何かが喰ってきた。この引きは間違いなく「アジ」だ。

そして上がってきたのは中型の「マテアジ」だった。

その後もコンスタントにマテアジが釣り続け、お昼過ぎには30リットルのクーラーBOXの半分以上がマテアジで埋まっていた。

『宴会用の魚はこれで十分だな』と思っていた12時半過ぎになり、キャプテンの『IDO』という掛け声で仕掛けを回収し、キャプテンが沖に船を走らせた。

『灯台のある島の方向とは違うな?どこに行くんだろう』とY氏と話していたところ、沖で「カタクチイワシ」の巻き網船が見えて、ちょうど網を大きな掛け声と共に漁師が7~8人で巻き上げているところだった。



そして、この船から今獲れたばかりの新鮮な「カタクチイワシ」の入ったバケツを受け取った。
今まで使っていた餌はたぶん新鮮なうちにカタクチイワシを冷凍した物だと思うが、やはり少し時間を置くと身がふやけて柔らかくなり針から外れてしまう。

新鮮でプリプリとした「カタクチイワシ」の餌も入手し、次にキャプテンが向かった場所はまたあの小島だった。

今日、3度目に現れたこの場所だが、一度目、二度目とは明らかに違っていた。

新鮮な餌が入手できたこともあると思うがいきなり「マテアジ」の爆釣モードに突入した。

とにかく、釣れるわ、釣れるわ、サビキ仕掛けのオモリが着底しないうちに喰ってくる。

そのうちに一匹づつ釣り上げるのが面倒なので、最初の一匹が掛かったら2秒程待って次の一匹が掛かるのを待つ、そしてゆっくり巻き上げるうちにもう一匹が喰ってくるといういうことを繰り返す。

すると、一度に3匹か4匹が釣れるのであっという間にアジを放り込んでいるバケツがあふれかえった。

もう既に30LのクーラーBOXは満杯になっている。



このままあと1時間~2時間続けていたらとんでもない位の量のマテアジが釣れていたと思うが、いつものように午後3時に納竿としてシーチャン島の連絡船に向かった。

クーラーBOXに入れきれなかった「マテアジ」はキャプテンが大きなビニール袋に入れて連絡船の従業員に渡していた。こういう付け届けがあるので沖で直接、船を連絡船に付けることができるのだろう。

さて、下の写真は今回クーラーBOX一杯分の「マテアジ」がだかなりの数量だ。



宴会はいつものように夜の7時から始まったが「マテアジ」づくしの料理がテーブルに並んだ。

今回は「アジのつみれ鍋」も作ってみたが好評だったようで嬉しい。



『シーチャン島周辺のアジはいったいどこに行ってしまったんだろう。』と思っていたが、まだまだたくさん居るので皆さんもぜひシーチャン島周辺でアジを狙ってみてはどうだろう。

たまにこういう爆釣があるので釣りにハマってしまうんだと思う。

さて、来週はいよいよ月に一度のプチ遠征だ!!!





シーチャン島周辺の釣り、やっぱり大雨の翌日はダメなのかな?

2015年10月11日 | ゆかいな釣り仲間

昨日(10月10日)は久しぶりに「シーチャン島周辺」に出撃した。

「シーチャン島周辺」での釣りは前回が9月22日~23日の一泊二日の釣行だったので約2週間ぶりだ。

実は10月5日~6日にも「夜焚き」のイカ釣りに5名程が行っているが、自分は10月10日の釣行が既に決まっていたのでイカ釣りの方はパスしていたので、釣りに行きたくて禁断症状が出始めそうだった。

我々の釣りのメンバーは主にバンコクに住んでいる「現役組」(会社務めの方々)と、シラチャーやパタヤに住んでいる「リタイヤ組」(仕事はせずにゴルフと釣りに明け暮れている方々)で、人数はリタイヤ組の方が多い。

自分や取田さんなど飲食業関係者は土曜、日曜はお客さんが多いのでどちらかと言うと平日の方が出やすく、リタイヤ組は土曜、日曜はゴルフのコンぺがあることから「現役組」の方々には申し訳ないがどうしても「平日に釣り」の企画の方が多くなってしまっている状況だ。

さて、今回は「現役組」の東谷さんが主催でメンバーを集め、バンコクがら東谷さんとSakuraさんと菜畑さん、そしてイカ釣り名人の青山さんと、パタヤから高谷さん、シラチャーから角南と合計で6名の参加となった。

前回、9月22日~23日の一泊二日の釣行「夜焚き」のイカでは大型の紋甲イカやアオリイカが、皆の合計で50㎏以上も釣れ、また翌日の朝からは型の良い「マテアジ」が入れ喰いとなり、大型のクイーンフイッシュやピヤなども釣れて6人のクーラーBOXに入りきらないような状況で、1年に一度あるかどうかの釣果となったが、10月5日~6日の釣行ではあまり釣れないどころか天候が急変してしまい、大雨が降らないうちに夜中の12時には納竿し、シラチャーまで戻ってきている。

また今回も前日は朝から大雨で当日も大雨が予想されるのかキャプテン・Wも前日にリコンファームの電話をした時に『明日は雨だよ』とあまり乗り気でないようだった。

そして釣行当日、朝の5時半に起きて窓の外を見ると冷たい雨がシトシトと降っている。

『やっぱり雨か・・・』と思い、身支度をしていると夜が明けて辺りりが明るくなってきた。そして6時を過ぎて外に出ると雨はすっかり上がっていて、予約をしておいた「トゥクトゥク」も自分のアパートに到着し颯爽と集合場所のコーロイの連絡船の乗り場に向かった。

朝の6時半ちょうどにコーロイに到着すると、既に他のメンバーは揃っていたので早速くじ引きをすることになった。

釣り船を右舷2名、左舷2名、船尾(トモ)2名に分けて、まずはSakuraさんにクジを引いてもらったところ、左舷(ミヨシ)を引いたので左舷(胴)が東谷さんに決まった。

そして、残りのクジを年長者から順番に引いて船尾(トモ)の右側が高谷さん、左舷(ミヨシ)を青山さん、左舷(胴)を菜畑さん、最後にクジを作った角南が船尾(トモ)の左側に決まった。

ここのところ「釣り座」をクジで決めることにしているが、公平ということもあるが、皆のコミュニケーションが円滑になるし、思わぬ人のところに急に魚が集中したりしてなかなか楽しいものだ。

さて、連絡船は時間通りに朝の7時に出港して、キャプテン・Wの待っている「カムヤーイ」に向かい、釣り船に乗り込み各自、自分で引いたクジの場所へと移動した。

今回はいったいどのポイントに行くのか?またいつものシーチャン島の南端かな?と考えていたら船はパイプラインの方角に進んでいる。

やっぱりシーチャン島の南端に向っているだな。と思ったところ突然減速して船が停止した。
そこは今までで初めてのポイントで、数字の「6」が書かれているブイだった。



皆、早速それぞれの仕掛けを下す準備をしているがたいへんなことが分かった。

いつもならキャプテンが「餌のカタクチイワシ」を配るのだが、それが来ない。

キャプテンに聞いてみると『今日は餌のカタクチイワシが無い』とのことだ。

しかたがなく皆、自分で持ち込んだ「イカの短冊」や「魚の切り身」を使うことになったが、こういう「餌が無い」ことは年に2回位はあるので、我々の釣りのグループでは皆に予備の餌を持ってくることを勧めている。

もし誰も餌を持って来なかった本当に釣りにならず、ただ海を見に行くことになってしまうからだ。

さて、皆、自分の仕掛け(針)に餌をつけてそろそろと仕掛けを下す。

しかし2分待っても5分待ってもまったくアタリがこない。

そんな状態が10分位続いた後キャプテンが船のエンジンを掛け『移動~(IDO~)』の合図。

そして次に向かったのがいつものシーチャン島の南端だった。



この場所は最近の当たり場所で、風が強くて波の高い日には来れないが、ここはいつも潮の流れがあり、マテアジやマブタシマアジが回遊してくると入れ喰いとなる。

前回の9月22日~23日の釣行でも23日の朝からこの場所で「マテアジ」が入れ喰いになった場所だ。

今日も大漁を願って皆、仕掛けを下していく。

さて、直ぐにでもあの「ガツン」とアジ特有のアタリとあちこちと暴れまわる強い引きが来るのではないかと思って待っていたが誰の竿にもアタリが来ない。

キャプテンも困り顔で、いつもの「ちょい移動」を繰り返すがまったくアタリがない。

結局、ちょい移動を繰り返しながら潮の流れのある場所を探が、釣れるのは「イトヨリ」等の小魚ばかりで2時間粘ってもアジが釣れないのでこの場所に見切りをつけることにした。

そして、次に向かったのはやはりこの場所だった。



以前は「筏」(ジンダ筏では無い)があったが場所だが、今はどこかに移動してしまったのか撤去されてしまったようだが、風の強い日や高波の日には決まってこの場所に来る。

水深が7m~10mしかなく、たまに型の良い「コロダイ」が釣れるが大型のアジは居ない場所だ。

小さい針のサビキ仕掛けで「カンルアン」がたくさん釣れることもあるが、通称「ネコのエサ」と呼んでいる横に茶色の線が入った赤い魚がこの場所には多い。

そして残念ながら今回は「カンルアン」はまったく釣れず、その赤い魚ばかりでサイズも5㎝程の小魚ばかりだった。

どの場所に行っても「極小アタリ」しかない状況で、キャプテンも本当に困り果てた顔だ。

まるで、顔に『申し訳ありません』と書いてあるかのような顔をしている。

そしてこの場所を諦めて1時間は掛かる島の反対側の「灯台のある島」に向かった。



約1時間ちょっとの移動の間、魚が釣れないこともあって皆、睡魔に襲われてうとうとと眠りについていたところやっと目的地に着いた。

時間は既に午後の1時近くになっていた。

久しぶりにこの場所に来たが、ここは大きな「ツバメウオ」や「クイーンフイッシュ」や型の良い「ハタ」も釣れる期待のできる場所だ。

キャプテンは「うまく潮の流れに合わせて船を停める」のにてこずっているのか、なかなか釣り開始の合図が出ない。

こちらは早く仕掛けを下したいのでイライラしていたところ、5分位してやっとOKの合図が出た。

しかし、『ここで爆釣で逆転だ!』との思いとは裏腹に、この場所が今日一番の最低の場所だった。

まったく、まったく何のアタリも無い。10分待っても20待っても30分待っても小魚のアタリも無い。

餌は小魚にもつつかれずにそのままいつまでも針に付いたままだ。

結局、この場所もあきらめることになり、まるで難民状態だ。

もう今日はどこに行ってもダメなんだなとキャプテンは諦めたのか、この場所を離れキャプテンが向かったのはシーチャン島に向かう途中の小島の近くだった。

こうなるともう消化試合のようなもので残り時間もあと1時間となった頃、東谷さんとSakuraさんがサビキ仕掛けの針を小さなサイズに変えて「カンルアン」をたくさん釣リ始めた。

また、粘ってイカを狙っていた青山さんが残り時間少しのところで大きな「紋甲イカ」を釣り上げたのが印象的だった。

結局、青山さんの「紋甲イカ」以外は大物が何も無い寂しい釣果となってしまったが、下の写真が青山さん、高谷さん、角南で釣った食べられそうな魚達だ。



魚は僅かしかないが宴会をする為に釣りをしているようなものなので、予定通り夜の7時から宴会がスタートした。

今回も釣りには行かなかったが、須藤さんと松原さんが宴会に駆けつけてくれた。

そして、夜遅くまで明るく楽しい時間を過ごすことができて本当に幸せだ。

ここのところ「リタイヤ組」での釣行が多かったが、「現役組」ともジョイントの機会を増やしたいと思う。(リタイヤ組は土日のゴルフを少し減らして下さいね。。。)

最後に今回の釣行で感じたのだが、シーチャン島周辺の釣り、やっぱり大雨の翌日はあまり魚が釣れないのではないか?と思う。

でも、斎藤さんや黒滝まこっちゃんなら、小さな針の「サビキ仕掛け」で「カンルアン」を一人で200匹位釣っていたかも知れない。

さあ、次回の釣行は10月14日(水曜日)にまたシーチャン島周辺に出撃する。

メンバーは今のところ、斎藤さんと黒滝まこっちゃんと山田さんと角南の4名だがあと2名程募集しているので皆さんもぜひ参加していただきたい。

須藤さんも夜の宴会に駆けつけてくれるとのこと。宴会だけの参加も大歓迎です。

そして、最後に一言。

キャプテン・ワンチャイさん、「エサのカタクチイワシ」頼みますよ!!!








まこっちゃん おめでとう! そしてバンサレー沖での教訓 (続き)

2015年09月29日 | ゆかいな釣り仲間


2度の網入れで大物釣り用のイカは皆が釣った分を入れると400ハイ以上となった。

これから船は大物の釣れるポイントに移動するがいつもの場所だとしても1時間半以上は掛かるので、各自、近くの寝床に移動した。

この船には三か所の寝床があり、一階のミヨシの近くと船の一階の胴の部分、そして2階にも一か所4人位が寝られる場所がある。

タイの他の釣り船と違い、この船はいつも清潔に保られているので「ゴキブリ」が這い回っていたり、赤い小さな蟻に噛まれて腕や足が大きく腫れ上がってしまうということもなく至って快適だ。

寝床の数が多いので女性が何人か乗っても女性だけで一部屋使えばいいし、トイレも清潔で鍵も掛かるしシャワーも海水ではなく真水なので暑い日にはさっとシャワーを浴びてすっきりできる。

さて、移動時間に少し眠っておこうと思ったのだが、まだ夜中の12時を少しまわったところなので、なかなか眠ることができない。

まあ、いつもは店のラストオーダーの夜10時半を過ぎてからアパートに戻り、シャワーを浴びてから飲みだして寝るのが夜中の1時か1時半なのでしかたがないだろう。

羊を一万匹数えてもダメそうなので寝床(船の胴のところ)から抜け出して缶ビールを飲んでいるうちに最初のポイントに到着したのかエンジンの音が静かになった。

皆も起き出してきて大物用の竿の準備を始めて餌の「活きたイカ」を付けて投げ込んでいる。

大物用の竿は各自2本づつ用意しているみたいで、皆、やる気満々だ。

そして自分も大物用の竿を2本用意したのだが、2本のうち1本は「中層狙い」と決めている。

以前、釣り船太郎の高田さんの船に続けて乗っていた時には、大物用の竿は1本だけ出してハリスは15㎝と短くして、その隣でジギングやインチクをやることが多かった。

そして船をアンカーせずに「ドテラ流し」をするのが当たり前のような釣り方だった。

しかし、最近、バンサレーやサメサン等で乗る船は最初から大物狙いの船ばかりでアンカーする場合が多いので、サビキ仕掛けを下すこともなく、大物用の竿だけを2本出すようになっている。

竿の1本は「タイ式でオモリを道糸の途中にゴムで止める仕掛け」で、その日の様子を見てハリスを長くしたり短くしているが、もう1本は胴突き仕掛でハリスは約1mで捨て糸を30㎝程にしている。

このどちらかの竿を中層まで上げていて「ある魚」を狙っているのだ。

自分はタイで魚釣りを始めてまだ2年程しか経たないが、モコリーさんの釣りツアーで初めてバンサレーに行った時に、その船のキャプテンが大物仕掛けで1mはありそうなクイーンフイッシュを釣り上げるのを目の前で見て非常に大きなショックを受けた。

『自分でも釣ってみたい・・・』

それからはタイで釣りのブログをやっている方々に失礼だと思ったが直接コンタクトしていった。

そして特に大田さん(リュージョンさん)と染谷さん(momoさん)にはいろいと面倒をみてもらい、大物釣りの仕掛けなどを教わった。

下は大田さんと染谷さんのブログだが、たいへん勉強になった。(下のURLをコピペしてぜひ見ていただきたい)

(大田さん)
http://islandfishbite.blogspot.com/search?updated-min=2009-01-01T00:00:00%2B09:00&updated-max=2010-01-01T00:00:00%2B09:00&max-results=50

(染谷さん)
http://momo8875.blog.fc2.com/
http://blogs.yahoo.co.jp/momo8875/

このお二方のブログは自分の教科書のように読ませていただいたが、中でも染谷さん(momo)さんのブログの中にある「バショウカジキ」の写真が目に焼き付いている。

『自分でも釣ってみたい・・・』

そして、また(momoさん)に直接コンタクトして聞いた「バショウカジキ釣りのポイント」が「中層狙い」だった。

でも、なかなか釣れないがいつかは必ず釣りたいと思っている魚だ。

さて、話を元に戻して最初の大物ポイントでは「まこっちゃん」が変わった魚を釣り上げた。

写真を撮り忘れたので下の写真はweb図鑑の写真だが「カライワシ」という魚らしい。



体長は80㎝程もありイワシの仲間なら美味しそうだが翌日、高田さんに調べてもらったとこと「骨が多くて食べられない」とのことで残念だった。

さて、その後もろくな魚が釣れなかった。

自分はバラクーダの3連発や、ちょっと大きな奴が来ても「フエフキ」とか外道ばかりしか釣れない。

大きな引きもあり期待もしたが、1m程の「ネコザメ」とかそんなのばかりだった。

下の写真も「まこっちゃん」が釣った魚だが、どうやら「アイゴ」の仲間らしい。

でも30㎝以上もあり、こんなののトゲに刺されたらヤバいことになりそうだ(笑)



朝飯を食べては移動したり、昼飯を食べては移動したり時間ばかりが過ぎていったが、釣果の方はとても芳しいというような状況ではなかった。

エサのイカが400ハイもあると言うのにとても残念だ。

途中、斎藤さんが「サビキ仕掛け」で型の良い「マテアジ」や「イトヨリ」を釣っていたので、自分も「サビキ仕掛け」を出してみたのはいいが、潮が早過ぎて自分の大物用の竿の仕掛けに「一人お祭り」してしまい直ぐにやめることにした。

納竿まで残り1時間程になった頃、トモの「まこっちゃん」が出していた2本の竿に同時に魚がヒット。

竿が大きく曲がってかなり大物らしい。

1本を中乗りに任せて、もう1本を取り込むものの直ぐにバラしてしまう。そして、もう1本の竿を中乗りから受け取り取り込むものの、オモリが付いた輪ゴムを仲乗りがちぎってもう直ぐ魚が見えそうな時にバラしてしまいとても残念そうだった。

その後直ぐに秋本さんの置きに大きなアタリ、ドラグから糸がどんどん出て行く。そして上がってきたのは立派なサイズの「ピア」だった。



さて、これで今日は「納竿」だなと思っていた残り時間10分に、また「まこっちゃん」の竿に大きなアタリ。

2度のバラしもあり、慎重に、慎重に巻き上げて上がってきたのは、大きな「ホシカイワリ」だった。

今回は宴会の皆での集合写真を獲り忘れてしまったが、この魚はタイでも高級魚でとても美味しい。

料理の写真は斎藤さんや高谷さんもブログでアップしてくれているのでご覧いただきたい。

でも「まこっちゃん」本当に良かったね。自分の事以上に本当にとっても嬉しい。。。

もし、この魚をバラしてしまったらとても立ち直れなかったのではないかと思う。

大物釣りを始めてまだ2度目でこの「ホシカイワリ」とはビックリしてしまう。

さて、今回はこのように餌の活きたイカがたくさんあったのに、大物は全て「トモ」に集中という結果になった。

そこで、教訓(2)だが、こういう魚の活性が悪く渋い日にはやはり「釣り座はトモが有利」ではないかと思う。

それと、教訓(3)だが、「次回はキャプテン・Mに乗って欲しい。」(釣れなくても諦めがつくから)

そして、最後に「釣りの腕を磨く前に、まずくじ運を強くするように努力する。」

でも、くじ運が悪いのは昔からなのでこれって諦めるしか無いのかな・・・(笑)







まこっちゃん おめでとう! そしてバンサレー沖での教訓 9月27日~28日

2015年09月29日 | ゆかいな釣り仲間


毎月恒例となったバンサレー沖の一泊二日の釣行に9月27日~28日で行ってきた。

今回もキャプテン・Mの船を予約したが、この船はとても人気の船でなかなか予約の取れないことで有名だ。

特に週末は3か月先まで予約で埋まっているような状況で、今回の我々の釣行は日曜日~月曜日がやっと取れたような状況だった。

そんな訳で会社務めをしている人はなかなか月曜日は休みを取れないこともあり、参加メンバーは秋本さん、取田さん、笠島さん、斎藤さん、黒滝まこっちゃん、角南の6名となった。

さて、釣行当日、シラチャー組の待ち合わせ場所(ジャスミンホテル近く)でバンコクから来られた笠島さんのマイクロバスに乗ろうとしていたところ、キャプテン・モッドから電話が掛かってきた。

一瞬、『沖の波が高いので中止』とかが頭によぎったが、電話の内容は今回はキャプテン・モッドが船に乗れないが、代わりの船頭も優秀だから大丈夫とのことと、船のチャーター代金が一泊二日で17,000バーツだが次回からは16,000バーツで良いとのことだった。

その理由だが、お客さんが釣り場を指定したり、何度も何度も「移動」して欲しいと注文を付けると船の燃料代がかさむので高くなるらしい。

たとえば「リン島まで行って欲しい」とか、ジギングをしたいので同じところを繰り返し流して欲しいとかの場合のようだ。

でも、我々の場合には皆、素人同然のような「釣り仲間」で、キャプテン任せなので値下げをしてくれるのだろう。

さて、予定通りシラチャーを午後の3時に出発して4位半に待ち合わせのバンサレーのお寺の駐車場に向かった。



途中の道路が空いていたこともあり、4時には着いてしまったが、近くのセブンイレブンで買い物をしているとほどなくパタヤから斎藤さんと黒滝さんが到着してメンバーが全員揃い、キャプテン・モッドの船が停泊しているいつもの桟橋に向かった。

まず、船にクーラーボックスや竿やリュックなどを積み込み、全員が船に乗り込み2階のキャビンに集合した。

そして、いつものように「釣り座」を決める「くじ引き」をしたが、このくじ引きが今回の釣果に大きく関わるとは、その時は誰も思っていなかった。

くじはいつものように年長者から引いてもらって、くじを作った角南が最後に引いて、トモの右側が秋本さん、トモの左側が黒滝まこっちゃん、ミヨシの右側が角南、ミヨシの左側が笠島さん、右舷が取田さん、左舷が斎藤さんと決まった。

大きな船なので10人位は乗れるのだが、この船は8人位で乗るのがちょうど良いような気がする。そして、今回は6名なのでかなりリラックスできるような状況だった。

船は5時少し前に出港したが、最初のイカ釣りの場所はバンサレー港から目と鼻の先なので15分程で着いてしまった。

日が暮れるまでにはまだ1時間以上もある。

しかし、サビキ仕掛けを下しても雑魚しか釣れないだろうし、イカの仕掛けを下しても釣れないことが分かっているので、ビールを飲みながら時間をつぶした。

そして、綺麗な夕焼けになったかと思っているうちに辺りが暗くなってきて船の集魚灯に明かりが灯った。

さて、いよいよイカ釣りのスタートだ。

今回も自分は「エサ巻きテーラ」やキーストンの「早福型」や「邪道編」と「干したカタクチイワシ」をステンレス線でくるくると巻いた物を用意した。(先日のシーチャン島のイカ釣りでも大型の紋甲イカで結果を出してくれている)

他の皆は下に「鉛スッテ」で、その上(30㎝~50㎝)のところに小さな餌木という仕掛けが多いようだ。

しかし、イカ釣りを開始して1時間以上経過しても誰もイカが乗らない。またまだ、時間もあるし「夕食」ができたとの中乗りの連絡で夕食を食べることにした。

でも夕食後もイカの活性は低く、時間は既に夜の9時過ぎになっていた。

皆の釣果は一人それぞれ2~3ハイの小さなケンサキイカだ。

しばらくして、中乗りが夕食の「かたずけ」を終えて船の右舷でイカ釣りを始めた。

するとどうだろう、型は小さいがケンサキイカを次々に釣り上げている。

自分はやっと15㎝程のアオリイカと小さなケンサキイカが4ハイといった状況だった。

ミヨシの左側の笠島さんは『イカが海面を泳いでいるのが見えた』と言っているのを聞いて、きっとイカが泳いでいる棚が底ではなく、もっと上の方なのではないか?と思った。

前にサメサンのキャプテン・Dの船で大型サイズのヤリイカがたくさん釣れた時にも、先日のシーチャン島での大型サイズの紋甲イカ釣りでも、ほとんど「底ベタ」だったので、今日も底ばかりを狙っていたのだ。

早速、イカの居る棚を探る為にリールをスピニング(バンキッシュ)からカウンター付きリール(バルケッタ)に取り換えて
水深が10m以下ではあるが、少しづつ棚を探っていった。

そのうちに夜の10時を過ぎて船の網の準備が整い一回目の網入れをすることになった。



集魚灯の光を少しづつ絞って暗くして、明かりをパッと点けて網を下す。

そして、網を巻き上げて行くと、クラゲに交じって50匹程のケンサキイカが獲れていた。

さて、自分のイカ釣りだが11時頃になると、イカはもうほとんどが表層(海面)に浮いてきているような状況だった。

せっかくカウンター付きのリールに取り換えたのだが、右舷の集魚灯の下で釣りをしている取田さんは「表層に居るイカをスッテで引っ掛けているような感じ」で次々とイカを釣り上げていたし、逆側の左舷の集魚灯の下で釣りをしていた斎藤さんも入れ喰い状態でイカを釣っていた。

そう言えば、さっき中乗りが居た場所も右舷の集魚灯の真下だった。

今日は、満月の「スーパームーン」か何からしい。中国では皆が「月餅」を食べている頃だろう。

大きな月が海面を照らしているのだが、船の右舷と左舷にそれぞれ1本づつ緑色の集魚灯があり、どうやら、その明かりを目がけてイカが集まってきているようだ。

実際、船の船首に居る笠島さん(左)、角南(右)は目の前をイカが素通りして船の右舷と左舷に居る取田さんや斎藤さんが釣り上げているんではないだろうか?と思ってしまうような状況だった。

今回の教訓その(1) 満月の日には船の右舷と左舷の集魚灯(緑色)の下にイカが集まる。

その後、夜の11時過ぎに再度、船の網入れをすることになり、中乗りが網(ネット)の準備を始めた。

その頃にはイカは完全に表層(海面)に浮いていて、網を下す前に既にイカが網の上を泳いでいるような状況だった。

網を揺らしながらイカを手前に集めて笠島さんがタモですくったが、たぶん70ハイ以上はあったと思う。

そして、その後、網を下したのだが一回で200ハイ以上は獲れたのではないだろうか。

生簀の中をのぞくと、所せましとイカが泳いでいて合計400ハイ以上は居るだろう。

思わぬケンサキイカの大漁となり、イカをジップロックに入れて持ち込んだ「沖漬けのタレ」を注いだ。

明日の夜の宴会頃にはちょうどよく漬かっているだろう。

さて、大物釣り用のイカはたっぷりある。

大物釣りポイントに移動だ。!!!

つづく・・・















9月22日~23日の釣行(とっても贅沢な宴会になりました。)

2015年09月25日 | ゆかいな釣り仲間

いつものように午後4時出発の「連絡船」に乗り込んでコーロイ(シラチャー)へと向かった。

連絡船にクーラーBOXを移すだけでもたいへんな作業だった。しかし皆の笑顔は絶えなかった。

以前、シーチャン島周辺での釣行で最悪の釣果の日があって、黒滝さん(まこっちゃん)が15㎝位の小さなマテアジを1匹だけ釣って「竿頭」となったことがあったが本当にみじめな気分だった。

一日中釣りをして本当に赤い小魚(通称ネコのエサ)、ナッカリン、キーメン、フグしか釣れなかったのだ。

でも今回のようにこれだけたくさんのイカやアジが釣れると須藤さんではないが『笑がとまらない』という言葉がピッタリだ。

宴会はいつものように夜の7時にスタートだ。


今回も釣りに行かなかった釣り仲間がたくさん宴会に駆けつけて一緒にお祝いをしてくれた。

日本から戻られた松原さん、今回もワインを持ってパタヤからから駆けつけてくれた高谷さん。

そして、釣り船太郎の高田さんもご家族と一緒に来てくれた。

高田さんには早くまた船が持てるように頑張ってもらいたいし、皆のバックアップ態勢も固まってきている。

釣りが皆をインターネットの網の目のように取り囲んでいるようになってきていると思うし、一人の楽しさや笑いを皆で共感できることの素晴らしさを感じる。

一生幸せになりたければ釣りを覚えなさい。

自分達で釣った魚で宴会をする。

何と素晴らしいことでしょう。。。





9月22日~23日の釣行(イカの次は朝からマテアジの入れ喰いだ!)

2015年09月25日 | ゆかいな釣り仲間


前の晩と言うか午前4時までのイカ釣りの興奮も冷めやらぬうちに皆、仮眠に入ったが日の出と同時に全員が起きだしてきた。

知らぬうちに船は近くの島影に入りアンカーを下していた。

でも、キャプテンは未だに寝ているようでなかなか起きてこない。

中乗りは「いけす」に入っている大量のイカを取り出して大きな保冷BOXに移している。

今度はこの「いけす」にアジなどの釣れた魚を入れるのだろうが、とにかくイカの量が多すぎて何度も何度もタモですくってもまだまだ入っているようだ。

やっと最後のイカをタモですくった時には、あの大きな保冷BOXの半分以上がイカで埋まっていた。

周りはイカの墨で真っ黒となり、イカ墨の海のような状況になっていた。

その作業を終わる頃にはキャプテンが起きてきて、やっとエンジンの音が響きわたった。

それから、アンカーを上げて船は沖へと向かった。

移動時間に食事をしようと中乗りに「お湯」を用意してもらって、インスタントの味噌汁の袋に入った具材とチューブのような袋に入った味噌をカップに入れる。

そして朝飯用に持ってきた「大漁だぜ~♪ おにぎり」に皆に配った。

程良くしてお湯が準備され味噌汁のカップに注ぐと、味噌汁の香が空きっ腹に沁みわたる。日本人に生まれて良かったなと思う瞬間だ。

さて、皆が食事中に船が向かった先は「カムヤーイ」だった。

そしてここでキャプテンの奥さんが大きな発砲スチロールの箱とたぶん氷が入ったズタ袋と待っていて、受け取る。

発砲スチロールの箱の中身はこれから餌として使う「カタクチイワシ」で、ズタ袋の中身は思った通り氷たっだ。

これて準備完了。いったいどこのポイントに向かうのかな?と思ったがだいたいは察しがついていた。

いつもの「シーチャン島の南端だろう」・・・

そして船はパイプラインの方向に向けて走り出していた。

最近お馴染みのこの場所に着いたのは朝の8時半を少し過ぎていた。

「大漁だぜ~♪ おにぎり」も食べたし、今日はどうなることやらそ~っとサビキ仕掛けを下す。

するとどうだろう、ガツン!最初からあのアジのあちこちに動きまわるゴウインな引きだ。

そして上がってきたのは25㎝以上の立派な「マテアジ」だった。

隣りの山田さんにも直ぐにマテアジ、そして自分の場合にはオモリが着底前にも引っ手繰るような引きだ。

どうやら、左舷の斎藤さんと林さんには「マテアジ」以外の小魚が多いようだが、右舷の山田さんと自分は「マテアジ」」の連チャンとなった、それもサイズがでかい。

今日は右舷の方が良いのかな?と思っていたが、今度は左舷の方にヒットが集中してきた。

本当に釣り座というのは不思議なものだ。

さて、船の「トモ」はと言うと、その頃には「浮きフカセ」でキャプテンと取田さんが「海面」の「ダツ」を専門に釣っていた。

この「ダツ」は日本では「ハマダツ」という種類に近いようだが、これも入れ喰い状態になっていた。



こんな結構大きなサイズを20匹程釣り上げたようだ。

また、この場所で山田さんが80㎝程のクイーンフイッシュ、そして自分が50㎝程の「ピア」を上げたが、やはり今回は当たりが右舷に集中しているようだ。

お昼近くになり波が高くなってきたので筏(ジンダ筏ではない)の浮いている場所の近くに移動したが、この場所は小魚が多く、たまに「コロダイ」が釣れる程であまり良い思いをしたことのない場所だ。
潮が流れずアジもあまり期待できない。

早速、サビキ仕掛けを下すが、小魚の極小アタリしかない。

そこで斎藤さんと相談して前の日にイカがたくさん釣れた場所に再度向かうことにした。

あの場所まで移動して釣りの残り時間は1時間半になるが、この場所で消化試合のように時間を過ごすよりはあの場所で釣れない方が良いとの判断だった。

そして30分程で到着し早速、サビキ仕掛を下すが何のアタリも無い。

時間だけが過ぎていって午後の2時半になっても魚のアタリがほとんどなく餌もそのまま付いている。

山田さんと『早上りしますか?』、『でも今からでは結局4時の連絡船ですね』と話をして、『残りの1時間で大物という事も多いですね』とやりとりしていたが、気分は既に諦めモードに入っていて置き竿にして、
ウトウトしていた時だった。

いきなり自分の竿がぐーんと海面にまっ直ぐに引き込まれている。かなり大物みたいだ。

そして上がってきたのは先程より一回り大きな「ピア」だった。

結局、そのピアを最後として納竿としたが、今回の釣行は間違いなく大漁だと思う。

それもシーチャン島周辺では1年に1度あるかどうかの大漁だろう。

6人のクーラーBOXは既に満杯で「氷」を入れるスペースも無い程で、30LのクーラーBOXを2人でなければ持てない程だ。イカだけで50㎏以上、その他の魚を足すと合計で100㎏~120㎏位になるだろう。

今回は船の左舷に「大物」が来なかったが、次回はどうなるか分からない。

最近は「くじ引き」で釣り座を決めるようになったが、本当に「運」次第でワクワクとした結果となる。

でも、これだけたくさんの魚が釣れて皆で宴会ができるのだからこんなに楽しいことはない。

さあ、早く帰って宴会の準備だ!!!











9月22日~23日の釣行(シーチャン島で1年に1度あるかどうかの大爆釣!)

2015年09月25日 | ゆかいな釣り仲間

今回の参加メンバーはパタヤから斎藤さんと黒滝さん、それに日本の連休を利用してパタヤに遊びに来ている斎藤さんのお友達の林さんと、シラチャーからは山田さんと取田さんと角南の合計6名となった。

キャプテン・Wの船はシーチャン島周辺では割と大きな船で8名位で釣りをすることもできるが、波が高い時には「ミヨシ」はかなり上下に揺れて立っていることもできない状態となる。

また、それだけの高波となるといつも船酔いをしない人でも具合が悪くなったりするので、初めて釣り船に乗る人はたまったものではなくて、10分も経たぬうちに船のキャビンに籠ってしまうことになる。

さて、先週は台風が来て一週間延期になった今回の企画だが、今日は曇り空でお月さんも隠れていて、イカ釣りには適した日だろう。そして船は30分程で最初のポイントへ到着した。

そのポイントとは「砲台跡のある島」の近くで、以前、斎藤さんの大物仕掛けで泳がせていた小鯵(カンルアン)に大型の「紋甲イカ」が抱き着いてきた場所だ。

ここなら夜ならばたくさんのイカが居るかも知れない、そんな場所だった。

皆、それぞれ自分の仕掛けを海中に下す。鉛スッテを使っている人、餌木を使っている人、またはエサ巻きテーラを使っている人など皆、工夫を凝らしているようだ。

そんな中、まず「右舷のトモ(船尾)」に居た取田さんが2㎏の「紋甲イカ」をローカルの釣り具屋に売っているキラキラいろんな色の付いている「鉛スッテ」で釣り上げた。

するとどうだろう、そのイカを追ってもっと大型の紋甲イカが3~4ハイ、後を追ってきてるのが見える。

『イカがたくさん居るぞ!!!』と大きな叫び声。

直ぐにキャプテンと中乗りが飛んで行って、そのイカ目掛けて「餌木」を投げて、キャプテンが2ハイ、そして中乗りが1ハイ、大型の紋甲イカを確保した。

その後、だいぶ日が暮れて夜の8時半過ぎとなったので、用意してきた「大漁だぜ~弁当」を皆で食べた。

そしてこれで「大漁だな」と冗談を言っていたのだが、その後、本当に大漁が始まった。

山田さんの竿にも自分の竿にも次々と紋甲イカが掛かる。それも2~3㎏はある大型サイズばかりだ。

また、どうもこのイカはツガイか群れで居るらしく、一ハイが掛かり直ぐに仕掛けを下すと直ぐにもう一ハイが乗ってくる。

そんな状況の中、左舷に居た斎藤さんと林さんには不思議とイカが掛からない。船の釣り座というのは本当に不思議だと思う。

林さんは寝不足ぎみとのことで先に就寝し、その後で斎藤さんも仮眠の為に船のキャビンに向かった。

その後もコンスタントに大型の「紋甲イカ」が釣れていたが、2時間程して林さんと斎藤さんか起きてきて元の場所で釣りを再開した。

すると数分もしないうちに林さんが大型の「紋甲イカ」を釣り上げた。また、長い沈黙を続けていた斎藤さんの竿にも「紋甲イカ」が来たかと思ったとたんに今度は斎藤さんと林さんの居る左舷がイカラッシュとなった。小ぶりだが「アオリイカ」が入れ喰いになっている。

そして2時間の仮眠時間があってもイカの数では15ハイは釣っていると思う。

結局、この日の皆でのイカの釣果だが大型の紋甲イカが5ハイ、中型の紋甲イカが15ハイ、小型の紋甲イカが10ハイ、そしてアオリイカは小型サイズばかりだが約20ハイという結果となった。

これを重さにすると、合計で間違いなく50㎏以上となるだろう。

今年のシーチャン島周辺は「紋甲イカ」が多いとは思っていたが、まさか一晩にこれほど釣れるとは思っていなかったので驚きの夜だった。

そして、夜も更けて4時となったので船の電気を消して皆、仮眠することにした。

つづく・・・













9月22日~23日の釣行(釣行当日)

2015年09月24日 | ゆかいな釣り仲間
最近ではずいぶんと長い間、自分のブログの更新をしなかった。

それはFB(フェイスブック)等の方が、割と気軽に投稿できることもあり、仕事の合間に投稿できることや、自分の職場のインターネット環境がよくないので一日に何度も繋がらなくなってしまうので、どうしても気軽なFBの方を選んでいた。

ただし「料理」をテーマにしたこのブログは今でも毎日多くの人が立ち寄ってくれるいることに感謝したい。

また、料理に付いての問い合わせや新聞社や料理情報誌からの質問も未だに多いことからこのブログを再開することにした。

これからは「釣り」と「料理」を中心としてこのブログを続けることにしたいと思う。

さて、今回は釣りの話だが、9月22日(火)~23日(水)にシーチャン島周辺で「夜焚きのイカ」釣りを計画して6名で出撃した。

この企画は、たまたまいつも乗っている釣り船の「キャプテン・W」が、前々回の釣行で帰りに「おみやげ」で大きな「紋甲イカ」をくれたことで火が着いた。

こんな大きなイカは自分達でも釣ってみたいということになり、仲間の斎藤さんと一緒に皆に声を掛けたところ平日にも拘わらず直ぐに6名が集まり今回の釣行となった。

計画はこうだ。

まず、9月22日(火曜日)の午後3時半に連絡船の乗り場(コーロイ)に集合して午後4時の連絡船に乗り、釣り船の待っている(カムヤーイ)に向かう。

そして、5時に釣り船に乗り込んで出撃。

陽が沈んで暗くなったら「集魚灯」を付けてイカ釣りをスタート。

夜中の2時頃までイカ釣りを続けて、船の2階のキャビンとは言い難い場所で就寝。

朝の6時から「ケンサキイカ」が釣れたら、それを餌にして泳がせてクイーンフイッシュ等の大物を狙おうという壮大なたくらみだ。

果たしてうまく行くのかどうかは運次第だが、皆、大きな夢を持って釣行当日を楽しみに待っていた。(実はこの企画は最初は9月15日~16日だったのが台風でキャンセルになってしまった。)

釣行当日、自分の役割は22日の夕食の弁当と、23日の朝食のおにぎりを作ることだった。

今回の船は食事が付かないので、22日の夕食と、23日の朝食と23日の昼食と3食を用意しなければならないが、23日の昼食は各自でコンビニのパン等を用意してもらうことにして、「弁当」と「おにぎり」を用意した。

まずは9月22日(火)の夜のお弁当(250バーツ)だが、以前は「大漁祈願弁当」、今回は「大漁だぜ~♪ 弁当」とした。中にはトンカツ(勝つ)も入っている。



そして、9月23日のおにぎりは「大漁だぜ~♪ おにぎり」でインスタントの「味噌汁」付きだ。



既にキャプテンにペットボトルの飲料水でお湯を用意してくれるように伝えてある。

予定通り、弁当とおにぎりは午後の2時には出来上がり、大きな発砲スチロールのBOXに入れて準備は整った。

さて、出撃だ!!!

つづく