マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

三杯酢を使った「マグロのカルパッチョ」

2008年08月27日 | マグロ料理
久しぶりのブログ更新となってしまったが、オリンピックもあり中国は難しいな?と考えさせられることが多かった。

嫌なことはあまり書きたく無いので省略するが、早く「パラリンピック」も終わって、なんとなくアバウトないつもの中国に戻ってもらいたいと思う。

オリンピックで一番堅苦しい思いをしているのは、中国人達ではないだろうか・・・

さて、今回は「マグロのカルパッチョ」を紹介しよう。

普通は「マグロのカルパッチョ」を作る場合には、オリーブオイル(エキストラバージンオイル)に、レモンやバルサミコ酢や、ワインビネガーを混ぜてソースとするが、うちの店の場合には日本料理店でもあり、オリーブオイルと三杯酢を混ぜて使っている。少量のみりんを加えることによって、とてもまろやかな味になり、また、和風の食べなれた味になる。

材料:
マグロ赤身       100g
メカジキ(刺身用)   100g
プティトマト       2個
レモン(くし型に切る) 1個

ソース:
オリーブオイル     15cc
三杯酢          15cc 
みりん           5cc
粒マスタード      少々
粒コショー(粗びき)  少々

作り方:
①マグロとメカジキは2㎝幅で薄く切り、皿に写真のように市松模様に盛り付け、隠し包丁を入れ、食べ易いようにする。
②ソースの材料を全部混ぜ合わせ、①の上から掛ける。
③プティトマトとレモンを添える。



さて、今月は店で「マグロ祭り」のフェアを行っているのだが、そのせいもあってか、たくさんのお客さんが来てくれている。

オリンピックの前には、オリンピック期間中はお客さんが増えるのではないかと期待するお店も多かったと思うのだが、実際はどの店も苦戦しているようだ。

うちの店では、今回のマグロ祭りのフェアで「大トロにぎり2貫、中トロにぎり2貫、赤身にぎり2貫、ネギとろ巻き1本」の「まぐろ尽くし」という握りのセットメニューを160元(約2,500円)で販売しているのだが、この商品の人気が高くリピーターも増えている。

やはり、日本人も中国人も欧米人も「うまいマグロの魅力」には、はまってしまうのだと思う。。。

     








夏の暑い時には、ピリッと辛い「タイ風サラダ」

2008年08月02日 | 酒肴
この3日間程、大連は毎日、雨ばかり降っていたのだが、今日は朝から快晴となった。気温も高くなってきて、いよいよ夏が来たなという感じがする。

最近、大連でも専門の業者と契約すれば日本のテレビ番組のほとんどを見られるようになり、店のテレビでも日本の番組を見られるようにしたのだが、日本は猛暑のようで湿気の多い日本では会社に行くだけで一汗かいてしまうことだろう。

筆者の父親だが、夏のとんでもなく暑い夜でも扇風機や、クーラーを付けたことを見たことが無い。母親の話では今も同じようにしているそうだが、同じDNAを受け継ぐ身としても、とてもクーラー無しでよく眠れるものだと感心してしまう。

以前、タイに2年以上住んでいたことがあるが、猛暑の夜のクーラーはいつも全開だった。

さて、今回はそんな暑い日にピッタリな「タイ風サラダ」を紹介しよう。



材料:
海老                10匹
えのき               1束
トマト                1/2個
パクチーファラン又はパクチー  少々
にんにく(みじん切り)      小匙1
サラダ油              大匙1
塩、コショー            少々

(ドレッシング)
サラダ油              大匙1
ナンプラー             大匙1
醤油                 大匙1/2
砂糖                 大匙1/2
ライム又はレモンの絞り汁    大匙1
赤唐辛子の小口切り       2~3本
ごま油、               少々

作り方:
①海老は殻を剥いて背綿を取る。
②トマトは一口大(小さめ)に切る
③ドレッシングの分量を合わせておく。
④フライパンを熱し中火にしサラダ油を敷き、にんにくのみじん切りを炒め、香りが出てきたら、海老を入れて炒め、次にエノキを加えて、塩、コショーをしてさっと炒める。
⑤ボウルにトマトと、パクチーファランをちぎって入れ、④の海老とエノキを入れ、③のドレッシングを合える。(お好みでごま油を加えてもよい)
⑥皿にサラダ菜を敷き⑤を盛る。

パクチーファランは、普通のパクチーよりもっと香りが強烈なので、普通のパクチーを使っても良いだろう。
日本人はパクチー(中華料理では香菜、西欧ではコリアンダー)が苦手な人が多いようなので、特に入れなくても良いと思うが、彩りとして万能ネギの青いところや、キューリを細く切っていれると綺麗な仕上がりとなる。

さて、久しぶりにタイの「jjkenさん」からの便りが届いて嬉しい。

筆者もタイで「まぐろ」等の水産加工の仕事をしていたのだが、きっと暑いタイで頑張っているのだろう。

魚の煮物のポイントは以前にもこのブログで説明したが、200g位の魚ならば、お玉で酒が3杯、みりんが半分、醤油が半分、砂糖が半分の半分(1/4)を鍋に入れて火に掛けてアルコールを飛ばしたら、魚を入れて、ネギのブツ切りと生姜のスライスを2枚程入れてから落とし蓋をして、中火で20分~30分煮ていけば良い。

魚の煮物は難しいように思えるが、この調味料の分量を覚えてしまえば、失敗しないで美味しい煮魚を作ることができるので、ぜひ、試していただきたいと思う。。。