マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

シーチャン島周辺で「マテアジ」大爆釣!

2016年02月24日 | ゆかいな釣り仲間
昨年の9月にアジがたくさん釣れた日があったが、それ以来シーチャン島周辺では渋い釣果の日が多く、特に今年は正月から気温の低い日が続いたこともあってか、水温も低く魚の活性も上がらない日が続いていた。

うちの店には週末には幾つもの釣りのグループが釣った魚を持ち込み、それを我々が調理して召し上がっていただくが、そのお客様の釣り場はシーチャン島周辺であったり、バンサレーやサメサン、サタヒップであったり、または家族連れでジンダ筏だったりと様々だ。

それらお客様の持って来られた魚を見るだけで、どの漁場で今どんな魚が釣れているのかが分かるのだが、最近ではバンサレーなどのドテラ流し(船をアンカーせずに流して広域を狙う)で「ハタ」が多く釣れている以外はどの漁場でも爆釣というのは見られなかった。

そんな訳で、今回、親友のY氏から釣りのお誘いの電話を受けた時にもあまり乗り気ではなかった。

しかし、今月は2月9日にシーチャン島周辺で渋い釣りをして以来、約2週間空いていて、そろそろ釣りの禁断症状が出ていたので『ハイよろこんで♪』と参加することになった。

今回のメンバーはY氏とお友達が2名、そして自分の合計4名の予定だったがY氏のお友達2名が急遽来られないことになり、結局、Y氏と自分の2名でいつものキャプテン・Wの船に乗り込んだ。

少人数ならキャプテン・Tの小型船でも良いのだが、ここのところ風の強い日が多く海が荒れて波が高いことが多いので小型船ではきついのでキャプテン・Wの大型船にしたのだが、今回は2名なのでY氏が船の前方に、そして自分がトモでゆったりと最初のポイントに向かった。

まず最初にサビキ仕掛けを下したポイントは「カム・ヤーイ」からパイプラインの方向に進んで15分程の小島の近くだ。

この場所では以前に何度もクイーンフイッシュやピアなどの大物が釣れている。

また、弓角で表層のマブタやマテアジも釣れる絶好のポイントだ。

しかし、今回はサビキ仕掛けを下しても何の反応もない。

何か餌取りの小魚は居るようでサビキ仕掛けの一番下の針の餌は取られるがアタリ(引き)が弱くて仕掛を回収してから餌を取られたことが分かるような有りさまだった。

キャプテン・Wもこの場所には魚が居ないと見切ったのか20分程でこの場所を離れて、いつもの南端のポイントに移動した。

約30分程走っていつものポイントに到着して、早速、サビキ仕掛けをそろそろと下す。

しかし、いつまで経っても何も喰ってこない。餌取りの小魚も居ないようで針に餌がそのままいつまでも付いているような状況だ。

キャプテンは頭を抱えていつもの「ちょっと移動」を繰り返すが、どこも同じような状況だった。

『今日もダメかな?』そんな思いでキャプテンの『IDO』(移動)とう掛け声で仕掛けを回収して、キャプテンが次に向かったのは朝一で何も釣れなかった小島だった。時間は既に午前11:30になっていた。

『何でこの場所に戻って来たのかな?今日はもうだめかな?』と思いながらサビキ仕掛けを下すといきなり何かが喰ってきた。この引きは間違いなく「アジ」だ。

そして上がってきたのは中型の「マテアジ」だった。

その後もコンスタントにマテアジが釣り続け、お昼過ぎには30リットルのクーラーBOXの半分以上がマテアジで埋まっていた。

『宴会用の魚はこれで十分だな』と思っていた12時半過ぎになり、キャプテンの『IDO』という掛け声で仕掛けを回収し、キャプテンが沖に船を走らせた。

『灯台のある島の方向とは違うな?どこに行くんだろう』とY氏と話していたところ、沖で「カタクチイワシ」の巻き網船が見えて、ちょうど網を大きな掛け声と共に漁師が7~8人で巻き上げているところだった。



そして、この船から今獲れたばかりの新鮮な「カタクチイワシ」の入ったバケツを受け取った。
今まで使っていた餌はたぶん新鮮なうちにカタクチイワシを冷凍した物だと思うが、やはり少し時間を置くと身がふやけて柔らかくなり針から外れてしまう。

新鮮でプリプリとした「カタクチイワシ」の餌も入手し、次にキャプテンが向かった場所はまたあの小島だった。

今日、3度目に現れたこの場所だが、一度目、二度目とは明らかに違っていた。

新鮮な餌が入手できたこともあると思うがいきなり「マテアジ」の爆釣モードに突入した。

とにかく、釣れるわ、釣れるわ、サビキ仕掛けのオモリが着底しないうちに喰ってくる。

そのうちに一匹づつ釣り上げるのが面倒なので、最初の一匹が掛かったら2秒程待って次の一匹が掛かるのを待つ、そしてゆっくり巻き上げるうちにもう一匹が喰ってくるといういうことを繰り返す。

すると、一度に3匹か4匹が釣れるのであっという間にアジを放り込んでいるバケツがあふれかえった。

もう既に30LのクーラーBOXは満杯になっている。



このままあと1時間~2時間続けていたらとんでもない位の量のマテアジが釣れていたと思うが、いつものように午後3時に納竿としてシーチャン島の連絡船に向かった。

クーラーBOXに入れきれなかった「マテアジ」はキャプテンが大きなビニール袋に入れて連絡船の従業員に渡していた。こういう付け届けがあるので沖で直接、船を連絡船に付けることができるのだろう。

さて、下の写真は今回クーラーBOX一杯分の「マテアジ」がだかなりの数量だ。



宴会はいつものように夜の7時から始まったが「マテアジ」づくしの料理がテーブルに並んだ。

今回は「アジのつみれ鍋」も作ってみたが好評だったようで嬉しい。



『シーチャン島周辺のアジはいったいどこに行ってしまったんだろう。』と思っていたが、まだまだたくさん居るので皆さんもぜひシーチャン島周辺でアジを狙ってみてはどうだろう。

たまにこういう爆釣があるので釣りにハマってしまうんだと思う。

さて、来週はいよいよ月に一度のプチ遠征だ!!!





最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
爆釣おめでとうございます (渡辺恒爾)
2016-02-24 19:19:17
凄い釣果ですね。
先週、キャップテンTの船に乗ったパタヤの知人も弓角、餌釣りとも爆釣だったそうです。
餌釣りのH氏は、50cm超のカマス2尾のおまけ付きだったそうです。

コメントを投稿