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hibitekitou

iPad Air と Pro が刷新されたね

iPhone |2024-05-08

日本時間5月7日23時から40分弱の短めのイベント映像が配信されまして、iPad AirとiPad Proのリニューアルと、iPad 第10世代の価格改定が発表されました。

iPad AirはM2を搭載し13インチモデルが追加されたマイナーチェンジというイメージ。昨日までのiPad Pro 11インチモデル(第4世代 2022年モデル)に限りなく近い内容を持っている、ような気がします。カタログスペック的に劣るのはモニタがPro Motionに対応してないこととカメラとスピーカーとマイクの性能と、ストレージ容量の上限ぐらいでしょうか。重さもちょっと軽くなっているみたいです。(モニタの表示面積が11インチのiPad Air(M2)とiPad Pro(第4世代(2022))ではちょっとだけAirの方が小さいみたいですが実用上は誤差でしょう)
細かく見ると第4世代 iPad Pro はSoCのメモリに16GBのものを選択できたりしたけど、今回のAirは8GBです。でもその以前のiPad Proの下位モデルでOKって人ならこのAirでも全然OKという人も多そうです。
デザイン面ではフロントカメラが長辺側中央に配置されたのが大きな変化で、このカメラを使用する用途を考えたとき、合理的なのかもしれません。

一方でフルモデルチェンジと言っていいのがiPad Proです。
一番大きなトピックはUltra Retina XDRディスプレイと呼んでいるOLEDを二層重ねたディスプレイになったことのような気がします。タンデムOLEDって技術だって言ってますけど、高輝度かつ高コントラストかつ広色域でProMotionを実現しつつ筐体の薄さに貢献しています。本体の厚さは5.1mmt(13インチ)と5.3mm(11インチ)というのは魅力的です(そのかわりカバンに入れてたら曲がったって人は絶対出てくるような気はする)。カメラレンズの出っ張りは含まないって厚みなんでしょうし、カバーをつけてカメラの出っ張りをキャンセルするような状態にしないと机の上に安定しておけなさそうではありますが。
続いてのトピックはM4の採用です。Macに先駆けて搭載してきた。Appleのページにおける比較対象がM2だから対M3でどうなのかわからないけど、M3をスキップした意図はどの辺にあるのかなと思うわけです。強化されたNeural Engineにあるのか、二層のOLEDを駆動するために専用設計のものが必要だったのか、発熱面で有利なのか。どうなのかね。Neural engineはかなりのスペックアップをしているそうなので、それが一番の理由かなあ?

まあまあ魅力あるモデルだと思うのですよ。そこに加えてApple Pencil Proが登場しペンを使った時の新たなアクション(スクイーズなど)が追加され、操作パネルを呼び出したりストロークを変化させたりすることができ、操作に対して振動のフィードバックがあるってのはちょっと興味が湧きます。
そんなiPad ProやApple Pencil Proを活かすソフトウェアとしてFinal Cut Pro 2やLogic Proが一緒に発表されてます。Logic Proはよくわからないのだけど、FCP2の方はライブマルチカムってのがちょっと面白そうだなと思いました。最大4台のiPhoneやiPadのカメラを管理しそれぞれのカメラで撮られた絵はリアルタイムでiPadに送られてくるらしくそれを観ながらディレクターは調整を行なっていけるらしい。どんなふうに活用されるのか、ちょっと興味があります。

ってなわけで発表された内容の多くは事前にリークされていたものだなぁって印象ではありますけど、実際に出てくるとそれなりに魅力的です。魅力的なのですけど、お高いのです。

現在自宅で初代iPad Proをごろごろしている時に何かコンテンツを見るって用途で使ってますけど、iPadOSの現行バージョンに既に対応できなくなっているため交換をしたいと思ってます。初代iPad Proの12.9インチモデルの大きさは個人的には大変に都合よく、しかして同じサイズの今のiPad Proはお高くて手が出ない(というかコンテンツを消費するだけの用途には勿体無い)ので困っていたところに出てきた iPad Airの13インチモデルです。それでもストレージを512GBにして税込で20万円かかるんですよね(AppleCare含)。で、iPad Airを選ぶ際に引っかかるのはM2ってところです。SoCの機能としてM2とM3以降には差があり、それはGPUの機能とかだったりするのだけど、コンテンツ消費という部分ではAV1デコードがM3以降で対応ってのがこの先2年3年後とか考えた時、大きいんじゃないかって思ったりするのです。それじゃあiPad Proにしようとしたら、ストレージを256GBに妥協すればかろうじて25万円でおさまるものの、iPad Proは搭載ストレージ量によってメモリ量が変わるらしく、ストレージが256/512GBだとメモリは8GB、1TB/2TBなら16GBになるというのですよ(GPUのコア数も違う)。そうすると1TBが欲しくなるというものだけど、35万円にアップしちゃいます。コンテンツ消費端末でそれはもったいないなぁて悶々としているのでした。

なをお高いのは円安になったせいもあり、アメリカではそこまでお高くなった印象はなさそうです。iPad Proについて初代モデルを1としたときの今回出たモデルの価格は1.5〜1.6倍ほど。賃金の上昇率と比べるとちょっと高くなっている印象ですか?(あるサイトによるとアメリカでは2015年基準で1.4倍ほどらしい)。日本ではと言えばiPad Proの価格は初代モデルと比較して2倍から2.2倍ほどになってて、でも賃金は上がってないから感覚としてはすごく値上がりしたって感じるのも無理はなく… 悲しくなってきた。

ところで今回のイベント映像。オープニング部分がとっても凝ってて、おぉって感心してみていたのだけど、iPad Proを紹介する映像ではこれは印象悪いかなと思ってました。巨大なプレス機で様々な機材などをまとめて潰していくという映像ね。実際、これを非難する声は本日かなり上がっていたし、Appleを褒めるしかしない印象のライターの方も苦言を呈しているってポストを見たりしました。映像としてはとてもよくできてるんですけどねぇ。

<追記>Appleは謝罪をしたようっすね。
Apple、新iPad Proの動画「Crush!」について「的外れだった」と謝罪 [ ITmedia NEWS]</追記>

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