おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の61ページ「利益配分及び費用調整の考え方」をみましたが、今日は62ページ「中小企業における収益向上に向けた課題」をみていきます。
下図から、中小企業における収益向上に向けた課題をみると、高収益企業、低収益企業ともに「新規顧客・販売先の開拓」と答えた企業の割合が最も多くなっていることが分かります。
これに対して、高収益企業では「優秀な人材の確保、人材育成」、「技術開発の拡大」と回答した企業の割合が低収益企業と比べて顕著に高くなっており、他方、低収益企業では「既存顧客・販売先の見直し」と答えた企業の割合が高収益企業と比べて顕著に高く、回答数は少ないが「既存事業の見直し」、「有利子負債の削減」と答えた企業の割合も高収益企業と比べて高くなっています。
以上の結果から、高収益企業は中長期的視点から売上を伸ばす取組を強く意識している一方、低収益企業は費用を節減する取組を強く意識している様子がうかがえる、とあります。
この結果をみると「金のなる木」を持つ高収益企業は、次の「花形製品」を開発するために、人材と技術に積極的に投資する姿勢を持っていますが、他方、低収益企業は「問題児」の扱い方に悩んでいる、という様子が読み取れますね!
昨日は中小企業白書(2015年版)の61ページ「利益配分及び費用調整の考え方」をみましたが、今日は62ページ「中小企業における収益向上に向けた課題」をみていきます。
下図から、中小企業における収益向上に向けた課題をみると、高収益企業、低収益企業ともに「新規顧客・販売先の開拓」と答えた企業の割合が最も多くなっていることが分かります。
これに対して、高収益企業では「優秀な人材の確保、人材育成」、「技術開発の拡大」と回答した企業の割合が低収益企業と比べて顕著に高くなっており、他方、低収益企業では「既存顧客・販売先の見直し」と答えた企業の割合が高収益企業と比べて顕著に高く、回答数は少ないが「既存事業の見直し」、「有利子負債の削減」と答えた企業の割合も高収益企業と比べて高くなっています。
以上の結果から、高収益企業は中長期的視点から売上を伸ばす取組を強く意識している一方、低収益企業は費用を節減する取組を強く意識している様子がうかがえる、とあります。
この結果をみると「金のなる木」を持つ高収益企業は、次の「花形製品」を開発するために、人材と技術に積極的に投資する姿勢を持っていますが、他方、低収益企業は「問題児」の扱い方に悩んでいる、という様子が読み取れますね!