おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2014年版ものづくり白書の32ージ「図112-42 「知的財産権等使用料」収支の推移」を見ましたが、今日は33ージ「図 112-44 主な産業の技術貿易における第三者からの受取額(2002年→ 2012年)」をみます。
下図により総務省「科学技術研究調査」を見ると、化学業界では海外にある自社の子会社・関連会社よりも第三者に対する技術輸出(特許、ノウハウなどの技術の提供)による受取額の割合が他の産業と比べて高いことが分かります。
これについて白書は、国内を拠点に第三者に対して技術ライセンスなどを積極的に行い、経営資源を獲得している様子がうかがえる。
一方、自動車業界については、海外生産を拡大させる中で、子会社からのライセンス料などの受取が増加しているが、第三者から受け取る比率は低く、また、エレクトロニクス業界では、特許権などの使用を相互に許諾するクロスライセンスが利用されるため、受取額自体が少ない傾向にあると考えられる、とあります。
どちらが良いわけではないと思いますが、知的財産権を用いた稼ぎ方は、業種によって異なった特色が見られることは分かりますね。
昨日は2014年版ものづくり白書の32ージ「図112-42 「知的財産権等使用料」収支の推移」を見ましたが、今日は33ージ「図 112-44 主な産業の技術貿易における第三者からの受取額(2002年→ 2012年)」をみます。
下図により総務省「科学技術研究調査」を見ると、化学業界では海外にある自社の子会社・関連会社よりも第三者に対する技術輸出(特許、ノウハウなどの技術の提供)による受取額の割合が他の産業と比べて高いことが分かります。
これについて白書は、国内を拠点に第三者に対して技術ライセンスなどを積極的に行い、経営資源を獲得している様子がうかがえる。
一方、自動車業界については、海外生産を拡大させる中で、子会社からのライセンス料などの受取が増加しているが、第三者から受け取る比率は低く、また、エレクトロニクス業界では、特許権などの使用を相互に許諾するクロスライセンスが利用されるため、受取額自体が少ない傾向にあると考えられる、とあります。
どちらが良いわけではないと思いますが、知的財産権を用いた稼ぎ方は、業種によって異なった特色が見られることは分かりますね。