おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 112ページの「企業連携の目的とその成果」をみましたが、今日は114ページの「新事業展開を躊躇させる要因とそれを払拭するための取組」をみます。
新事業展開実施の有無別に今後の新事業展開の意向を見ると、事業転換や多角化を実施してきた企業では約6割の企業が今後の新事業展開について積極的な意向があります。
これに対して、新事業展開を実施・検討したことがない企業ではそのほとんどが、今後の新事業展開について、消極的な意向を示しています。
このことから、これまでの新事業展開の取組の有無と今後の取組の意向には強い相関性があることがうかがえます。
この理由について見ると、新事業展開を実施・検討する予定がない企業は「有望な事業の見極めが困難」、「既存事業の経営がおろそかになる」のように情報収集・分析不足が原因で、最適な事業分野を見極めることができておらず、また、既存事業への悪影響を懸念して新事業展開に踏み切れていない現状がうかがえます。
これに対して、新事業展開を実施した企業が実際に直面した課題を見ると、同項目を選択している割合は低く新事業展開を実施した企業はこうした課題を解決してきたことが推察されます。
小学校の教科書に「動いて、考えて、また動く」という陸上の高野進氏の文がありました。速く走るためには何度も失敗と成功を繰り返すことが重要であるという内容ですが、経営においても同様であるということですね!
昨日は2012年度中小企業白書 112ページの「企業連携の目的とその成果」をみましたが、今日は114ページの「新事業展開を躊躇させる要因とそれを払拭するための取組」をみます。
新事業展開実施の有無別に今後の新事業展開の意向を見ると、事業転換や多角化を実施してきた企業では約6割の企業が今後の新事業展開について積極的な意向があります。
これに対して、新事業展開を実施・検討したことがない企業ではそのほとんどが、今後の新事業展開について、消極的な意向を示しています。
このことから、これまでの新事業展開の取組の有無と今後の取組の意向には強い相関性があることがうかがえます。
この理由について見ると、新事業展開を実施・検討する予定がない企業は「有望な事業の見極めが困難」、「既存事業の経営がおろそかになる」のように情報収集・分析不足が原因で、最適な事業分野を見極めることができておらず、また、既存事業への悪影響を懸念して新事業展開に踏み切れていない現状がうかがえます。
これに対して、新事業展開を実施した企業が実際に直面した課題を見ると、同項目を選択している割合は低く新事業展開を実施した企業はこうした課題を解決してきたことが推察されます。
小学校の教科書に「動いて、考えて、また動く」という陸上の高野進氏の文がありました。速く走るためには何度も失敗と成功を繰り返すことが重要であるという内容ですが、経営においても同様であるということですね!