中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業・小規模事業者の更なる飛躍!

2015年06月17日 05時11分38秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)109ページ「我が国地域の経済成長のために必要な視点」をみましたが、今日は113ページ「企業の取引構造の変容」をみていきます。

下図は、製造業における大企業と中小企業・小規模事業者の取引関係をみたものです。

この図について白書は、従来から、大企業と中小企業・小畑模事業者との間は「系列」構造に代表される下請取引構造が存在し、大企業の下請を行う中小企業・小規模事業者は、単工程の受託加工を中心とした生産活動を行っていた。

そして、このような強固な産業構造に組み込まれた中小企業・小規模事業者は、発注スペックに従い納期とコストを遵守して加工するというビジネスモデルの中で、技術やノウハウを磨いてきた。

また、こうした企業には、独白の営業活動が不要で、広告宣伝等の販売促進活動に経営資源を注力しなくてもよいといったメリットがあった。

しかし、グローバル化の進展、不況の長期化等を背景とした、大企業の海外生産移転の進展、業績悪化等により、大企業側から見て強固な下請構造を維持していくメリットや体力が失われ、下請企業から見ても下請であるメリットは失われてきた。

この結果、大企業と中小企業・小規模事業者の関の取引関係が希簿化していったと考えられる、とあります。

今日からの第2部は、こうした中小企業・小規檎事業者が直面する状況や事業者が抱える課題を確認しつつ、その課題を解決する方策としてのイノベーションや販路開拓の取組について分析していくようです!

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