中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

後継者に決定した理由?しなかった理由とは??

2017年10月06日 04時27分45秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」304ページ「第2-2-56図 後継者候補が見つからない理由」をみましたが、今日は305ページ「第2-2-58図 小規模事業者が後継者を決定した理由」をみます。

下図から後継者との関係別に、後継者に決定した理由を見ると、「後継者の引継ぎ意思があった」は共通して重視している項目であるが、親族を後継者とする小規模事業者では、「後継者が適齢になった」や「経営者または後継者の親族の了承」を重視する一方で、親族外を後継者とする企業では、「能力が優れていた」が最も多く、「役員・従業員からの信頼」や「取引先からの信頼」等の、後継者の資質や周囲からの信頼を重視していることが分かります。

これについて白書は、小規模事業者にとっては、親族外承継への抵抗感が強く、適切な相談相手がいないことや探す時間が確保できないため、後継者探しに苦労していると見て取れる、とあります。

次に、後継者候補がいるが、後継者の決定に至らない理由を親族内・親族外別に見ると、「候補者の了承がない」、「候補者の能力が不十分」は共通して見られるものの、親族を後継者候補とする小規模事業者では、「候補者がまだ若い」と回答するものが最も多く、親族外を後継者候補とする小規模事業者よりも候補者の年齢を重視していることが分かります。

親族内外で求められる人格が違うので、こういう結果になるのは小規模な事業者ではやむを得ないことなのでしょうね!!

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