中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

市場開拓時に顧客を把握できているか?

2015年07月28日 05時04分24秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)164ページ「新規市場開拓の売上目標未達成企業が抱える課題」をみましたが、今日は165ページ「開拓する市場別に見た業種別の市場把握状況」をみます。

下図は開拓する市場を既存市場と新規市場の二つに分類し市場を開拓する際にどの程度市場を把握しているかを尋ねたものですが、これをみると、卸売業、小売業は商圏を把握していると回答した企業が他の業種に比べて高く、小売業は他業種に比べて市場のニーズを把握できていると回答した者の割合が既存市場の開拓、新規市場の開拓ともに低くなっていることが分かります。

また既存市場の開拓時と新規市場の開拓時の市場の把握度合いを比較すると、新規市場の開拓時は既存市場の開拓時に比べ全般的に市場の把握度合いが低くなっている。

これについて白書は、既存市場については普段の経営の中で取引先から情報を得るなどして市場を把握していくことができるが、新規市場を把握するためには一定の人員やコストをかける必要があるため市場を把握しづらい状況にあるのではないかと考えられる、とあります。

新規市場への参入でありながら、市場を把握しているというのは、ビジネスモデルが構築されていることの証と読めば良いのでしょうか。

白書は市場の把握状況について「規模〔金額面〕」、 「商圏(エリア、対象顧客等)」、「顧客のニーズ」の三つの要素に分類していくとあります。しばらく読んでいきましょう!

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