おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 159ページの「後継者に不足している能力」をみましたが、今日は164ページの「事業承継の準備として取り組んでいること」をみます。
事業承継の準備として取り組んでいることを見ると、いずれの業種の企業でも「後継者の資質・能力の向上」と回答する割合が最も高く、「後継者を支える人材を育成すること」、「取引先との関係を維持すること」も多くの企業で挙げられており、事業承継においては後継者の養成が重要な課題と考えられていることがうかがえます。
仔細に見ると、宿泊業、飲食サービス業の回答の第二位には「債務・借入金を圧縮すること」が入っています。
宿泊業は定期的な設備のリニューアルが顧客増加に直結するために債務・借入金が多くなりがちですが、例えば観光白書をみると、2010年に日本の宿泊施設の中で「和室」に宿泊された方は3570人で、この内訳は台湾が954人、中国が643人、韓国が308人、米国が245人、フランスが121人、ドイツが99人、イギリスが71人となっており、決して少ない数ではありません。
このように既存の設備の価値を再度見直し、後継者が過剰債務で何もできないという事態は避けなくてはなりませんね。
昨日は2012年度中小企業白書 159ページの「後継者に不足している能力」をみましたが、今日は164ページの「事業承継の準備として取り組んでいること」をみます。
事業承継の準備として取り組んでいることを見ると、いずれの業種の企業でも「後継者の資質・能力の向上」と回答する割合が最も高く、「後継者を支える人材を育成すること」、「取引先との関係を維持すること」も多くの企業で挙げられており、事業承継においては後継者の養成が重要な課題と考えられていることがうかがえます。
仔細に見ると、宿泊業、飲食サービス業の回答の第二位には「債務・借入金を圧縮すること」が入っています。
宿泊業は定期的な設備のリニューアルが顧客増加に直結するために債務・借入金が多くなりがちですが、例えば観光白書をみると、2010年に日本の宿泊施設の中で「和室」に宿泊された方は3570人で、この内訳は台湾が954人、中国が643人、韓国が308人、米国が245人、フランスが121人、ドイツが99人、イギリスが71人となっており、決して少ない数ではありません。
このように既存の設備の価値を再度見直し、後継者が過剰債務で何もできないという事態は避けなくてはなりませんね。