中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

老年人口比率と東京の一極集中

2015年11月27日 05時05分40秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)394ページ「若年人口比率で見た市町村分布の変化」をみましたが、今日は396ページ「老年人口比率で見た市町村割合の変化」をみます。

下図から老年人口比率で見た市町村割合の変化を見ると、1980年時点においては、老年人口比率が20%未満の市町村がほとんどであり、10%未満の市町村も3割程度であったことが分かります。

しかし、2010年においては約9割の市町村で老年人口比率が20%以上となり、40%以上の市町村(約5%)も見られるようなるなど、この30年間に少子化と同様に多くの市町村で高齢化が進行したことが分かります。

次に、地域の高齢化の現状について、老年人口比率で見た市町村の分布を見ると、老年人口比率のばらつきが大きくなっていることが分かります。

この結果について白書は、老年人口比率が高い群については、分布の山の右側の裾野が広く、老齢化が進んでいる市町村も多く存在することを示しており、市町村間で高齢化が進んでいる地域と高齢化の進行が抑制されている地域の差が顕著になってきていることを表している、とあります。

地域への純転入数が多い市町村では相対的に若い世代の人口が流入しており、全体の老年人口比率を低めているということであり、東京の一極集中が原因のようですね。

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