おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の268ページ「第2-2-16図 経営者の年代別に見た、経営や資産の引継ぎの準備を勧められた割合」をみましたが、今日は270ページ「第2-2-18図 従業員規模別に見た、会社と経営者・親族との資金貸借関係」をみます。
下図から会社と経営者・親族との資金貸借関係について見ると、会社が経営者や親族個人から借入れをしている割合は、従業員規模 20 人以下で最も高く、従業員規模が大きくなると低下することが見て取れます。
また、いずれの資金貸借もないという割合は、従業員規模が大きくなるにつれて高くなっており、会社と経営者・親族との間での資金貸借関係は、従業員規模が大きくなるにつれて少なくなっていくことが見て取れます。
次に、会社と経営者・親族との間での資金貸借関係を自己資本比率別に見ると、債務超過企業では半数超が経営者個人からの借入れを行っており、自己資本比率が高いほど、会社が経営者や親族個人から借入れをしている割合は低くなっていることが分かります。
白書は、自己資本比率が高い企業ほど、借入れ・貸付けがいずれもないという割合が高い傾向が見て取れ、資金貸借関係が少なくなっていくことが分かる。
債務超過企業で、経営者や親族からの借入れをしている割合が高い背景には、資金調達力に乏しく、経営者等からの借入れに依存していると推察される、とあります。
中小企業診断士になった当初、負債の欄に多額の経営者から借入金が計上されていることに驚きましたが、このようにしている企業は非常に多いので、今では驚かなくなってしまいましたね。
昨日は2017年版「中小企業白書」の268ページ「第2-2-16図 経営者の年代別に見た、経営や資産の引継ぎの準備を勧められた割合」をみましたが、今日は270ページ「第2-2-18図 従業員規模別に見た、会社と経営者・親族との資金貸借関係」をみます。
下図から会社と経営者・親族との資金貸借関係について見ると、会社が経営者や親族個人から借入れをしている割合は、従業員規模 20 人以下で最も高く、従業員規模が大きくなると低下することが見て取れます。
また、いずれの資金貸借もないという割合は、従業員規模が大きくなるにつれて高くなっており、会社と経営者・親族との間での資金貸借関係は、従業員規模が大きくなるにつれて少なくなっていくことが見て取れます。
次に、会社と経営者・親族との間での資金貸借関係を自己資本比率別に見ると、債務超過企業では半数超が経営者個人からの借入れを行っており、自己資本比率が高いほど、会社が経営者や親族個人から借入れをしている割合は低くなっていることが分かります。
白書は、自己資本比率が高い企業ほど、借入れ・貸付けがいずれもないという割合が高い傾向が見て取れ、資金貸借関係が少なくなっていくことが分かる。
債務超過企業で、経営者や親族からの借入れをしている割合が高い背景には、資金調達力に乏しく、経営者等からの借入れに依存していると推察される、とあります。
中小企業診断士になった当初、負債の欄に多額の経営者から借入金が計上されていることに驚きましたが、このようにしている企業は非常に多いので、今では驚かなくなってしまいましたね。