弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

懲戒解雇は厳しすぎ?-運転室に息子を入れた運転者に対する同情・クレームが殺到

2005年11月11日 | 経験談・感じたこと
某鉄道会社の運転手が、息子を運転室に入れて乗務した件について、会社側が懲戒解雇を決定したとの報道につき、処分が厳しすぎるとのクレームが多数入ったとのことです。

確かに厳しいと言えばそれまでかもしれませんが、この抗議には少々疑問を感じると思うのは私だけでしょうか。

実際に電車を走行させている以上、運転手は多数人の生命を預かっているはずです。
そのような一歩間違えば大惨事になりかねない(やはりJRの脱線事故なんかを思い出してしまいます)業務を遂行中に、自分の息子を入れてじゃれあうことなんて、もってのほかだと思うのです。

結果論として何もなかったから良かったものの、万が一の事態があり得ることを十分に想定すべきだと思います。
運転手には申し訳ありませんが、行為としては悪質と言わざるを得ないのではないでしょうか。

最終的に懲戒解雇とするのか否かは、会社側の判断だと思いますが、単純に同情だけでクレームをいれるのは筋違いと思いますが、どうなんでしょうか?


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051111-00000501-yom-soci
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