最近、「ChatGPT」が巷で話題になっています。
端的には、人間が行う質問に対し、AI(人工知能)が回答を行うというものですが、回答内容が詳細であり、かつ正確性を兼ね備えているとのことで、かなり有用性が高いとものと評価されているようです。
さて、AI(人工知能)が発達することは、人類の進化にとって非常に有意義なものだと思います。
ただ、私のような知識の切り売りを行っている者からすれば、こういったものが世の中に出回ると非常に困ります(笑)。今後の発達如何によっては、弁護士は職業として消滅、裁判もAIで判断してもらったほうが良い…という時代になるかもしれません。というわけで、私も身の振り方を考えなければならない状態になってきているのですが、マーケティングという観点で考えた場合、次のようになるのではないかと思います。
①徹底的に抗う…自分自身を鍛錬して、AI(人工知能)に負けないようにする
②差別化する…AI(人工知能)ができないこと=人間しかできないことに特化する
③共存する…AI(人工知能)をむしろ利用し、自らが提供するサービスの充実化を図る
AI(人工知能)が発達することは間違いありませんが、一方でビジネスである以上、マネタイズ化する領域があるはずです。
すなわち、全機能をフリー(無料かつ無条件)で開放することは考えにくいと思われます。そう仮定した場合、③が現実的な選択肢かなと思っているのですが、果たして…。
弁護士 湯原伸一
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「リーガルブレスD法律事務所」の代表弁護士。IT法務、フランチャイズ法務、労働法務、広告など販促法務、債権回収などの企業法務、顧問弁護士業務を得意とする。 1999年、同志社大学大学院法学研究科私法学専攻課に在学中に司法試験に合格し、2001年大阪弁護士会に登録し、弁護士活動を開始する。中小企業の現状に対し、「法の恩恵(=Legal Bless)を直接届けたい(=Direct delivery)」という思いから、2012年リーガルブレスD法律事務所を開設した。現在では、100社以上の顧問契約実績を持ち、日々中小企業向けの法務サービスを展開している。
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