北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けた国連安全保障理事会の制裁決議案交渉を主導する米国のヘイリー国連大使は7月30日「中国は最終的に重大な措置を取りたいのかどうか、決めなければならない。 話し合いの時間は終わった」として、北朝鮮への制裁強化に同意するよう中国に強く迫る声明を発表した。
米国は北朝鮮への石油輸出規制などの厳しい措置を決議案に盛り込もうと交渉を進めており、北朝鮮の経済的な後ろ盾となっている中国の対応が焦点。
声明に先立ち、ヘイリー氏はツイツターに「日本と韓国は(北朝鮮への)圧力を強めなくてはならない」と投稿した。
ヘイリー氏は声明で「北朝鮮が国際平和にもたらしている危険は全ての人にとって明白だ」と指摘。
決議案が北朝鮮への国際的圧力を著しく高める内容にならなければ「国際社会が北朝鮮の独裁者に真剣に挑もうとしていないというメッセージを送ることになる」として、採択しない方がましだとの考えも示した。
安保理の緊急会合についても「結果を生まなければ意味がない」と、開催を求めていないことを明らかにし、対外的なアピールより実際の制裁強化を優先する姿勢を強調した。
北朝鮮が7月4日と7月28日に発射したミサイルに関して、ロシアはいずれもICBMではなく、中距離弾道ミサイルだったと発表し、米側の見方と大きく食い違っている。
緊急会合を開催したとしても、双方の応酬になる可能性が高いことから見送ったとみられる。
何も決めることができない国連に期待しても無意味であるし、トランプ政権もオバマ同様、腰抜けである。
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