思えば一か月くらいアレコレしていたプラモ『PLAMAX minimum factory ネーネ』が
ついに完成。色々苦労させられたので感慨もひとしお。と言うか未だに終わった実感が
あまり沸かないままでいる。
今までプラモの塗装は、持ちやすさを考慮してランナーに付いた状態で行っていたが、
それが通用するのはパーツの精度がお化けレベルのキットだけ、ということを
今回これでもかというほど痛感させられた。仮組は本当に重要。
とりあえず、諸々の解説と覚え書きをば。
・普通に組むと帽子の位置が高過ぎる感があったので下げた。
相当下げた気がするのだが、完成写真見るとまだ高い気がする。
これまでこのシリーズはこれ含めて三体作ってきたが、帽子のパーツがいつも少し
浮いた感じになるのは何故なのか。
・前髪とリボンタイをプラペーパーに置き換え
前回で学習したのでエッジはペーパーで少し落としてマイルドに。
強度を増したり、裏打ちには瞬間接着剤が便利だった。
・ラインデカール祭
本キットのポイントの一つでもあり鬼門でもある全身に散りばめられたラインを、
アクリル絵の具切り出しという疑似デカール方式で表現。
デカールと同じくらいの厚みは出るが、かなりうまく行ったと思う。時間も大分取られた。
・胸回りをすっきり
通常のキットでは胸部分は下着がはみ出ているデザインであるが、少々
野暮ったかったので削り落とす。ただそれを行ったのが襟を塗り終わった後だったので
必要以上に苦心した。作業は計画的に。
・ケーブルは省略
デザイン元ネタと思われるドイツ戦車兵のマイク&ヘッドホンには相互を繋ぐケーブルと
スイッチが付いていて、元絵でも描かれているのだが、主に胸元があまりにも
ごちゃつく感じになる上に髪やらタイやらとの干渉が危惧されたため、省いた。
最初は黒テグスを付けようとしていたが、思いの外言うことを聞かないので、
もしやるのであれば極細の金属線に着色したものが良さそう。
・台座は拝借
キット純正の台座は大きくて平たく、シリーズの統一感が無かったので、他キット
(次回作成予定のディードリット)から拝借。固定用のピンもないので、真鍮線を打って固定。
とにかく情報量の多いキットだったので、時間がかかったけど、次に作成予定の
ディードリットはデザインもシンプルなので、すっきり仕上げたい。
あとデジカメ買おう。
赤ラインのくだりは「言っていることはわかるが理解できない」状態です(笑)
特にスカート! いやはや想像もつきません。
ディードはアーマーの金ブチが大変そうですよね。
赤ラインは、紙パレット上に厚塗りした
アクリル絵の具を切り出して貼る
(紙パレットに塗った絵の具は乾くと簡単に
剥がれる)という方法で、思いの外お手軽なので、
機会があればお試しください。
アクリル絵の具は伸縮性があるので、曲線でも
結構うまく貼れます。
アーマーは金縁もそうですが、ベース部分の
キャンディ塗装的な部分も筆塗りでどう上手く
塗ったものかと考えています。