ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

時代と道具

2020年06月30日 23時40分24秒 | Weblog
あれからBluetoothアダプタを求めて、近場の家電量販店を訪ねたが、目当ての品は
見つからず、一時は『何でかようなものも置いていないのか』と腹立たしくも思ったが、
冷静に店内を見てみればデスクトップPCが無い。
件のBluetoothアダプタが必要な機材など、今日日デスクトップPCくらいしかなく、
一般の人はスマホかノートPC、タブレットを使用しているのだと思い至る。
そしてデスクトップPCは家庭用というよりはもはや業務用、ヘビーユーザー用という
色合いが濃い代物となっていて、そこいらの家電量販店での取り扱いが無く、
いきおいそれ用の機材が置いていないのもむべなりという話であった。

現在自宅で使用しているデスクトップPCも随分長く使用しているが、それを購入
するかどうかという段階で、巷では既にノートPCが一般的というような状態であった。

有り体に言えば時代遅れになっていたことを、今回の件で思い知ることができた
ということである。
帰宅してすぐさまAmazonで注文したのは言うまでもなく、タブレット端末で当座を
凌ぐことは既に書いているが、線が無いという快適さを存分に堪能している。
ちょっと体を捻ろうが、伸びをしようが、トイレに立とうが引っかかるものが無い、
ということの素晴らしさよ。

あとはしばらく使ってみて壊れないことと、トイレに落とさないことを祈るのみ。
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蛇と縄

2020年06月28日 23時31分37秒 | Weblog
ようやく一品完成させた勢いで、新しいプラモを作り始めるが、削ったり盛ったり等の
土台作りをしているだけで休日を丸々消費する。
生来の貧乏性と蓄えた過剰な知識からの、ちょっとでも良く作ろうという気持ちからの
薮蛇(ちょっと良くしよう→周りが崩れる→直す)と、経験不足からの泥縄
(手を入れた後から足りないものに気が付いて作り始める)のコンボにより驚くほど捗らない。
この二つは実際のものづくりの現場でも良くあるもので、これに『船頭多くして船山に上る』
が加われば完璧になる。プラモは個人製作なので最後の一つは発生しないが、三人以上で
作成するようなことがあれば要注意であろう。

話は変わり、作業中に音楽などを聴く際にコードが邪魔になる事がしばしばあったので、
ワイヤレスイヤホンをおもむろに購入する。実は以前にも購入しており、左右がコードで
繋がっているタイプのものであったのだが、今一つ使い勝手が悪く、数回使用して
仕舞い込んでいた。あれから技術も格段に進歩したようで、値段もかなりお手頃になった。
本命のデスクトップとペアリングを試みるもBluetoothアダプタが無いと駄目だったようで、
ここでも泥縄をいかんなく発揮している。やっぱり経験って大事。
とりあえず、手元のタブレットと接続して当座をしのぐこととする。

何だか最近Amazonでものを買う度にプラモが増えている気がする。
これまでのペースで作るとしたら終わらないやつである。絵を描く手が止まるのもまずい。
ここにゲームまで加わるとなると、例えば月曜はプラモの日というような管理をしないと
色々とダメなことになりそう。あとは気力と集中力が今の3倍くらい欲しい。
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これにて

2020年06月25日 23時24分25秒 | プラモ

長きにわたる制作も終わりを迎え感慨もひとしおという今日この頃。
こうして接写すると粗が目立つものの、前髪や髪の一部をプラペーパーに置き換える作戦は一応の
成功を見たと言って良かろう。
これ以外にも課題や反省は山ほどあるが、次回以降に活かすということで。

塗装はアクリジョンにアクリル絵の具を混ぜたもので行い、全て筆塗り。
保護が必要な場所はアクリジョンつや消しクリアの上から、ラッカー系の
つや消しクリアを重ねている。これだと白っぽくなるアクリジョンつや消しクリアの
影響を戻すことが出来、アクリル溶剤に侵されなくなるので、顔などの塗装では大いに
役に立った。(アイラインや黒目は描いた後にアクリル溶剤を染み込ませた細い綿棒で
拭って形を整えたり、描き損じを直したりしている)とは言え、複数回重ねると塗膜が
かなり分厚くなるので、エナメル系の塗料を使ったりしてもう少しスマートにやりたい。

指も随分削って細くしたつもりが全然そんなことは無く、塗装面も汚いので、
手の削り込みや塗装時にもルーペの力に頼る必要がありそう。

この前に作ったプラモでは、アクリル絵の具を塗った上からアクリジョンを重ねて
ひび割れを多発させていたり、アクリル絵の具の塗膜の厚さで表面がでこぼこになったり
していたが、その両者を混ぜることで両方の問題が解決したのは大きい。
そしてやはり水性塗料の気軽に使える感じは素晴らしく、アクリル絵の具も、塗りたくなった
時にちょいとチューブを捻ればすぐに使えて、後片付けも楽で、まとまった時間が無くても
作れるというのは大変に助かると感じた。

あとはスマホのカメラだと微妙に不満が生じてきたので、その辺りも
どうにかしたいと思うようになってきた。これは沼かも知れぬ。
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非日常から

2020年06月23日 23時38分37秒 | Weblog
最近はあまり長時間の残業が出来ないご時世で、いきおい以前より早くに
帰宅することになったが、それでもプラモでちょっとした工作をすると、あっという間に
深夜になっているというから恐ろしい。本当に時間と集中力はいくらあっても足りない。

通勤などで街を見ると、マスクをした人の割合は結構減っている感じで、およそ八割
位という印象。新型コロナの猛威はかなり衰えたようにも感じるが、未だに会社では時差
出勤を継続中であったり、出張や密になる行為は禁止されていたりと、いつ明けるのか
分からない状況は変わっていない。と言うか、もうこの生活スタイルが板につき始めていて
仮に来週から通常の出勤時間に戻してくれと言われたら、結構なダメージが来かねない。

個人の感覚では二か月も続ければ習慣として定着するが、それを変えるのにはまた纏まった
時間が必要になる。元の生活に戻って欲しいという気持ちは変わらないが、その元の生活が
何だったのか、もうそろそろ忘れてしまいそうである。
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制作進捗

2020年06月21日 23時41分57秒 | プラモ
土日はプラモ三昧。ここまで何度となく触れてきたが、いい加減に具体的なものを
見せないとまずい気がしたので、写真をば。
モノは『PLAMAX MF-02 minimum factory バーニー』で、今や一大ジャンルを確立した
感のある美少女プラモの発展期に発売された、あまり色を塗らなくてもそれなりのものが
出来上がるというコンセプトのキットである。
とは言え、色々と細かすぎたり、微妙な所が不親切だったり、パーツの合いがあまり良く
無かったりで、中途半端な印象が否めず、組むだけで出来上がるというコンセプトは今や
バンダイに完全に持って行かれている。
かような流れを受けてか、いまはある程度腕に覚えのある人達向けに、"自由に塗るべし"と
掲げたスタイルのものを出すに至っている。
個人的には、大昔にバンダイから出ていたクラウドやエアリス、葉隠覚悟のプラモのような、
時代の徒花的なものという認識である。

さておき、今回は個人的に持てる知恵と技術を全て注ぐという目的で組んでいる。
顔は全塗装に挑み、そのためにヘッドルーペと極細面相筆を投入した。
お陰で満足いく顔が描けたと思う。オッドアイに見えるのは偶然。
ちなみに目のハイライトは筆で描くと色々としんどそうだった
ので、予め紙パレットの上に塗って乾かしたつや消し白をカットして貼り付ける方式にした。
筆で同じサイズの点を満足いく位置に一発で置くなんて職人技の極みなので、上記の方法を
編み出すに至る。初めは水で位置決めして、決まったら薄めたクリアーで固定。
おそらくラインデカール的な使い方や、シャーペンの先で円形を打ち出すことも出来ると思われる。

前髪はプラペーパーに置き換える予定で目下制作中であるが、キットのものを仮組してみたら
それはそれで悪くなかったので、作っているものが失敗して心が折れたらそっちにする。

胴体や脚は何やらパーツの合いが悪く、肩のベルトと襟が干渉して浮いたり、胸板のパーツの
胸肉部分がなぜか服の方の胸のボリュームより勝っていたり、脚を付けても微妙に隙間が出来たり、
ベースに立てようとすると反対側の足が長くてまっすぐ立たなかったりで、組んでは調整を
繰り返して今に至る。なお写真の状態から上で書いた足の隙間と立たないことが判明し、現在
足の角度を調整中。こんなのばっかりで、仮組の重要性と、タミヤやバンダイのプラモの精度の異常さ
を痛感する。
なお、スカートのラインデカールを張り間違えたが、クリアで保護完了した後に気付いたこともあり、
直すのも面倒なので、これくらいは許容。

とりあえずここまで苦難ばかりの道のりであったが、そこまで致命的なものは無く、基本的に
楽しくやっている。多分来週くらいには完成する…はず。

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試行錯誤の前段階

2020年06月18日 23時50分26秒 | Weblog
目はフィギュアの命というが、前髪の造型も顔の中の顔とでも言うべき
重要度を持っていると考える。
製品版の写真が公開された時には大体顔のアップが出されるので、当然のように
前髪が写り込む訳であるが、拡大写真である上に、先に述べた命たる目がすぐ隣に
ある関係で、少しでも造形が甘いと実際以上にモッサリした印象を与えてしまう。

巷で一流の誉れ高いフィギュアメーカーはそのことを知ってか、刃物の如き繊細な
造形で前髪を仕上げており、実際手袋や袖口に引っ掛けそうになって肝を冷やした
こともしばしばである。

今作っている1/20フィギュアにも前髪は付いているがプラ製ということもあり、
大変にモッサリしており、さらには慣れない塗装でゴッテリしてしまう体たらく。
一応事前にこれでもかと削ったものの、刃物の如きシャープさには程遠い。
ということで、初めから薄い素材で置き換えれば何とかなるかも、と思い立ち、
プラペーパーを紙細工の要領で上手く工作してみることを計画する。
無論かように都合よく手元に素材がある訳ではないので、Amazonでその他必要そうな
道具と一緒に注文する。そんなこんなで何かあるたびに進行がストップするので、
なかなか完成形が見えてこない。そして謎の素材群がまた増える。

押入れから引っ張り出した10~20年物の素材の多くは経年劣化により使用不能になって
いたが、プラ材や木材、金属素材は今でも問題なく使える。
プラペーパーはそれに類するものなので、億することなく買えるのは有り難い。

そういえば、プラモ制作において、紙を素材の一部として使用する例があまりないのは
何故なのか。紙はいわば繊維のシートなので、樹脂を浸透させれば体裁上はFRPになる
はずで、結構有望(上で書いた前髪も紙で作れそう)と見ているのだが、どうなのか。
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補助器具

2020年06月16日 23時22分17秒 | Weblog
1/20フィギュアの、主に顔塗り用にヘッドルーペを購入。
使用感としては、普段が裸眼生活ということもあり、少々クラクラくるが、
まるで20型ブラウン管から2K液晶モニタに乗り換えたかの如き鮮明さ。
そして地味に有難いのがヘッドライトが付いている点。
昼間は外からの光、夜は部屋の明かりという具合に光源が安定せずに、
立体に騙されて筆を誤ることもしばしばあったが、そのリスクが格段に減ること
請け合いである。

これであとはもう文字通り己の腕次第ということになる。
あまり長時間の運用は出来ず、実際30分くらい使用しただけで軽い頭痛が
するほどには消耗するが、ある程度は慣れるであろう。

しかし世の中にはこれよりもっと細かい仕事を朝飯前にこなす人が山ほど
いるというのだから、人間の可能性には恐れ入るばかりである。
やってて楽しくはあるが、主に目の健康を損なわないよう気を付けつつ、
色塗りを楽しんでいきたい。
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ちょっと先の今

2020年06月14日 23時34分42秒 | Weblog
いつのまにやら41歳。
30過ぎたあたりから年齢を数えることに希望が無くなっているので、格段の思い
とかそういうものは無い。そして、過去を振り返ると気が遠くなったり重くなったり
するので、必要以上に昔を思い返すこともしない。
ひとまず老眼の進行を実感したのと、カップ麺に飽きたというのが40歳での大きな
出来事であるが、よく言えば大病やケガをしなかったとも言える。
健康の重みはいや増す一方なので、健康には今後も気を付けていきたい。

仕事の方はほぼいつも通りに戻り、自宅待機の日々も結構前の事のように思える
今日この頃であるが、プラモとゲームで休日二日が一瞬で溶けた今、かの日々が
いかに長かったのかを思い知る。単に個人的な時間の使い方が下手というのが
大きいのだが。

色々と祝日が増された昨今、未だに祝日ゼロの月。それが六月で、次のまとまった
休みがいつなのか思いを馳せずにはいられない。さりとて先を思い過ぎると
また気持ちが暗く萎えるので、先を見過ぎず過去も振り返り過ぎず、適度に適当な
前を見つつ生きていこうと思う。

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程々でいい

2020年06月11日 23時28分15秒 | Weblog
ここ数日は朝起きると蒸し暑く、今朝などは湿度が70%にもなっていた。
お陰で寝苦しく、睡眠の質が下がっているのを痛感する。

話は変わり、プラモを作っていて思うのはプラモの会社によって、説明書や
カタログに載っている完成見本の質に差があるということ。
個人的には完成見本レベルに仕上げることを目標にするので、あまりにも
完成見本のレベルが高過ぎると少々悲しい気持ちになる。
この感覚は、服屋でモデルの人の質があまりにも高過ぎると『これは無理だ…』
と感じる心境に似ていると思う。
だからと言って下手なものや失敗した作例を出されてもそれはそれで悲しいので、
タミヤやバンダイはそこの所を本当に上手くやっていると感心してやまない。

とは言え、実際に完成まで漕ぎ着けたならば、多少下手くそでも失敗したところが
あっても、達成感の方が勝ってこれで良いか、となる。
そういう所もプラモの良い所なのかも知れない。
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無課金とはいかない

2020年06月09日 23時42分03秒 | Weblog
コンビニの袋が有料になるというが、ヨドバシとかでやっているように
協賛企業のロゴを載せて、広告費ということにすれば何とかなるのではなかろうか
とも思ったが、問題の根本が違っていたりするのだろうか。
その内箸とかスプーン、お手拭きなども有料化していきそうな予感がする。
既にスーパーなどでは袋が有料化しているために、鞄には袋を常備するように
なっているが、そこに箸とかお手拭きが追加される日も来るのであろう。

元々かようなサービスをタダで享受できていたのがある意味普通ではなく、それが
ようやく元に戻ったということなのだろう。これにより、どこかで危うかったバランス
が保たれるということであるのなら、かかる出費も喜捨として甘んじよう。
それよりも銀行の利用手数料の方が余程納得いかないと言うか、ちょっと高いと
感じてしまう。

あと消費税。前にも書いたが資本主義社会において基本たる消費行動に税を課す
のは、ドラクエで言うと"こうげき"でMPを消費するようなもので、言葉だけを
冷静に眺めてみると実にとち狂った単語と言わざるを得ない。
しかし、そんなことをものともせずに、現金払いに税を課す『キャッシュ税』とかが
さらに上乗せ的にしれっと導入されそうで怖い。
そんな日々督促状につつきまわされているかの如き状況で、身の細る思いで
あるが、そこまでして金策せねばならない現状に思いを馳せると、さらにげんなりする。
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