やり方は変わっていく

毎朝の出社前のルーティンとして、わざわざ切符を買って電車に乗る、
という行動を続けているが、最近になって券売機の切符購入までの手順が
煩雑化して、いい加減にこの効いているのかいないのか分からない習慣に
オサラバする時なのかも知れないと思った。
券売機と言えば画面にいきなり値段がずらりと並んでいて、東京では
行先の値段を押してからお金を投入するという徹底したせっかちぶりであったが、
もはや現金で切符を買うという事が券売機の利用目的の第一ではなくなって
きたせいか、急いでいる人はもはや悠長に切符など買わないというご時世か、
まずは何をするのかというメニュー画面から選択するような方式になっていた。

ただ、この方式にしてから券売機の前に老人が渋滞しているのをしばしば目に
するようになった。使い勝手以前に、急にやり方が変わったならば、確かに
大いに戸惑うであろうことは想像に難くない。変化する需要に合わせた改変
なのかも知れないが、この辺りが見落としであったのではないかと思われた。
数日したら券売機の使い方について、絵付きの解説が貼られていたので、
駅員への問い合わせが結構あったのであろう。またそう遠くない内に方式が
変わるかも知れぬ。
とは言え、切符を買う時代はそろそろ終わりを迎えるのは確かであろう。
今回の手続きの煩雑化も敢えて行ったもので、これにより切符購入を徐々に
フェードアウトさせていく目論見だと言われても十分に納得できる。

その欲に翼を与えよ

女性向けを謳うアダルトフィギュアがここのところチラホラ現れてきているが、
おしなべて拘束されていたり、やや嗜虐系のシチュエーションである辺りに
ターゲット層の嗜好を垣間見た気がした。
モノ自体は基本イケメン系でムダ毛など一切なく、いきり立つブツも血管が
浮いているとかの描写は控えめで、そこはかとなくソフト印象である。
むくつけきヒゲハゲ筋肉ダルマなどは需要が細すぎるのか、その系のアダルト
フィギュアが出る気配は知る限り無いのが残念である。

ともかく、かようなブツを見てまず『こんな男いる訳あるか』という第一印象を
抱いた訳であるが、ふと考えてみると巷に溢れる男性向けアダルトフィギュアの
様々なシチュエーションに対して、ほぼ全てこんな訳あるかと言えてしまうので
こういったものは己の世界の立体感を増す上でとても大事なものだと思い知る。

個人的にはほど良いリアリティがエロの要と思っていたが、フィギュア界隈では
徹底してリアルを廃したファンタジーこそが求められるものであるらしく、
それこそ骨格から人体構造まで、原理とも言えるようなものまでが好き勝手に
曲げたり盛ったりされた、一種のバロックの世界だ。

かような場において、正しいか正しくないかなどという価値基準は持ち込む
べきではなく、純粋に個人的に好きか嫌いかで判断するべきなのであろう。
そしてそれこそが娯楽の一種としてのアダルトフィギュアのあるべき姿なのでは
なかろうかと思った次第である。
考えるな、感じろ。そしてそれを信じろ。つまりはそういう事である。

平々凡々を

久し振りの来客の予定が入り、久しく萎えていた掃除への意欲が湧いてくる。
かように何かしらの張りがないことには、生活はいやが上にもダレてしまうので、
今のご時世、こういう突発的なイベントはとても歓迎したい。
部屋の隅に溜まった埃を吸ったり、満杯になっていた掃除機を掃除したり、
一頻り終わった段階で、このような埃が立ちまくる作業中にこそ普段嫌になるほど
着用しているマスクを活用するべきだと気が付く一幕もあった。
とりあえず当日までにもう少し掃除を頑張る。

話は変わり、最近どこもかしこも猫も杓子もといった具合に衰え知らずの調子を
見せている『鬼滅の刃』であるが、おまけシール付き菓子の最新弾が出ていたので
購入する。未だに原作を読んでいない身空であるが、今現在最も興味の向いている
集めものとして注目している。やはりキラシールの存在は大きい。
しかし、今回はお菓子の味がいつもの『バニラクリーム味』になり、少々辟易する。
これによって100円という安価を実現しているというのであれば文句は言えないが、
せめて前の弾のチョコクリーム味に戻して欲しいと願わずにはいられない。
実際の消費者的にはバニラの方が人気があるという事なのだろうか。
個人的にはちょっと信じられない。文字通りバニラ過ぎる。

点火薬か消化薬か

先日のブースト薬をどのタイミングにきめるかについて、少し試してみたが
睡眠を安定させるものはともかくとして、疲労を取る系のものは結局その後
割とすぐにツケ払いが来て駄目だということが判明した。
土曜起きてすぐに疲労に効くという触れ込みの薬を飲んで、概ねその効果が維持
できるのが3～4時間くらい。その後は結局いつものやる気低下と気怠さが押し寄せて
来て、昼過ぎくらいに一寝入りせずにはいられないような状況になる。
エナジードリンクもそうであるが、やはりこの手のものは、あともう少しを
どうにか押し切りたい人のためのもので、前借りには変わらないというのが個人的な
乾燥である。

睡眠を安定させるものに関しては、反動のようなものは無かったので、その点では
一時話題になっていたのも納得なのかも知れない。
ただそれも眠りが浅いとか、寝付きが悪いとか、眠っても疲れが取れない人には
効くというものと予想され、あまりその点に憂いが少ない場合は効き目がやや
薄いだろうと思われる。

結局エナジードリンクよりも確実に長じていると言える点は、糖分過多を気にしなくて
良いという事に尽きる。とは言えこの点のみであっても、常備を検討するに足る
ものなので、もう少し色々試していきたいと思う。

四角と三角

夕飯は納豆のち茶漬けという生活を続けて久しいが、そんなお茶漬けの素に
付いてくる『東海道五十三次カード』が知らないうちに結構な数になっていた。
思えば実家にいたころも、いつの間にやら溜まっていたものだと、少々
懐かしい気持ちになるが、キラカードや俗情を刺激するような要素がないため
収集欲がピクリとも反応しないのが泣き所。
集まったカードを眺める度に、東海道の景色ではなく摂取した塩分に思いを
馳せざるを得ないという、むしろ目を逸らしたくなる類の集めものですらある。

話は変わり、最近何かとyoutubeで解説系動画を聴きながら作業をすることが
多くなって来ているが、脳内の浸食率が思いの外高く、日頃他人と会話する
機会がめっきり減ってきていることも手伝って、うっかりあの場で為されて
いるような喋りをかましてしまうのではないかという恐怖に襲われる。
昔から『お前は周りの色に染まり易すぎる（意訳）』と家族から散々に諫言を
受けてきたのだが、四十を過ぎた今でも本質的にはそこまで変わっていないため、
言葉を口にする前に言語チェックを脳内で行うことで何とかそれを凌いでいる
状態。無論処理能力の低い我が脳ではタイムラグの発生は否めず、何とも
歯切れが悪くてかなわない。
頭の中に浮かんだことを、ただひたすらに我儘に、まき散らすことが許される
のであれば、それはさぞかし爽快であろうな、と思う。

修理

天気が良かったので散歩がてら、残り僅かになった日用品の補充と
PS４のコントローラを修理するための工具などの買い出しへ。
首尾よく目的のものは手に入り、ついでにもう少し足を伸ばそうかとも
思ったが、急に腹の具合が悪くなったので慌てて帰宅する。

やや話は逸れるが、ゲームなどでユーザーに無用のストレスを強いて
それを乗り越えることによる達成感を促すものが見受けられるが、そういう
デザインにする人間は外出直前に下剤を飲むというプレイでもしていれば
良かろうにと思ってならない。
視界を塞いでくるとか、操作を不確実にする系の障壁をもってして『手応え
がある』と思わせるのは無理があり過ぎるので、本当に猛省して欲しい。

話を戻し、コントローラ補修用のアイテムが揃ったので、まず手始めに
乗り換え前の、古い方で試すことにする。これであれば万一壊してしまっても
諸々のダメージが少ないためである。
果たして驚くほどの効果で、一時はもう駄目と思われた状態が見事に復活した。
それに気を良くして、新しい方も同様に分解修理を行い、こちらも無事復帰。
二つのコントローラで微妙に型が違っていて、その点も興味深かった。
個人的に新しい方が少しだけ分解しやすい。なんかトラップのようなパーツ
（性能には影響ないが、開けると高確率で破損しそうな箇所）が見受けられたが、
別に売るとか考えてないので気にしない。

ともあれ、これで快適にPS4を遊ぶことが出来る。めでたい。

たまには茶目っ気を

マスク着用がごく一般的になったこのご時世、街ゆく人をぼんやり眺めていると
ふと前よりも皆面相が麗し気に感じられた。
顔で露出している部分が目元だけになるから、おそらく美男美女のハードルが
著しく下がるためであろう。と言うか、鼻、口元、頬骨、顎といった顔のパーツが
強敵過ぎるので、これらが隠れれば、麗しく見える人が多く感じられるのも
むべなりと言う話である。

とは言え、人間は第一印象がかなり強力であるから、マスク着用状態で
『この人イケてる』と感じてそのまま仲良くなるというような、マスクがもたらす
マジックのような現象がそこかしこで起きていても不思議ではない。
巷の飲食店などでは対面形式になれないことが多いが、もはや些細な問題である。

この手の"マジック"は往々にしてあっさりと破局をむかえるのが世の常、なれど
もちろん長く続く場合だってそれなりにある。
ある種のから騒ぎといえばそれまでであるが、かような明るい話題の一つでも
欲しくなるような、今日この頃。

マンネリと虚脱

気が付けば数週間Amazonを覗いておらず、その間に結構欲しい本が出ていて
ウェブの中ですら出不精に陥っていることに危機感を覚える。
ここ数年でめっきりブックマークが増えなくなったのがまさにその証左であり、
思えば同じところをずっと巡回しているような生活である。大変良くない。
大手のまとめサイトと、youtubeだけで何とかなるというような、集中化が進んだ
というのも原因と言えそうであるが、それでも新鮮な情報ばかりかと言われれば
否であり、心のどこかでマンネリを望んでやまない本性を疑わずにはいられない。

話は変わり、以前に疲労回復系の錠剤といったブーストアイテムをどこで使うべきか
について書いたが、ひとまず寝る前に飲む系のは水曜夜に、疲労時に飲む系のものは
土曜朝にということでひとまず試してみることとする。
地味に土曜の朝は平日の緊張から解放された勢いからか虚脱状態に陥っていることが多く、
日が暮れる頃になってようやく活動的になるために、この休日を無駄にしている感を
かねがね何とかしたいと思っていた。

最近はエナジードリンクを土曜の朝食後に飲むという生活が定着しつつあり、
ある程度の効果が出ているので、ここにダメ押しの一手をかまそうという算段である。
体への負担はいかほどのものか分からないが、週に二回までと定め、糖分はほぼ無く、
値段も安いので、移行できるのであればこちらの方が良い…はずである。

他人任せ

以前に小袋入りおかきのパッケージがネタ祭りになっている旨で、『バンザイ山椒』
なるものが出ている事を書いたが、これがなかなかどうして美味い。
コンビニで見かけるとつい買ってしまうほどで、しかもこの度『山椒マシマシ』版が
発売されていて美味さに磨きがかかる。このまま定番商品として細くとも長く売れて欲しい。
もちろんあのパッケージ絵の路線も維持の方針で。
ガリガリ君とかベビースターの少年とか、ポッカコーヒーの兄貴とか、ロングセラー
商品の看板キャラは時代に合わせて変わるのが定めではあるが、変にまとまらずに
攻めた姿勢であって欲しいと願ってやまない。

話は変わり、久し振りにテレビのワイドショー的なものを見たのだが、必要以上に
共感を得ようという誘導めいたものが臭過ぎて、若者が離れるのもむべなりと思った。
何と言うか『皆さん、○○についてこうは思いませんか？』というような、味方は欲しい、
だが巧みに自身の責任は逃れようとする、そんな俗悪さが透けているようで、これならば
まだ『私はこう思っている』とはっきり言っている方が責任の所在がはっきりして
いるだけマシである。
いくら色々億劫で、面倒事は人がやってくれるご時世であっても、自分の考えと感情くらいは
自分で決めさせていただきたい。

適応に抗う

屋内での生活が主軸になってきているせいか、視線がやや下向きに固定
されたような感じになっている。目の運動も兼ねて視線だけを何度か
上に動かしてみると、案の定使っていない所を久し振りに動かしたような
感覚が目の周りに広がってくる。

これはもう目の運動不足と言っても良かろう。あまり視線を動かさない環境下で
目の筋肉が鈍っているのだ。視線が落ち気味なのも、筋肉が鈍って重力に負けている
からという可能性すらある。
ただでさえ視力低下の著しい昨今、こんなところで迂闊に怠けさせていては、
文字通りのお先真っ暗となりかねない。
それ以外にも太陽光が格別に眩しく、曇りの日ても目をしばらく慣らさないと
空を見ることすら苦痛になるような状態なので、慣れは恐ろしいと思うとともに
目以外にも意外な所が鈍っていないか注意を払う必要があろう。