ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

退院して

2021年10月31日 23時07分50秒 | Weblog
おかげさまで無事退院。秋も深まりつつあるこの季節の澄んだ空気もあって、
スッキリ感もひとしお。
とりあえず一週間にも満たない、一般で言う所の入院に比べて軽いものであった
であろうが、とても良い経験になったと思う。
結局入院中にやろうと思っていたことは殆ど出来ず、気力を失い寝てばかり
であった。ようやくまともに動けるようになったのが、退院の前日くらいで、
めぼしい漫画を買っては読んでを繰り返していた。

入院中の思い出はボチボチ書いていくこととして、ひとまず今回は『病院食』
と『一番痛かったこと』について記そうと思う。
病院食と言えばあまり美味しくない、というのが半ば決まり文句のような存在で
あるが、入院した所でも多分に漏れず、味は良いとしても徐々に食欲を削がれて
いくような、そんな味であった。雰囲気としては量と塩分を落とした学校給食の
ような感じ。個人的には学校給食は毎度大変美味しく頂いていた口なので、
その系譜とも言うべき病院食に対し、不味いという感覚は無かった。

ただ、何度も出てくるにつれ、単純なその時の食欲ではなく、『また食べよう』
『もっと食べたい』という方向性の食欲が削がれていくことに気付く。
思うに、一味足りないのではないか。もっと具体的に言えばスパイスや薬味が
足りないのではないかと思い至る。強烈な薬味や香辛料は半分薬のような
ものだから、病院食に入れるには不適という事なのだろうか。
しかし、ほとんど入っていないのも、食を継続させる欲求を減退させてしまう
可能性があるのだから、それはそれで良くないのではと思ってやまない。
糖尿とか腎臓病でもおそらく問題なく、相当に胃腸が弱ってない限りは大丈夫な
はずであるから、スパイシーな感じは欲しかった。
ここ数年で何にでも胡椒を振る、ペッパージャンキーになっていたからという
可能性も低からずあるだろうが、ともかく香辛料は食欲増進の鍵だと実感した。

と言う訳で、次は今回手術やら色々やった中で一番痛かったことを三位くらいまで
書いていく。なお手術そのものは全身麻酔下で行われたので、感覚的には
いつの間にか終わっていたというレベルであった。

第一位:点滴の打ち込み失敗
手術前に点滴用の針を手の甲に打つのであるが、それの第一打が見事に外れ、
その上刺した状態でしばし探るような動きをされ、思わず声を上げる程であった。
見かねたのか、貫禄すら感じさせる年配の看護師の方が第二打を打ち、これは
感動を覚えるほどの見事な技前で、色々無事に済んだ。

第二位:採血の打ち込み失敗
術後の検査として、早朝に採血を行ったのであるが、腕からではなく足の甲から
採る手法で、第一打では上手く決まらなかったのか、あまり量が採れず、そこで
放った第二打。これが良くなかった。足の甲と足首の間くらいの位置に打ち込まれた
が、これがまだ夜も明けぬ時間にも関わらず思わず声を上げるほどの痛みで堂々の二位。

第三位:麻酔薬がじわじわ
全身麻酔はガス麻酔ではなく、点滴から麻酔薬を流すことで行った(と思う)が、
その麻酔薬が結構染みるもので、手の甲から手首、腕にわたって冷たく痺れるような
痛みが中々印象的であった。痛いなあ…と思って間もなく意識が途切れたので、
トラウマになる程でもなく、目が覚めた時には当然消えていたので三位。

結局手術した所の痛みはランク外となった。と言うのも、この痛みが子供のころから
慣れ親しんだ、いわゆる怪我の痛みと同じであったためと言うのが大きい。
反して、今回上位を占めたものは感覚的にはある意味新鮮な、新しい痛みが多く、
慣れが出来ていないために殊更にダメージが大きく感じられたのではないかと思われる。

打ち込みの失敗は正直何とかして欲しいが、多分世の中の看護師の人達はこうして
技を磨いていくのであろうから、我が苦悶の声を糧とし精進することを願うばかり。
もしくは医療機器が進歩して、ほぼ無痛で負担も軽微な点滴手法が開発されるか。
正直管一本でも相当に煩わしいと感じたので、無線が真の理想形だと思う。
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多分こうして大人になっていく

2021年10月24日 23時42分03秒 | Weblog
とりあえず入院に向けての支度は大体済ませたが、そうなると今度は
憂鬱さが押し寄せてきて、むやみに寝たりとウダウダした休日を過ごす。
寝てばかりだったのは入院に先駆けて、平日にいつも以上に詰め込んで
仕事をやった反動だったり、急に寒くなって布団が恋しくなったという
のもあるが、考えてみると入院したら大概寝ているばかりになるだろうと
思い至ったのが日曜の午後という有様。

言っても、入院だって数週間以上にわたるものではなく、数日程度の
ものであるから、殊更に大袈裟に不安に押し潰された様を晒すのも実に情けない。
とりあえず、諸々の面倒事が済んだ後の事を考えて、前向きにやっていこうと思う。

今回の件で思ったことは、個人的に楽しいと感じるのは、世の中の面倒事と
隔絶されている時であるという事。40過ぎた良いオッサンがこんなことを言うと
色々な所から指弾を浴びそうであるが、自分の世界に浸りきっている時が
一番と言って良い程楽しい。
世間的には脂の乗った時期という事で、社会的な責任が最も重くなる状況で
あるから、特に『何を言っているんだ』と言われそうであるが、事実は事実だけに
思うこと自体はどうしようもない。
無論、いきなり100%実行する訳にはいかないので、折り合いを付けつつ
やっていく訳であるが、最近は自分の時間がどうにも減っている。
なればこそかように逃げ腰の思考に陥るのかも知れない。

そして、よくよく考えれば、入院している時間は、治療の苦痛と引き換えに
その辺りの面倒事を一時的に免除された状態になる訳で、そう考えれば
少しばかりは気が安らぐかも知れない。どれほど休まるかは分からないが、
些かでも骨休めの足しになる事を願うばかりである。
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山登りをする感覚

2021年10月21日 23時47分18秒 | Weblog
入院の説明等を受けたが、書類や案内が内容的に明らかに老人向けで、実際
病院内でも周りを見ればほぼ老人で、己がまだまだ若く、枯れた風なことを
口走るのは十年以上早いのだと感じた。
入院に関して、別に腹や頭を割る訳でも無く、一週間も居ないので、かなり
甘く見ていたが、術後当日は思っていた以上にハードになりそうな予感。
無聊を紛らわせるべく、折り紙やゲーム機の持参を検討していたが、それ所では
なくなりそうな気配がしたので、youtubeの映画レンタル等、こちらからは何もせず
見るだけのものにしておくのが良さそうだ。
確か病室ではwi-fiが利用可能と言っていたから、候補に入れておこう。持ち物も減るし。

あとは諸々の必要そうな品を次の休日で揃えておこうと思う。
寝巻とか水筒とか、一般家庭であればごく普通にあるはずのものが我が家には無い
ので、これを機に買っておくこととする。別に腐るものでもなし、あまり安物ばかり
買って後悔しないように、吟味はしっかり。
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可能性の毒

2021年10月19日 23時42分22秒 | Weblog
この季節はどういう訳か色々とやることが多くて、さらに個人的に
入院やら何やらで物事が重なった結果、胃が痛くなったりする始末。
サラリーマンをやって久しいが、未だにどうあがいてもシングルタスク
人間なので、頑張っても伸びないものは伸びないと実感する。
これ以外にも、未だにタイピングが上手くならず、この日記も続けて
随分経つが、タイピングが上達したという実感は微塵もないと断言できる。

やりもしないで諦めるのは良くない、とはよく言われることであるが、
やろうとしていることがどん詰まりである場合、その責任はどうなるのか、
これが分からないから、最近の若い人はとかく慎重なのだろうかとふと思う。
不思議と示し合わせたかのように、会社の若手も、友人の息子も、甥っ子も
皆石橋を叩いて渡るかの如き慎重さ。
親の教えでそうなったのか、周りを見てそうなったのか、おそらくは後者で
あろうが、一体何を見て育った結果なのか、興味深いところである。

とりあえず、個人的にはやってて楽しいかどうかが大きい。
お先真っ暗でも、才能が無くても、何かしらの楽しみがあれば問題ない。
必要なことでも、未来があっても、そこそこの才能があっても、当人が
つまらないと感じたり苦痛だった場合は速やかにその道を破棄して、
他の道を探すか、楽しいと思う道をより深く進んだ方が良いと考える。
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山あれば谷あり

2021年10月17日 23時37分37秒 | Weblog
仕事に倦んでくると、早期リタイアのための資金が如何ばかり
必要なのかとかを調べてしまうが、結局現実に生活していくには
それなり以上の蓄えが無いと無理だという事実を突き付けられる
だけで、己の認識の甘さと展望の無さを知って終わる今日この頃。
かくして来週もまじめに働こう、となるのであるが、それはそれで
何とも不健全と思えてならない。しかし、生きていくためには仕方ない。

思えば10年位前もそんな感じで思い悩んだ時期があったし、さらに
思い返せばそこから10年前くらいにも伸び悩んだ時期があったので、
およそ10年周期で谷が訪れるという感じなのであろう。
ちょっと前までまともにやれていたことを考えれば、谷は脱出できる
という成功体験のようなものがあるので、雌伏の時と認識して、
あれやこれやと手広くやらず、一点集中で乗り切るようにしたい。

身の周りのアレやらコレやら、面倒事が多い時は片付けなど、無心で
出来ることが大変に捗り、救いになる。新たに買ったフィギュアを置く
場所を都合するべく、棚の中のフィギュアの大幅配置換えを行ったが、
普段は嫌で仕方ないこの作業も、今の心境ではむしろ楽しい程である。
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貼る人は気にしない

2021年10月14日 23時52分29秒 | Weblog
材質から印刷まで、とにかく予算の潤沢っぷりをいかんなく発揮し、
もはや王者の風格すら感じさせる、バンダイ製シールの面々。
ドラゴンボールという外しようのない版権に加え、近年では鬼滅の刃
まで加わり、向かうところ敵なしといった感じであるが、個人的には
シールについては少々不満がある。

それはシールの端のめくれである。
往々にしてシールと台紙の素材は互いに異なり、それらの湿気やら何やら
に対しての反応も異なるものであるために、カードであれば反りが生じ、
シールであれば縁のめくれやシールの縮みが起きる。
ビックリマンのお守りシールの縮みのように10年以上経ってから現れるもの
もあるが、多くは買ってすぐに現れる。
バンダイ製のシールは内袋に入っているために、お菓子のカスや埃を巻き
込んで悲惨なことになりにくいのが救いではあるが、やはり残念感は否めない。
そして、めくれが起きやすいのが俗に言うキラ系のシールというのもそれを
助長している。

知る限りで最もめくれがひどかったのは昔バンダイから出ていた『ラブライブ』
のシールで、次点がビックリマン2000の7弾か5弾かその辺り。
しかし、次弾かしばらく後のものではめくれは解消されていたから、シールの
製造業者の当たりはずれによるところが大きいのかも知れない。
と言うか、買ってすぐに分かる類のものなのに、検品で引っかからないもの
なのだろうか。もしかして我が家の環境が劣悪過ぎる…とか。
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持てる数には限りがあれど

2021年10月12日 23時48分49秒 | Weblog
あまり本数を見た訳でも無いので、大きなことは言えないが、
エロアニメやエロボイス系コンテンツにおけるキャラというか
声優さんの声は、ちょっと偏りが強すぎてそれだけで少々白けて
しまいそうになる。もう少しナチュラルな感じだったり、個性的な
声の人だったり、とにかくもっと層を厚くして欲しいと願ってやまない。

話は少し変わり、エロフィギュアという存在が確立して久しいが、
未だにその内訳は平均胸囲が異常に高いものばかりで、たまに細身で
小柄なキャラのものが出たと思ったら、アクが強かったり、人体の
構造的に怪しかったりと、これまた偏りがひどい。
ガレージキットの世界では、昔から今に至るまで飽くことなく女体への
造形への飽くなき挑戦と研鑽が続けられているのに対し、企業の製品と
なった途端にコレジャナイ感が噴出してくるのはなぜなのだろうか。

エロというのは非常に強い需要が存在するものであるから、それだけで
十分商品として成立し得るものであるが、個人的にはそれに加えて
『美しさ』もある程度兼ね備えていて欲しいと思ってやまない。
中にはお下劣全開のエロがあっても、それはそれで需要があるから
良しとして、ともかく、エロという武器にだけ満足して腐っていくような
存在ではあって欲しくないと思った次第である。
お値段もそろそろ洒落にならないレベルになってきているので、尚更
付加的な価値が欲しい。
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秋なので

2021年10月10日 23時51分05秒 | Weblog
とりあえず回復したと言って良い状態にはなったものの、
まだ何やら内側でくすぶっているような状態で、発汗機能が
ちょっとおかしなことになっている。
何だかんだで10月中にやらねばならないことが山積みになっている
ので、それが原因で色々と気持ちが盛り上がらない、というのも
大きいが。
ともかく、休日はその辺の色々な面倒事を忘れて心身を休める
ことに徹するよう心掛けているが、なかなか雑念が立ち切れず、
その心掛けが却って足枷になりそうになる。

結局無心に手を動かしている時が、色々忘れることの出来る、楽園の
如き時間なのである。正直向こう一年くらい、全てを忘れて趣味に没頭
していたい気分。
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ワクチンガチャ(あたり)

2021年10月07日 23時14分53秒 | Weblog
前回の日記を書き終えた後、更なる高熱に見舞われ、ラー油とか
そんな悠長なことなど言っていられないような状態となり、問答無用で
寝込む。物心がついてから初となる39℃越えの熱に、とどめとばかりの
強烈な悪寒のコンボが加わり、瀕死の蚊トンボのような有様で布団の上で
悶絶していた。もちろん解熱剤は飲んでいるのにこの体たらく。
窓も締め切って、冬用の半纏とかをガッツリ着込んでも歯が鳴るほどの
震えが止まらず、見る夢もカラー原稿を白黒二値出力したような感じになり、
一瞬自分が哺乳類であることを忘れそうになったりと散々であった。

ただそれも目が覚めれば落ち着いていて、一安心となった訳であるが、世に
一定数いると伝わる半ワクチン派というものの存在が、少しばかり信じられた
ような心地であった。確かにこんなのを定期的に味わうのは御免被りたい。
次に打つのがいつになるのか分からないが、その時にはもっと副反応が穏やかに
なっていることを切に願いたい。

これを書いている時点でもまだ熱っぽく、倦怠感もあり、食欲もあまり
振るわないが、昨日の惨状に比べれば治ったと言って差し支えない程には
回復したので明日からまた頑張る。
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2021年10月05日 23時08分53秒 | Weblog
二回目のワクチン接種。噂に二回目の方がきついと聞いていたが、
確かに二回目打ったしばらく後に前回を超える発熱に見舞われる。
何と言うか、悪くなったラー油をコップ一杯飲みほしたような感覚。
風邪を引いた時のような朦朧とした感じはないが、寒いのか暑いのか
良く分からない感覚で、とりあえずクーラーでも回しておく。
ついでに何かじっとしているとしんどさが増すので、この前録画した
劇場版の『鬼滅の刃』を垂れ流しておくこととする。

この現代の通過儀礼を乗り越えて、生活上の安心を獲得するのだ。
(面倒なことはさっさと済ませておきたい)
ここから先も色々あるし。
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