【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

“バブルの塔” ついに外資へ

2008年03月13日 15時15分14秒 | 人物

(写真は新生銀行本店 wikipedia

 これは昔の日本長期信用銀行の本店ビルです。
 橋本首相が通産省屋上の剣道場で稽古している間、隣にそびえるこのビルが不思議でなりませんでした。通産省出身の林秘書官が「長銀の本店だよ」と教えてくれました。

 時は移ろい、通産省は経産省に、長銀は新生銀行に。
 まあ、経産省は名前が変わっただけですが、「ワリチョーのチョーギン」は公的資金注入、一時国有化、売却といろいろありました。一昨年、桜田通り・農水省前で、南アジア出身とおぼしき青年から「Where is the Shinsei-bank?」とたずねられました。その後、新生銀行がシステム・エンジニア(SE)に大量に外国人(とくにインド系)を雇い入れているという記事を読みました。

 そういう変遷を経て、バブルの塔がついに外資に。
 1000億円って破格の安値のような気がします。

 というか、私ははじめからこのビルのセンスはいかがなものかと思っていましたが、どうですか?


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新生銀、本店売却へ=サブプライム損穴埋め(時事通信) - goo ニュース

 新生銀行は13日、東京都千代田区にある本店を米系不動産ファンドに1180億円で売却すると発表した。2008年3月期連結決算で米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン関連の損失が拡大するのを受け、資産売却益で穴埋めするのが狙いとみられる。

 新生銀は本店売却について「資産の効率的な活用が目的」(広報部)とし、3年以内に新しい本店に移転すると説明している。



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