岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

そんなバナナのお話

2019-12-29 10:24:56 | ケアラーのために

バナナを食べる話です。

私はよく熟したバナナが好きです。

見た目が悪いので値下げして売っています。

ご存知にように、好みにもよりますが、一番美味しい。

母親はバナナが大好きですが、黒ずんだバナナは食べません。

入院している病院に一~二日おきに訪問しているのですが手土産にバナナは欠かせません。

ミカンなど喜んでくれません。

もちろん、黒ずんだバナナも。

 

昔はバナナは高級品でしたね。

その頃の記憶が焼き付いているのかもしれません。

 

いつもバナナ2本とプリン2個を食べます。

私の役割は、「旨いものを持ってくる息子」です。

 

お前も食べなさいと、1本のバナナと1個の杏仁豆腐プリンを手渡されるのです。

しかし、プリンは二つとも食べたいようで、そのうち母親の口の中に入っていきます。

とても喜んで食べますが、すぐに忘れるのでバナナの皮とプリンのカップは机の上に置いておきます。

母はそれを見て「食べたね」と思い出します。

片づけてしまうと、食べなかったことになってしまいます。

 

母がプリンを食べている間に、マッサージをします。

これもルーティンになっていて、足のマッサージをするときは自然に靴を脱いでくれます。

椅子の上に足をあげてマッサージをします。

足の様子をみれば体調がわかるように思います。

あまり動いていないときは浮腫があります。

その時は念入りにマッサージします。

細い足首の時は安心します。

足に傷がある時もあります。

あちこちにぶつけているようです。

これは前からです。

今までも大けがをなんどかしてきました。

しかし、立ち直ってきます。

骨折しても寝たきりになりませんでした。

臓器出血しても外科的処置なしで乗り切りました。

私はひそかに、「不死身」と思っています。

 

ということで、バナナの話でした。

 

お読みいただきありがとうございました。

画像:今でも黄葉している樹がありますね。


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