ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

慢性頭痛

2019-02-28 | ほとほと日記
今日は3連勤の3日目です。

午前中に重い仕事があります。


このところ、他のホームから転入される方が続いています。

私のホームには24時間看護師がいるので、夜間の痰吸引などが必要になった方が移動して来るのです。

当然、病状も介護度も重く、いつ亡くなってもおかしくない…と言う方が多い。

また、ご家族も何故か屈折した印象の方が多い。

ホームが変わるなど、これからの不安へのストレスもあるかも知れませんが…


このところ、仕事中に頭を掴まれるような軽い頭痛がずっとしています。

昨日の夜はそれが強まって、怖くなって残業を早めに切り上げて帰りました。

ずっと感情労働を続けて来て、いつかベチャッと潰れるのでは…という不安が常にあります。


今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

業の哀しみ

2019-02-27 | ほとほと日記
今日は3連勤の2日目です。


今朝のテレビで、ある元ハンセン氏病患者の方が取り上げられていました。

86歳のその男性は、自分や同じ境遇の人々が、施設で不当に長く強制隔離されていた事実を後世に残そうと、写真を撮り続けています。

これ以上ないほどつらい生涯だったでしょうが、怒りや悲しみを表情の奥にしまって穏やかに話されているのが印象的でした。


私は、若い頃からハンセン氏病の方々の隔離施策の話を聞くと、心臓をギュッと掴まれるような恐ろしさを感じていました。

もちろん、徹底的な差別意識と無理解により長期間隔離される…という絶望的な境遇に圧倒されるからです。

それと、私自身がずっと持っている疎外感や存在への不安が奥底で反応する感じがあるのです。

私自身、身体を覆う透明なバリアで世間から隔たっているような感覚がずっとあります。

もちろん、ハンセン氏病の方々の歴史的な悲劇と比較するのは不遜なことですが、業の哀しみという意味で共感的に感応してしまうのです。


今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

つらい月末

2019-02-26 | ほとほと日記
今日から3日間は仕事です。


退院や入居が連日あり、月末とも相まって3日ともとても忙しくなりそうです。

今月の残業時間は、ここ数年では最多になるでしょう。

毎朝7時半から出勤している、1時間半の「自主早出出勤」分はもちろん残業にはカウントされないので、毎日12時間は職場にいるのだなあ…とため息がでます。


慢性的な疲労の中、何か大きなミスを起こすのではないか、自分の身に急変が起こるのではないか…という不安が常にあります。

どちらも、厳しい今の時代では失職につながりかねないからです。


とにかく、一日ずつ生き延びるしかありません。


神様。
今日一日が穏やかな?ありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

アカデミー賞

2019-02-25 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


お昼ご飯を食べた後テレビを見ると、米アカデミー賞に関して報じていました。

三十代の頃まではアカデミー賞の結果はかなり気にしていて、作品賞を取った作品は必ず封切で観たものです。

でも、このところそういう事もすっかりなくなりました。

アカデミー賞の問題というより、私の好奇心エネルギー量の問題でしょうが…。


『万引き家族』が外国語映画賞を逃したのは残念なことでした。

ただ、賞は運などによるところも大きい。

あの黒澤明が、『羅生門』の名誉賞以降ずっと米アカデミー賞を取れず、老境に入ってから『デルスウザーラ』や『影武者』で外国語映画賞を受賞しました。

でも、誰が考えても『七人の侍』『生きる』『用心棒』などの壮年期の作品の方が晩年の作品より面白いし芸術的価値も高いと思います。

全盛期作品に賞を出し損なったアカデミー会員が、1970年代に再び黒澤明が映画を撮るようになって、罪滅ぼしのように授賞させた…と思えなくもない。

そう考えると、是枝裕和監督も頑張って高い質の作品を作り続ければいつかは…となるかもしれません。

尽きぬ不安

2019-02-24 | ほとほと日記
今日は3連勤の3日目です。

わずか3日の勤務なのに、「ようやく辿り着いたか…」と言う気持ちです。


昨日は新入居者の息子さんとお会いしましたが、私と同じ歳の方でした。

入居される方は母とほぼ同じ年齢です。

このところそういうケースが多く、話がしやすくなった面はあります。

ただ、皆さんバリバリと働かれているので、私の仕事ぶりが鈍いと、一転切り捨てられるのでは…と言う恐怖感もあります。

そういうとき、胸が苦しくなります。


来月のシフトが分かりましたが、4連勤が2回あります。

果たして乗り切れるだろうか…、と今から心配です。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。