ほとほと通信

独居中年の日記です。
孤立しない、させない
生き延び合う…を合言葉に、
一日ずつ生きています。


ガンバレ

2017-10-20 | 家族
今日は4連勤の4日目です。


今朝も冷たい雨が降っています。

昨日は一日中雨が降り、真冬のような寒さでした。

冷たい雨は哀しく、つらい。


色んな事が頭に浮かびます。

五年前の三月、私は四週間 休職しました。

実家に帰ると、父は実家近くにあるラーメン屋に誘ってくれました。

私は焼きそばを頼んだように思います。

父は自分が頼んだ餃子を半分、「食え」と言って私にくれました。

父は食べ物でもお金でも、すぐ家族に分けてくれました。

今は、母と兄と姉が日替わりで見舞いに行ってくれています。

私一人、遠くから色んなことを思い出してはくよくよしています。

父が元気なら、控えめに笑って「ガンバレ」と言ってくれるでしょう。

頑張らないと。


今日一日。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
父が回復し、自宅に帰れますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。
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二つの場面

2017-10-16 | 家族
今日は4連休の四日目です。



母と待ち合わせて、実家近くの総合病院に入院している父のお見舞いに行きました。
誤嚥性肺炎で入院している父は絶食10日目ですが、顔色は案外悪くありませんでした。
もうすぐ嚥下訓練が始まると言います。
簡単ではないでしょうが、持ち前の粘り腰で頑張って欲しいと思います。



このところ父との出来事を想い出すことがしばしばあります。
その中でも、2004年の二つの場面が頭に浮かぶことが多いのです。



その年の5月、もう少しで45歳になる私は、ほとんど無一文でした。
数年前に勤めを辞めて「新しい仕事を始める」と言ったものの、うまく行かなかったのです。
2003年の秋ころから再就職活動を始めましたが、履歴書をいくら送っても落とされてしまいます。

進退窮まった私は、図書館に行って「すぐ受験が出来て受かれば仕事に就ける」資格を探しました。
すると、高齢者介護のケアマネジャーの受験資格を満たしていることが分かりました。
「これを受けよう!」と思い、以前働いていた障害者施設に在籍証明書を発行してもらったりして、願書を発送しました。


試験は10月なので、それまで少しでも蓄えを作ろうと、アルバイトをすることになりました。
職場は明大前にある某銀行の「証券業務代行センター」というところで、軽作業なので簡単に採用されました。

ところが、職場の下見に行った帰り、私は財布を落としてしまったのです。
そのころの私は百円均一ショップで買った小銭入れを財布として使い、ジーンズの前ポケットにだらしなく突っ込んでいました。
ところが、それがどこを探してもないのです。
もちろん定期はもってないし、その頃はまだパスモのようなものはありません。
家に帰るには、7~8駅分を歩いて行くしかない…。

自分がどうやって実家に連絡を取ったかは覚えていませんが、恐らくテレホンカードを持っていたのだと思います。
電話に出た母に窮状を告げると、代った父が「待ってろ。金を持っていく」と言いました。
実家から明大前駅までは一時間以上掛かります。
改札を下りた父は、現金で7、8千円をくれました。

夕刻の上り方面ホームに立った父が新宿行きの電車に乗り込むのを見たとき、さすがに私は情けなく思いました。
父はそのとき、77歳でした。


その年の12月、私はケアマネジャー試験に合格することが出来ました。
それを両親に報告すると、両親ともとても喜びました。
「合格祝い」と、両親は私の自宅近くのレストランで食事会を開いてくれました。
78歳になっていた父は、私に「合格通知が見たい」と言うと、テーブルに出した通知を立ち上がって何回も写真を撮りました。
とても照れ臭かったけれど、この先の人生ようやく一筋の光を見つけた私も、内心とても嬉しく感じていました。



私は果して何かを返しただろうか…と思います。










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入院

2017-10-07 | 家族
今日は3連勤の2日目です。


昨夜、姉から「父が入院した」と言う連絡がありました。

2日くらい前から喉がゴロゴロしていたが、昨日の朝は全く飲み込みが出来なくなり、血圧も下がって来たので、訪問看護師さんに入院を勧められた…とのこと。

その後、実家に電話をすると母が出ました。

様子を聞いたのですが、疲労と混乱からか何を言っているのかよく分かりません。


今夜は夢を見ました。

若い頃の父が出て来る夢。

しっかりしなくては…と思いました。


朝、母からの電話の声は存外力強いものでした。

入院したベッドに父が大好きな訪問看護師さんが来て声を掛けると、父は笑った…とか。

家に帰りたい?と訊くと「帰りたい」、家族みんなでごはんを食べに行きたい?と訊くと「行きたい」と答えた…とか。


母の前向きな声を聞いて、私も胸の支えが少しとれました。

今日は兄がお見舞いに行くとか。

私も頑張らないと。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
父が早く回復し自宅に帰れますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。
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連携

2017-10-03 | 家族
今日は3連勤の2日目です。


昨日、母から「父さんが痰がたくさん出るようになってる」と言う連絡がありました。

高齢者にとって痰は誤嚥性肺炎や窒息の原因になります。

昨日はずっとそれが心配でした。

今朝、母から電話があり、「昨日、訪問看護師さんが来て、病院受診の手配をしてくれた」と言います。

この夏入院した病院に、今朝介護タクシーで兄と行くとのことでした。

途中、母が携帯電話を父に渡しました。

父の言葉は不明瞭でしたが、声には思いのほか力がありました。

父が家族や地域の専門職に繋がっていることを改めて実感し、嬉しく思いました。


私の方は、昨日は七時半まで仕事をし、今日も明日も早くは帰れそうにありません。

月初めは定時に上がれることもある…と言う時期もありましたが、もうそんな日はしばらく訪れないでしょう。

そう考えると、この先の勤務に自信をなくしかけています。


それだけに、朝の電話が嬉しく思いました。

涙が少し滲みました。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。
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ベイエリア演奏会

2017-09-30 | 家族
今日と明日は仕事はお休みです。



今日は、年に一度の、兄が所属する合唱団の定期演奏会に行ってきました。

毎年秋にあるこの演奏会は、いつも母と姉と一緒に鑑賞をしています。
でも、今年は母にも姉にも所用があり、私一人で行くことになりました。


会場の第一生命ホールが入る晴海アイランドトリトンスクエアの最寄り駅は、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅です。
地下鉄の駅から地上に上がると、巨大な高層ビルがあちこちに建ち並び、何やら異様に感じました。
東京23区間でも地域格差が広がっているとは良く聞きますが、その中でも中央区は、千代田区、港区と並んで特に再開発投資に力が入っている…と言われます。
私はお上りさんのような気分になり、緊張を覚えました。

会場には水路に架かったドーム型の橋を渡るのですが、その中に「歩く歩道」があるのもモダンな印象です。






ホールはまだ出来て間もない…と言うキレイで明るいものでした。
本当は屋内撮影禁止なのですが、内緒で一枚撮りました。





今日の演目は、ヘンデルの『メサイア』です。

プログラムに「二時間を超える大曲」とあるのを読み、私は内心で(マズイ)と思いました。
前夜は夜の10時まで仕事をして疲れていることもあり、寝てしまうかも…と案じたのです。

ところが、演奏が始まるとなかなか面白く聴くことが出来ました。
兄が所属する合唱団は36年という長い歴史があるものの、いわばアマチュアの愛好会です。
でも、今日客演した歌手も管弦楽団も一流のプロフェッショナルばかりで、私のようなクラシック音楽に疎い者でも、「生の演奏は良いな」と感じさせるだけの力量があるのです。
失礼ながら、そんなに多額の報酬を払うことは出来ないだろうに、このような演者に出てもらえるのは、よほどしっかりした運営をしているのだろうな…と感心しました。

特に、誰もが知っている『メサイア』のハレルヤコーラスのさわりである、

♬ ハーレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ、ハーレルヤー ♫

と言う箇所に来ると、ハッキリと感動しました。
私以外の聴衆も「合唱団員の家族や友人」が多いと思われ、クラシック音楽に対する造詣関心は私と五十歩百歩の方がかなりを占めているのは確実でしたが、同じように感動していることが伝わり、ハレルヤコーラスが終わると万雷の拍手が沸き起こりました。

午後一時半に始まった演奏会が終演したのは午後四時四十五分でした。
途中、二十分の休憩を挟み、最後に何度かカーテンコールがあったものの、優に二時間半を超える演奏でした。
兄が合唱団員でもなければ、私が自主的にこれほど本格的な演奏会に来ることはまず考えられません。
そういう意味では、実に得難い一日だった…と思います。


外に出ると、陽がかなり傾いていて、巨大なビル群に翳が掛かっていました。












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