ランニングから帰って来ても、不安は収まらなかった。
横になるとますます不安になり、何度も声を挙げた。
夕方には歯医者に行かなければならない。
布団に座り、腹に力を入れた。
頭がクラクラするのは、ホルモン補充療法の副作用だ。
自分のブログを読み返して、いかに母や姉、友人たちが自分を応援しているかと思った。
私は自分がない。
自分がこうなるために頑張る…というイメージが子供のころから抱けなかった。
ただ、いつでも強烈な予期不安はあり、その回避のために必死になった。
今は、家族にこれ以上迷惑を掛けないため…というのが、頑張るための一番の動機付けだ。
もっと強い心を持ちたい。
どうすればそうなれるのだろう。