Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

デコラのプレーヤー(2)

2014-01-03 13:04:14 | デッカ デコラ
デコラのプレーヤーはコラーロとガラードがあり、ガラードでも数種類あります。初期はコラーロだと思いますがK氏によれば耐久性に問題があり、入手難のBRIMAER 8D8と共にデコラの弱点とのことです。またプレーヤーによってプレーヤーボックスの配置も異なっています。(画像を一部webから拝借しております。問題があればお手数ですがご連絡ください)
これは初期のコラーロによるデコラです。左側にありボードより一段下がっています。

他の画像ではこの下がったボードは独立しており緩衝材があるのかもしれません。


ガラード301のは位置がセンターに移っています。またサブボードとの境目はテーパー処理となりゴージャスな雰囲気です。高価な301への配慮でしょうか??コラーロの故障で301に置き換えられたのも多いと聞いています。


この画像でもサブボードを固定しているネジなどは見当たりません。なんらかの緩衝材の上にあるように思います。
(もし所有者の方でこれらのサブボードを揺らしての情報があればご報告いただけましたら幸いです)
これはガラードオートチェンジャーtypeAで301と同じ配置のようです。

しかし長いスピンドルで蓋が閉まるのでしょうか?それともオートチェンジャーの時のみ長いスピンドルを使うのでしょうか?

さてうちのデコラですが、、
・プレーヤーはGarrard Lab 80 Automatic Turntable Record Player
・正面のプレーヤーの扉の鍵穴が無く本来内側の正面にある(コラーロとガラードとでは位置が異なります)エンブレムが張り付けてある。正面板の裏側には鍵のユニットをはずして埋め込んだ跡がある。
・正面の横板は黒のフェルトを貼った横幅のあるものだがうちのは板一枚。ただし錠が飛び出る所を含めて端から端までツキ板が貼ってある。同様に受ける扉の蓋側もフェルトが貼ってある。
・ボードは本来の位置から深い位置に移動している。


このボードの裏にはなんとこんなシールがありますので国内に輸入されてから加工されたボードです。

ガラードLab80プレーヤーの状態はとても綺麗です。動きのスムーズさなどから良好と思われます。

以上の事から推測されるのは
・もともと別のプレーヤーが付いていたが何らかの事情で取り替えられた。同型であれば問題ないが寸法が異なっていたのでボードと枠を作り直した。Garrard Lab 80 Automatic Turntable Record Playerのボードからの高さは80数ミリあるためボードを低くするかサブボードを作成しメインボードに方形の穴を開ける必要があるが前者を選択した。
・鍵は不具合が生じたかで撤去されその痕跡が注意深く消された。
・緩衝装置はプレーヤー付属のもので十分と判断され、ボード側には用いられなかった。
とまあ全く的外れか、興味の無い人には「何のこっちゃ」の内容です。
でも一つ言える事はこれらを実行された方はかなりの腕の立つプロの方で、デコラに愛情を持って接していただいたということです。


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