kimitsuku独り言

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ひとりブツブツ独り言

『七人の侍』と『荒野の七人』

2010年10月03日 | 日記
        
 終了間際のエコポイントに釣られて、居間のテレビを買い換えた。
今までより一回り大型で、ドデ~ンと鎮座している様は頼もしくもあり
場所塞ぎでもあり…しかし流石に迫力あり、野球やサッカーの中継は
スピード感&臨場感が楽しめる。FIFA南アフリカ大会の録画を何度も
繰り返し観ているが、まぁフォルラン・ゴールの素晴らしいこと
 ところで最近『七人の侍』と『荒野の七人』が、前後して放送された。
ご存知の黒澤作品『七人の侍』は、アメリカ西部劇を参考に日本の戦国
時代を舞台にしたアクション時代劇で、私が最も好きな邦画の一本。
ラストの野武士との決戦シーンは何回見てもすごい迫力だが、42インチの
大型画面では一段と人馬一体となり、馬の荒々しい呼吸まで感じられた。
50数年前の映画とは思えない高い完成度で、愛し続けられる黒澤作品だ。
        
 『七人の侍』から6年後にリメイクされた『荒野の七人』は、これもまた
評価の高いアメリカ西部劇。男たちは武士とガンマン、武器は刀剣と銃の
違いはあるが、悪党に苦しむ農民を助け平穏を取り戻すシナリオは一緒。
面白いのは登場する人物、日米のヒーロー像の違いが興味深い。
七人を束ねるリーダー勘兵衛とクリスを初め、命知らずの男たちが貧しい
農民たちのために激しい戦いを繰り広げる。当然、アクション場面も多く
大型画面が生きる場面展開に、息を呑んで見入ってしまった。
黒衣装のユル・ブリンナーが、これまた格好いい
志村喬の沈着冷静な勘兵衛も良いが、ガンベルトを付けたブリンナーの
歩き姿の美しさには、敵わないかも…。
大型テレビ購入で思いがけず日米映画比較論、これからも楽しみです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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すてきな時・・ (ミイバーです)
2010-10-04 11:07:31
おなじ時代をそれぞれの場所でおなじような時間を思いを過ごしたものとして手にとるようにわかる気がいたします。
今、観られても妙に新鮮であり色あせないのは作る人の映像への細やかな心配り気配りが撮られる人へ反映、それに答える努力の賜物があのように素晴らしい作品となってうまれるのでしょうネ。
これからはタノシミ倍増テレビくん、益々活躍しそう合間でストレッチ
良いモノは残る… (kimitsuku)
2010-10-04 17:40:34
コメント有難うございます。
昔から映画が好きで、名作駄作おかまいなく良く見ていましたワ。
かなり成人向けの、アブナイのも見ていたような…
思えば映画全盛時代の作品は資金も時間も掛けて、
後世に残る名作がたくさん作られたと思います。
甘く切ない恋愛モノも良かったけれど、黒澤映画は今の時代でも見応えありますよねぇ

日ハムは負けちゃったけれど日本シリーズは矢張り楽しみ。いったいGの調子はどうなのヨ
でも、テレビばかりに齧りつかず、合間にはストレッチにも励まなくちゃですよネ。

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