今年度も介護福祉士を目指す人のための、技術講習会が行なわれています。
高齢者施設や病院などで介護業務に携わる傍ら、32時間の授業を受けることは
そう簡単なことではありません。多忙な勤務を終えて駆け付けた受講者の中には
思わず知らず居眠りする人もおり、時には鼾さえ聞こえてくる始末です。
この暑い時期、働きながら学ぶ厳しさは自分にも経験がありますが、寝かせて
おく訳にもいかず、此処は筆記試験に出そうだからしっかり覚えて…など声を大きく
張り上げると、バッチリ目覚めてくれます。
講義1時間の後は演習時間。日頃から身体を動かす仕事なので、多くの受講者は
演習時間になると甦ったように元気になります。様々な障害を持つ人への介護技術を
習得し介護される立場も経験して、より安心安全な方法を考える機会にして貰います。
32時間の講習を終えて修了証を受け取った受講者たちは、今日からまた職場に戻り
高齢者や心身障害者の生活を介護・支援していることでしょう。
参加者のひとりに、受講動機を尋ねたところ「仕事に自信とプライドを持ちたいから」と
答えていました。介護は単なる生活上のお世話ではありません。個々人の状態や願い
想いを把握し、より良い人生を送って頂くためのサポーターなのです。
介護のプロを目指し頑張っている多くの人々へ、心から熱いエールを送ります。
晴れて資格を頂きながら「自信とプライド」からの挫折って何%位あるものでしょうか?職場に戻り壁にぶつかったり、その中からの悟ったりと葛藤するでしょうが頑張ってほしいものですね。プロを目指したみなさんとkumitsukuさんの多分に楽しい講師ぶりのエール
早いもので此のブログも、そろそろ2年目に入ります。
いつも読んで頂き、温かいコメントを有難うございます。
介護って何?…を教えていますが、相手によって内容を噛み砕いて説明するとか
実務経験から事例を選んで現場向きに説明するとか工夫しています。
介護って面白い…と、思って貰えるのが一番ですね。
社会的に益々必要とされる介護のプロたち、明るく元気に頑張って欲しいものです。
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