ごっとさんのブログ

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ブリスベン国際 錦織準優勝

2017-01-11 10:42:15 | テニス
今年の初戦であるブリスベン国際テニス(ATP250)が終わりました。

準決勝以後はWOWOWもライブ中継になったのですが、いろいろあり録画して後からゆっくり見ました。この辺りもテレビ中継の良いところです。前回準々決勝は楽勝だったことを書きましたが、いよいよ準決勝は第2シードのワウリンカ戦となりました。

ワウリンカはむらのある選手で、良い時は世界一と言われる片手バックがビシビシ決まり、ほとんどミスも出ません。ところがちょっと調子が悪いと、ミスを連発して簡単に負けてしまいます。

この日のワウリンカは絶好調ではないものの、いいテニスをしていました。自分のサービスゲームは簡単にとり、錦織のサービスゲームはジュースまでもつれこみ、それでも何とかキープするという危ない展開でした。この状態は1セットの間中変わらず、ブレークできそうな気配はないのですが、やっとのことでキープするが続いていました。

それでもなんとか6-6のタイブレークまで行きましたが、流れからするとこれを錦織がとるのは難しいだろうと思っていました。ところがベテランのワウリンカが緊張したのか、急にミスが出てきました。これを錦織がうまくつきこのタイブレークをものにし、1セットを先取したのです。

2セットはワウリンカがこの悪い流れをそのままに、ミスの多い試合となりました。錦織が簡単にサービスキープをしているのに、ワウリンカのほうが苦戦を強いられるようになったのです。これで錦織がリードし、最後までこれを保ち6-3で見事勝利しました。

そして決勝の相手はなんとディミトロフとなりました。今大会第1シードのラオニッチは、準々決勝でナダルに逆転勝ちし波に乗っていますので、当然決勝に来ると思っていました。この準決勝も見ていましたが、ディミトロフがそれほど良いとは思えないのに、簡単に負けてしまいました。この辺りがテニスの難しさと面白さかもしれません。

決勝戦が始まると、どうも錦織のショットに切れがないように感じました。なんとなくディミトロフ有利のまま進み2-6でこのセットをとられてしまいました。それでも2セットは錦織が盛り返し、ディミトロフも集中力が落ちたのかあまり精彩がなく、錦織が6-2取返しファイナルセットに入りました。

ところがファイナルセットは強いはずの錦織の動きが悪いのです。ミスが続いてブレークを許し、そのまま3-6で取られてしまいました。後からわかったのですが、セット間に錦織はトイレブレークを取ったのですが、この時臀部のけがで治療を受けていたようです。

残念ながら初戦初勝利にはなりませんでしたが、それでも準優勝ですので、しっかり復調して来週の全豪オープンに期待しています。